JP2530504Y2 - ワーク取付位置補正装置 - Google Patents

ワーク取付位置補正装置

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JP2530504Y2
JP2530504Y2 JP10838091U JP10838091U JP2530504Y2 JP 2530504 Y2 JP2530504 Y2 JP 2530504Y2 JP 10838091 U JP10838091 U JP 10838091U JP 10838091 U JP10838091 U JP 10838091U JP 2530504 Y2 JP2530504 Y2 JP 2530504Y2
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pusher
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air pipe
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、マシニングセンタ等
において、主軸に取付けたワークプッシャーによりチャ
ック上のワークを押圧してその取付位置を補正するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等においてワークをロ
ーダまたはロボット等によりチャックに取付けた場合、
双方の当接面の不整合によりワークの平行度及び同心度
に狂いが生じることがある。そこで、従来、例えば、図
2に示すように、主軸21にホルダ22を介してワーク
プッシャー23を取付け、主軸21をX軸方向へ前進し
てワークプッシャー23をチャック24上のワーク25
に押付け、その状態で、チャック24を開閉してワーク
25の取付位置を補正したのち、主軸21を後退し、ワ
ークプッシャー23をATC装置により工具マガジンに
返却するように構成した装置が提案されている。また、
図3に示すように、ローダハンド26にワークプッシャ
ー27を組込んだ装置も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図2の従来
装置によると、ワークプッシャー23の動作を確認する
手段が設けられていないので、何かの原因でチャック2
4にワーク25が把持されていない場合でも、一連の動
作を行ったのちにワークプッシャー23が工具と交換さ
れ、加工運転が開始されるという不具合があった。その
うえ、チャック24に他のワーク25を間違って取付け
たり、ワークプッシャー23の押付け位置プログラムに
誤りがあったりした場合に、ワークプッシャー23がワ
ーク25を押し過ぎて、ワークプッシャー23及び周辺
部品が破損するおそれもあった。また、図3の従来装置
によると、ボス部25aを備えたワーク25の場合、ワ
ーク25を1工程加工後180度反転してローダハンド
26で搬送しようとすると、同図に鎖線で示すように、
ワークプッシャー27がボス部25aに当り、フィンガ
ー28がワーク25の外径を把持できないことがあり、
こうした場合に備え、ローダハンド26のワークプッシ
ャー27とは別に、図2に示したようなホルダ22付の
ワークプッシャー23を工具マガジンに格納しておく必
要があった。
【0004】そこで、この考案の課題は、ワークプッシ
ャーの押付け動作を確認して、ワークを確実にチャッキ
ングできるとともに、ワークの取付け間違いまたはプロ
グラムミスによるワークプッシャー及び周辺部品の破損
を未然に防止できるワーク取付位置補正装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案のワーク取付位置補正装置は、本機の主
軸にホルダを着脱可能に取付け、このホルダにチャック
上のワークを押圧してその取付位置を補正するワークプ
ッシャーを移動可能に支持し、本機からホルダを介して
ワークプッシャーに至るエア配管を設けるとともに、本
機側のエア配管上にワークプッシャーの移動に応答して
作動する圧力スイッチを配設して構成される。
【0006】
【作用】この考案のワーク取付位置補正装置において
は、エアがエア配管を通り本機からホルダを介してワー
クプッシャーに供給される。この状態で、ワークプッシ
ャーをワークに押付けると、ワークプッシャーの移動に
よりエア配管が遮断され、そこの圧力上昇に伴って本機
側の圧力スイッチがONする。したがって、この圧力ス
イッチによりワークプッシャーの押付け動作を確認し
て、ワークを確実にチャッキングできる。また、チャッ
クに他のワークを間違って取付けたり、ワークプッシャ
ーの押付け位置プログラムに誤りがあったりした場合に
は、圧力スイッチの信号に基づいてワークプッシャーの
押し過ぎを検出し、その時点でワークプッシャーを直ち
に停止して、ワークプッシャー及び周辺部品の破損を未
然に防止できる。
【0007】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本機1の主軸
2にはホルダ3が着脱可能に取付けられ、そのホルダ3
にはシリンダ4が装着され、シリンダ4にはワークプッ
シャー5がバネ6を介して移動可能に支持されている。
ワークプッシャー5はピストン5aとプッシャープレー
ト5bとを一体的に備えていて、主軸2のX軸方向への
送りに伴い、プッシャープレート5bがバネ6に設定し
た所定の力でチャック7の爪8に把持したワーク9を押
圧してその取付位置を補正できるように構成されてい
る。
【0008】この実施例のワーク取付位置補正装置にお
いては、本機1から主軸2及びホルダ3を介してワーク
プッシャー5に至るエア配管10が設けられ、主軸2と
ホルダ3との位置決めを兼ねた相嵌合する一対のコネク
タ11,12により分離可能に接続されている。ワーク
プッシャー5のピストン5aにはエア配管10に連通可
能な2条の溝13,14が所定の間隔をおいて刻設され
るとともに、シリンダ4にはエア配管10の開口端と対
向する位置に排気口15が形成されている。一方、本機
1側のエア配管10上には、エア配管10をエア供給源
