JP2529185B2 - モ−タ制御回路 - Google Patents

モ−タ制御回路

Info

Publication number
JP2529185B2
JP2529185B2 JP60107462A JP10746285A JP2529185B2 JP 2529185 B2 JP2529185 B2 JP 2529185B2 JP 60107462 A JP60107462 A JP 60107462A JP 10746285 A JP10746285 A JP 10746285A JP 2529185 B2 JP2529185 B2 JP 2529185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
command
pulses
forced stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60107462A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61266084A (ja
Inventor
省造 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60107462A priority Critical patent/JP2529185B2/ja
Publication of JPS61266084A publication Critical patent/JPS61266084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529185B2 publication Critical patent/JP2529185B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/06Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直流モータの回転速度制御と位置決め制御を
行うモータ制御回路に関するものである。
従来の技術 近年、事務機器のメカニズム駆動には、動作の高速
化、高精度の位置決めを実現するために直流モータと、
上記直流モータの制御回路が使用されるようになってき
た。
以下、図面を参照しながら、上述した従来のモータ制
御回路の一構成例について説明する。
第9図は従来のモータ制御回路の構成を示すものであ
る。第9図において1は直流モータ、2は直流モータ1
と直接又は間接的に結合され、直流モータ1によって駆
動される回転部材、2aは回転部材2の回転軸、2bは回転
部材2の突起であり、3は強制停止レバー、3aは強制停
止レバー3の軸、3bは軸3aを中心に強制停止レバーを摺
動させる強制停止レバー駆動装置である。4は端子a、
端子bを備え、直流モータ1と直接又は間接的に結合さ
れ、直流モータ1の回転に伴い互いにπ/2位相の異なる
2つの周期的な位置信号を端子a、端子bに出力する位
置検出器である。5は端子aに印加された上記位置信号
を入力とするコンパレータ、6は端子bに印加された上
記位置信号を入力とするコンパレータであり、7は端子
a、端子bに印加された上記2つの位置信号と、コンパ
レータ5とコンパレータ6の出力である2つの位置パル
スを入力とし、直流モータ1の回転角速度に比例した信
号である速度信号を出力する速度信号発生器である。16
はコンパレータ6の出力である上記位置パルスを入力と
し、予め設定された一連の制御手順に従ってディジタル
信号である速度指令を端子cに、回転方向指令を端子d
に次々に出力し、また強制停止レバー駆動装置3に強制
停止レバー駆動指令を出力する制御装置である。8は制
御装置16から端子c,端子dを介して受信した上記速度指
令、回転方向指令に応じてアナログ信号である速度指令
信号を出力する速度指令信号発生器であり、9は制御装
置16から受信した上記速度指令がゼロの場合はスイッチ
素子10をオン状態、スイッチ素子11をオフ状態にし、上
記速度指令がゼロ以外の場合はスイッチ素子10をオフ状
態、スイッチ素子11をオン状態にするスイッチ切換回路
である。12は直流モータ1に電力を供給する電力増幅器
であり、13は上記速度信号と上記速度指令信号を加算し
速度誤差信号を発生し、スイッチ素子11を介して電力増
幅器12に上記速度誤差信号を伝える加算器である。14は
端子aに印加された上記位置信号に進み補償器であり、
その出力はスイッチ素子10を介して電力増幅器12に伝え
られる。
以上のように構成されたモータ駆動回路について以下
その動作について説明する。上記従来例の動作として、
通常動作と初期位置設定動作があるが、まず通常動作に
