JP2529779Y2 - スクータ型車両の収納ボックス装置 - Google Patents
スクータ型車両の収納ボックス装置Info
- Publication number
- JP2529779Y2 JP2529779Y2 JP1987159413U JP15941387U JP2529779Y2 JP 2529779 Y2 JP2529779 Y2 JP 2529779Y2 JP 1987159413 U JP1987159413 U JP 1987159413U JP 15941387 U JP15941387 U JP 15941387U JP 2529779 Y2 JP2529779 Y2 JP 2529779Y2
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- Japan
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- inner cover
- storage box
- hinge
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、シート下のボディ内に設けたスクータ型
車両の収納ボックス装置に関する。
車両の収納ボックス装置に関する。
(従来の技術) スクータと呼ばれる自動2輪車は、第3図に示すよう
に、ハンドル3で操舵される前輪1とエンジン4によっ
て駆動される後輪2を前後に配し、後上部に配置したシ
ート5と上記ハンドル3との間を低く湾曲させてステッ
プボード6を敷き、シート5下方に大きな容積のボディ
が形成されているのが特徴的である。
に、ハンドル3で操舵される前輪1とエンジン4によっ
て駆動される後輪2を前後に配し、後上部に配置したシ
ート5と上記ハンドル3との間を低く湾曲させてステッ
プボード6を敷き、シート5下方に大きな容積のボディ
が形成されているのが特徴的である。
図例のものではパイプ製前フレーム7に接続した鋼板
ボックス型の後フレーム8とボディカバー9とによって
上記ボディが構成される。10はユニットスイング型エン
ジン4のスイングケース11後端と後フレーム8間に介装
されたリヤクッションユニット、12はリヤフェンダであ
る。
ボックス型の後フレーム8とボディカバー9とによって
上記ボディが構成される。10はユニットスイング型エン
ジン4のスイングケース11後端と後フレーム8間に介装
されたリヤクッションユニット、12はリヤフェンダであ
る。
上記ボックス型後フレーム8はそのままヘルメット14
などの収納ボックス13となり、リヤフェンダ12上面のボ
ディカバー9内には燃料タンク15、オイルタンク16等の
タンク類が載置される。したがって、シート5の下のボ
ディ内前方に収納ボックス13が位置し、収納ボックス13
の後方に燃料タンク15、オイルタンクンク16が位置した
構成となっている。
などの収納ボックス13となり、リヤフェンダ12上面のボ
ディカバー9内には燃料タンク15、オイルタンク16等の
タンク類が載置される。したがって、シート5の下のボ
ディ内前方に収納ボックス13が位置し、収納ボックス13
の後方に燃料タンク15、オイルタンクンク16が位置した
構成となっている。
シート5は開閉自在で、その前端部がボディの前端上
部に枢着されている。このシート5は、収納ボックス開
口部13aおよび燃料タンク15、オイルタンク16等の注入
口15a,16a上を覆い、蓋として機能する。
部に枢着されている。このシート5は、収納ボックス開
口部13aおよび燃料タンク15、オイルタンク16等の注入
口15a,16a上を覆い、蓋として機能する。
このようにして、3輪構成、4輪構成を含めたスクー
タ型車両では、シート下を機能性よくまとめることがで
きる。
タ型車両では、シート下を機能性よくまとめることがで
きる。
しかしながら、このようなシート下の構成では、第4
図に示すように、給油のとき収納ボックス内が見え、ま
た燃料やオイルの飛沫が収納ボックス13内に飛び込んで
収納物を汚しやすいという問題がある。
図に示すように、給油のとき収納ボックス内が見え、ま
た燃料やオイルの飛沫が収納ボックス13内に飛び込んで
収納物を汚しやすいという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の通り、スクータ型車両において、シート下に収
納ボックスおよび燃料タンクなどを配置してシートを蓋
代りにしたものでは、コンパクトではあるが、給油時等
に収納ボックス13内の収納物を他人に見られたり、飛散
した燃料等の飛沫が収納物に掛かって収納物が汚損され
やすいという問題があるのに鑑み、この考案は、このよ
うな本来の利点を損わずに給油時にも収納物が見えず、
また汚損されることがないようにしたスクータ型車両の
収納ボックス装置を提供することを目的とする。
納ボックスおよび燃料タンクなどを配置してシートを蓋
代りにしたものでは、コンパクトではあるが、給油時等
に収納ボックス13内の収納物を他人に見られたり、飛散
した燃料等の飛沫が収納物に掛かって収納物が汚損され
