JP2530962Y2 - 外装モール - Google Patents

外装モール

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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用外装モールの端末の変形を防止した
外装モールの構造に関するものである。
(従来技術) 自動車用の外装モールとしては第5図に示すものが知
られている。すなわち、従来、外装モール1は樹脂によ
って成形され、厚肉部3とドア開き時にボディとの接触
を避けるために薄くした薄肉部4及びステンレス薄板よ
りなる長ヒレ部2を有しており、薄肉部の端部には端末
4aを有するものであり、第6図は第5図のA−A断面で
ある。
外装モールを成形する場合には、押出成形にて長ヒレ
部2と厚肉部3を成形して樹脂本体を作り、次に、第7
図の2点鎖線で示す切欠き部(長ヒレ部と厚肉部との長
さにより形成される部分)5に薄肉部4を成形して外装
モール1を作るものである。
つまり、第8図に示すように、樹脂により切欠き部5
に薄肉部4を射出成形にて作るものである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、外装モール1は第9図に示すように射出成形
後に、薄肉部で樹脂が収縮するために、外装モールの薄
肉部の端末4aが元の位置8の付近より7に示す方向に折
れ曲がってしまい、外観上よくない。
特に、第7図に示されるように、外装モール1の輝り
部分となる長ヒレ部2を配設し一体成形する場合は、射
出成形品の長ヒレ部側は長ヒレにより成形品の後収縮を
強制的に保持するものとなるが、長ヒレ部2と反対側は
後収縮が発生し、第9図に示すように7の方向に折れ曲
がった形状となってしまう。
第10図に示される構成は、第8図に示す外装モールの
一部を改良したものであり、外装モールの裏側から見た
要部の説明図である。この図において2は長ヒレ部、3
は厚肉部、4は薄肉部、4aは薄肉部の端末、10は樹脂の
収縮を見込んだ肉抜き部で、9はステンレスの一定の厚
さを有するインサート部材の平板である。この様にイン
サート平板9を外装モールの長手方向に配設し、成形後
の収縮の防止を行っているが、このインサート平板9を
単に配設しただけでは第11図に示されるように後収縮が
発生した場合、端末4aが7の方向に曲がってしまい外観
上よくないものとなる。
そこで、本考案は射出成形にて長ヒレ部と厚肉部との
間の切欠き部に薄肉部を形成する場合、樹脂の後収縮に
よる変形がない外装モールとすることを技術的課題とす
るものである。
〔考案の構造〕
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために講じた技術的手段は、長
ヒレ部と該長ヒレ部近傍に設けられた厚肉部とを有し、
前記長ヒレ部と前記厚肉部との間の切欠き部にインサー
ト部材を配設して成形にて薄肉部を成形する外装モール
において、一端が薄肉で他端が厚肉の部分よりなる平状
のインサート部材を、前記インサート部材の薄肉の部分
が前記薄肉部に、前記インサート部材の厚肉の部分が前
記厚肉部に配設され一体成形したことである。
より好ましくは、インサート部材には樹脂、ステンレ
ス又はアルミを用いるとよい。
(作用) 上記の構成により、射出成形において長ヒレ部が有る
側は長ヒレ部により収縮が抑えられて成形後に後収縮す
ることが防止される。また、長ヒレ部の無い側はインサ
ート部材を入れないと後収縮が発生してしまうために、
平状のインサート部材を配設し、インサート部材の厚肉
の部分が厚肉部に、インサート部材の薄肉の部分が薄肉
部となるように配設し一体成形して外装モールを成形す
れば、インサート部材により後収縮が抑えられて薄肉部
の端末での折れ曲がりの発生が無くなり、外観の良好な
外装モールが出来るものである。
また、インサート部材には樹脂、ステンレス又はアル
ミを用いれば、コストアップすることなく、簡単にイン
サート部材を作れる。