ついて説明する。以下の説明で端子aに印加される上記
位置信号をVa、端子bに印加される上記位置信号をVb
コンパレータ5とコンパレータ6の出力をそれぞれ上記
位置パルスPa,Pbとし、上記速度信号をV7、上記速度指
令信号をV8とする。上記通常動作の場合は強制停止レバ
ー3と回転部材2及び突起2bの位置関係は第9図に示し
た状態にあり、回転部材2は矢印A,矢印B両方向に自在
に直流モータ1によって駆動される。いま、制御装置16
が端子cにゼロ以外の上記速度指令と、端子dに第9図
のA方向を表わす回転方向指令を出力すると、速度指令
信号発生器8は上記速度指令信号V8を出力し、スイッチ
切換回路9はスイッチ素子10をオフ状態、スイッチ素子
11をオン状態すなわち回転速度制御状態とし、直流モー
タ1は電力増幅器12から電力の供給を受け回転を開始
し、回転部材2をA方向に駆動する。位置検出器4は直
流モータ1の回転に伴い、第2図に示すように疑似正弦
波である上記2つの位置信号Va,Vbを出力し、コンパレ
ータ5、コンパレータ6は上記2つの位置信号Va,Vb
従い上記2つの位置パルスPa,Pbをそれぞれ出力する。
速度信号発生器7は第3図に示すように直流モータ1の
A方向の回転速度に比例した上記速度信号V7を出力す
る。加算器13は上記速度信号V7と上記速度指令信号V8
加算して上記速度誤差信号を出力し、電力増幅器12は上
記速度誤差信号の極性が負の時に直流モータ1をA方向
に加速し、上記極性が正のときB方向に加速、すなわち
A方向に減速する。従って直流モータ1は V7+B8≒0 (1) なる関係が成立するように制御される。直流モータ1の
回転速度は第3図から上記速度信号V7に比例するのであ
るから、上記速度指令信号V8によって直流モータ1の回
転速度が制御されるのである。また制御装置16が上記回
転方向指令を反転すると速度指令信号発生器8は上記速
度指令信号V8の極性を反転させるため、直流モータ1は
回転部材2をB方向に駆動し、またその回転速度は式
(1)に従い上記速度指令信号V8によって同様に制御さ
れる。
次に第2図に示したC点に位置決めする場合について
説明する。上述した回転速度制御状態で制御装置16は上
記位置パルスPbを計数し、D′点に示す立上りを検出す
ると速度指令ゼロを出力する。スイッチ切換回路9は上
記速度指令ゼロを検知するとスイッチ素子10をオン状態
に、スイッチ素子11をオフ状態に、すなわち位置決め制
御状態にする。位相補償器14は、モータ制御回路の安定
性を満足するために上記位置信号Vaに進み補償を行い、
その出力を電力増幅器12に伝達する。いま、直流モータ
1が第2図のD点の位置にあれば、上記位置信号Vaの極
性が負であるから電力増幅器12は直流モータ1をA方向
に加速し、また直流モータ1がE点の位置にあれば、上
記位置信号Vaの極性が正であるから電力増幅器12は直流
モータ1をB方向に加速する。従って直流モータ1はC
点に、回転部材2はC点に対応する位置にそれぞれ位置
決めされる。
上述したように制御装置16は直流モータ1の現在位置
から目的位置までの回転量を上記位置パルスPbを計数す
ることによって検知する。従って回転部材2を任意の目
的位置から次の目的位置へと次々に回転移動、位置決め
を行うためには、まず回転部材2を基準となる初期位置
に設定し、位置決め制御を行う初期位置設定動作が必要
である。
以下に、上記初期位置設定動作について説明する。制
御装置16は上記強制停止レバー駆動指令を出力し、強制
停止レバー3と回転部材2及び突起2bを第5図に示す位
置関係にし、A方向に直流モータ1を駆動する上記速度
指令と上記回転方向指令を出力する。回転部材2はA方
向に駆動され、やがて第5図に示すように突起2bが強制
停止レバー3に押し当てられると回転部材2が強制停止
状態となり、直流モータ1も第10図に示すようにM点の
強制停止位置に停止される。上記強制停止状態では第10
図に示す様に上記位置パルスPbに立上り、立下りが発生
しなくなる。制御装置16は予め設定された一定時間上記
位置パルスPbに立上りが検出できないと上記強制停止状
態になったと判断し、上記速度指令にゼロを出力して位
置決め制御状態にすると共に、強制停止レバー駆動装置
3bに強制停止レバー3を駆動させ、回転部材2との位置
関係を第9図に示す位置にする。直流モータ1は強制停
止レバー3が外れると第10図M点に示す強制停止位置か
らL点に示す初期位置に移動し、位置決め制御される。
制御装置16は上記L点を初期位置、すなわち最初の基準
点として、次々に目標位置に回転、位置決めが可能とな
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では直流モータ1が
