JP2529218Y2 - プラスチック部品と硬質部品の固着構造 - Google Patents

プラスチック部品と硬質部品の固着構造

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JP2529218Y2
JP2529218Y2 JP1991037724U JP3772491U JP2529218Y2 JP 2529218 Y2 JP2529218 Y2 JP 2529218Y2 JP 1991037724 U JP1991037724 U JP 1991037724U JP 3772491 U JP3772491 U JP 3772491U JP 2529218 Y2 JP2529218 Y2 JP 2529218Y2
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clip
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和夫 松山
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Nihon Plast Co Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車の内装ト
リム部品等のプラスチック部品を車体パネル等の硬質部
品に固着する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺プラスチック部品である複数
のトリム部品等を硬質部品であるパネル等に固着する場
合、トリム等に一体感覚を与えるためそれら複数のプラ
スチック部品の合せ部の隙間を規制管理する必要があ
る。
【0003】図4は、このような自動車用トリムにおけ
るトリム部品配置構造の一例を示した概観図である。本
例は、いずれもプラスチック部品であるフロントピラー
・ガーニッシュ11、ルーフサイド・ガーニッシュ1
2、及びリヤーピラー・フィニッシュ13等を配置した
ものである。これらのプラスチック部品は、図5に示し
たように、フロントピラー・ガーニッシュ11、ルーフ
サイド・ガーニッシュ12等の各プラスチック部品の裏
面にクリップ保持リブ14を突設し、このクリップ保持
リブ14に弾性体で形成したクリップ15を装着し、金
属材等の硬質部品である車体パネル16の取付孔17に
クリップ15を嵌着することにより、硬質部品に固着さ
れる。このクリップ15による嵌着部は、図4にA1,
A2……(フロントピラー側)、B1,B2……(ルー
フサイド側)として示したように、各プラスチック部品
に対して複数箇所設けられている。
【0004】この取付構造において、フロントピラー・
ガーニッシュ11とルーフサイド・ガーニッシュ12と
の合せ部18の隙間を管理する場合、各部品のこの合せ
部18に最も近いクリップ嵌着点、すなわち、フロント
ピラー・ガーニッシュ11についてはA1、ルーフサイ
ド・ガーニッシュ12に付いてはB1をそれぞれ基準点
とし、これらの基準点ではクリップ15の取付孔17に
対する嵌着を、プラスチック材が膨脹収縮しても位置変
動のないようタイト化して合せ部18における隙間を最
小に保持するようにしている。すなわち、クリップ15
の部品長手方向の幅W1に対して車体パネル16側の取
付孔17の同方向の幅寸法W2を、例えば+1,0mm
とすることにより(図5参照)、合せ部18の隙間が最
小となるように管理し、部品の寸法バラツキやプラスチ
ック材の熱膨張、収縮は合せ部18と反対の方向(図示
L,M方向)に吸収させる。そして、反対側の合せ部は
図6(ルーフサイド・ガーニッシュ12とリヤーピラー
・フィニッシュ13との合せ部を示す)に示すように端
部をラップさせる構造としている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
トリム部品(プラスチック部品)の車体バネル(硬質部
品)への取付けは、合せ部18直近のA1,B1部のク
リップ15の取付孔17への嵌着をタイト化して合せ部
隙間を最小に管理し、反対側の部品端部をラップさせ、
そのラップ代N(図6参照)で熱膨張、収縮を吸収させ
造となっている。このために、部品を数カ所で分割
することが不可避となって部品点数が増加し、かつ図示
のように反対側合せ部に段差Pを生じて見栄えが悪くな
