JP2531190B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2531190B2
JP2531190B2 JP62201386A JP20138687A JP2531190B2 JP 2531190 B2 JP2531190 B2 JP 2531190B2 JP 62201386 A JP62201386 A JP 62201386A JP 20138687 A JP20138687 A JP 20138687A JP 2531190 B2 JP2531190 B2 JP 2531190B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、微小量しか入手することのできない試料を
分析するのに適した自動分析装置に関する。
(従来技術) 最近の自動分析装置は分析精度の向上だけでなく、貴
重な試料の微量化による患者に対する採血の負担の軽
減、高価な分析試薬の微量化によるランニングコストの
低減という点で著しい進歩をとげた。
しかし、この中で試料の微量化は新たな問題を抱え込
むことになった。
すなわち、現在の自動分析装置は 同一試料の複数の検査依頼項目を処理した後、次の試
料の分析へ移行するか、 同一検査項目を全ての試料について分析した後、第2
の検査項目へ移行するか の方式を方式を用いており、いずれの方式にしても分析
順序の後方の試料または検査項目は、長時間、試料が試
料架設台に放置されたことによる濃縮の影響を受けるこ
とになる。
この影響を避けるためには、試料容器中に分析に用い
られる試料量+αという形で、デッドボリューム(+α
分)を大きくとることになるが、これは試料の微量化に
逆行しており、採血の極めて困難な新生児試料などには
適用できず、濃縮を基本的に解決する手段とはいえな
い。
また、濃縮が生じない短時間内で全分析が可能な場合
でも、元々試料量が少なくて分析依頼項目を全て分析で
きないという場合も生じる。
例えば、新生児や実験小動物の血清(または血漿)で
は100μ程度しか採取できない場合も起こり得る。し
かし、この100μは試料容器のデッドボリューム(前
述の+α分)が皆無とするならば、通常の臨床生化学項
目10種類程度は分析できる試料量である。
自動分析装置において、デッドボリュームを数10μ
程度以下にすることは現在既に実現しているから、試料
量100μ程度の場合でも、稀釈液を加えて、仮に200μ
の試料稀釈混合液を調整すれば10項目以上の分析は可
能となる。
(目的) 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは微小量の試料で複数の検査
項目を可及的に高い精度で分析することができる自動分
析装置を提供することにある。
(発明の概要) 本発明は、試料濃縮による測定誤差の解消、微量試料
分析の実現を目的とするものであり、特徴とするところ
は、第2の検査項目の分析に先立って、第1の検査項目
の分析を試料架台上の全試料について行ない、その後、
任意試料について第1から任意の第n項目まで分析し、
次の試料についても第1から任意の第n項目まで、以下
同様にサンプルディスク上の全試料について分析すると
ころにある。
この際、第1検査項目の分析結果は初回の値を、第2
検査項目以降の分析結果は第1検査項目の初回値及び再
分析値から算出した比を補正係数として各検査項目の測
定値に乗じて算出する。
(実施例) そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づて
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示したものであって、図
中符号1は試料容器2、2、2‥‥を上面に収容するサ
ンプルディスクで、分析の進行に合わせて後述する制御
回路20からの信号に基づいて回転駆動されるように構成
されている。3は、反応管4、4、4‥‥を上面に収容
する反応ディスクで、分析光源5と分光器6を結ぶ光路
を横切るように、分析の進行に合わせて制御回路20から
の信号に基づいて反応管4を移動させるように構成され
ている。
7は、サンプルディスク1と反応ディスク3間、及び
反応ディスク3と図示しない希釈液槽との間を往復移動
するサンプリング装置で、一端に試料吸引ポンプ8が接
続されたピペッタ7aをアーム7bに取付けて、駆動機構7c
により試料容器2と反応管4の間、及び希釈液槽と反応
管4とを往復移動させて、制御回路20により指令された
量の試料、及び希釈液を反応管4に分注するものであ
る。12は、分析試薬ディスペンサで、制御回路20からの
指令に基づいて分析目的に一致した試薬をポンプ9によ
り分析試薬庫10から反応容器4、4、4‥‥に分注する
ものである。20は、マイクロプロセッサからなる前述の
制御回路で、上述した試料や試薬を一定量供給するとと
もに、第1巡目の各分析結果を格納し、第2巡目以降の
分析に先立って第1巡目と同一項目の分析を実行させて
両者の比を求め、これを第2項目の結果に乗算するよう
に構成されている。
つぎに、このように構成した装置の動作を第2図に示
したフローチャートに基づいて説明する。
サンプルディスク1に所定の試料を収容して装置を作
動させると、サンプリング機構7は、制御回路20からの
信号を受け、選択された試料容器2から一定量υの試
料を吸引して反応ディスク3の反応管4に注入する。試
料の注入が終了した段階でディスンペンサ12は、目的と
する検査項目に対応する分析試薬の一定量を反応管4に
注入する。これにより試料は、試薬と反応して含まれて