第11図のRに示す範囲内の位置で強制停止状態となった
場合、上記強制停止状態に続く位置決め制御状態となっ
たときに上記モータ制御回路が正帰還回路となってしま
うため、上記位置決め制御が不安定となり直流モータ1
が暴走し、目標とする初期位置であるL点に確実に位置
決めすることが不可能になるという問題点を有してい
た。従って直流モータ1の上記強制停止位置は第11図の
Qに示す位置信号の半周期の幅をもつ範囲内でなければ
ならず、直流モータ1と回転部材2、さらに強制停止レ
バー3の取り付け位置に高い精度が必要となる。さらに
Qに示す範囲内であっても強制停止位置がS点に示すよ
うに上記位置信号Vbのゼロクロス点付近にある場合に、
強制停止レバー3、回転部材2、突起2bのもつ弾力性、
直流モータ1のトルクリプルなどの影響により直流モー
タ1が上記強制停止状態で微小振動を起こしたとき、第
12図に示すように位置パルスPbが誤ったパルスを発生し
てしまうため、制御装置16が直流モータ1の強制停止状
態を検出できなくなるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点を鑑み、直流モータ1の強制停止
位置が第11図のQに示す範囲のみならずRに示す範囲内
に位置する場合にも適確な初期位置設定ができ、さらに
直流モータ1に上記微小振動が発生した場合にも強制停
止状態にあることを制御装置が検出し正確な初期位置設
定を行うモータ制御回路を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のモータ制御回路
は回転部材と、上記回転部材を駆動する直流モータと、
上記直流モータの回転に伴い互いにπ/2の位相差を持つ
2つの位置信号を発生する手段と、上記直流モータに回
転速度制御と位置決め制御を行い、2つの位置パルスを
発生するモータ駆動回路と、上記回転部材の目標とする
初期位置から上記回転部材を上記位置パルスの数パルス
相当の回転角だけ回転させた位置で上記回転部材を強制
停止させる強制停止機構と、上記2つの位置パルスを入
力とする制御装置とを有し、上記制御装置は初期位置設
定動作において上記2つの位置パルスの立上り又は立下
りから上記直流モータの強制停止状態を検知し、そのと
きの上記2つの位置パルスの状態から上記直流モータの
停止位置を判断し、上記目標とする初期位置まで上記2
つの位置パルスから上記直流モータの回転量を算出しな
がら回転させ、上記目標とする初期位置に位置決めさせ
るという制御手順を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、初期位置設定動作に
おいて上記2つの位置パルスの少なくとも1つの位置パ
ルスに立上り又は立下りが検出されないことから強制停
止状態にあることを検知するものであるから、上記直流
モータが微小振動を起こし、上記2つの位置パルスのい
ずれか1つの位置パルスに誤ったパルスが発生しても正
しく強制停止状態にあることが検知できる。また、上記
強制停止状態において上記2つの位置パルスの状態を検
出し、そのときの上記直流モータの強制停止位置を判断
した後、直ちに上記目標とする初期位置までの回転速度
制御に移り、上記強制停止位置に応じて上記2つの位置
パルスを計数しながら上記直流モータを駆動し、上記目
標とする初期位置に位置決め制御するものであるから、
モータ駆動回路は常に安定で暴走することなく上記目標
とする初期位置に確実に初期位置設定されることとな
る。
実施例 以下、本発明のモータ制御回路について図面を参照し
ながら説明する。第1図は本発明の一実施例におけるモ
ータ制御回路を示すものである。第1図において、第9
図に示した従来のものと同一箇所には同一番号を付して
説明を省略する。ただし、特許請求の範囲で言うモータ
駆動回路は本実施例では位相補償器14と速度信号発生器
7と速度指令信号発生器8とスイッチ切換回路9と加算
器13とスイッチ素子10、11と電力増幅器12からなる回路
のことである。15はコンパレータ5とコンパレータ6の
出力である2つの位置パルスを入力とし、予め設定され
た一連の制御手順に従ってディジタル信号である速度指
令を端子cに、回転方向指令を端子dに次々に出力し、
また強制停止レバー駆動装置3に強制停止レバー駆動指
令を出力する制御装置である。
以上のように構成されたモータ駆動装置は、その動作
として通常動作と初期位置設定動作を行うのが、直流モ
ータ1の回転速度制御と位置決め制御から成る通常動作
については上記従来のものと同じである。
以下、初期位置設定動作について第4図に示した制御
手順に従って説明する。以下の説明で、端子aに印加さ
