JP2530480Y2 - 印判用スタンド - Google Patents

印判用スタンド

Info

Publication number
JP2530480Y2
JP2530480Y2 JP40343090U JP40343090U JP2530480Y2 JP 2530480 Y2 JP2530480 Y2 JP 2530480Y2 JP 40343090 U JP40343090 U JP 40343090U JP 40343090 U JP40343090 U JP 40343090U JP 2530480 Y2 JP2530480 Y2 JP 2530480Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
stamp
pad
ink pad
stand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP40343090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560866U (ja
Inventor
和秀 金岩
信親 丸山
Original Assignee
シヤチハタ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シヤチハタ工業株式会社 filed Critical シヤチハタ工業株式会社
Priority to JP40343090U priority Critical patent/JP2530480Y2/ja
Publication of JPH0560866U publication Critical patent/JPH0560866U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530480Y2 publication Critical patent/JP2530480Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、日付印や番号印等の回
転印又は受付印などの各種印判を、机上に立てておくた
めの印判保持枠を有し、内底面に印褥体を備えた印判用
スタンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印判用スタンドは、各種印判を机
上に立てておくための印判保持枠を有し、内底面に印褥
体を備えている。これには、実公昭51−7132号や
実開昭51−2313号がある。これらのスタンドの印
褥体は、印判の印面へ均一にインキを付着させるため
に、多孔質プラスチック、フェルト、多孔質ゴム等を材
質としているが、十分に付着させることができなかっ
た。
【0003】この様な、欠点を解消するために、実開平
1−174163号がある。これは、インキ排出性の良
好な材質を用いたインキパッドを上側にし、インキ吸収
性の良好な材質を用いたインキ吸蔵体を下側に積層状態
に配置した印褥体を用いている。しかし、当該考案は、
インキがインキ吸蔵体からインキパッドに移動するのに
時間がかかっていた。よって、補充後すぐに鮮明捺印を
得られるほどインキパッドのインキ保有量が回復しない
欠点があった。さらに、スタンド本体の構造が複雑なた
め、高価なものとなっていた。また、下側に補充口があ
るスタンドの場合は、スタンドを逆さにし、補充口を上
に向けてインキを滴下するため、印褥体が落下しないよ
うに押えが必要となっていた。この押えが印褥体を圧迫
して、余分なインキをインキパッド表面に排出すること
となり、印面を汚したり、過剰なインキを付着させる新
たな問題が生じた。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】本考案は、従来のス
タンドがそのまま使用でき、更に、印判へのインキ付着
性を良好に維持したまま、かかるインキ補充の際の欠点
を解消した印判用スタンド提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】印判用スタンドにおい
て、印褥体は、毛細管力の大きいインキパッドの周側面
に、前記インキパッドより毛細管力の小さいインキ吸蔵
体を配して構成するものであって、前記インキ吸蔵体の
上面は上方に露出していることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】インキ補充の際、印褥体へインキを一面に滴下
すると、内側のインキパッドには少量が吸収され、残り
のインキは瞬時に外側のインキ吸蔵体に吸収される。よ
って、インキ補充直後にインキパッドのインキ保有量が
回復し、インキパッド表面の余剰インキは排除される。
次にインキは、毛細管現象によって、インキ吸蔵体から
インキパッドに徐々に移行し、インキパッドのインキ保
有量が一定になった時点で停止する。その後は、使用す
るごとに減少するインキ量だけ、毛細管現象によってイ
ンキ吸蔵体からインキパッドに移行する。
【0007】
【実施例】図2及び図3に示す、実施例1により詳細に
説明する。1は台であって、周縁方にテーパー面2を有
する嵌着用枠3を立設し、中央部分円周上に下方向へ収
納枠4を形成し連続して収納底部5を形成してある。収
納枠4には、複数本の突出部50が収納底部まで形成し