やすいという問題があるのに鑑み、この考案は、このよ
うな本来の利点を損わずに給油時にも収納物が見えず、
また汚損されることがないようにしたスクータ型車両の
収納ボックス装置を提供することを目的とする。
また、本発明のもう一つの目的は、収納ボックス内の
収納物の隠蔽および汚損の防止を図る際に収納物の出し
入れが困難になることを防止することにある。
収納物の隠蔽および汚損の防止を図る際に収納物の出し
入れが困難になることを防止することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的に沿い、この考案のスクータ型車両の収納ボ
ックス装置は、シート下のボディ内前方に上方に開口す
る収納ボックスを配置し、この収納ボックスの後方に燃
料タンク、オイルタンク等のタンク類を配置するととも
に、上記ボディの前端上部にシートヒンジを設け、この
シートヒンジに上記シートの前端部を枢着してシートを
開閉自在にし、このシートを上記収納ボックスの開口部
および上記タンク類の注入口の蓋代りにしたスクータ型
車両において、上記シートの下方に位置して収納ボック
スの開口部のみを覆うインナーカバーを設け、このイン
ナーカバーの前端をインナーカバーヒンジに枢着してイ
ンナーカバーを開閉自在とする一方、このインナーカバ
ーヒンジを上記シートヒンジの位置よりも後方であって
収納ボックスの開口部前端より前方のシートヒンジ近傍
のボディに設け、シートとインナーカバーの開閉方向を
同一方向に構成し、シートを閉じる方向にインナーカバ
ーが追従して閉操作されるものである。
ックス装置は、シート下のボディ内前方に上方に開口す
る収納ボックスを配置し、この収納ボックスの後方に燃
料タンク、オイルタンク等のタンク類を配置するととも
に、上記ボディの前端上部にシートヒンジを設け、この
シートヒンジに上記シートの前端部を枢着してシートを
開閉自在にし、このシートを上記収納ボックスの開口部
および上記タンク類の注入口の蓋代りにしたスクータ型
車両において、上記シートの下方に位置して収納ボック
スの開口部のみを覆うインナーカバーを設け、このイン
ナーカバーの前端をインナーカバーヒンジに枢着してイ
ンナーカバーを開閉自在とする一方、このインナーカバ
ーヒンジを上記シートヒンジの位置よりも後方であって
収納ボックスの開口部前端より前方のシートヒンジ近傍
のボディに設け、シートとインナーカバーの開閉方向を
同一方向に構成し、シートを閉じる方向にインナーカバ
ーが追従して閉操作されるものである。
(作用) この構成によれば、給油のためシートを開いても、イ
ンナーカバーが収納ボックスの開口部を覆っているので
他人に収納物を見られることが防止される。また、給油
に際して飛び散った燃料やオイルがインナーカバーに遮
蔽されて収納ボックス内に飛び込むことがなく、収納物
の汚損が防止される。
ンナーカバーが収納ボックスの開口部を覆っているので
他人に収納物を見られることが防止される。また、給油
に際して飛び散った燃料やオイルがインナーカバーに遮
蔽されて収納ボックス内に飛び込むことがなく、収納物
の汚損が防止される。
インナーカバーはワンタッチで開けることができ、し
かもシートとインナーカバーの開閉方向が同一方向であ
るため、収容物の出し入れに不都合はない。しかも、イ
ンナーカバーの前端が枢着されインナーカバーヒンジを
シートヒンジの位置より後方であって、収納ボックスの
開口部前端より前方のシートヒンジ近傍のボディに設け
たので、開かれて直立した状態のシートにインナーカバ
ーを立て掛ける形で開いておくことができ、収容物の出
し入れが容易でスムーズである一方、シートとインナー
カバーの開閉方向が同一方向であり、シートを閉じる方
向にインナーカバーが追従して閉操作されるので、開け
るときはシートとインナーカバーを個々に開け、シート
を開けても収納ボックス開口部は閉じられているので給
油等による不都合はなく、閉めるときはシートを閉める
と追従してインナーカバーを自動的に閉めることがで
き、シート下にインナーカバーを設けても閉めるときの
操作が簡単で、面倒な閉操作が不要となる。
かもシートとインナーカバーの開閉方向が同一方向であ
るため、収容物の出し入れに不都合はない。しかも、イ
ンナーカバーの前端が枢着されインナーカバーヒンジを
シートヒンジの位置より後方であって、収納ボックスの
開口部前端より前方のシートヒンジ近傍のボディに設け
たので、開かれて直立した状態のシートにインナーカバ
ーを立て掛ける形で開いておくことができ、収容物の出
し入れが容易でスムーズである一方、シートとインナー
カバーの開閉方向が同一方向であり、シートを閉じる方
向にインナーカバーが追従して閉操作されるので、開け
るときはシートとインナーカバーを個々に開け、シート
を開けても収納ボックス開口部は閉じられているので給
油等による不都合はなく、閉めるときはシートを閉める
と追従してインナーカバーを自動的に閉めることがで
き、シート下にインナーカバーを設けても閉めるときの
操作が簡単で、面倒な閉操作が不要となる。