れる位置信号をVa、端子bに印加される位置信号をVb
コンパレータ5の出力を位置パルスPa、コンパレータ6
の出力を位置パルスPbと記述する。
まず、制御装置15はステップ17で強制停止レバー駆動
装置3bに強制停止レバーを駆動させ、回転部材2との位
置関係を第5図に示す状態にし、ステップ18で直流モー
タ1が回転部材2を第5図A方向に駆動するように上記
速度指令と上記回転方向指令を出力し、ステップ19,20
でカウンターとタイマーをそれぞれリセットする。直流
モータ1は速度制御され、回転部材2をA方向に回転さ
せ、やがて第6図に示すように目標とする初期位置であ
るF点を通過し、H点で強制停止状態となる。制御装置
15はステップ21,22,23,24によって時間T1の間上記位置
パルスPbに立上りが検出されないことから直流モータ1
が強制停止状態にあることを検知し、ステップ25で上記
2つの位置パルスPa,Pbの値を検出する。強制停止位置
は第7図のIに示す範囲にあるが、範囲IはさらにI1
I2,I3,I4に示す4つの範囲に分割され、上記2つの位
置パルスPa,Pbの値により上記強制停止位置が上記I1
P4のどの範囲内にあるかが判定でき、第7図で目標とす
る初期位置F点までの移動すべき距離が判明する。本例
では強制停止状態からB方向に回転するとすれば、I1
P3の範囲では上記位置パルスの2つ目の立上りであるG
点で、I4の範囲では3つ目の立上りであるG点で回転速
度制御から位置決め制御に切り換えればF点で位置決め
されることになる。従って制御装置15はステップ26,27,
28で上記2つの位置パルスに基づく移動量をNに設定
し、ステップ29で第6図に示すようにB方向に回転速度
制御を行わせ、ステップ30でN回目の上記位置パルスPb
の立上り、すなわち第6図,第7図のG点で位置決め制
御に切り換え、上記目標とするF点に位置決めする。最
後にステップ31で強制停止レバー3を突起2bから外し、
通常動作状態とする。
次に強制停止位置が第8図に示すように上記位置信号
Vbのゼロクロス付近にあり、直流モータ1が微小振動を
起こしたために上記位置パルスPbに誤ったパルスが発生
した場合について説明する。ステップ24で予め設定した
一定数以上のパルスが上記位置パルスPbに検出される
と、制御装置は次に上記位置パルスPaの立上りを検出す
る。ステップ32〜37で、予め設定された一定時間T2の間
上記位置パルスPaに立上りが検出されないと制御装置15
は直流モータ1が強制停止状態にあると検知する。この
場合、強制停止位置は第7図に示したJ1点かJ2点付近に
あるが、上記位置パルスPbに誤ったパルスが入力され続
けているので、直ちに上記位置パルスPbの立上り回数で
F点までの距離を規定することはできない。そこで、ま
ず上記位置パルスPaに基づいて直流モータ1をB方向に
回転させ、上記位置パルスPbが正常な状態になった後、
上記位置パルスPbを計数する。すなわち制御装置15はス
テップS38でB方向の上記回転方向指令と上記速度指令
を出力し、第8図に示すように直流モータ1をB方向に
回転させ、ステップ39で上記位置パルスPaの立上り、す
なわち第7図,第8図のK点を検出し、しかる後にステ
ップ40で移動量をNに設定し、ステップ29,30でG点ま
で回転速度制御を行い、上記目標とする初期位置F点に
位置決めするのである。また直流モータ1の微小振動に
よって上記位置パルスPaに誤ったパルスが発生した場合
には、上記ステップ17〜31の制御手順で正確な初期位置
設定が行われる。
さらに、上記2つの位置パルスPa,Pbがいずれもパル
スを発生し続ける場合は、何らかの事故の発生が考えら
れ、ステップ41で誤動作処理が行われる。
以上のように本実施例によれば上記2つの位置パルス
を入力とする制御装置を備え、初期位置設定動作におい
て上記2つの位置パルスの少くとも1つの位置パルスに
立上りが検出されないことから強制停止状態になったこ
とを検知し、上記2つの位置パルスがいずれも一定数以
上のパルスを出力することから誤動作状態にあることを
検知することにより、直流モータの微小振動によって強
制停止状態の判断を誤ることが無く、しかも何らかの事
故が発生した時に速やかに誤動作処理を行うことができ
る。さらに、強制停止状態において上記2つの位置パル
スの状態によって強制停止位置を判定し、しかる後逆方
向に回転速度制御をかけ、上記判定に基づいて上記2つ
の位置パルスを適切に計数しながら目標とする初期位置
まで移動させ、位置決めするものであるから、モータ制
御回路は常に安定であり暴走することが無く、また強制
停止位置が、第7図の強制停止域Iに示すように上記位
置信号の一周期に相当する幅をもつ予め設定された範囲
