JP2501132Y2 - モ―ル - Google Patents

モ―ル

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JP2501132Y2
JP2501132Y2 JP4171490U JP4171490U JP2501132Y2 JP 2501132 Y2 JP2501132 Y2 JP 2501132Y2 JP 4171490 U JP4171490 U JP 4171490U JP 4171490 U JP4171490 U JP 4171490U JP 2501132 Y2 JP2501132 Y2 JP 2501132Y2
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JP
Japan
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molding
spacer
molding body
injection
gate
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JP4171490U
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JPH041057U (ja
Inventor
範彦 杉原
勝也 市川
Original Assignee
寿技研工業株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のドアの下部、ボデーサイド等に設
けられるモールに関する。
[従来の技術] 従来より、モールは長尺状のモール材料を所定の長さ
で切断後、端部を樹脂で処理したものが使用に供されて
いる。
このようなモールとして、第11図から第14図に示すよ
うに、長尺状のモール本体1と、モール本体1の裏側内
周面の断面形状と略等しい外周面の断面形状を有してモ
ール本体1の端部裏側に配設されたスペーサ2と、モー
ル本体1の端部を覆うように射出後、冷却固化され、モ
ール本体1及びスペーサ2と一体的に形成された射出成
形部3とからなるモールが知られている。
上記スペーサ2は、モール本体1側と背向する側から
成形型4のゲート成形部41が挿入される貫通孔25と、ゲ
ート成形部41から射出される樹脂を貫通孔25のモール本
体1側よりモール本体1の端部側に導く案内通路22とを
有している。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のモールでは、端部裏側にスペーサ2が配設
されたモール本体1を、第14図に示すように、スペーサ
2の貫通孔25にゲート成形部41が挿入されるように成形
型4に配置した状態で、ゲート成形部41から樹脂を射出
後、冷却固化することにより、モール本体1の端部を覆
う射出成形部3がモール本体1及びスペーサ2と一体的
に形成される。
このため、射出成形部3の形成時、モール本体1の裏
側内周面にゲート成形部41からの射出圧が直接作用する
もので、モール本体1の表側の意匠面に射出圧による凸
状の変形Aが生じ、見栄えが悪くなるという問題があっ
た。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであ
り、モール本体の端部を処理するための射出成形部の形
成時における射出圧によるモール本体の意匠面の凸状変
形を防止して、見栄えの良いモールを提供することを解
決すべき技術課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のモールは、長尺状のモール本体と、該モール
本体の裏側内周面と断面形状と略等しい外周面の断面形
状を有して該モール本体の端部裏側に配設されたスペー
サと、該モール本体の端部を覆うように射出後、冷却固
化され、該モール本体及び該スペーサと一体的に形成さ
れた射出成形部とからなり、上記スペーサは、その配設
された上記モール本体側と背向する側面図から上記モー
ル本体側に伸び上記モール本体側の閉止壁部で閉止され
た成形型のゲート成形部が挿入される凹部と、該ゲート
成形部から射出される樹脂を該凹部より上記モール本体
の端部側に導く案内通路とをもつことを特徴とする。
上記モール本体は、樹脂又は意匠面を樹脂で被覆した
ステンレス、アルミ等の金属よりなる長尺状のモール材
料を所定の長さで切断したものである。このモール本体
の断面形状は通常の略C字形状とすることができる。
上記スペーサは樹脂よりなり、モール本体の裏側内周
面の断面形状と略等しい外周面の断面形状を有してい
