JP2530308Y2 - V型エンジンの冷却水通路構造 - Google Patents

V型エンジンの冷却水通路構造

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JP2530308Y2
JP2530308Y2 JP1991023579U JP2357991U JP2530308Y2 JP 2530308 Y2 JP2530308 Y2 JP 2530308Y2 JP 1991023579 U JP1991023579 U JP 1991023579U JP 2357991 U JP2357991 U JP 2357991U JP 2530308 Y2 JP2530308 Y2 JP 2530308Y2
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、V型エンジンの冷却
水通路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、V型エンジンの冷却水通路構造と
しては、冷却水の出口通路が左右バンクの前端面に前方
に突出して設けられたものが知られている(例えば実開
昭62−66215号公報参照)。そして、上記冷却水
通路構造においては、ウォーターポンプがエンジンの後
端部側に設けられ、このウォーターポンプに冷却水を導
く入口通路が両バンク間の谷部に前後方向に配置されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のV型エンジ
ンの冷却水通路構造において、エンジンのコンパクト化
の観点より、ウォーターポンプをシリンダブロックの前
端部に設けるとともに、このウォーターポンプに冷却水
を導く入口通路をエンジンの前端部上方から左右バンク
間の谷部の上面まで上下方向に配置し、併せて上記谷部
の前方にタイミングベルトのアイドルプーリーを配置す
ることが考えられる。
【0004】ところが、このように配置した場合におい
ても、出口通路が左右バンクの前方に突出して配置され
ていると、この出口通路の突出分だけエンジンの前後方
向長さが増加するために、エンジンのコンパクト化を図
ることができない。
【0005】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、入口通路および出口通路の配置の合理
化を図ることにより、エンジンのコンパクト化を図るこ
とができるV型エンジンの冷却水通路構造を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案の請求項1では、シリンダブロック上部と
一対のシリンダヘッドとでV字状の左右バンクが形成さ
れ、この左右バンクの前端面に冷却水の出口通路が左右
方向に設けられたV型エンジンにおいて、シリンダブロ
ックの前端部に設けられたウォーターポンプに冷却水を
導く入口通路が上記左右バンクの間の谷部に上下方向に
設けられ、上記出口通路は、この谷部の前方に配設され
たタイミングベルト用アイドラーと、上記入口通路との
間を通るように配置されているように構成した。
【0007】また請求項2では、上記請求項1において
冷却水の出口通路を構成する壁体には補機用アイドラー
の軸受部が一体形成され、この軸受部によって補機用ア
イドラーが支持されているように構成した。請求項3で
は、上記請求項1または2において、上記左右バンクの
うちの一方のバンクのシリンダ列と他方のバンクのシリ
ンダ列とがクランクシャフト方向に互いにオフセットさ
れ、このオフセットにより生じる一方のバンクの前方側
のオフセット空間部分に、一方のバンクからの冷却水の
出口通路と他方のバンクからの冷却水の出口通路との合
流部が設けられているように構成した。請求項4では、
上記請求項1乃至3のいずれかにおいて、上記入口通路
は、左右バンク間の上部前方の位置から後方側へ延びた
後に上記谷部へ垂下するように湾曲する湾曲部を有し、
上記出口通路がこの入口通路の湾曲部内側と上記タイミ
ングベルト用アイドラーとの間を通るように配置されて
いる構成とした。請求項5では、上記請求項1乃至4の
いずれかにおいて、上記タイミングベルト用アイドラー
は、上記ウォーターポンプのポンプハウジングに支持部
を介して取り付けられているように構成した。
【0008】
【作用】上記請求項1の構成によれば、出口通路を入口
通路とアイドラーとの間に通すことにより、両者間のス
ペースが有効利用される。
【0009】また請求項2の構成によれば、上記請求項
1による作用に加え、出口通路に形成された軸受部を介
して補機用アイドラーを軸受させることにより、補機用
アイドラーの配設に必要なブラケット等が省略されると
ともに、補機用アイドラーが出口通路内の冷却水により
冷却される。請求項3の構成によれば、上記請求項1ま
たは2による作用に加え、上記オフセット空間部分に両