内にあれば、必ず正確に初期位置設定を行うことができ
る。すなわち直流モータと回転部材、突起、強制停止レ
バーの取付けに高い精度を要求せずとも、信頼性の高
い、正確な初期位置設定が行えるものである。
なお、本実施例において位置検出器4は疑似正弦波を
出力とする位置検出器としたが、三角波を出力とする位
置検出器としてもよい。
また本実施例では電力増幅器12は直流モータ1に電力
を供給する電力増幅器としたが、直流モータ1に電力を
供給するチョッパ装置としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明はモータ制御回路において、互い
にπ/2位相の異なる2つの位置パルスを入力とする制御
装置を設け、初期位置設定動作において上記2つの位置
パルスから直流モータが強制停止状態となったことを検
知し、その時の停止位置を上記2つの位置パルスから判
定し、上記判定に基づいて上記2つの位置パルスを適切
に計数しながら上記直流モータを目標とする初期位置ま
で回転させ、位置決めを行うものであるから、上記直流
モータと回転部材、さらに回転部材を強制停止させる強
制停止機構に高い寸法精度を要求する必要が無く、また
上記直流モータの微小振動にも影響を受けないため、極
めて安価に実現することができ、しかも常に信頼性の高
い、正確な初期位置設定が行えるものであるからその効
果は絶大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるモータ制御回路のブ
ロック図、第2図は同回路の位置信号と位置パルスの波
形図、第3図は同じく速度信号発生器の特性図、第4図
は同じく制御手順を示すフローチャート、第5図は同じ
く回転部材と強制停止レバーの位置関係図、第6図は同
じく初期位置設定動作を示す波形図、第7図は同じく初
期位置と強制停止位置の関係を示す波形図、第8図は同
じく直流モータ微小振動時の初期位置設定動作を示す波
形図、第9図は従来のモータ制御回路のブロック図、第
10図は同じく初期位置設定動作を示す波形図、第11図は
同じく初期位置と強制停止位置の関係を示す波形図、第
12図は同じく直流モータ微小振動時の初期位置設定動作
を示す波形図である。 1……直流モータ、2……回転部材、2b……突起、3…
…強制停止レバー、3b……強制停止レバー駆動装置、4
……位置検出器、5,6……コンパレータ、7……速度信
号発生器、8……速度指令信号発生器、9……スイッチ
切換回路、10,11……スイッチ素子、12……電力増幅
器、13……加算器、14……位相補償器、15,16……制御
装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周上の一箇所に初期位置検出部材を有す
    る回転部材と、 上記初期位置検出部材に当たることにより上記回転部材
    の一方向の回転を強制的に阻止し、 上記回転部材の回転範囲を規定する回転部材停止機構
    と、 上記回転部材停止機構を駆動し、上記回転部材停止機構
    が上記回転範囲を規定する強制停止状態と、上記回転部
    材停止機構が上記回転範囲を規定せず、上記回転部材が
    自在に回転できる通常動作状態とを選択する回転部材停
    止機構駆動装置と、 上記回転部材を駆動する直流モータと、 上記直流モータの回転軸に直接又は間接的に結ばれ、上
    記直流モータの回転に応じて互いにπ/2の位相差を持つ
    2つの周期的位置信号を発生する位置検出手段と、 上記二つの位置信号を波形整形して上記直流モータの単
    位回転角を表す二つの位置パルスを出力するコンパレー
    タと、 上記直流モータの目標とする回転角速度を表す速度指令
    と、上記直流モータの回転方向を表す回転方向指令と、
    上記2つの位置信号と上記2つの位置パルスを入力と
    し、上記直流モータに電力を供給し、上記速度指令と上
    記回転方向指令に応じて上記直流モータに回転速度制御
    か又は位置決め制御を行うモータ駆動回路と、 上記モータ駆動回路に上記速度指令と上記回転方向指令
    を与え上記回転速度制御を行わせると共に上記回転部材
    停止機構駆動装置に強制停止指令を与え上記強制停止状
    態とし、上記可動部材と上記直流モータの回転が阻止さ
    れたことを上記2つの位置パルスから検出すると上記回
    転方向指令を反転し上記モータ駆動回路に逆方向の上記
    回転速度制御を行わせ、上記可動部材を目標とする初期
    位置まで移動させ上記直流モータを位置決め制御させる
    制御装置を備え、 制御装置は、上記2つの位置パルスの立上り又は立下り
