JP2528933Y2 - ミシンにおける倣い刺しゅう装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［産業上の利用分野］本考案はミシン縫いにおいてどの
様な形の線、書画等の模様でも指針（２７）でその形状
をなぞりながら手書きして原稿上を追跡する事によって
この運動をミシンベット（Ａ）上に回働自在に装置した
滑り板（８）上を生地を張った刺しゅう枠（７）にその
まま伝えジクザクミシン針（Ｆ）位置を刺しゅう枠
（７）遊動範囲に包含できる限度において同大同形の線
及び糸並び等を模様に合わせて前後左右に自在に滑り板
（８）上を動揺が無く滑らかに刺しゅう縫が出来る様に
ミシン針（Ｆ）と指針（２７）を近付けて見比べし易く
し操作性能を良くして家庭用ミシンに取付け簡単にして
初心者にも楽に出来て刺しゅう縫いフアンが出来る可能
性が有る家庭用ミシン等倣い刺しゅう装置に関するもの
である。

【０００２】 ［従来の技術］従来、この種のミシンの倣い刺しゅう装
置としてわ、実願昭５５〜１７０９４６号、公報及び特
開昭６２〜２５０２６３号、公報及び特開昭５８〜１８
６６５１号公報が有るがいずれも倣い装置の原画板と刺
しゅう枠中間をベルトやギヤ車で回動する様して有り原
画円板上に原画を取付けて回動しながら刺しゅう枠を従
動させてミシン台に固設して有る指針の尖端を目標にし
て原画板を手動して倣い装置全体を荷物にミシンベット
上を滑らせて移動させて刺しゅう縫いをすることわ初心
者には無理が有り現在の家庭用ミシンでわテイブル式が
無くなりフリーアーム式やトランク式に成ってミシンベ
ットが狭くなってきて居り、その狭いベット上をこみい
って複雑な倣い装置全体を手動で滑らかに移動して刺し
ゅう縫いおすることわ困難であり、現在の所着物等に施
す刺しゅう作品を行なうには相当に熟練した職人が工業
用しゅうミシンで生地に下絵お下書きして刺しゅう枠に
はめ込んで直接手動させて何んな作品でも制作できる熟
練者が行なって居る現状であり、その他各ミシンメーカ
ーでわ倣い刺しゅうミシンの商品化わ自信が無く控えて
おり、家庭用ミシンに自動縫いポイント刺しゅう装置を
付けて高価で販売して居るが、家庭の皆さんわ刺しゅう
工芸として自分の手で書画等の刺しゅう工芸作品を制作
して楽しみたいと望んで居る現状である。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］従来の技術で述べたそ
れぞれの欠点を種々試作実験の上改良したもので、先ず
薄板の円盤の中心部に針穴（２）を成型して外周に片溝
（４）を構成した円形針板（１）を、ミシンベット
（Ａ）の溝穴（Ｂ）からミシン針板（Ｃ）とミシン溝板
（Ｄ）を取り除き、ミシン針（Ｆ）を針穴（２）に合わ
せてミシンベット（Ａ）表面に皿ネシ止めして着設し円
形針板（１）周囲の片溝（４）面とミシンベット（Ａ）
の間隙に円周溝（６）を構成させてその溝（６）に対し
刺しゅう枠（７）が表面上を摺動し易い範囲に必要な大
きさの薄板の滑り板（８）の適所に回動穴（９）を成型
して円周溝（６）にはめ込みミシン針（Ｆ）を中心に回
動できる様にして刺しゅう枠（７）が滑り板（８）の上
を滑らかに摺動出来る様にして、その滑り板（８）の手
前を延長させて必要に応じた大きさのコの字形の格納箱
（１０）を成型してその上部表面（１１）を画板（１
２）にして内部の適当な位置に直角に２本の同じ長さの
クランク棒（１３）（１４）のそれぞれの尖端部を並べ
て軸ネジ（１５）（１６）止めをして他端部には、遊動
レール（１７）に対して直角に成型固設され安定輪（２
１）（２２）を軸設した連結板（１８）に平行四辺形に
軸ネジ（１９）（２０）止めしてその遊動レール（１
７）が直角お保って前後動が出来る様にして居き、誘導
支持板（２３）の平面部に溝付の案内輪（２４）お二列
に配して遊設して、遊動レール（１７）を溝に挿入して
左右動が出来る様にして、その誘導支持板（２３）の先
端に半円形の刺しゅう枠（７）固持片（２５）を固設し
て刺しゅう枠（７）を固持する様にしてその固持片（２
５）に接して、曲形の誘導棒（２６）の下端をネジ止め
固設して上端を格納箱（１０）表面の画板（１２）の定
位置に指針（２７）を合せて固定してその尖端で原画上
を倣い書きを行なうと刺しゅう枠（７）わ案内輪（２
４）を会して遊動レール（１７）に対して直角に前後左
右水平に滑り板（８）上を動揺が無く滑らかに摺動する
様に成し滑り板（８）を半廻転させる事で刺しゅう枠
（７）も従動して糸並びも四方八方斜の全方向の糸並び
が出来る様にした。