る欠点があった。
【0006】本考案は、このような従来の取付構造の欠
点を解消することを意図したもので、部品の分割数を減
らし大型化して部品点数を減少させ、かつ部品合せ部に
段差等を生じないで見栄えを向上させることができるプ
ラスチック部品と硬質部品の固着構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本考案のプラスチック部品と硬質部品の固着構造
は、長尺プラスチック部品に装着したクリップを硬質部
品に設けた複数の取付孔に嵌着することにより両者を
法変動抑制状態に固着する構造であって、前記プラスチ
ック部品側に立設されたクリップ保持リブのうち、前記
クリップに抱持される中央リブのプラスチック部品長手
方向の幅を、前記クリップの同方向の幅よりも長く、前
記硬質部品の前記取付孔の同方向の長さよりも短くし
て、前記硬質部品の取付孔に対する前記クリップの位置
ずれを前記クリップ保持リブの縁部を前記取付孔の縁部
で削り込むことによって吸収するように構成したもので
ある。
【0008】
【作用】上記のように構成した本考案の固着構造におい
ては、クリップ保持リブの中央リブがクリップ幅より外
方に露出した状態でクリップが装着され、クリップを硬
質部品の取付孔に嵌着してプラスチック部品を硬質部品
に固着する際、中央リブを取付孔縁部で削り込んで組み
付けることによって部品寸法のバラツキやプラスチック
材の熱膨張、収縮が吸収される。従って、1個のプラス
チック部品について3箇所のクリップ嵌着箇所を基準点
として合せ部隙間の規制管理が行なえるので、合せ部の
数(部品の分割数)を減らしプラスチック部品を大型化
して部品点数を減少させることが可能となり、またラッ
プ代による伸縮吸収の必要がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示した実施例により、本考案の
構成をさらに詳細に説明する。
【0010】図1乃至図3は本考案によりプラスチック
部品と硬質部品の固着構造の一実施例を示したもので、
図1は前記従来例を示した図4に対応するトリム部品配
置構造概観図、図2は同じく図5に対応するクリップと
取付孔の斜視図、図3は同じく図6に対応する合せ部の
斜視図である。
【0011】本実施例においては、前記従来例(図4)
においてフロントピラー・ガーニッシュ11、ルーフサ
イド・ガーニッシュ12、リヤーピラー・フィニッシュ
13及びセンターピラー・ガーニッシュ19の4部品構
造であったトリム構成を、フロントピラー・ガーニッシ
ュ1とリヤーピラー・フィニッシュ2との2部品構成と
している。すなわち、従来例のフロントピラー・ガーニ
ッシュ11,ルーフサイド・ガーニッシュ12、センタ
ーピラー・ガーニッシュ19の3部品分割構成を1個の
フロントピラー・ガーニッシュ1として分割数を減らし
たものであり、さらに、フロントピラー・ガーニッシュ
1とリヤーピラー・フィニッシュ2との合せ部3は図3
に示すようにラップしない突合せ構造とする。
【0012】このように部品分割数を減らし、かつ突合
せ構造で一体感を出すためには、熱膨脹、収縮を最小に
管理するための基準点として3箇所のクリップ嵌着点を
設定することが必要であるが、車体パネルやトリム部品
の寸法バラツキを考慮すると従来例の構造では3箇所の
取付孔をクリップ幅に対して例えば+0,5mmのタイ
ト孔化することは不可能である。本考案においては、図
2に示すような構造とすることによりこれを可能とし
た。
【0013】図に見られるように。プラスチック部品で
あるフロントピラー・ガーニッシュ1の裏面に一体に、
略山字形状のクリップ保持リブ4が立設されている。こ
のクリップ保持リブ4は、高い中央リブ4aと両側の低
いサイドリブ4b,4bとから成り、弾性体で形成され
た縦長Ω字形状のクリップ5を保持する。クリップ5
は、両脚下端をサイドリブ4b内側の凸部に係止され、
中央リブ4aを抱持するようにしてクリップ保持リブ4
に装着される。中央リブ4aの部品(フロントピラー・
ガーニッシュ1)長手方向の幅Waは、図示のようにク
リップ5の同方向の幅よりも2aだけ大きく成ってい
る。一方、車体パネル6に設けられる取付孔7の同方向
の幅Wbは、前記中央リブ幅Waに対し例えば+1,0
mmに設定されている。このように構成されたクリップ