    を検出する手段と、予め設定した一定時間の経過を検出
    するタイマー手段を具備し、上記2つの位置パルスの少
    くともいずれか一つの位置パルスに上記一定時間立上り
    又は立下りが検出されないことから上記直流モータの停
    止を判断することを特徴とするモータ制御回路。
  2. 【請求項2】制御装置は上記直流モータが停止したこと
    を検出すると、上記2つの位置パルスの状態から上記直
    流モータの停止位置を判断し、上記回転方向指令を反転
    し、上記速度指令を出力し、上記モータ駆動回路に回転
    速度制御を行わせ、上記2つの位置パルスから上記直流
    モータの回転量を計数しながら目標とする初期位置まで
    回転させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のモータ制御回路。
JP60107462A 1985-05-20 1985-05-20 モ−タ制御回路 Expired - Lifetime JP2529185B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60107462A JP2529185B2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20 モ−タ制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60107462A JP2529185B2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20 モ−タ制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61266084A JPS61266084A (ja) 1986-11-25
JP2529185B2 true JP2529185B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=14459791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60107462A Expired - Lifetime JP2529185B2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20 モ−タ制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529185B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61266084A (ja) 1986-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0134017B1 (en) Microprocessor - controlled positioning system
EP0146906A2 (en) Speed and phase control system
JP2529185B2 (ja) モ−タ制御回路
JPS59106009A (ja) バツクラツシユ補正方法
JPH0348162A (ja) モータの速度検出装置
JPS6359796A (ja) パルスモ−タの原点復帰方式
JPH07218289A (ja) エンコーダシステム
JPH0944252A (ja) 位置決め装置
JPH0869326A (ja) 位置決め制御器
JP2000175497A (ja) パルスモータ制御装置、パルスモータ制御方法、及びパルスモータ制御プログラムを記録した記録媒体
US4350939A (en) Spindle orient device
JPH02206378A (ja) 回転角制御装置
JPH01268498A (ja) ステップモータ制御装置
JPS63262082A (ja) モ−タの制御装置
JP2600975B2 (ja) 同期電動機の速度制御方式
JPH0431603Y2 (ja)
JPS61150690A (ja) サ−ボモ−タの制御方法
JPS63273114A (ja) 定位置停止制御装置
JPH0358859B2 (ja)
JPH09167021A (ja) スキャナポジショナ
JPS60129810A (ja) モ−タの位置制御方式
JPH0755079B2 (ja) モータの脱調検出装置とモータ駆動制御装置
JPS59175390A (ja) Dcモ−タの位置決め制御回路
JPS5935211A (ja) デジタル位置決めコントロ−ラ
JPH10244308A (ja) 圧延機のロール位置決め制御方法