JP2531958Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2531958Y2
JP2531958Y2 JP6073691U JP6073691U JP2531958Y2 JP 2531958 Y2 JP2531958 Y2 JP 2531958Y2 JP 6073691 U JP6073691 U JP 6073691U JP 6073691 U JP6073691 U JP 6073691U JP 2531958 Y2 JP2531958 Y2 JP 2531958Y2
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socket
lamp
bulb socket
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JPH056517U (ja
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維保 遠藤
文宏 川口
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は灯具ハウジングに設けた
ソケット取付口に電球ソケットを嵌合支持させて灯具ハ
ウジング内に電球を配設する車両用灯具に関し、特に灯
具ハウジングの背面形状に大きな凹凸が存在する車両用
灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用灯具の一例を図6
に示す。同図において、灯具ハウジング1は灯具ボディ
2と、この灯具ボディ2の正面開口に固着されるレンズ
3と、背面開口を塞ぐバックカバー4とで構成され、灯
具ボディの背面側からソケット等を用いて灯具ハウジン
グ1内に各種電球を支持させている。この例において、
クリアランスランプを構成する電球17を支持する電球
ソケット20は、その一部にバヨネット構造のソケット
取付部23を設け、これを灯具ボディ2に開設したソケ
ット取付口19内に挿入させ、電球ソケット20をソケ
ット軸回りに少角度だけ回動させることで、ソケット取
付部23をソケット取付口19に嵌合させてソケットの
支持を行うように構成される。
【0003】ところで、灯具ハウジングの背面に大きな
凹凸が存在し、かつその凹部に形成されたソケット取付
口に電球ソケットを支持させる構造の車両用灯具の場合
には、通常の短い電球ソケット長では電球ソケットの基
部が凹部内に位置されるため、この基部を掴んで電球ソ
ケットを灯具ハウジングに着脱操作するための操作が困
難になる。このため、従来では電球ソケットの取付部か
ら基部にかけての長さを充分に長く設計し、その基部が
灯具ハウジングの凹部から突出させるように構成し、こ
れにより、電球ソケットの基部を灯具ハウジングの凹部
内から後方に突出させて電球ソケットを回動操作するこ
とでができるように構成することが行われている。即
ち、図6の例では、電球17を支持する電球ソケット2
0を細長く形成し、灯具ボディ2の凹部に設けたソケッ
ト取付口19に嵌合させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用灯具では、電球ソケット20の全体の
長さが大きくなると、図に仮想線で示すように、灯具ハ
ウンジング1のソケット取付口19の軸線に対して電球
ソケット20の軸線が傾いた状態での嵌合が行われ易く
なり、この状態でバヨネット嵌合を行わせると、ソケッ
ト取付部23に無理な力が加えられてこの部分が破損さ
れ、かつ信頼性の高い電球ソケットの支持が行われなく
なるという問題がある。又、電球ソケットの取付部23
から基部迄の長さが長くなると、電球ソケット20を正
しく嵌合支持させた後でも、基部に加えられる外力がて
この作用によって増幅されてソケット取付部23に伝え
られ、その外力によってソケット取付部23に大きな力
が生じてこの部分が破損され、電球ソケットが脱落され
るおそれが生じるという問題もある。本考案の目的は長
寸に構成した電球ソケットを灯具ハウジングに正しく嵌
合支持させるとともに、外力による電球ソケットの取付
部の破損や脱落を防止することを可能とした車両用灯具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用灯具は、
灯具ハウジングの凹部に設けたソケット取付口に嵌合支
持させる電球ソケットの基端に、電球ソケットの半径方
向に突出する係止片を一体に設け、この係止片を灯具ハ
ウジングに設けた固定部に固定させるように構成する。
【0006】
【作用】本考案によれば、電球ソケットに設けた係止片