(図示略)に接続または遮断するソレノイドバルブ16
と、ワークプッシャー5の移動に応答して作動する圧力
スイッチ17とが配設されている。
【0009】次に、上記のように構成したこの実施例の
装置の作用について説明する。ワーク9の取付位置を補
正する際には、まず、ATC装置(図示略)によりワー
クプッシャー5がホルダ3を介して主軸2に取付けられ
るとともに、ローダまたはロボット(図示略)によりワ
ーク9がチャック7の爪8に把持される。次いで、NC
装置(図示略)の制御プログラムに従い主軸2がワーク
9の直前位置までX軸方向へ前進し、ここで、NC装置
がM1指令を出力してソレノイドバルブ16をONす
る。すると、エアがエア供給源からエア配管10を介し
てワークプッシャー5に供給され、そのピストン5aに
設けた一方(図1の左側)の溝13を通りシリンダ4の
排気口15から外部に排出される。この状態で、主軸2
がさらに前進すると、ワークプッシャー5のプッシャー
プレート5bがワーク9に当接し、ピストン5aが相対
的に後退してエア配管10の開口端を閉鎖する。これに
より、エア配管10内の圧力が上昇し、本機1側の圧力
スイッチ17がONする。次に、チャック7の爪8が開
閉され、このときワークプッシャー5の押圧力によって
ワーク9の取付位置が補正される。
【0010】したがって、この場合には、圧力スイッチ
17のON信号に基づきワークプッシャー5の押付け動
作を確認して、ワーク9を確実にチャッキングすること
ができる。逆に、何かの原因でチャック7にワーク9が
把持されていない場合には、圧力スイッチ17がONし
ないため、NC装置はそれ以後の動作を停止しかつアラ
ームを出力する。また、チャック7に長いワーク9が間
違って取付けられ、これをワークプッシャー5が押した
場合には、ピストン5aの後退に伴い、圧力スイッチ1
7がいったんONしたのち、エア配管10が他方の溝1
4に一致した時点でOFFするので、この信号変化に基
づきNC装置がワークプッシャー5の押し過ぎを判断し
て、主軸2の前進を直ちに停止しかつアラームを発生
し、これによって、ワークプッシャー5及び周辺部品の
破損が未然に防止される。
【0011】こうしてワーク9の取付位置が補正される
と、続いて、NC装置はM2指令を出力し、プログラム
ミスによるワークプッシャー5の押し過ぎを検出する。
すなわち、エア配管10と溝14との一致により圧力ス
イッチ17がOFFしたのち、プログラムミスにより主
軸2がさらに前進したときには、ピストン5aがエア配
管10を再度閉鎖して、圧力スイッチ17がONする。
そして、このON−OFF−ONの信号変化が所定時間
以内に発生すると、NC装置がプログラムミスを判定
し、主軸2の前進を直ちに停止しかつアラームを発生す
る。したがって、この場合も、押し過ぎによるワークプ
ッシャー5及び周辺部品の破損を未然に防止することが
できる。
【0012】前記M1指令及びM2指令においてワーク
プッシャー5の押し過ぎが検出されず、そのワークプッ
シャー5によりワーク9が正規に補正された場合には、
主軸2がX軸方向へ後退して、ワークプッシャー5がワ
ーク9から離間する。その後、NC装置はM3指令を出
力し、ソレノイドバルブ16をOFFするとともに、A
TC装置を駆動する。そして、ATC装置によりワーク
プッシャー5がホルダ3と共に主軸2から取外されて工
具マガジンに返却され、次工程の工具が主軸2に取付け
られ、その工具によるワーク9の加工が開始される。
【0013】なお、上記実施例では主軸2の移動に伴い
ワークプッシャー5をワーク9に押付けてその取付位置
を補正するようになっているが、これとは逆に、チャッ
ク7の移動に伴いワーク9をワークプッシャー5に押付
けて補正するように構成してもよい。その他、本考案の
趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に
変更して具体化することも可能である。
【0014】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、ワークプッシャーの移動に応答して作動する圧力ス
イッチを設けたので、ワークプッシャーの押付け動作を
確認して、ワークを確実にチャッキングできるととも
に、ワークの取付け間違いまたはプログラムミスによる
ワークプッシャー及び周辺部品の破損を未然に防止でき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すワーク取付位置補正装
置の要部破断平面図である。
【図2】従来装置を示す平面図である。
【図3】別の従来装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・本機、2・・主軸、3・・ホルダ、4・・シリン
ダ、5・・ワークプッシャー、5a・・ピストン、5b
・・プッシャープレート、6・・バネ、7・・チャッ
ク、8・・爪、9・・ワーク、10・・エア配管、1
1,12・・コネクタ、13,14・・溝、15・・排
気口、16・・ソレノイドバルブ、17・・圧力スイッ
チ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機の主軸にホルダを着脱可能に取付
    け、前記ホルダにチャック上のワークを押圧してその取
    付位置を補正するワークプッシャーを移動可能に支持
    し、本機からホルダを介してワークプッシャーに至るエ
    ア配管を設けるとともに、本機側の前記エア配管上にワ
    ークプッシャーの移動に応答して作動する圧力スイッチ
    を配設してなることを特徴とするワーク取付位置補正装
    置。
JP10838091U 1991-12-03 1991-12-03 ワーク取付位置補正装置 Expired - Fee Related JP2530504Y2 (ja)

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JPH0549231U JPH0549231U (ja) 1993-06-29
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