JP2530904Y2 - 超仕上鉋盤の刃物高さ調整機構 - Google Patents

超仕上鉋盤の刃物高さ調整機構

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JP2530904Y2
JP2530904Y2 JP5994191U JP5994191U JP2530904Y2 JP 2530904 Y2 JP2530904 Y2 JP 2530904Y2 JP 5994191 U JP5994191 U JP 5994191U JP 5994191 U JP5994191 U JP 5994191U JP 2530904 Y2 JP2530904 Y2 JP 2530904Y2
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JP
Japan
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blade
screw
height adjustment
adjustment mechanism
adjusting screw
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JP5994191U
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Inventor
栄一 本多
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株式会社日立工機原町
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木材の切削厚さを調整
するため、鉋刃の高さを調整する超仕上鉋盤における刃
高調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超仕上鉋盤は、送材ベルトで送り込まれ
た木材を刃物台に取付けられた鉋刃で切削するものであ
る。超仕上鉋盤における木材の切削厚さは、刃物台と鉋
刃(表刃)との段差Hであり、通常0.03〜0.07
mm程度であり、表刃3及び裏刃4を移動させて段差H
を調整する。以下、図5及び図6を用いて従来技術を説
明する。刃物台12に調整ねじ13の一端がねじ嵌合
し、調整ねじ13の他端には凸部13aが形成されてい
る。刃物台12の斜面12aには表刃14と裏刃15か
らなる鉋刃が取付けられている。表刃14の後部に形成
された凹溝14aには、調整ねじ13の凸部13aが係
合している。凹溝14aは表刃14の両端2ヵ所、調整
ねじ13も刃物台12の両端2ヵ所にそれぞれ設けられ
ている。 調整ねじ13を回転することにより、表刃1
4と裏刃15は前後(図5においてB方向)に移動(微
摺動)させて、被切削材の切削厚さを調整する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、鉋刃の高さ(出
入り)を調整する場合、調整ねじ13を1ヵ所ずつ調整
するため、図6に示すように、凹溝14aと凸部13a
が平行でなくなってしまう。凹溝14aと凸部13a間
に隙間16を設けて、凹溝14aと凸部13aの変形を
防止している。しかし、隙間16により調整ねじ13の
回転動作がただちに鉋刃の移動に作用されず、隙間16
の分だけ調整ねじ13が空転していたため、操作性が悪
く、刃先の高さ調整が困難であった。本考案の目的は、
前記した従来の欠点をなくし、調整ねじの操作性を向上
させ、刃先の高さ調整を容易にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、刃物台に一端
をねじ嵌合した調整ねじの他端に凹部を形成し、表刃に
丸ピンを嵌着固定し、前記凹部と丸ピンを係合すること
により達成できる。
【0005】
【作用】上記のように構成された刃物調整機構は、2個
の調整ねじの片側のみを動作すると、調整ねじに対し
て、鉋刃が傾斜するが、調整ねじと表刃との係合は、丸
ピンにより行われているので、凹部と丸ピンは変形する
ことはない。表刃のピンと調整ねじ凹部との隙間は微少
であり、調整ねじはわずかに空転するが、調整ねじの回
転とほぼ同時に鉋刃が移動する。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図4により説明す
る。図1は本考案の刃先調整機構部の横断面図、図2,
図3は図1をA方向から見た矢視図、図3は調整ねじを
片側のみ操作した状態を示し、図4は超仕上鉋盤本体の
全体正面図である。図4において、フレーム1にはコラ
ム2が立設し、フレーム1上方にはコラム2を案内にフ
ィードスクリュー3により昇降自在なヘッド4が設けら
れている。フレーム1上面には被切削材を送材する図示
しないモータで駆動される送材ベルト5が設けられてい
る。図1に示すように、ヘッド4内には刃物台6が設け
られている。刃物台6に調整ねじ7の一端がねじ嵌合
し、調整ねじ7の他端に凹部7aを形成している。刃物
台6の斜面6aには、ボルト8により適正な締付力で結
合した表刃9と裏刃10からなる鉋刃が取付けられてい
る。表刃9の後部に形成した穴9aに丸ピン11を嵌着
固定し、丸ピン11は調整ねじ7の凹部7aと微少の隙
間を有して係合している。調整ねじ7は刃物台6の両端
に2ヵ所、表刃9の丸ピン11も表刃9の両端に設けら
れている。上記構成において、2個の調整ねじ7の片側
のみを回転させると、図3のように調整ねじ7に対して
鉋刃が傾斜する。しかし、調整ねじ7と表刃9との係合
は、丸ピン11により行われているので、凹部7aと丸
ピン11は傾斜しても変形することはない。また、表刃
9の丸ピン11と、調整ねじ7の凹部7aは微少な隙間
であり、調整ねじ7はわずかに空転するが、調整ねじ7
の回転とほぼ同時に鉋刃が移動(微摺動)する。
【0007】
【考案の効果】本考案は、上記した構成により、調整ね
じの空転を微少にしたことにより、調整ねじの回転動作
とほぼ同時に鉋刃が移動するので、調整ねじの操作性の
向上させ、刃物高さ調整を迅速かつ容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の刃先調整機構部の横断面図である。
【図2】図1をA方向から見た矢視図である。
【図3】図1をA方向から見た矢視図で、調整ねじを片
側のみ操作した状態を示す。
【図4】超仕上鉋盤本体の全体正面図である。
【図5】従来の刃先調整機構部の横断面図である。
【図6】図5をC方向から見た矢視図で、調整ねじを片
側のみ操作した状態を示す。
【符号の説明】
6 刃物台 7 調整ねじ 9 表刃 11 丸ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃物台に木材を切削する表刃と裏刃からな
    る鉋刃を保持し、前記刃物台に対向して木材を送材する
    送材ベルトを備えた超仕上鉋盤において、前記刃物台に
    複数個の調整ねじの一端をねじ嵌合し、前記調整ねじの
    他端に凹部を形成し、前記表刃に複数個の丸ピンを嵌着
    固定し、前記凹部と丸ピンを係合したことを特徴とする
    超仕上鉋盤の刃物高さ調整機構。
JP5994191U 1991-07-03 1991-07-03 超仕上鉋盤の刃物高さ調整機構 Expired - Lifetime JP2530904Y2 (ja)

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JPH055404U JPH055404U (ja) 1993-01-26
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