JP2531469B2 - ウエザ―ストリップの成形方法 - Google Patents

ウエザ―ストリップの成形方法

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JP2531469B2
JP2531469B2 JP7144754A JP14475495A JP2531469B2 JP 2531469 B2 JP2531469 B2 JP 2531469B2 JP 7144754 A JP7144754 A JP 7144754A JP 14475495 A JP14475495 A JP 14475495A JP 2531469 B2 JP2531469 B2 JP 2531469B2
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weather strip
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lip
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政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装着用のトリム部から
延出したシールリップを備えており、且つトリム部がコ
ーナー装着用に湾曲されてシールリップが拡開された形
態のウエザーストリップの成形方法に関するものであっ
て、コーナー部を有するウエザーストリップ、特に、自
動車のラゲージウエザーストリップ、クオータウインド
ウエザーストリップ、及びオープニングトリムウエザー
ストリップの製造に好適に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】装着用のトリム部から突出したシール部
を有する押出成形ウエザーストリップに於て、装着時に
湾曲せねばならないコーナー部には、予じめシール部の
みにコ字形のカットをその先端部から形成した後、所望
の湾曲形態にしてシールのカットを拡開した状態で金型
にセットし、カットに型成形材を注入して型成形部を一
体形成することが行なわれている(例えば、特開昭63
−290714号公報、特開昭59−77939号公報
参照)。
【0003】図6(A)及び(B)は、このような従来
の手法をラゲージウエザーストリップに適用したもので
あって、該ウエザーストリップは、インサート8を内挿
した装着用のトリム部2と、ラゲージドアの当接する中
空リップ32と、トリム部の外側面下端から外方に突出
したシールリップ4とを有している押出成形品であり、
コーナー部に型成形部63が一体成形されている。
【0004】型成形部63の形成は、図6(B)に示す
如く、真直状態のウエザーストリップに於て、コーナー
部に相当するシールリップ4にリップ先端縁41から基
部42まで等長Lでコ字状に打抜いてカット53を施
し、所望のコーナー部形態に湾曲してカット53を拡開
した状態で金型にセットして、この拡開されたカット5
に型成形材を注入して押出成形部と一体に結合させ
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、トリム部内方
に小さな保持リップ9を備えたウエザーストリップにあ
っては、保持リップの必要硬度、及びウエザーストリッ
プの組付け保持性等の観点から押出成形材にはかなりの
硬度を必要とすること、型成形材は複雑なキャビティ形
状内への流動性の観点からあまり硬度が上げられないこ
とから、結局、押出成形材のソリッドゴムよりも型成形
材のソリッドゴムの方が硬度が低い(柔らかい)。
【0006】また、図6(A)の如く、コーナー部を湾
曲した状態でシールリップのカット53に型成形
3を施しても、金型から外した後はトリム部の矢印F
1 の復元力が作用して、押出成形部より柔らかい材料で
出来ている型成形部63に圧縮応力が作用する。
【0007】その結果、型成形によって所定形状を付与
した製品は、時間経過により型成形部63の外縁部に、
特に型成形部の押出成形部近傍に、表裏に屈曲膨出した
しわ10が発生して、湾曲形態自体も型成形時よりも曲
率半径が大となってR形状が大な状態(曲げ形状が少し
戻った状態)で安定化する。
【0008】従って、その後のボデーへの組付けでは、