このように、収納ボックス内の収納物の隠蔽および汚
損の防止を図っても、収納物の出し入れが困難になるこ
とはない。なお、インナーカバーは特別に強度を要しな
いので、薄型軽量の合成樹脂製や、外枠にシートを張っ
た程度のものでよく、コスト、重量上に特別な影響な
く、大きな効果がある。
損の防止を図っても、収納物の出し入れが困難になるこ
とはない。なお、インナーカバーは特別に強度を要しな
いので、薄型軽量の合成樹脂製や、外枠にシートを張っ
た程度のものでよく、コスト、重量上に特別な影響な
く、大きな効果がある。
(実施例) 第1図はこの考案の実施例を示すものである。シート
5の下方に形成される大容量のボディは、ボックス型で
内部を収納ボックス13とした後部フレーム8と、ボディ
カバー9とから構成されており、収納ボックス13の後方
でボディカバー9内のリヤフェンダ12上には燃料タンク
15、オイルタンク16等のタンク類が設置され、収納ボッ
クス13の開口部13aおよび燃料タンク15の注入口15a等が
開閉自在なシート5で覆われる点は従来と変らない。
5の下方に形成される大容量のボディは、ボックス型で
内部を収納ボックス13とした後部フレーム8と、ボディ
カバー9とから構成されており、収納ボックス13の後方
でボディカバー9内のリヤフェンダ12上には燃料タンク
15、オイルタンク16等のタンク類が設置され、収納ボッ
クス13の開口部13aおよび燃料タンク15の注入口15a等が
開閉自在なシート5で覆われる点は従来と変らない。
ボディ(ここでは後部フレーム8)の前端上部にはシ
ートヒンジ17aが設けられており、このシートヒンジ17a
にシート5の前端部が回動自在に枢着される。そして、
シート5の下方にはインナーカバー18が位置している。
このインナーカバー18は、収納ボックス開口部13aのみ
を開閉自在に被覆する合成樹脂製の薄肉なカバーであ
り、インナーカバー18の前端は収納ボックス開口部13a
の前端より前方のシートヒンジ近傍に設けられたインナ
ーカバーヒンジ17bに回動自在に枢着されている。
ートヒンジ17aが設けられており、このシートヒンジ17a
にシート5の前端部が回動自在に枢着される。そして、
シート5の下方にはインナーカバー18が位置している。
このインナーカバー18は、収納ボックス開口部13aのみ
を開閉自在に被覆する合成樹脂製の薄肉なカバーであ
り、インナーカバー18の前端は収納ボックス開口部13a
の前端より前方のシートヒンジ近傍に設けられたインナ
ーカバーヒンジ17bに回動自在に枢着されている。
インナーカバーヒンジ17bはシートヒンジ17aの後方に
位置しており、シート5とインナーカバー13の開閉方向
はインナーカバーヒンジ17はシートヒンジ17aの後方近
傍に設けられているので、開かれた直立状態のシート5
にインナーカバー18を立て掛ける形で開いておくことが
できる。また、シート5とインナーカバー18の開閉方向
が同一であるが、開けるときはシート5とインナーカバ
ー18とを個々に開け、閉めるときはシート5を閉めると
インナーカバー18はシート5に追従して自動的に閉めら
れる。なお、インナーカバー18の後端部には開閉用のつ
まみ19が設けられている。
位置しており、シート5とインナーカバー13の開閉方向
はインナーカバーヒンジ17はシートヒンジ17aの後方近
傍に設けられているので、開かれた直立状態のシート5
にインナーカバー18を立て掛ける形で開いておくことが
できる。また、シート5とインナーカバー18の開閉方向
が同一であるが、開けるときはシート5とインナーカバ
ー18とを個々に開け、閉めるときはシート5を閉めると
インナーカバー18はシート5に追従して自動的に閉めら
れる。なお、インナーカバー18の後端部には開閉用のつ
まみ19が設けられている。
給油のためシート5を開けたときは、インナーカバー
18がそのまま収納ボックス13の開口部13aを塞いでお
り、収納ボックス13の収納物は外から見えない。また、
給油のとき過って燃料やオイルを散らした場合にもイン
ナーカバー18により遮蔽されて収納物の汚損が防がれ
る。収納物の出し入れは、つまみ19を引き上げてインナ
ーカバー18を開いて行う。
18がそのまま収納ボックス13の開口部13aを塞いでお
り、収納ボックス13の収納物は外から見えない。また、
給油のとき過って燃料やオイルを散らした場合にもイン
ナーカバー18により遮蔽されて収納物の汚損が防がれ
る。収納物の出し入れは、つまみ19を引き上げてインナ
ーカバー18を開いて行う。
インナーカバー18はワンタッチで開けることができ、
しかもシート5とインナーカバー18の開閉方向が同一方
向であるため、インナーカバー18の開閉操作は容易であ
り、収納ボックス13内に収容された収容物の出し入れに
不都合はない。
しかもシート5とインナーカバー18の開閉方向が同一方
向であるため、インナーカバー18の開閉操作は容易であ
り、収納ボックス13内に収容された収容物の出し入れに
不都合はない。
しかも、インナーカバー18の前端が枢着されるインナ
ーカバーヒンジ17bがシートヒンジ17aよりも後方に設け