を灯具ボディに固定するため、電球ソケットに加えられ
た外力によってソケット取付部に大きな力が加えられる
ことはない。又、係止片に切欠きを設けて軸部に係合さ
せるよう構成することで、電球ソケットを装着する際の
軸転操作によって固定部への固定操作を行なわせる。更
に、案内フランジで電球ソケットを案内し、電球ソケッ
トを正しく嵌合させる。
【0007】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図2は本考案の車両用灯具の一実施例の正面図、図
3はその平面図、図1は図2のA−A線に沿う拡大断面
図であり、ここでは本考案を車両右側のコンビネーショ
ンヘッドランプに適用した例を示している。このコンビ
ネーションヘッドランプの車両右側にはターンシグナル
ランプが配置されるが、その図示は省略している。これ
らの図において、1は灯具ハウジングであり、灯具ボデ
ィ2と、その正面開口に取着されたアウターレンズ3
と、灯具ボディ2の後面開口を塞ぐバックカバー4とで
構成される。前記灯具ボディ2は、背面形状が凹凸の大
きな形状とされ、車両中央側にはハイビームランプ5が
構成され、その外側にはロービームランプ6が構成され
る。
【0008】ハイビームランプ5は、灯具ボディ2内に
リフレクタ7が固定され、このリフレクタ7の中央部に
対応する灯具ボディ位置にはソケット取付口8が開設さ
れ、ここにバヨネット構造のソケット取付部を有する電
球ソケット9が嵌合支持され、リフレクタ7の焦点位置
に電球10が支持される。又、ロービームランプ6は全
体を楕円球状をしたランプアッシーとして構成され、前
記灯具ボディ2に嵌合取着されている。このランプアッ
シーは、楕円球状をしたリフレクタ11と、このリフレ
クタ11の前面に取着されたレンズ12とでアッシーハ
ウジングを構成し、リフレクタ11の中心部に設けた開
口14に取着した電球取付具15でアッシーハウジング
内に電球13を支持している。又、電球13とレンズ1
2との間にはシェード16が配置される。
【0009】更に、前記ハイビームランプ5とロービー
ムランプ6の間にはクリアランスランプを構成する電球
17が配設される。即ち、前記リフレクタ7の一部に開
口18を設け、この開口18に臨む灯具ボディ2の一部
にはソケット取付口19が開設される。このとき、ソケ
ット取付口19は前記各ランプ5,6に挟まれた位置で
あるため、灯具ボディ2の背面に生じる大きな凹凸の凹
部に開設されることになる。そして、このソケット取付
口19には、全体を細長い筒状に形成した電球ソケット
20を嵌合させ、この電球ソケット20の先端部に支持
させた前記電球17をリフレクタ7の開口18内に配置
させている。
【0010】前記電球ソケット20は、図4に斜視図を
示すように、筒状をしたソケット本体21の先端部に、
詳細は省略する電球支持部22を設け、ここでは無口金
電球からなる前記電球17を支持している。又、この電
球支持部22に近接する位置には、バヨネット構造のソ
ケット取付部23を設けている。このソケット取付部2
3は、ソケット本体21と一体に設けた円形のフランジ
24と、このフランジ24の前側の円周複数箇所に設け
た楔状の突起25とで構成され、灯具ボディ2に設けた
ソケット取付口19に突起25を挿入させた上で、ソケ
ット本体21をソケット軸回りに少角度回動させること
で、ソケット取付口19を突起25とフランジ24との
間に挟持させて電球ソケット20を灯具ボディ2に嵌合
支持させるようになっている。
【0011】又、ソケット本体21はその基部が灯具ボ
ディ2の凹部から突出されてその軸回り方向の操作が可
能な長さとされ、その基部には比較的に大径の円形をし
た案内フランジ26と、これと軸方向に若干離れた位置
の円周一部において半径方向に突出された係止片27が
夫々設けられる。前記案内フランジ26は、電球ソケッ
ト20が正しく灯具ボディ2に嵌合支持されたときに、
その周縁が隣接する灯具ボディ2の凸部、この例ではロ
ービームランプ6を画成する灯具ボディ2の凸部2aの
側面に当接されるように形成する。又、前記係止片27
の一側には切欠き28を形成して係止片27をフック状
に構成し、前記灯具ボディ2の凸部2aの背面台部2b
に設けられた軸部、この例では灯具ボディの凸部に背面
方向から螺合されたボルト29に嵌合されるようになっ
ている。尚、この実施例では、電球ソケット20の基部
にはコネクタ部30が設けられ、図外のコネクタが嵌合
され、電球17との電気接続を行うように構成されてい
る。
【0012】この構成によれば、図1に示されるよう
に、クリアランスランプを構成する電球17を支持させ
た電球ソケット20を灯具ボディ2に装着する際には、
