JP2531542B2 - 植栽装置 - Google Patents

植栽装置

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JP2531542B2
JP2531542B2 JP2217096A JP21709690A JP2531542B2 JP 2531542 B2 JP2531542 B2 JP 2531542B2 JP 2217096 A JP2217096 A JP 2217096A JP 21709690 A JP21709690 A JP 21709690A JP 2531542 B2 JP2531542 B2 JP 2531542B2
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栄一 田島
良昭 後藤
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Tajima Roofing Inc
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、屋上、バルコニー、ベランダ等で植物を
栽培するための植栽装置に関するものである。
[従来技術と解決すべき課題] 屋上、バルコニー、ベランダ等の空間を利用しての植
物の植栽は、プランター、植木鉢等を利用してなされる
が、面積が広くなるとプランターあるいは鉢毎の管理が
非常に煩雑なものとなり、まして、庭園と称せるほどの
大規模本格的な植物の植栽は不可能である。
近時、建造物の屋上その他の空間に大規模に植物を植
栽して都市における無機空間の緑化を図る試みが盛にな
されるようになっている。
このようなとき、多くの場合は、建造物その他のスラ
ブ面の防水層上に押えのコンクリート層を形成し、この
上に、植栽層として、砂、砂利、客土等を積層して植物
を植栽するようにしている。
しかしながら、前記コンクリート層、植栽層の重量が
非常に大きくなり建造物に悪影響を与えるばかりでな
く、植物の栽培環境も良好なものが得られない。
すなわち、このような従来の植栽層では、水の保持、
給排の調節が適正になされ難く、降水、撤水時の過剰水
分による根腐れ、あるいは逆に水分保持能力の不足によ
り容易に植物の枯死を招来しがちである。
[課題を解決するための手段] この発明は、 装置底部に設けられる防水層と、 植物の毛根等の装置外への侵出を防止するために前記
防水層上に張設されるルートガードと、 このルートガード上に張設される保水層と、 保水層上に設けられ、上方から浸透する雨水等を保持
・排水しあるいは前記保水層から水分を植物の根部に供
給するための保水給排水手段と、 この保水給排水手段上に張設され、客土層からの土砂
等の保水給排水手段への侵入を防止するためのフィルタ
ー層とで、 植栽装置を構成して、建造物の屋上、バルコニー、ベラ
ンダ等に直接植物を植栽できるようにして上記従来の課
題を解決しようとするものである。
[作用] この発明において、降水、撤水時における水は植栽層
から浸透して保水給排水手段にいたり、ここで適量保持
され、過剰な水分はこの保水給排水手段を介してその下
面に設置される保水層に排水されてそこで適宜保持され
る。
そして、乾燥時には、保水層の水が、保水給排水手段
を通して水蒸気として上昇して客土層等の植栽層におけ
る植物の根に自然に給水されることになる。
このようにして、植物に対して、常時適切な給排水が
なされることになる。
[発明の実施例] 図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
第1図ないし第4図は、この発明の1実施例を示す図
である。
第1図において、 1は、建造物の屋上のコンクリートスラブS面に貼設
される防水層であり、この防水層1の上面には、植物の
毛根等の防水層への侵出を防止するためのルートガード
としての樹脂板材2が張設されている。
3、4は、それぞれ樹脂フィルムと繊維マットであ
り、この繊維マット4は後述のように過剰水分に含浸さ
れ水分を貯溜保持するようになっており、防水性の樹脂
フィルム3と繊維マット4によって、保水層が形成され
ている。
5は、保水給排水手段としての樹脂性のドレイン板
で、全面にわたり円錐台形状の凸部51とほぼ円錐形状の
凹部52が交互に連続して多数形成され、凸部51の平面頂
部は、透水孔を有している。
6は、後述の植栽層とドレイン板5との間に介装され
る不織布等のフィルター層で、植栽層の土砂等がドレイ
ン板方向に流出するのを防止するようになっている。
7、8は、それぞれフィルタ層上に設けられる砂利層
と客土層で、これら砂利層7と客土層8とによって各種