【０００４】 ［作用］ジグザグミシンで書画等作品に合った糸並びの
刺しゅう縫いが出来るので高度な作品が出来る、その上
遊動レール（１７）とクランク（１３）（１４）を組合
せる事によってミシン針（Ｆ）と指針（２７）の位置を
近付けることが原画と刺しゅう縫いを見比べ易くしたの
で倣い縫い操作が容易になり機構も簡単化する事が出来
る。

【０００５】 ［実施例］実施例について図面参照して説明する。図
（１）は表面の適当な位置に皿ネジ孔（３）（３）と中
央に針孔（２）お開けて円周に片溝（４）を成型した薄
い板の円形針板である、ミシンベット（Ａ）の溝穴
（Ｂ）からミシン針板（Ｃ）とミシン溝板（Ｄ）を取り
除きその後のベット（Ａ）表面に対し円形針板（１）の
針孔（２）をミシン針（Ｆ）の位置に合わせて皿ネジ
（３）で固着してミシンベット（Ａ）表面と円形針板
（１）の外周の片溝（４）の間に円周側溝（６）を構成
してその側溝（６）に合わせて滑り板（８）の適当な位
置に円周側溝（６）に合わせた回動穴（９）を成型して
はめ込み回動自在にして円形針板（１）の表面を水平に
成して、刺しゅう枠（７）が滑らかに摺動可能の遊動範
囲を有する滑り板（８）の手前を延長して、コの字形の
格納箱（１０）を成型して上部表面（１１）は原画を取
り付けられる画板（１２）と成し、その格納箱の内部の
適当な直角位置に２本の同じ長さのクランク棒（１３）
（１４）それぞれの一端部を軸ネジ（１５）（１６）止
めで遊設してそれぞれの他端部を、遊動レール（１７）
に対して直角に固設した連結板（１８）に平行して水平
に旋廻可能に軸ネジ（１９）（２０）止めして、中心を
結ぶ仮定線は常に平行四辺形おなしクランク棒（１３）
（１４）は同一水平位相に保持されながら互いが接する
まで旋廻角度を限度として回動を行なう事が出来る様に
なす、従って直角に連結遊設された遊動レール（１７）
わ直線を保って車のワイパーの様に平行のまま前後に移
動可能となる遊動レール（１７）両端下部に安定輪（２
１）（２２）を遊設して平行移動を安定させて、その遊
動レール（１７）に誘導支持板（２３）の片面に三個以
上の側溝を有する案内輪（２４）を二列に配してその側
溝に遊動レール（１７）を挿入して誘導支持板（２３）
は水平に左右に移動可能に成す、その誘導支持板（２
３）の尖端に刺しゅう枠（７）を固持する半円形の枠固
持片（２５）を固設して生地を張った刺しゅう枠（７）
を固持させて置更にその誘導支持板（２３）の適所に曲
形の誘導棒（２６）の下端をネジ止め固設備してその上
端部尖端には指針（２７）を固持させて格納箱（１０）
表面上の画板（１２）にミシン針（Ｆ）に適合させて置
きその指針（２７）で原画上を手動で倣い画きしてミシ
ン縫いを行なうと刺しゅう枠（７）わ滑り板（８）上を
滑らかに摺動して原画の通りの倣い刺しゅう縫いが出来
装置全体が半回転する事で全方位の糸並びが出来る様に
したもので倣い刺しゅう装置全体を格納箱（１０）格納
できる様にした。

