JP2529606Y2 - 二段穿孔用ドリル - Google Patents

二段穿孔用ドリル

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JP2529606Y2
JP2529606Y2 JP1990074690U JP7469090U JP2529606Y2 JP 2529606 Y2 JP2529606 Y2 JP 2529606Y2 JP 1990074690 U JP1990074690 U JP 1990074690U JP 7469090 U JP7469090 U JP 7469090U JP 2529606 Y2 JP2529606 Y2 JP 2529606Y2
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Inventor
昌明 宮永
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株式会社 ミヤナガ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、測量用のTピンを埋設するTピン打込み
孔を穿孔する二段穿孔用ドリルに関する。
〔従来技術〕
コンクリート、或いはアスファルト等で舗装された地
面(以下、舗装地面という)には、測量に必要な測点を
設定するためにTピンを埋設して用いることが多い。
Tピンは所定の長さのピン身上端に大径の頭部を形設
してなるもので、舗装地面に対するTピンの埋設には、
直接の打込みができないので、先にTピン打込み孔を穿
孔してこれに打込む手法が採られる。
従来より、この舗装地面に対するTピン打込み孔の穿
孔は、小径のドリルビットでTピンのピン身部が打込ま
れる下孔を穿孔し、この下孔の孔口部にTピンの頭部が
収まる座ぐり部を別の大径のドリルビットを用いて穿孔
する手法が採られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記するように従来の舗装地面に対するTピン打込み
孔の穿孔では、下孔と下孔開口部に対する座ぐり部の穿
孔が2種のドリルビットでなされれるため、下孔の穿孔
深さが一定しなかったり、下孔と座ぐり部とがずれるこ
ともしばしばあり、Tピン打込み作業の中断や、穿孔の
やり直しを余儀なくされることがある。
また、作業現場において2種のドリルビットを用いて
行う穿孔作業は2度手間となり作業面からも非能率的な
ものである。
この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、T
ピン打込み孔が一度に確実に穿孔可能にした作業性に優
れた二段穿孔用ドリルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためのこの考案の要旨とすると
ころは、測量用のTピンを埋設する孔を穿孔する二段穿
孔用ドリルにおいて、穿孔刃体とシャンクとを一体に連
設した下孔ビットと、穿孔刃体と穿孔刃体基部に鍔を周
設した座ぐりビットからなり、下孔ビットの穿孔刃体基
部に座ぐりビットを両者間に設けたねじの螺合により脱
着自在に固着したことを特徴とする二段穿孔用ドリルに
ある。
〔作用〕
舗装地面に対する穿孔には、下孔ビットによる下孔の
穿孔から始まり、下孔が所定の深さに達すると、座ぐり
ビットにより座ぐり部の穿孔が開始され、座ぐりビット
の鍔が舗装地面に当って穿孔作業を終了する。
こうして穿孔されたTピン打込み孔に別途用意された
Tピンを打込んで埋設する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の二段穿孔用ドリルの一部を断面で
示す全体正面図である。
図において、1は下孔ビットで、Tピンのピン身部長
l1に相当する穿孔刃体2と、この穿孔刃体2基部に一体
に連設したシャンク3からなる。
4は下孔ビット1の穿孔刃体2基部に着脱自在に固着
された座ぐりビットで、Tピンの頭部厚l2に相当する穿
孔刃体5と、この穿孔刃体5基部に周設した鍔6からな
り、下孔ビット1に対する座ぐりビット4の固着は、両
者間に設けたねじ7による螺合構成を採用している。
図中8は下孔ビット1並びに座ぐりビット4のそれぞ
れの穿孔刃体2,5下端に設けた切刃で、各穿孔刃体下端
に設けたスリットに対して超硬チップをろう付けしたも
のである。
上記構成において、舗装地面に対する穿孔で、座ぐり
ビット4による座ぐり部の穿孔が開始されてから、座ぐ
りビット4の鍔6が舗装地面に当って穿孔を終了するま
での間は、下孔ビット1による穿孔と座ぐりビット4に
よる穿孔が同時進行するもので、こうして第2図に示す
ようなTピン打込み孔Aが得られる。
尚、穿孔作業が繰り返し行われて下孔ビット1、或い
は座ぐりビット4のどちらか一方の切刃8が摩耗等を生
じて穿孔機能に差が生じたような時は、その片方のビッ
トだけを交換すれば良い。
〔効果〕
上記のようにこの考案によれば、舗装地面に対するT
ピン打込み孔の穿孔、即ち、下孔と下孔開口部に対する
座ぐり部の穿孔が同時に1回の作業でできるから、穿孔
能率を格段に向上すると共に、下孔及び座ぐり部の深さ
は常に一定に保たれ、下孔と座ぐり部の位置ずれ等も起
こらず、作業のやり直しといったこともなく、Tピン打
込み作業を能率良く遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の二段穿孔用ドリルの一部を断面、第
2図はTピン打込み孔の断面図である。 1…下孔ビット、2…穿孔刃体、3…シャンク、4…座
ぐりビット、5…穿孔刃体、6…鍔、7…ねじ、8…切
刃、A…Tピン打込み孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測量用のTピンを埋設する孔を穿孔する二
    段穿孔用ドリルにおいて、穿孔刃体とシャンクとを一体
    に連設した下孔ビットと、穿孔刃体と穿孔刃体基部に鍔
    を周設した座ぐりビットからなり、下孔ビットの穿孔刃
    体基部に座ぐりビットを両者間に設けたねじの螺合によ
    り脱着自在に固着したことを特徴とする二段穿孔用ドリ
    ル。
JP1990074690U 1990-07-12 1990-07-12 二段穿孔用ドリル Expired - Lifetime JP2529606Y2 (ja)

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JPH0432813U JPH0432813U (ja) 1992-03-17
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