バンクからの冷却水の出口通路の合流部が設けられるこ
とにより、上記オフセット空間部分が上記合流部の配置
のために有効利用される。請求項4の構成によれば、上
記入口通路が左右バンク間の上部前方から谷部にわたる
部分で湾曲することにより流通抵抗が極力小さくされ、
かつ、このように入口通路が形成されることによってそ
の湾曲部分とタイミングベルト用アイドラーとの間に生
じる隙間が、出口通路の配置のために有効利用される。
請求項5の構成によれば、上記請求項1乃至4のいずれ
かによる作用に加え、ポンプハウジングが上記タイミン
グベルト用アイドラーの取付けのために利用されてこの
アイドラーの固定が容易に行われるとともに、ウォータ
ーポンプ内の冷却水によってこのアイドラーを冷却する
作用が得られる。
【0010】
【実施例】図2において、1はV型エンジンの冷却水通
路構造のシリンダブロックであり、その上端にはV字型
に左右一対のシリンダヘッド2a,2bが設置され、シ
リンダブロック1の上部と各シリンダヘッド2a,2b
とで左右のバンク3a,3bが構成されている。各バン
ク3a,3bには、図3に示すようにそれぞれ複数のシ
リンダ31a,31bが列状に形成され、これら両バン
ク3a,3bのシリンダ31a,31bが左右で互いに
ずらして配置(オフセット)され、これにより一方のバ
ンク3bにはエンジンの前端部にオフセット空間32b
が形成されている。また上記シリンダブロック1および
シリンダヘッド2a,2bの前方には、第4図に示すよ
うにファン41と、このファン41の前方にラジエータ
ー4とが配設されている。
【0011】上記シリンダブロック1の下部には、図2
に示すようにクランクシャフト(出力軸)11が回転可
能に保持され、また上記シリンダヘッド2a,2bには
カムシャフト21a,21bが回転可能に保持されてい
る。上記シリンダブロック1の前方に突出したクランク
シャフト11の端部には、タイミングプーリー111が
設けられ、このタイミングプーリー111と、上記カム
シャフト21a,21bの端部に設けられたタイミング
プーリー211a,211bと、アイドルプーリー12
1とにタイミングベルト13が巻き掛けられている。
【0012】また上記クランクシャフト11には、上記
タイミングプーリー111の前方にプーリー112が設
けられ、このプーリー112と、各種補機、すなわち上
記プーリー112から順にウォーターポンプ12、エア
ーコンディショナー用コンプレッサー14、アクティブ
サスペンション用オイルポンプ15、パワーステアリン
グ用オイルポンプ17およびオルタネーター18などに
は1本のベルト19が巻き掛けられている。なお図中1
6はアイドルプーリーを示し、191はテンショナーを
示している。
【0013】ウォーターポンプ12はシリンダブロック
1の前端面のほぼ中央に配置され、このウォーターポン
プ12は、図4に示すようにシリンダブロック1に取付
けられてシリンダブロック1前端面との間にポンプ室1
22を形成するポンプハウジング123と、このポンプ
ハウジング123により支持された回転軸124とを有
している。この回転軸124には、その前端部にベルト
19が巻き掛けられるポンププーリー125が取付けら
れ、このポンププーリー125の前端にはファン41が
取付けられている。また上記ポンプハウジング123に
は、その上端部に上方に突出する支持部126が一体に
形成されている。この支持部126には、前方に突出す
るボス部127が形成され、このボス部127によりタ
イミングベルト13が巻き掛けられるアイドルプーリー
121が軸受けされている。
【0014】つぎに、上記ウォーターポンプ12にラジ
エーター4から冷却水を導く入口通路5について説明す
る。この入口通路5は、第1の通路部51と、第2の通
路部52と、サーモスタットTを収容したサーモスタッ
トケース53と、上記サーモスタットケース53にボル
ト541により連結された入口端部54と、この入口端
部54とラジエーター4の出口側との間を接続するホー
ス55とから構成される。
【0015】上記第1の通路部51はシリンダブロック
1の前端部内に一体形成され、その下流端511がウォ
ーターポンプ12のポンプ室122に臨んで開口し、上
記下流端511から斜め上方に延びて上流端512が両
バンク3a,3b間の空間に臨んで開口するように形成
されている。
【0016】第2の通路部52は、上記サーモスタット
ケース53と一体に形成された筒状体により構成され、
下流端521が上記第1の通路部51の上流端512と
互いに連通するようにボルト510によって取り付けら
れ、この下流端521から両バンク3a,3b間の空間
を通って上部前方へ滑らかに湾曲し、その上流端522
がサーモスタットケース53の下側に連通するように形
成されている。つまり、上記入口通路5の第2の通路5
2の形状を上流側から説明すると、左右バンク間の上部