幾分復元した湾曲形態を再び金型と同じ所期の形態に戻
すこととなるが、放置期間中にしわ10がくせ付けされ
たために、しわ10が永久歪として残存し、結局コーナ
ー部のボデーへの組付けによってしわ10を有するシー
ルリップに拡開作用によるめくれ上り現象を生じて、シ
ールリップのコーナー部のみはボデー面に適正に追従し
なかった。
【0009】本発明は、押出成形材よりも柔らかい材質
で型成形する上述のウエザーストリップにあって、新規
成形方法によって型成形し上述の如き課題を解消する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】例えば図4
(A)及び(B)に示す如く、トリム部2及びトリム部
外側から外方に延出したシールリップ4を備えた押出成
形ウエザーストリップに於て、シールリップ4に先端4
1のカット長G1 が基部のカット長Lよりも小さな形状
のカット51をカット形成し、次いでシールリップ4の
先端に形成されたカット51を拡開しながらトリム部を
所望のコーナーへの装着形態に湾曲して該カット51を
拡開した形態で金型セットし、該拡開したカット51
型成形材を注入して型成形部61を押出成形部と一体
化成形する。
【0011】型成形部61は、自由状態ではトリム部2
の復元力による圧縮応力を受けるが、最も大きな応力を
受ける型成形部の先端部は、長さ寸法がG11であって従
来の寸法( 図6(A)のL1 )の数分の1であるため、
長さ寸法の2乗の影響を受ける曲げ歪が殆んど生ぜず、
シールリップ4の型成形部61にボデーへの追従性を阻
害するようなしわは生じない。
【0012】
【実施例】〔例1〕 図2に示す如く自動車のクオータウインドWに用いるウ
エザーストリップの製造に本発明を適用した。該ウエ
ザーストリップは、図2のIII −III 線断面を表わす
図3、及び図2のA部のウエザーストリップを斜視した
図1(A)から明らかな如く、インサート8を内挿した
装着用のトリム部2と、トリム部外側面のウインドガラ
スW当接支承用の中空リップ31と、トリム部2の外側
端部から斜め下方に延出してボデーBに当接するシール
リップ4とから成るウエザーストリップ1を、中空リッ
プ31はEPDMスポンジゴムで、その他はEPDMソ
リッドゴム(ショア硬度60度)で、従来品同様に押出
成形した。
【0013】次いで図1(B)に示す如く、20mmの幅
0 を有するシールリップ4に、先端中央のカット長G
1 が基部のカット長Lの約1/3であってLが50mmで
あり、短形幅d1 が約2/3d0 である短形で先端中央
が開口した形態のカット51を打抜きにより形成し、カ
ット51が湾曲拡開歪を吸収するように、シールリップ
を外側にしてトリム部をコーナー形状Aに沿って
させて金型にセットし、次いで(この拡開された)カ
ット51にEPDMソリッドゴム(ショア硬度40度)
注入して型成形して押出成形部と一体化成形すると共
に、トリム部の湾曲によって最も圧縮歪を受けている
トリム部2の背面Sのカットに対応する湾曲面部S1
も同一材料による肉盛り成形を施して、肉盛部7を一体
化成形した。
【0014】得られたウエザーストリップにあって
は、シールリップ4の先端縁41における型成形部61
の先端部の長さG11が、従来のカット53のコ字状の長
さLから湾曲されて拡開した場合の先端部長さL1 (図
6(A),(B)参照)に比してはるかに短かいので、
型成形部61が両側の押出成形部より幾分柔かいのにも
かかわらずトリム部2の復元力による圧縮応力に十分耐
えて、型成形部61の先端部には従来品の如き表裏面へ
の膨出しわ(図6(A)の10)の発生はなかった。ま
たトリム部の背面の湾曲面部S 1 の肉盛部7はト
リム部2の復元力発現作用を抑制すると共に、湾曲面
1 に生起した小さなしわ群を被覆して平滑な外観とし
た。
【0015】このウエザーストリップ1は、図2及び図
3に示す如く自動車のクオータウインドWに装着した際
に、コーナー部Aにあっても、シールリップ4のどこに
もしわ(図6(A)の10)が無いため、シールリップ
4はボデーBに好適に追従してシール機能を完全に達成
し、従来品の如きコーナー部のシールリップ4及びトリ
ム部背面のしわによる外観損傷が完全に除去出来、ガー
ニッシュパネルPから突出したトリム部の外観が向上し
た。
