JP2529195Y2 - オイルポンプの支持構造 - Google Patents

オイルポンプの支持構造

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JP2529195Y2
JP2529195Y2 JP1990406131U JP40613190U JP2529195Y2 JP 2529195 Y2 JP2529195 Y2 JP 2529195Y2 JP 1990406131 U JP1990406131 U JP 1990406131U JP 40613190 U JP40613190 U JP 40613190U JP 2529195 Y2 JP2529195 Y2 JP 2529195Y2
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oil pump
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイルポンプに関し、
さらに詳しくは、トルクコンバータに連結されたオイル
ポンプの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車のオートマチック
・トランスミッションに用いられる流体継手にあって
、ポンプインペラーと一体にオイルポンプを設け、こ
のオイルポンプから吐出されるオイルにより流体継手に
備えられたロックアップ機構のクラッチの動作等を制御
するようになっている。図2は、上述のオイルポンプを
備えたトルクコンバータの構造を示しており、同図にお
いて、オイルポンプAは、例えば、内接ギヤ式の構造を
用いたフロント・オイル・ポンプとされている。そし
て、このオイルポンプAにおけるドライブギヤBはポン
プインペラーCと一体のドライブハブDに係合すること
で回転駆動されるようになっており、具体的には、ドラ
イブハブDの外周面形状およびオイルポンプA側のドラ
イブギヤBの内周面形状を、平行する面とこの平行面の
両端に位置して対向する円弧面とを組合せた形状とし、
平行面により回転止めを行えるようになっている。
【0003】一方、ドライブハブDとドライブギヤBと
の係合部の側方、具体的には、メタルブシュFが配置さ
れた側と反対側には、ドライブギヤBに形成された段部
内周とドライブハブDの外周との間に挿嵌されたシール
リングEが嵌挿されて設けてある。このシールリングE
は、トルクコンバータTCのダンパクラッチ(図示され
ず)が直結されるときの圧力を設定するオイルがドライ
ブハブD内に形成されている油路以外に漏洩するのを防
止するようになっている。また、ドライブハブDとオイ
ルポンプAのポンプボデーA1との間には、ドライブハ
ブDの回転摺動を許容しながら支持するためのメタルブ
ッシュFが配置してある。このメタルブッシュFに対し
ては、オイルポンプAのドライブギヤBとポンプボデー
A1との間から漏れる僅かな高圧油が潤滑用として供給
されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、通常、オイ
ルポンプAの吐出口側は吸入口側よりも圧力が高いの
で、ドライブギヤBは径方向に向けて押し付けられる。
そして、例えば、ダンパクラッチが直結される圧力等の
高圧が要求されると、オイルポンプAからの吐出圧力が
さらに高くなるために、上述した押し付け力も増大す
る。また、この力はドライブハブDを介してメタルブッ
シュFにかかることになるが、吐出圧が高圧となる場合
にはメタルブッシュFの面圧が過大になり、偏摩耗や焼
き付けを引き起こすことがある。従って、高圧の吐出圧
が使用される場合は、高軸荷重に耐えられるようにニー
ドルベアリングを採用するほうがよい。しかしながら、
ニードルベアリングの場合、ニードル間に隙間があるた
めに、漏れる油量が過大になり、ダストシールIのシー
ル能力を超えてトランスミッションケースの外側に漏れ
出す虞れがあった。
【0005】そこで、本考案の目的は、オイルポンプの
軸支持部での偏摩耗等の不具合を防ぐと共に、オイルの
漏洩を防止するための構造を簡単化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、流体継手のポンプと一体的に連結された
ドライブハブにより回転駆動されるドライブギヤと、同
ドライブギヤを収容するポンプボデーと上記ドライブ
ハブ外周面と上記ポンプボデーの内周面との間に配設さ
た第1シール部材とからなるオイルポンプの支持構造
において、上記第1シール部材を挟んで上記流体継手と
は反対側で且つ上記ドライブハブの外周面と上記ポンプ
ボデーの内周面との間に配設され、上記ドライブハブ
回転自在に支持するベアリングと、同ベアリングと上記
第1シール部材との間に配設された第2シール部材とを