前方の位置から後方側へ延びた後に上記谷部へ垂下する
ように湾曲する湾曲部を有する形状となっている。
【0017】このサーモスタットケース53はブラケッ
ト22を介してシリンダヘッド2a,2bに支持され、
このブラケット22によって両バンク3a,3b間のシ
リンダヘッド2a,2bの上端より上位であって、その
シリンダヘッド2a,2bより前方に突出して配置され
ている。上記サーモスタットケース53には、上記サー
モスタットTの前側に前室531が形成され、この前室
531は下方に伸ばされたバイパスホース532によっ
て後述の出口通路6(図1参照)と接続されている。ま
た上記前室531の上端と、ラジエーター4のアッパー
タンク42とにはパイプ部材533が接続され、両者は
このパイプ部材533によって互いに連通されている。
【0018】上記ブラケット22は、図1に示すように
正面視でV字状に形成され、その両端部が図1および図
3に示すようにシリンダヘッド2a,2bの上端部から
前方に突出形成された取付座23a,23bにボルト2
21,222によって取付けられ、このブラケット22
によって上記両シリンダヘッド2a,2bは互いに連結
される。そして図1,図3および図4に示すように上記
ブラケット22の中央部を貫通するボルト223が上記
サーモスタットケース53にねじ込まれ、このボルト2
23およびブラケット22を介して上記サーモスタット
ケース53はシリンダヘッド2a,2bに支持されてい
る。
【0019】ウォーターポンプ12からシリンダブロッ
ク1内に供給された冷却水は、シリンダヘッド2a,2
bの図示しないウォータージャケットを経てその前端面
に設けられた出口通路6を通してエンジン外に抜出さ
れ、ラジエーター4の入口側に戻される。上記出口通路
6は、図1および図3に示すようにシリンダヘッド2a
からの第1の出口通路部61と、両バンク3a,3b間
にかけ渡された第2の出口通路部62と、シリンダヘッ
ド2bの前方に迂回するように突出した第3の出口通路
部63と、上記シリンダヘッド2bの外側方に突出する
出口端部641までの第4の出口通路部64と、上記出
口端部641に接続された出口パイプ65と、この出口
パイプ65からラジエーター4の入口側であるアッパー
タンク42まで導くホース(図示せず)とから構成され
ている。
【0020】上記第1の出口通路部61は、シリンダヘ
ッド2aの図示しないウォータージャケットからの冷却
水出口と互いに接続されている。またこの第1の出口通
路部61にはバイパスホース532が接続され、このバ
イパスホース532を介して上記第1の出口通路部61
と、サーモスタットケース53の前室531とが互いに
連通されている。これにより冷却水が所定の温度(例え
ば70°〜80°)以下の場合には、シリンダヘッド2
a,2bから出た冷却水をラジエーター4へ戻さずに上
記バイパスホース532およびサーモスタットTを介し
て、直接、第2の入口通路部52に流される。
【0021】第2の出口通路部62は、両シリンダヘッ
ド2a,2bの相対向する両側面に開口する第1の出口
通路部61の下流端と、第3の出口通路部63の上流端
とを互いに連結する筒状体により構成されている。この
第2の出口通路部62は、シリンダヘッド2a,2bの
他に、図4に示すようにタイミングベルトカバー131
に支持され、これにより両バンク3a,3b間であっ
て、ウォーターポンプ12の支持部126と、第2の入
口通路部52との間の隙間Sを通るように配置されてい
る。
【0022】第3の出口通路部63は、図1および図5
に示すようにシリンダヘッド2bの前端部内に一体形成
された通路部63aと、平面視でU字状に屈曲形成され
た取付管体63bとから構成されている。図5に示すよ
うに、上記通路部63aの下流端630と、第4の通路
部64の上流端641とはシリンダヘッド2bの前端面
に開口され、上記取付管体63bは上記両通路部63
a,64と連通するようにボルト631によりシリンダ
ヘッド2bの上記前端面に取付けられている。
【0023】この取付管体63bの前端面には前方に突
出する軸受ボス部632が一体に形成され、この軸受ボ
ス部632によりアイドルプーリー16が回転可能に軸
受けされている。また上記取付管体63bの外周面に
は、取付ボス部633(図1参照)が外周方向に突出形
成され、この取付ボス部633を貫通したボルト631
がシリンダヘッド2bにねじ込まれている。上記取付ボ
ス部633の前端面と、軸受ボス部632との間には外
側リブ634が斜めに一体形成され、また通路部63の
内周面にも図6に示すように上記外側リブ634と対応
する位置に内側リブ635が上記外側リブ634と互い
に平行に一体形成されている。
【0024】第4の出口通路部64は、図5に示すよう
にその上流端641が上記取付管体63bと連通し、下
流端がシリンダヘッド2bの外側面に突出する出口端部