(実施例) 以下、実施例について説明する。
第1図に於いて、12は樹脂、ステンレス、又はアルミ
合金よりなる略平状のインサート部材であり、このイン
サート部材12は(a)に示されるように薄肉の部分12a
と厚肉の部分12bから成り立っている。また、厚肉の部
分12bの側にスリット12cがあるもの(a)と、スリット
12cが無いもの(b)がある。
第2図は外装モール11を裏側から見た図であり、11a
は薄肉部の端末である。この場合、長ヒレ部と厚肉部よ
りなる樹脂本体に対し、切欠き部に薄肉部を成形して外
装モールを形成する方法は、従来技術に示した方法によ
りなされるので、ここでは説明を省略する。
また、第3図の(a),(b),(c),(d)は、
第2図の外装モール11の一点鎖線で示す位置の断面であ
り、13はモールの輝り部分となる長ヒレ部、14は薄肉
部、15は厚肉部、16は成形後の収縮を防止するための肉
抜きである。
第3図の(a)は薄肉部14にインサート部材の薄肉の
部分12aが配置されており、(b)は前記境界の断面で
インサート部材12の厚肉の部分12bが配設され、更に肉
抜き部16を有している。また、(c)及び(d)は外装
モール11の厚肉部15でのの断面である。
第4図はインサート部材12を薄肉部14に配設し一体成
形して完成品としたもので、インサート部材12が長ヒレ
13とその長手方向平行に配置されているために、成形後
の収縮が全く無い外観上良好な外装モールが成形できる
ものである。
この様に、本考案は自動車用の外装モールの他に、非
常に長い軟弱ヒレを持ったものにも利用が可能となる。
(考案の効果) 本考案は、次の効果を有する。
すなわち、外装モールの成形で薄肉と厚肉の部分から
なるインサート部材を、インサート部材の薄肉の部分が
薄肉部に、厚肉の部分が厚肉部に配設され一体成形する
ことにより、折れ曲がりがなく真っ直ぐな成形品ができ
る。また、インサート部材にはステンレス板又はアルミ
材を使用すると加工がし易くなる。また、射出成形によ
る樹脂製インサート部材を使用すれば、コストアップも
殆ど無く折れ曲がりのない外装モールが成形できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)はインサート部材の外観斜視
図、第2図は本実施例の外装モールの裏面側の説明図、
第3図の(a)〜(d)は第2図の(イ)〜(ニ)の断
面図、第4図の(a)は完成品の平面図で、(b)及び
(c)は(a)のA−A断面図及びB−B断面図、第5
図の(a)は従来例の外装モールの平面図、(b)は
(a)のB−B断面図、第6図は第5図のA−A断面
図、第7図は長ヒレ部を有する外装モールの説明図、第
8図は第7図の外装モールに射出成形にて切欠き部を成
形する説明図、第9図は折れ曲がった外装モールの平面
図、第10図はその他の従来例の外装モールの裏面側の説
明図、第11図は第10図の外装モールが折れ曲がる状況の
説明図である。 1,11…外装モール、2,13…長ヒレ部、3,15…厚肉部、4,
14…薄肉部、4a,11a…端末,5…切欠き部、12…インサー
ト部材、12a…薄肉の部分、12b…厚肉の部分

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長ヒレ部と該長ヒレ部近傍に設けられた厚
    肉部とを有し、前記長ヒレ部と前記厚肉部との間の切欠
    き部にインサート部材を配設して成形にて薄肉部を成形
    する外装モールにおいて、一端が薄肉で他端が厚肉の部
    分よりなる平状の前記インサート部材を、前記インサー
    ト部材の薄肉の部分が前記薄肉部に、前記インサート部
    材の厚肉の部分が前記厚肉部に配設され一体成形したこ
    とを特徴とする外装モール。
  2. 【請求項2】前記インサート部材は樹脂、ステンレス又
    はアルミよりなる実用新案登録請求の範囲第1項に示す
    外装モール。
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