てある。収納枠4と収納底部5に囲まれる収納部6に
は、印褥体7を装着してある。印褥体7は、複数本の突
出部50で嵌圧保持されている。印褥体7は、円形のく
ぼみを有する凹状に形成したインキ吸蔵体8と、凹部の
周径と同一の径を有する円板状のインキパッド9を、両
者の接触面の数箇所で接着して構成している。インキパ
ッド9の材質としては、 ポリエチレン焼結体 (気孔率30%〜40%、気孔径1×10−mm〜2
×10−mm)、 ポリビニールアセタールの多孔質体 (気孔率30%〜40%、気孔径1×10−mm〜2
×10−mm)、 セラッミック焼結体 (気孔率30%〜40%、気孔径1×10−mm〜2
×10−mm)、 等、毛細管力の大きい多孔質体が好ましい。又、インキ
吸蔵体8の材質としては、 ポリエチレン焼結体 (気孔率80%〜90%、気孔径6×10−mm〜1
×10−mm)、 ポリビニールアセタールの多孔質体 (気孔率60%〜80%、気孔径6×10−mm〜1
×10−mm)、 ポリプロピレン繊維のパンチングフェルト等のフェル
ト、 など、毛細管力が小さいものが好ましい。上記、インキ
パッドとインキ吸蔵体の組合せは、毛細管力の大小のも
のを適宜選択して使用できる。10は、印判保持枠であ
って、外枠11には下端縁が台に達する印判案内用の内
枠12を連設してある。印判保持枠10は、嵌着用枠3
によって、台1と着脱可能に保持される。通常使用時
は、内枠12で囲まれた空間に印判が収納される。イン
キ補充時は、印判保持枠10を台から外し、印褥体7の
上方から一面にインキを滴下する。滴下したインキは、
インキパッドに少量が吸収され、残りのインキは瞬時に
インキ吸蔵体に吸収される。
【0008】図4に示す、別の実施例2により詳細に説
明する。印褥体13は、中空を有するドーナツ状のイン
キ吸蔵体14と、その中空の周径と同一の径を有する円
板状のインキパッド15を、両者の接触面の数箇所で接
着して構成している。印褥体13は、収納枠上方に形成
した周縁枠16に嵌圧固定する押えリング17によっ
て、上方への抜け止めを防止される。押えリング17
は、インキ吸蔵体14の外縁部を押えるようにし、イン
キ吸蔵体の表面全部を覆い隠すほどの押え幅18を有し
てはならない。インキ吸蔵体の表面全部を覆い隠す、又
は、インキパッドにまで達する押え幅を有しては、イン
キ吸蔵体からインキを吸収することができないからであ
る。押えリング17は、インキ吸蔵体14を圧迫する
が、インキパッド15には影響を及ぼさない。よって、
インキパッド表面に余分なインキを排出しない。
【0009】図5に示すように、インキパッドとインキ
吸蔵体は、前述の条件を満たす限り、様々な形状にする
ことが可能である。また、全体の形状が、円形以外にも
三角形や四角形などの多角形体でも良好な結果が得られ
る。ここで、インキパッドは、印面の径より大きいこと
が必要である。もし、印面よりも小さい場合は、インキ
パッドとインキ吸蔵体の両者からインキを付着させるこ
ととなり、両者の材質が異なることから当然付着性が相
違する為、色むらを生じるからである。
【0010】図6のように、インキパッドとインキ吸蔵
体の表面の高さが相違しても構わない。用いる印判の印
面が大きい場合は、相対してインキパッドの露出表面積
を大きくするため、インキ吸蔵体の露出表面積が減少す
る。その結果、かかる目的が達成しにくくなる。よっ
て、双方の高さを相違させて、インキ吸収可能な総面積
を増大させることは、効果的である。インキパッドとイ
ンキ吸蔵体は、別々に製造したものを、接触面において
数箇所接着して形成してもよいし、一体成形してもよ
い。両者の材質は、多孔質プラスチック、フェルト、多
孔質ゴム、樹脂焼結体、金属多孔体等が使用可能であ
る。補充したインキをより早く吸収させるために、イン
キパッドは中心から周縁部にかけて、わずかに傾斜して
いることが好ましいが、必ずしも必要ではない。
【0011】
【効果】従来通り、上方からインキを滴下するだけで、
インキパッドには少量のインキが吸収され、残りのイン
キは瞬時に外側のインキ吸蔵体に吸収されるために、 補充直後からべたつきがなく使用可能であり、しかも
インキパッドのインキ保有量は完全に回復しているの
で、印面へ均一に付着させることができる。 使用ごとに随時インキが移転するので、常にインキパ
ッドのインキ保有量は常時一定に保たれる。また、印褥
体を押えリングで押圧保持する場合であっても、押えリ
ングは、インキ吸蔵体を圧迫するが、インキパッドには
影響を与えないので、インキパッド表面に余分なインキ
が排出することはない。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の印判用スタンドである。
【図2】本考案の実施例1を示す正面断面図である。
【図3】本考案の実施例1を示す平面図である。
【図4】本考案の実施例2の使用状態を示す正面断面図
である。
【図5】三角錐状のインキパッドを有する印褥体の断面
図である。
【図6】インキパッドとインキ吸蔵体の表面の高さが相
違している印褥体の断面図である。
【符号の説明】
1 台 2 テーパー面 3 嵌着用枠 4 収納枠 5 収納底部 50 突出部 6 収納部 7、13 印褥体 8、14 インキ吸蔵体 9、15 インキパッド 10 印判保持枠 11 外枠 12 内枠 16 周縁枠 17 押えリング 18 押え幅