られているので、開かれて直立した状態のシート5にイ
ンナーカバー18を立て掛ける形で開いておくことがで
き、収容物の出し入れが非常に容易である。
ーカバーヒンジ17bがシートヒンジ17aよりも後方に設け
られているので、開かれて直立した状態のシート5にイ
ンナーカバー18を立て掛ける形で開いておくことがで
き、収容物の出し入れが非常に容易である。
このように、収納ボックス13内の収納物の隠蔽および
汚損の防止を図っても、収納物の出し入れが困難になる
ことはない。
汚損の防止を図っても、収納物の出し入れが困難になる
ことはない。
ところで、第2図はインナーカバーの他の実施例を示
す縦断面図である。このインナーカバー18aは、インナ
ーカバーヒンジ20を備えた合成樹脂製の外枠21の上面に
不透明なビニールシート22を張って構成されており、低
コスト、軽量に得られる。
す縦断面図である。このインナーカバー18aは、インナ
ーカバーヒンジ20を備えた合成樹脂製の外枠21の上面に
不透明なビニールシート22を張って構成されており、低
コスト、軽量に得られる。
インナーカバー18,18aはオイルなどの飛沫を受けるだ
けで、常態ではシート5によって保護されているので、
強度上の要求はなく、薄肉合成樹脂やシートによる構成
で充分であり、低コストで極めて軽量に提供され、収納
ボックスの品質向上には効果的である。
けで、常態ではシート5によって保護されているので、
強度上の要求はなく、薄肉合成樹脂やシートによる構成
で充分であり、低コストで極めて軽量に提供され、収納
ボックスの品質向上には効果的である。
また、インナーカバー18,18aによって収納ボックス13
の密閉性が向上するため、スクータ型車両の洗車時等に
おいて、水がシート5とボディカバー9との間から収納
ボックス13内に浸入することが防止される。
の密閉性が向上するため、スクータ型車両の洗車時等に
おいて、水がシート5とボディカバー9との間から収納
ボックス13内に浸入することが防止される。
以上の通り、この考案に係るスクータ型車両の収納ボ
ックス装置は、シートの下方に位置して収納ボックスの
開口部のみを覆うインナーカバーを設け、このインナー
カバーの前端をインナーカバーヒンジに枢着してインナ
ーカバーを開閉自在とする一方、このインナーカバーヒ
ンジを上記シートヒンジの位置よりも後方であって収納
ボックスの開口部前端より前方のシートヒンジ近傍のボ
ディに設け、シートとインナーカバーの開閉方向を同一
方向に構成し、シートを閉じる方向にインナーカバーが
追従して閉操作されるようにしたものである。
ックス装置は、シートの下方に位置して収納ボックスの
開口部のみを覆うインナーカバーを設け、このインナー
カバーの前端をインナーカバーヒンジに枢着してインナ
ーカバーを開閉自在とする一方、このインナーカバーヒ
ンジを上記シートヒンジの位置よりも後方であって収納
ボックスの開口部前端より前方のシートヒンジ近傍のボ
ディに設け、シートとインナーカバーの開閉方向を同一
方向に構成し、シートを閉じる方向にインナーカバーが
追従して閉操作されるようにしたものである。
このため、開けるときはシートとインナーカバーを個
々に開け、閉じるときはシートを閉めると追従してイン
ナーカバーを自動的に閉めることができ、シート下にイ
ンナーカバーを設けても、閉めるときの操作が簡単で面
倒な操作が不要となる。また、シートとインナカバーは
個別に開けられるので、燃料やオイルの給油のためにシ
ートを開けても、収納ボックスの開口部がインナーカバ
ーに覆われたままとなり、収納ボックスの収納物が外部
から隠蔽される。また、過って燃料やオイルが飛び散っ
ても、収納ボックスの収納物が汚損される心配がない。
々に開け、閉じるときはシートを閉めると追従してイン
ナーカバーを自動的に閉めることができ、シート下にイ
ンナーカバーを設けても、閉めるときの操作が簡単で面
倒な操作が不要となる。また、シートとインナカバーは
個別に開けられるので、燃料やオイルの給油のためにシ
ートを開けても、収納ボックスの開口部がインナーカバ
ーに覆われたままとなり、収納ボックスの収納物が外部
から隠蔽される。また、過って燃料やオイルが飛び散っ
ても、収納ボックスの収納物が汚損される心配がない。
しかも、シートとインナーカバーの開閉方向が同一で
あるためインナーカバーの開閉操作が容易であることに
加え、インナーカバーの前端が枢着されるインナーカバ
ーヒンジがシートヒンジよりも後方に設けられているた
め、開かれて直立した状態のシートにインナーカバーを
立て掛けて開いておくことができ、収納ボックス内に収
容された収容物の出し入れが容易である。このように、
収納ボックス内の収納物の隠蔽および汚損の防止を図っ
ても、収納物の出し入れが困難になることはない。
あるためインナーカバーの開閉操作が容易であることに
加え、インナーカバーの前端が枢着されるインナーカバ
ーヒンジがシートヒンジよりも後方に設けられているた
め、開かれて直立した状態のシートにインナーカバーを
立て掛けて開いておくことができ、収納ボックス内に収