いる検査項目量に比例した吸光度を示す。この吸光度は
分光器6を介して検出され、濃度C1ROに換算されて格納
される。
このようにして全部の試料についての第1項目につい
ての測定が終了した段階で、第2項目の分析を指令する
と、前記分析を行なった第1番目の試料から一定量υ
の試料を反応管に分注するとともに、ディスペンサ12に
より第1項目と同一の試薬を分注し、第1項目について
の分析を実行する。この第2回目の第1項目の分析結果
C1RO′と、記憶されている第1回目の第1項目の分析結
果C1ROの比K=C1RO/C1RO′が演算される。言うまでも
なく同一試料について同一項目の測定であるから、この
比Kは分析が一巡するまでの時間の間に濃縮された比率
を表わすことになる。
この比の演算が終了すると、第1番目の試料を第2の
反応管4に分注し、第2項目の測定に必要とする分析試
薬をディスペンサ12により分注し、吸光度を測定して見
掛けの濃度C2ROを求める。この測定結果C2ROに前回の比
K=C1RO/C1RO′を乗じる。これにより、試料が一巡す
るまで要した時間Tで濃縮された誤差分が補正されるこ
とになる。
以下、このように第1と第2の反応容器に試料を取り
ながら比Kを求め、これを第2項目の分析結果に乗じて
出力する。
このようにして、第1検査項目の分析終了後、試料が
不足した場合には、一定量の希釈液を試料容器に注入、
撹拌して増量後、前回と同一の検査項目についての分析
を実行して前回の測定結果との比を求め、この比を第2
の検査項目の測定結果に乗ずるじて分析を断続する。
すなわち、残存している試料量や希釈液量が未知であ
るとしても、前回に実行した分析と同一項目を分析し、
両者の比Kを求めることにより希釈率が判明するから、
目的とする検査項目の測定値に、この比を乗じることに
より希釈前の濃度を知ることができる。
なお、この実施例においては、説明を簡素化するため
試薬ブランク値を無視しているが、必要に応じて補正し
ても同様の作用を奏することは明らかである また、この実施例においては、吸光法に例を採って説
明したが、蛍光分析法等の他の分析方法に適用しても同
様の作用を奏することは明らかである。
さらに、この実施例においては、試料の一巡後、各試
料に対して第1検査項目の測定を行なって換算係数を求
めるようにしているが、時間の経過が問題にならない程
度に近接している複数の試料に対して1回の割合いで換
算係数を求めるようにしても同様の作用を奏することは
明らかである。
(効果) 以上、説明したように本発明によれば、第2項目の分
析に先立って前回と同一項目の分析を行ない、この分析
結果と前回の分析結果の比を第2項目の分析結果に乗じ
るようにしたので、一巡に要する時間に関わりなく第2
巡目以降についても試料の濃縮に関わりなく正確な分析
結果を得ることができる。また、分析の途中で試料が不
足して添加剤により希釈しても、希釈が行なわれる直前
までの試料の濃度変化、及び希釈による濃度変化の両方
を同時に補正することができて、分析精度を維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置の構成図、第2図
は同上装置の動作を示すフローチャートである。 1……サンプルディスク、2……試料容器 3……反応ディスク、4……反応管 10……試薬庫 12……試薬ディスペンサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の試料を容器に収容して一定量を反応
    管に分注するサンプリング機構と、前記反応管による第
    1検査項目の測定結果を記憶する記憶手段と、一巡後、
    前記容器の試料を前記反応管に分注して前記第1検査項
    目の分析を実行して前記記憶手段に格納されている前回
    の測定結果との比を求め、この比を当該試料についての
    第2検査項目の測定結果に乗じる制御装置とを備えてな
    る自動分析装置。
  2. 【請求項2】前記第1検査項目の分析終了後、試料希釈
    液を前記容器の試料に添加して希釈試料を作成し、当該
    希釈試料について第1検査項目ついての分析を実行して
    前記記憶手段に格納されている前回の測定結果との比を
    求め、この比を当該希釈試料の第2検査項目の測定結果
    に乗ずる制御装置を備えてなる特許請求の範囲第1項に
    記載の移動分析装置。
JP62201386A 1987-08-11 1987-08-11 自動分析装置 Expired - Lifetime JP2531190B2 (ja)

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JPS6443760A JPS6443760A (en) 1989-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57108639A (en) * 1980-12-26 1982-07-06 Olympus Optical Co Ltd Compensating method of data for evaporated part of sample
JPS5987362A (ja) * 1982-11-11 1984-05-19 Shimadzu Corp 試料分析方法
JPS62144072A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Toshiba Corp 自動化学分析装置

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