【0016】〔例2〕図4(A)に示す如く、インサー
ト8を有する断面U状のトリム部2と、トリム部2の背
面から突出した中空リップ32と、トリム部外側端部か
ら斜め下方に突出したシールリップ4とを備えたラゲー
ジウエザーストリップを、中空リップ32のみをEPD
Mスポンジで、その他をEPDMソリッドゴム(ショア
硬度60度)で、従来品同様に押出成形した。
【0017】次いで図4(B)に示す如く、シールリッ
プ4に例1のカットと同一形態のカット51を形成し、
例1の如くトリム部2を所望形状に湾曲して、カット
を拡開状態で金型内にセットし、カット51にEPD
Mソリッドゴム(硬度:40度)を注入して型成形部6
1を型成形した。
【0018】得られたウエザーストリップにあっては、
シールリップ4の先端縁41における型成形部61の先
端部の長さG11が従来品の先端部長さL1 (図6
(A))よりはるかに小であるため、トリム部2の復元
力に型成形部61が充分に耐え、該ウエザーストリップ
は長期間経過しても型成形部61の先端部にしわ(図6
(A)の10)が生起せず、従って自動車のラゲージ部
に装着した際に、コーナー部のシールリップ61も直線
部のそれと同様、ボデーに完全に追従し、シール作用
を完全、且つ十分に達成した。
【0019】〔例3〕図5(A)及び(B)に示す如
く、例2と同一の構造を有するラゲージウエザーストリ
ップに適用した。シールリップ4に対するカット形状の
み例2と異なる形態とした。即ち、図5(B)に示す如
く、極めて小さな開口間隙G2 を有する略3角形のカッ
ト52を形成した。
【0020】型成形加工は例2と同様に実施した。得ら
れたウエザーストリップにあっては、例2と同様の作用
効果を奏し、発明の所期の目的を達成した。
【0021】
【発明の効果】シールリップのカット形状を、リップ先
端をリップ基部より小さなカット長に形成し、シールリ
ップを外側としてトリムを湾曲してこのカットを拡開し
その中に型成形を施したため、型成形部の先端の長
さが従来のものよりはるかに小に出来る。従って、その
製品は、トリム部の復元力に型成形部が十分に耐えて、
型成形部の先端にしわが生じない。そのためシールリッ
プの型成形部も他の部分と同様の十分なボデーへの追従
性を具備出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を図2のA部分に適用した第1実施例で
あって(A)は斜視図であり、(B)はそのカット形態
説明図である。
【図2】図1のウエザーストリップの適用個所を示す略
示斜視図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】本発明の第2実施例であって、(A)は斜視図
であり、(B)はそのカット形態説明図である。
【図5】本発明の第3実施例であって、(A)は斜視図
であり、(B)はそのカット形態説明図である。
【図6】従来例であって、(A)は斜視図であり、
(B)はそのカット形態説明図である。
【符号の説明】
1…ウエザーストリップ 2…トリム部 4…シールリップ 7…肉盛部 8…インサート 31,32…中空リップ 51,52,53…カット 61,62,63…型成形部 B…ボデー P…ガーニッシュパネル W…クオータウインド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム部(2)及びトリム部外側から外
    方に延出したシールリップ(4)を備えたウエザースト
    リップに於て、シールリップ(4)に、先端(41)の
    カット長(G1 ,G2 )が基部(42)のカット長
    (L)より小さなカット(51,52)を形成し、次い
    で、シールリップを外側にしてトリム部(2)を所望の
    コーナーへの装着形態に湾曲して該カットを拡開した形
    態で金型にセットし、該拡開したカットに成形材を注入
    して型成形部(61,62)を一体化成形することを特
    徴とするウエザーストリップの成形方法。
JP7144754A 1995-06-12 1995-06-12 ウエザ―ストリップの成形方法 Expired - Lifetime JP2531469B2 (ja)

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