容された収容物の出し入れが容易である。このように、
収納ボックス内の収納物の隠蔽および汚損の防止を図っ
ても、収納物の出し入れが困難になることはない。
第1図はこの考案の実施例になる収納ボックス装置を示
す縦断側面図、第2図は他の実施例を示すインナーカバ
ーの一部の縦断面図、第3図はスクータを例示した縦断
側面図、第4図は上記スクータのシートを開いたときの
収納ボックス周りの斜視図である。 5……シート、9……ボディカバー、13……収納ボック
ス、13a……収納ボックス開口部、15……燃料タンク、1
5a……燃料タンク注入口、16……オイルタンク、16a…
…オイルタンク注入口、17a……シートヒンジ,17b,20…
…インナーカバーヒンジ、18,18a……インナーカバー。
す縦断側面図、第2図は他の実施例を示すインナーカバ
ーの一部の縦断面図、第3図はスクータを例示した縦断
側面図、第4図は上記スクータのシートを開いたときの
収納ボックス周りの斜視図である。 5……シート、9……ボディカバー、13……収納ボック
ス、13a……収納ボックス開口部、15……燃料タンク、1
5a……燃料タンク注入口、16……オイルタンク、16a…
…オイルタンク注入口、17a……シートヒンジ,17b,20…
…インナーカバーヒンジ、18,18a……インナーカバー。
Claims (1)
- 【請求項1】シート下のボディ内前方に上方に開口する
収納ボックスを配置し、この収納ボックスの後方に燃料
タンク、オイルタンク等のタンク類を配置するととも
に、上記ボディの前端上部にシートヒンジを設け、この
シートヒンジに上記シートの前端部を枢着してシートを
開閉自在にし、このシートを上記収納ボックスの開口部
および上記タンク類の注入口の蓋代りにしたスクータ型
車両において、上記シートの下方に位置して収納ボック
スの開口部のみを覆うインナーカバーを設け、このイン
ナーカバーの前端をインナーカバーヒンジに枢着してイ
ンナーカバーを開閉自在とする一方、このインナーカバ
ーヒンジを上記シートヒンジの位置よりも後方であって
収納ボックスの開口部前端より前方のシートヒンジ近傍
のボディに設け、シートとインナーカバーの開閉方向を
同一方向に構成し、シートを閉じる方向にインナーカバ
ーが追従して閉操作されることを特徴とするスクータ型
車両の収納ボックス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987159413U JP2529779Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | スクータ型車両の収納ボックス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987159413U JP2529779Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | スクータ型車両の収納ボックス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0163589U JPH0163589U (ja) | 1989-04-24 |
JP2529779Y2 true JP2529779Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31440604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987159413U Expired - Lifetime JP2529779Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | スクータ型車両の収納ボックス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529779Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6855517B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-04-07 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の給油口構造 |
JP6830499B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-02-17 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の給油口構造 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP1987159413U patent/JP2529779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0163589U (ja) | 1989-04-24 |
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