る。また、スペーサの大きさをモール本体の裏側内周面
より小さくして、上記射出成形部の形成時スペーサとモ
ール本体の裏側内周面との間に射出成形部の樹脂材料を
進入させ、モール本体、スペーサ及び射出成形部の一体
感をより高めることも好ましい。
スペーサは、射出成形部の形成時、成形型のゲート成
形部が挿入される凹部と、ゲート成形部から射出される
樹脂を該凹部よりモール本体の端部側に導く案内通路と
をもっている。凹部はモール本体に配設されたスペーサ
のモール本体側と背向する側からモール本体側に伸び、
該モール本体側のスペーサと一体的に施設された閉止壁
部で閉止されている。なお、スペーサがモール本体に配
設されたときにモール本体の裏面と閉止壁部との間に間
隙が形成されるものでもよい。また、この間隙はキャビ
ティと連通し、射出成形により樹脂が充填されるもので
も、あるいは、間隙がモール本体とスペーサとで閉止さ
れ、キャビティと連通せず樹脂が充填されないものであ
ってもよい。また、間隙は互いに独立した複数の凹部、
複数の溝で形成してもよい。さらに、スペーサの案内通
路はスペーサ内に孔を形成して作ったものでも、スペー
サに溝を形成しこの溝をもつスペーサとモール本体とで
案内通路を区画するものであってもよい。
上記射出成形部は、モール本体及びスペーサと一体的
に結合可能な樹脂により形成することができる。この射
出成形部は、モール本体の端部及びモール本体の端部裏
側に配設されたスペーサの端部を覆うとともに、少なく
ともスペーサの案内通路に充填されて、モール本体及び
スペーサと一体的に形成されている。
[考案の作用及び効果] 本考案のモールは、射出成形部の形成時、スペーサの
凹部に挿入された成形型のゲート成形部から射出される
樹脂は、スペーサの閉止壁部に一旦当たり、それから凹
部より案内通路を通ってモール本体の端部側へ導かれ
る。このため、射出成形部の形成時、射出圧がモール本
体の裏側内周面に直接作用することがないので、モール
本体の表側の意匠面に射出圧による凹状変形が発生する
こともなく、見栄えが向上する。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。本実施例のモ
ールは、自動車のドアの下部に取付けられるものであ
る。
第1図から第4図に本実施例のモールにかかる斜視図
を示す。このモールは、長尺状のモール本体1と、モー
ル本体1の端部裏側に配設されたスペーサ2と、モール
本体1の端部を覆う射出成形部3とから構成されてい
る。
モール本体1は断面形状が略C字形状をなし、長尺状
のモール材料を所定の長さに切断したものである。モー
ル本体1は、ステンレス製基部11と、この表面に被覆さ
れた熱可塑性樹脂膜12とからなる。
スペーサ2は、熱可塑性樹脂から射出成形により形成
されたものである。スペーサ2は、モール本体1の裏側
内周面の断面形状と略等しい外周面の断面形状を有して
いる。また、スペーサ2は、射出成形部3の形成時、成
形型4のゲート成形部41(第5図参照)が挿入される凹
部21と、ゲート成形部41から射出される樹脂を該凹部21
よりモール本体1の端部側に導く案内通路22とをもって
いる。そして凹部21は、モール本体1に配設されたスペ
ーサ2のモール本体1側と背向する側からモール本体1
側に伸び、該モール本体1側のスペーサ2と一体的に施
設された閉止壁部23で閉止されている。
射出成形部3は塩化ビニル樹脂よりなり、モール本体
1及びスペーサ2と一体的に結合されている。この射出
成形部3は、モール本体1の端部及びモール本体1の端
部裏側に配設されたスペーサ2の端部を覆うとともに、
スペーサ2の案内通路22に充填され、この案内通路22の
樹脂部から一体的にゲート部31がスペーサ2の凹部内に
伸びている。
本実施例のモールは、端部裏側にスペーサ2が配設さ
れたモール本体1を、第5図に示すように、スペーサ2
の凹部21にゲート成形部41が挿入されるように成形型4
に配置した状態で、ゲート成形部41から樹脂を射出後、
冷却固化することにより、モール本体1の端部を覆う射
出成形部3がモール本体1及びスペーサ2と一体的に形
成される。
この射出成形部3の形成時、スペーサ2の凹部21に挿
入された成形型4のゲート成形部41から射出される樹脂
は、スペーサ2の閉止壁部23に一旦当たり、それから凹
部21より案内通路22を通ってモール本体1の端部側へ導
かれる。このため、射出成形部3の形成時、射出圧がモ
ール本体1の裏側内周面に直接作用することがないの
で、モール本体1の表側の意匠面に射出圧による凹状変
形が発生することもなく、見栄えが向上する。