備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、ドライブハブの外周面はニー
ドルベアリングにより、回転自在に支持され、そして、
オイルポンプの吐出口からギヤ側面を通ってギヤ内側へ
漏れた高圧油のうち、ダンパクラッチの油路以外の箇所
に相当する上記ニードルベアリング側に流れた油はシー
ル部材により遮断される。
【0008】
【実施例】以下、図1において、本考案実施例の詳細を
説明する。図1は、本考案実施例によるオイルポンプの
支持構造を示す拡大模型図である。
【0009】本実施例における持構造は、図2に示し
た従来の場合と同様に、ポンプインペラーと一体のドラ
イブハブの支持部1に加えてこの支持部に対するシー
ル部材2とで構成されている。支持部1は、ドライブハ
ブ3の外周面とオイルポンプ4側のポンプボデー4Aの
内周面との間におけるドライブハブ3とオイルポンプ4
側のドライブギヤ4Bとの係合部を外れた位置に配置し
てあるニードルベアリング5によって構成されている
このニードルベアリング5は、ニードルローラ、保持器
(ケージ)外輪等で構成されている。いわゆる内輪はな
く、ドライブハブ3の外周面を内輪として利用 してお
り、外輪をオイルポンプボディ4Aの内周面に圧入固定
するものである。
【0010】一方、シール部材2は、例えば、フッ素樹
脂により形成されているリング状の、第2シール部材と
してのオイルシール6とシールケース6Aとで構成され
ており、オイルシール6はこのシールケース6A内に保
持されている。さらにシール部材2はニードルベアリン
グ5の、第1シール部材としてのダストシール7側面に
シールケース6Aを当接させて配置してある。従って、
ニードルベアリング5内を通過して軸方向に流動しよう
とするオイルはオイルシール6により流れを遮断される
ことになる。
【0011】本実施例は以上のような構造であるから、
オイルポンプ4からの吐出圧力が高くなった場合に、オ
イルポンプの吐出口からドライブギヤ側面を通ってギヤ
内径側へ漏れた油のうち、ダンパクラッチを直結するた
めの油路8以外の箇所に相当するドライブハブ3の外周
面に沿って漏れようとするオイルはニードルベアリング
5を通過してもシール部材2によりその流れを遮断され
る。また、逆に、ダンパクラッチを接合方向へ作動させ
るためにダンパクラッチ油路8の圧力を高くした場合で
もドライブハブ3の外周面に沿ってニードルベアリング
5側へ侵入してくるオイルも遮断する。
【0012】
【考案の効果】以上本考案によれば、オイルポンプの支
持構造として、オイルポンプのポンプボデーとこのオイ
ルポンプを駆動するためのドライブハブとの摺動回転部
に転動可能なベアリングを設けたので、ダンパクラッチ
を直結した場合に生じるオイルポンプからの吐出圧力が
上昇してドライブハブの径方向での圧力の偏倚が生じた
場合においても、軸の支持部での偏摩擦を起こさず、ま
た、焼き付を防ぐことができる。さらに、第2シール
部材を設けることにより、ダンパクラッチ直結油路内オ
イルの正規な場所以外への漏洩を、ドライブギヤ内部に
おいて阻止するのでなくベアリングの軸方向一端面で阻
止するとともに、オイルポンプ吐出口からの漏洩も同様
に阻止するようにしたので、ドライブギヤへの装着のた
めにシールリングに特殊な形状加工を行うような必要を
なくすことができ、オイルの無為な漏洩を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例によるオイルポンプの支持構造を
示す模式的な構成図である。
【図2】従来のオイルポンプにおける軸の支持構造を備
えたトルクコンバータの要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ドライブハブの支持部、 2 シール部 3 ドライブハブ 4 オイルポンプ 4A ポンプボデー 5 ニードルベアリング 6 シール部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体継手のポンプと一体的に連結されたド
    ライブハブにより回転駆動されるドライブギヤと、 同ドライブギヤを収容するポンプボデーと 上記ドライブハブ外周面と上記ポンプボデーの内周面と
    の間に配設された第1シール部材とからなるオイルポン
    プの支持構造において、 上記第1シール部材を挟んで上記流体継手とは反対側で
    且つ上記ドライブハブの外周面と上記ポンプボデーの内
    周面との間に配設され、上記ドライブハブ を回転自在に
    支持するベアリングと、同ベアリングと上記第1シール部材との間に配設された
    第2 シール部材とを備えたことを特徴とするオイルポン
    プの支持構造。
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