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印判保持枠を有し、内底面に印褥体を備
    えた印判用スタンドにおいて、前記印褥体は、毛細管力
    の大きいインキパッドの周側面に、前記インキパッドよ
    り毛細管力の小さいインキ吸蔵体を配して構成するもの
    であって、前記インキ吸蔵体の上面は上方に露出してい
    ることを特徴とする印判用スタンド。
JP40343090U 1990-12-14 1990-12-14 印判用スタンド Expired - Lifetime JP2530480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40343090U JP2530480Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 印判用スタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40343090U JP2530480Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 印判用スタンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560866U JPH0560866U (ja) 1993-08-10
JP2530480Y2 true JP2530480Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=18513167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40343090U Expired - Lifetime JP2530480Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 印判用スタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530480Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238536A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Shachihata Inc スタンド付き印判
JP6012002B2 (ja) * 2013-06-12 2016-10-25 シヤチハタ株式会社 インキ自給式印判

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0560866U (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5111745A (en) Ink stamps
US5826515A (en) Stamping device
US3885495A (en) Stamping device
JP2530480Y2 (ja) 印判用スタンド
US5586500A (en) Stencil stamp
WO1992021448A1 (en) Liquid adhesive dispenser
US4556012A (en) Disposable ink cartridge
JP3642393B2 (ja) ゴム印判
JPS60193686A (ja) スタンプおよび其の製造方法
CN218514406U (zh) 一种手机装饰贴纸
JPH0736773Y2 (ja) ゴム印用スタンド
JP2964997B2 (ja) スタンプ
JP3580873B2 (ja) 印判
JPS592672Y2 (ja) 合成樹脂製液体糊塗布容器
JPS61129833U (ja)
JPH0243745Y2 (ja)
JPH0644710Y2 (ja) スタンプ台
JP3598005B2 (ja) 孔版印刷用原版及び孔版原紙の製版方法
JP3999856B2 (ja) インキ供給具
JP4459418B2 (ja) 印判スタンド
JP3079373U (ja) 印 判
JPH08108604A (ja) 印 判
JP3549154B2 (ja) インク付きスタンプパッドおよびステンシルセット
EP0990534A1 (en) Stamp unit
JP2519236Y2 (ja) 日付印用のインク吸蔵具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term