本考案の他の実施例の成形時のモールの断面を第6図
ないし第10図に示す。なお、前記第5図に示したモール
の同じ部分、部品については第5図に使用したのと同じ
符号を付した。
これら第6図ないし第10図に示すモールは、第5図に
示すモールに対していずれもスペーサと射出成形部の形
状を異にするものである。
第6図に示すモールは、スペーサ210の閉止壁部211が
モール本体1の裏面から狭い間隙を隔てた位置に形成さ
れている。また、この間隙は案内通路と連通しているた
め射出成形時に樹脂により充填され射出成形部310の一
部311となっている。この実施例のモールでは、射出成
形時に射出される溶融樹脂が閉止壁部211に衝突し、閉
止壁部211をモール本体1側に押し付けるが、モール本
体1と閉止壁部211との間に間隙が存在するため閉止壁
部211が直接モール本体1を押圧することはない。この
ためモール本体1の表側に突状の変形が生じない。
第7図に示すモールは、スペーサ220の閉止壁部221の
モール本体1と対向する側に浅い円形の凹部222を形成
したものである。この凹部222は、スペーサ220がモール
本体1に挿着されることにより閉止壁部221とモール本
体1とで囲まれた密閉空間となる。このため射出成形時
にはこの凹部222に樹脂が流入しない。また、この凹部2
22により射出成形時の樹脂の射出圧力が直接モール本体
に作用しない。このため第6図に示すモールと同様にモ
ール本体1の表面に突状の変形が発生しない。
第8図に示すモールはスペーサ230の案内通路をスペ
ーサ230内に形成した孔で構成したものである。その他
の点は第7図に示すモールと同じである。第9図に示す
モールも第8図に示すモールと同様に案内通路をスペー
サ240内に形成した孔で構成している。この孔の形状が
第8図に示す孔の形状と少し異なり出口側の断面を大き
くしている。第8図および第9図に示すモールはいずれ
もモール本体1の裏側に溶融樹脂が当接しない。このた
めモール本体1の突状変形は発生しない。
第10図に示すモールは、第7図に示すモールの1個の
凹部222に代えて、複数の小さな凹部252を設けたもので
ある。このモールも閉止壁部250により射出時の溶融樹
脂の押圧力が緩和されるためモール本体1の突状変形は
発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本実施例の一のモールに係り、第1
図はその要部斜視図、第2図はそのモール本体を示す斜
視図、第3図はそのスペーサを示す斜視図、第4図はそ
のモールを裏側から見たときの斜視図、第5図はそのモ
ールの射出成形部の形成時を説明する断面図である。第
6図ないし第10図は本実施例の他の異なったそれぞれの
モールの射出成形部の形成時を説明する断面図である。
第11図から第14図は従来のモールに係り、第11図は従来
のモールの要部斜視図、第12図は従来のモールのモール
本体を示す斜視図、第13図は従来のモールのスペーサを
示す斜視図、第14図は従来のモールの射出成形部の形成
時を説明する断面図である。 1…モール本体 2、210、220、230、240…スペーサ 3、310、320、330、340…射出成形部 21…凹部 22…案内通路 23、211、221、231、241…閉止壁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状のモール本体と、 該モール本体の裏側内周面と断面形状と略等しい外周面
    の断面形状を有して該モール本体の端部裏側に配設され
    たスペーサと、 該モール本体の端部を覆うように射出後、冷却固化さ
    れ、該モール本体及び該スペーサと一体的に形成された
    射出成形部と、からなるモールにおいて、 上記スペーサは、その配設された上記モール本体側と背
    向する側から上記モール本体側に伸び上記モール本体側
    の閉止壁部で閉止された成形型のゲート成形部が挿入さ
    れる凹部と、該ゲート成形部から射出される樹脂を該凹
    部より上記モール本体の端部側に導く案内通路とをもつ
    ことを特徴とするモール。
JP4171490U 1990-04-19 1990-04-19 モ―ル Expired - Lifetime JP2501132Y2 (ja)

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JPH041057U JPH041057U (ja) 1992-01-07
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