643に開口するようにシリンダヘッド2bの前端部内
に一体形成されている。上記第4の出口通路部64の上
流端641近傍には、シリンダヘッド2bの図示しない
ウォータージャケットからの冷却水出口642が開口
し、これによりこの冷却水出口642からの冷却水と、
他のシリンダヘッド2aのウォータージャケットからの
冷却水とが合流される。つまり、両バンクからの冷却水
の出口通路の合流部が、一方のバンクの前方側における
オフセット空間32bの部分に設けられている。
【0025】上記構成のV型エンジンの冷却水通路構造
においては、入口通路5の第1および第2の通路部5
1,52が、その流路抵抗を極力小さくするために、滑
かに湾曲されて形成されている。このためにウォーター
ポンプ12が取付けられたシリンダブロック1の前端位
置から上記第2の通路部52の取付部までの間に隙間S
(図4参照)が形成されてしまう。ところが、この実施
例では、上記隙間Sを利用して第2の出口通路部62を
配置しているために、上記隙間Sの有効利用を図ること
ができ、両バンク3a,3b間をまたぐ出口通路部を、
例えば両バンク3a,3bの前方に突出させて配置する
場合などに比べてエンジンをコンパクトに構成すること
ができる。
【0026】なお上記ウォーターポンプ12にはタイミ
ングベルト13用のアイドルプーリー121を軸受けす
る支持部126が一体に形成されているために、上記ア
イドルプーリー121の両バンク3a,3b間への位置
固定を他の特別なブラケットなどを用いることなく容易
に行うことができる。しかも上記支持部126がウォー
ターポンプ12のハウジング123と一体であるため
に、回転により発熱したアイドルプーリー121などを
ウォーターポンプ12内の冷却水によって冷却すること
ができ、これにより上記アイドルプーリー121の信頼
性の向上を図ることができる。
【0027】また、この実施例では、上記出口通路6を
構成する取付管体63bに、アイドルプーリー16の軸
受ボス部632を一体形成しているために、上記アイド
ルプーリー16を軸受するためのブラケットを省略して
上記アイドルプーリー16の配設の合理化を図ることが
できるうえに、上記出口通路6内の冷却水による冷却効
果によって上記アイドルプーリー16の信頼性の向上を
図ることができる。さらに、この実施例では、一方のバ
ンク3bに生じるオフセット空間32bを利用して冷却
水の出口通路6を設けるようにしているために、シリン
ダヘッド2a,2bなどの前端面側に出口通路を突出し
て配置する場合と比べて、エンジンの全長を短縮するこ
とができ、コンパクト化を図ることができる。
【0028】また上記取付管体63bにおいては、その
取付ボス部633と軸受ボス部632との間に外側リブ
634と内側リブ635とが一体形成されているため
に、その軸受ボス部632が曲がらないように補強さ
れ、これを確実に所定の状態に保つことができる。しか
も上記内側リブ635によって冷却水と接触する表面積
が増大され、これにより上記軸受ボス部632の放熱効
果を高めることができる。
【0029】図7には、第1実施例における第4の出口
通路64(図5参照)についての第2実施例が示されて
いる。この第2実施例における第4の出口通路64aに
は、冷却水出口642aが、取付管体63bとの連通路
より下流側であって、出口端部643までの一直線状の
通路部644の中間位置に開口されるとともに、第4の
出口通路64aの流路に沿って斜めに合流するように配
置されている。
【0030】このように構成された第2実施例において
は、取付管体63bからの冷却水が、第4の出口通路6
4aの上流端641の近傍でほぼ直角に流路方向が変え
られた後の、出口端部643までの一直線状の通路部6
44の途中で、この第4の出口通路64aの冷却水に、
冷却水出口642aからの冷却水がほぼ抵抗なく合流す
る。このため、第1実施例のように取付管体63bから
の冷却水と、冷却水出口642からの冷却水とが上流端
641の近傍でほぼ相対向するようにして合流する場合
と比べて、合流時の抵抗が少なく、その分だけ冷却水を
送り出すモータにかかる負担を低減することができる。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の請求項
1のエンジンの補機駆動構造によれば、両バンク間にお
いて、出口通路を入口通路とアイドラーとの間に通すこ
とにより、両者間のスペースを有効利用して合理的に配
置することができ、エンジンのコンパクト化を図ること
ができる。
【0032】また請求項2の構成によれば、上記請求項
1による効果に加え、出口通路に形成された軸受部によ
って補機用アイドラーが支持されているために、補機用
アイドラーを設けるためのブラケットを省略することが
できるとともに、出口通路や補機用アイドラー等を最適
かつ合理的に配置することができ、そのうえ、上記補機