植物等が植立される植栽層が構成されることになる。
次に、上記構成にもとずいて、この実施例の作用を保
水給排水手段としてのドレイン板の作用を中心に第2図
ないし第4図によって説明する。
植栽層に対する降水、あるいは撤水により、水の一部
は、植栽層に含浸保持され、他はフィルター層6を通過
してドレイン板5に落下して凹部52に貯溜される。(第
2図参照) ドレイン板5に至る水の量が多く、凹部52において収
容しきれない場合、水は凸部51の頂部に設けた透水孔51
aを通り保水層の繊維マット4において吸収され保持さ
れる。
なお、供給される水の量が、上記の吸収量を越えると
きは、水は凹部52によって形成される通路を通って適宜
排水されるようになっている。
そして、植栽層における水の保持量が減少して、乾燥
するような場合には、保水層の繊維マット4に保持され
た水が水蒸気としてドレイン板5の凸部51の透水孔51a
を通り植栽層に到達して、適宜水分を補給することにな
る。(第3図参照) なお、各凸部51の内側部分は、相互に連通しているた
め、常時は、通気路となり植物の根に新鮮な空気が供給
されることになり(第4図矢符参照)各種の病害虫を防
止することができる。
第5図および第6図は、この発明の他の実施例を示す
図である。
この実施例において、保水給排水手段としてのドレイ
ン板5の凸部51aの形状が断面正方形をなし、第5図に
示すように凸部としての形状はほぼ立方体に形成されて
いる。
この他の構成は、前述の実施例と同一である。
凸部の形状を、前述のようにした結果、ドレイ板5の
頂部面積が増大するので、荷重強度も増し、第6図に示
すように4m程度の樹脂、築山、池等の造成が可能とな
り、場合によっては、車の走行も可能である。
[発明の効果] この発明は、以上述べた構成作用により、装置上の客
土層等の植栽層に植立された植物に対し適正な給水をな
すことができる一方、軽量なので屋上、ベランダ、バル
コニー等に設置しても荷重負担が少なく、施工も容易な
うえコストも低廉である。
また、この発明によれば、供給された水を保持し、こ
れを適宜、必要に応じて表面に浸出させるので、植物に
使用する水の使用効率は極めて高く必要最小限の量で成
育が可能である。
このため、乾燥地において、この発明に係る植栽装置
を地表から適当な深さのところに埋設すれば少量の水で
作物を成育させることができ地球の砂漠化に対する有効
な対策となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の1実施例を示す縦断面図、第2図
ないし第4図は、いずれも同上実施例に係るドレイン板
の作用説明図、第5図は、この発明の他の実施例におけ
るドレイン板を示す斜視図、第6図は、同上の使用状態
を示す断面図である。 図において、 1……防水層 2……ルートガード 3……防水フィルム(保水層) 4……繊維マット(保水層) 5……ドレイン板(保水給排水手段) 51……凸部 51a……透水孔 52……凹部 6……フィルター層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物の屋上等に設置される植物の植栽装
    置であって、 装置底部に設けられる防水層と、 植物の毛根等の装置外への侵出を防止するために前記防
    水層上に張設されるルートガードと、 このルートガード上に張設される保水層と、 保水層上に設けられ、上方から浸透する雨水等を保持・
    排水しあるいは前記保水層から水分を植物の根部に供給
    するための保水給排水手段と、 この保水給排水手段上に張設され、客土層からの土砂等
    の保水給排水手段への侵入を防止するためのフィルター
    層とで、 構成したことを特徴とする植栽装置。
  2. 【請求項2】前記保水給排水手段は、凸部と凹部とが連
    続して形成され凸部の頂部には透水孔を具えた樹脂性の
    ドレイン板で構成したことを特徴とする請求項1記載の
    植栽装置。
  3. 【請求項3】前記凸部と凹部の断面は円形に、また凸部
    は、その頂部を平面状に形成したことを特徴とする請求
    項2記載の植栽装置。
  4. 【請求項4】前記凸部の断面は、角形としその頂部は平
    面に形成したことを特徴とする請求項2記載の植栽装
    置。
  5. 【請求項5】前記保水層は、繊維マットとこの下面に張
    設される防水フィルムとで構成したことを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載の植栽装置。
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