嵌着点が、図1に示すようにフロントピラー・ガーニッ
シュ1に対して3箇所(C1,C2,C3)設定され
る。前記中央リブ4aの幅Waとクリップ5の幅との差
2aは、部品及びパネルのバラツキ分を考慮して適当な
値を選定するものとする。
【0014】車体パネル6に部品を組み付ける際には、
C1,C2,C3の3箇所においてクリップ5を取付孔
7に嵌着し、パネルや部品の寸法のバラツキはクリップ
5の幅から露出したプラスチック材中央リブ4aの縁部
をパネル(硬質部品)6の取付孔7の内縁部で削り込む
ことによって吸収して車体パネル6とフロントピラー・
ガーニッシュ1とを寸法変動抑制状態で固着し、上記3
箇所を基準点に突合せ部3の隙間を殆ど0として見栄え
のよいトリム部品装着を行なうことができる。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、本考案の
プラスチック部品と硬質部品の固着構造は、長尺プラス
チック部品に装着したクリップを硬質部品に設けた複数
取付孔に嵌着することにより両者を寸法変動抑制状態
固着する構造であって、前記プラスチック部品側に立
設されたクリップ保持リブのうち、前記クリップに抱持
される中央リブのプラスチック部品長手方向の幅を、前
記クリップの同方向の幅よりも長く、前記硬質部品の前
記取付孔の同方向の長さよりも短くして、前記硬質部品
の取付孔に対する前記クリップの位置ずれを前記クリッ
プ保持リブの縁部を前記取付孔の縁部で削り込むことに
よって吸収するように構成したので、プラスチック部品
の分割数を減らして大型化し、他数個の基準点を設定し
て部品の取付けを行なうことが可能となる。従って、プ
ラスチック部品突合せ部の隙間を最小に管理して見栄え
の優れた部品装着を実現し得るとともに、部品数を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプラスチック部品と硬質部品の固着構
造の一実施例を適用した自動車用トリム部品配置構造概
観図である。
【図2】本考案のプラスチック部品と硬質部品の固着構
造の一実施例のクリップと取付孔の斜視図である。
【図3】本考案のプラスチック部品と硬質部品の固着構
造の一実施例のプラスチック部品合せ部の斜視図であ
る。
【図4】従来のプラスチック部品と硬質部品の固着構造
による自動車用トリム部品配置構造概観図である。
【図5】従来のプラスチック部品と硬質部品の固着構造
のクリップと取付孔の斜視図である。
【図6】従来のプラスチック部品と硬質部品の固着構造
のプラスチック部品合せ部の斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントピラー・ガーニッシュ(プラスチック部
品) 4 クリップ保持リブ 4a 中央リブ 5 クリップ 6 車体パネル(硬質部品) 7 取付孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺プラスチック部品に装着したクリッ
    プを硬質部品に設けた複数の取付孔に嵌着することによ
    り両者を寸法変動抑制状態に固着する構造であって、前
    記プラスチック部品側に立設されたクリップ保持リブの
    うち、前記クリップに抱持される中央リブのプラスチッ
    ク部品長手方向の幅を、前記クリップの同方向の幅より
    も長く、前記硬質部品の前記取付孔の同方向の長さより
    も短くして、前記硬質部品の取付孔に対する前記クリッ
    プの位置ずれを前記クリップ保持リブの縁部を前記取付
    孔の縁部で削り込むことによって吸収するように構成し
    たことを特徴とするプラスチック部品と硬質部品の固着
    構造。
JP1991037724U 1991-04-25 1991-04-25 プラスチック部品と硬質部品の固着構造 Expired - Lifetime JP2529218Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620697Y2 (ja) * 1987-08-06 1994-06-01 河西工業株式会社 内装部品の取付構造
JPH01139110U (ja) * 1988-03-16 1989-09-22

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