【０００６】 ［考案の効果］格納箱の内部のクランク棒と遊動レー
ル、誘導板を会して誘導指針で原画を倣い書きして刺し
ゅう枠内の生地に原画と同じ刺しゅう画を行なうもので
ある。

【０００７】請求項１の倣い装置においてはミシンベッ
ト上に回動できる様した滑り板お設け刺しゅうの枠移動
を軽く楽にして指針の操作を容易に手動出来る様にした
てクランクと遊動レールの組合せでミシン針と指針を見
比べ易くした、

【０００８】請求項２、ミシン針を中心に回動出来る滑
り板手前の適当な位置にコの字形の格納箱お成型して上
部表面を原画取付け板にして内部の適当な位置（１５）
（１６）に倣い刺しゅう装置全体を軸設して格納箱内下
部表面に刺しゅう枠を引き込んで刺しゅう縫い操作範囲
を広げる事が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ミシンベットに取り付けた装置の主要部の切断
面を斜線で示し、Ｓ線で切断部を示した斜視図である、

【図２】Ｓ線面切断部を波線で示した部分平面図であろ
（点線引符号８を９に変更）

【図３】ミシンベット（Ａ）と円形針板（１）と刺しゅ
う枠（７）と滑り板（８）の噛み合わせの態様を説明す
る、Ｓ線切断面図を斜線で示した部分側面図である、

【符号の説明】

Ａ、ミシンベット Ｃ、ミシン針板 Ｄ、ミシン溝板 Ｆ、ミシン針 １、円形針板 ８、滑り板 ９、回動穴 １０、格納箱 １３、クランク棒 １４、クランク棒 １７、遊動レール １８、連結板 ２１、安定輪 ２３、誘導支持板 ２５、半円形刺しゅう枠固持片 ２６、誘導棒 ２７、指針 ２４、案内輪

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ミシンベット（Ａ）の表面上に対し、中
   央に針穴（２）を有した円板の周囲の裏側に片溝（４）
   を成型した薄板の円形針板（１）の針穴（２）をミシン
   針（Ｆ）の位置に合わせ皿ネジ（５）と（５）で止めて
   着設しベット（Ａ）の表面と片溝（４）面の間に円周側
   溝（６）を形成してその溝（６）に対し、回動できる様
   に薄板の的所に成型した回動穴（９）を挿入して表面を
   水平にした滑り板（８）上を刺しゅう枠（７）が滑らか
   に前後左右自在に摺動出来る様に成し手前延長部にコの
   字形の格納箱（１０）を成型し内部の適所（１５）（１
   ６）に２本のクランク棒（１３）（１４）の先端を箱
   （１０）内の適当な位置（１５）（１６）に軸設して他
   端部には遊動レール（１７）に、安定輪（２１）（２
   ２）を軸設した連結板（１８）を直角に固定した位置
   （１９）（２０）に軸ネジ止めして刺しゅう枠（７）固
   持片（２５）を固設した誘導支持板（２３）の片面に溝
   付きの案内輪（２４）を二列に配設して遊動レール（１
   ７）を溝に挿入して左右動する様にして、誘導板（２
   ３）に固定された、しゅう枠（７）固持片（２５）の近
   い所にネジ止めして固定して有る曲形の誘導棒（２６）
   先端に指針（２７）を固定して装置全体が回動出来様し
   た倣い刺しゅう装置。
2. 【請求項２】 ミシン針（Ｆ）を中心に回動出来る様に
   した滑り板（８）の手前適当な位置にコの字形の格納箱
   （１０）を成型して内部の適所に二本のクランク棒（１
   ３）（１４）を適当な位置（１５）（１６）に軸設して
   他端部を直角に成型した遊動レール（１７）を固設して
   片面に案内輪（２４）をに列に配した誘導板（２３）に
   挿入して刺しゅう枠固持片（２５）を固定しそれに接近
   して先端に指針（２７）を固定した曲り形の誘導棒（２
   ６）をネジ止め固定して指針を動かすと刺しゅう枠
   （７）も従動して前後左右に滑り板（８）上を楽に摺動
   でき格納箱（１０）内まで入込みが出来て移動範囲を広
   げる事が出来誘導棒（２６）のネジ取り外すことが出来
   きる様にした装置全体を格納できる様にした倣い刺しゅ
   う装置。