用アイドラーを出口通路内の冷却水により冷却すること
ができ、補機用アイドラーの信頼性向上を図ることがで
きる。請求項3の構成によれば、上記請求項1または2
による効果に加え、上記オフセット空間部分に両バンク
からの冷却水の出口通路の合流部が設けられているため
に、上記オフセット空間部分を有効利用して上記出口通
路の合流部を配置することができ、合流部がエンジン前
方に突出する状態に配置する場合と比べてエンジンの全
長を短縮し、コンパクト化を図ることができる。請求項
4の構成によれば、上記入口通路が左右バンク間の上部
前方から谷部にわたる部分で湾曲し、その湾曲部分内側
とタイミングベルト用アイドラーとの間を冷却水の出口
通路が通るようになっているために、入口通路の流通抵
抗を小さくしつつ、上記湾曲部分とタイミングベルト用
アイドラーとの間に生じる隙間を有効利用して出口通路
をコンパクトに配置することができる。請求項5の構成
によれば、上記請求項1乃至4のいずれかによる作用に
加え、ポンプハウジングにタイミングベルト用アイドラ
ーが取付けられているため、このアイドラーの両バンク
間への位置固定を特別なブラケットなどを用いることな
く容易に行うことができるとともに、ウォーターポンプ
内の冷却水によってこのアイドラーを冷却することがで
き、このアイドラーの信頼性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のエンジンの前端部の拡大正面説明図であ
る。
【図2】この考案の第1実施例を適用したエンジンの正
面説明図である。
【図3】図1のエンジンの前端部の拡大平面説明図であ
る。
【図4】図1のA−A線における断面説明図である。
【図5】図1のB−B線における拡大断面説明図であ
る。
【図6】図5のC−C線における拡大断面説明図であ
る。
【図7】第2実施例を示す図5相当図である。
【符号の説明】
3a,3b 左右バンク 5 入口通路 6 出口通路 13 タイミングベルト 16 補機用アイドルプーリー 52 第2の入口通路 62 第2の出口通路 63b 取付管体 121 タイミングベルト用アイドルプーリー 632 軸受ボス部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−51133(JP,U) 実開 平3−51134(JP,U) 実開 平3−32134(JP,U)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック上部と一対のシリンダ
    ヘッドとでV字状の左右バンクが形成され、この左右バ
    ンクの前端面に冷却水の出口通路が左右方向に設けられ
    たV型エンジンにおいて、シリンダブロックの前端部に
    設けられたウォーターポンプに冷却水を導く入口通路が
    上記左右バンクの間の谷部に上下方向に設けられ、上記
    出口通路は、この谷部の前方に配設されたタイミングベ
    ルト用アイドラーと、上記入口通路との間を通るように
    配置されていることを特徴とするV型エンジンの冷却水
    通路構造。
  2. 【請求項2】 冷却水の出口通路を構成する壁体には補
    機用アイドラーの軸受部が一体形成され、この軸受部に
    よって補機用アイドラーが支持されていることを特徴と
    する請求項1記載のV型エンジンの冷却水通路構造。
  3. 【請求項3】 上記左右バンクのうちの一方のバンクの
    シリンダ列と他方のバンクのシリンダ列とがクランクシ
    ャフト方向に互いにオフセットされ、このオフセットに
    より生じる一方のバンクの前方側のオフセット空間部分
    に、一方のバンクからの冷却水の出口通路と他方のバン
    クからの冷却水の出口通路との合流部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のV型エンジン
    の冷却水通路構造。
  4. 【請求項4】 上記入口通路は、左右バンク間の上部前
    方の位置から後方側へ延びた後に上記谷部へ垂下するよ
    うに湾曲する湾曲部を有し、上記出口通路がこの入口通
    路の湾曲部内側と上記タイミングベルト用アイドラーと
    の間を通るように配置されていることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のV型エンジンの冷却水通
    路構造。
  5. 【請求項5】 上記タイミングベルト用アイドラーは、
    上記ウォーターポンプのポンプハウジングに支持部を介
    して取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載のV型エンジンの冷却水通路構造。
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