電球ソケット20の先端側を灯具ボディ2のソケット取
付口19に挿入させ、軸回り方向に少角度軸転操作する
ことで、バヨネット構造により嵌合支持させることがで
きる。そして、このとき、図5に示すように、電球ソケ
ット20の基部に設けた案内フランジ26の周縁部を隣
接する灯具ボディ2の凸部2aの側面に当接させること
で、この案内フランジ26をガイドとして電球ソケット
20の軸線をソケット取付口19の軸線に一致させるこ
とができ、電球ソケット20が傾いた状態でソケット取
付口19内に挿入させることが防止される。
【0013】又、挿入させた後は、電球ソケット20を
軸回り方向に少角度回動させると、係止片27に設けた
切欠き28がボルト29の軸部に係合され、この係合に
より以後電球ソケット20の基部が軸と直角な方向に移
動されることが防止される。尚、この係合後にボルト2
9を締結して係止片27を灯具ボディ2に固定すれば、
電球ソケット20の変動を確実に防止することが可能と
なる。
【0014】したがって、電球ソケット20とソケット
取付口19の軸線を一致させた状態で軸転操作させるこ
とで、取付部23と取付口19の間に無理な力が生じる
ことはなく、取付部の破損を防止するとともに、正常な
嵌合支持が可能となる。又、嵌合支持させた後は、係止
片27とボルト29との係合により基部が固定されるた
め、電球ソケット20の基部に外力が加えられても基部
が移動されることはなく、取付部に外力が影響すること
はなく、電球ソケットの脱落が防止される。
【0015】尚、電球ソケットに形成する案内フランジ
26は、ソケット軸を中心にした円形の一部、即ち円弧
状(扇状)をしたフランジとして形成してもよい。又、
ソケットの係止片27には切欠き28に代えて穴を設
け、この穴にねじを挿通させて灯具ボディに固定するよ
うにしてもよい。或いは、切欠き28に係合する軸部を
スタッドピン等で構成し、ばね手段等を併用して突片を
ロックさせるように構成してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、電球ソケ
ットの半径方向に突出する係止片を一体に設け、この係
止片を灯具ハウジングに設けた固定部に固定させるの
で、電球ソケットに加えられた外力によってソケット取
付部に大きな力が加えられることはなく、取付部の破損
を防止し、かつ電球ソケットの脱落を防止することがで
きる。この場合、係止片に切欠部を設けることで、電球
ソケットを灯具ハウジングに嵌着すべく軸回り方向に回
動させたときに切欠部が灯具ハウジングに設けた固定部
の軸部に係合でき、固定操作を容易に行うことができ
る。又、電球ソケットの外周に円弧状の案内フランジを
一体に設け、その周縁部を灯具ハウジングの側面に当接
させることで、電球ソケットと取付口の軸線を一致さ
せ、電球ソケットを正しく嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用灯具の一実施例を示し、図2の
A−A線断面図である。
【図2】本考案の車両用灯具の一実施例の正面図であ
る。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本考案にかかる電球ソケットの斜視図である。
【図5】電球ソケットの取付状態を示す背面方向からの
斜視図である。
【図6】従来の車両用灯具の一例の一部を破断した平面
図である。
【符号の説明】
1 灯具ハウジング 2 灯具ボディ 3 アウターレンズ 17 電球(クリアランスランプ) 19 ソケット取付口 20 電球ソケット 23 取付部 26 案内フランジ 27 係止片 28 切欠き 29 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸の大きな背面形状の灯具ハウジング
    を有し、その凹部に設けたソケット取付口に電球ソケッ
    トを嵌合支持させる車両用灯具において、前記電球ソケ
    ットの基端には電球ソケットの半径方向に突出する係止
    片を一体に設け、この係止を灯具ハウジングの一部に固
    定させるように構成したことを特徴とする車両用灯具。
JP6073691U 1991-07-08 1991-07-08 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2531958Y2 (ja)

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JPH056517U JPH056517U (ja) 1993-01-29
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