JP2528868Y2 - 氷ディスペンサの扉開閉装置 - Google Patents

氷ディスペンサの扉開閉装置

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JP2528868Y2
JP2528868Y2 JP1990043046U JP4304690U JP2528868Y2 JP 2528868 Y2 JP2528868 Y2 JP 2528868Y2 JP 1990043046 U JP1990043046 U JP 1990043046U JP 4304690 U JP4304690 U JP 4304690U JP 2528868 Y2 JP2528868 Y2 JP 2528868Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、製氷部で生成された氷を貯氷槽に貯え、必
要に応じその氷を放出する氷ディスペンサに関し、特に
その氷放出口を閉じる扉の開閉装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 氷ディスペンサの氷放出口は、要求があったときのみ
扉が開き、通常は閉じている。開放の要求は扉開放電気
信号として加わるのが一般的であるから、開放装置とし
てはソレノイド装置を使用するが、閉止装置としては特
別の駆動力を付加する必要のないばね等で扉を通常閉じ
ておくのが、最も簡単で信頼性が高い。このように、ば
ね等の扉閉止装置とソレノイド装置とを組み合わせた扉
開閉装置は良く知られている(実公平1−27022号公
報、実開平1−134864号公報)。
そして、氷放出口が設けられている貯氷槽内には、中
の氷を氷放出口へ送るアジテータ等もあり、扉が内部か
ら押されることもあるので、開放要求を受けたソレノイ
ド装置が作動しない限り、扉が開かないようにするロッ
ク機構が設けられるのが一般的である。勿論、ロック機
構を含む扉開閉装置としては、構造が簡単で、作動が確
実なものがよい。
そのような扉開閉装置の従来の代表例を、図面に基づ
いて説明すると、第7図において、貯氷槽01の側壁に固
定されたソレノイド装置02のプランジャ03に、ロック板
04と開放板05が軸06を介して連絡している。
捩りコイルばね07で係止された扉即ちシャッタ09に
は、ロック支軸011と作動軸012とが設けられ、これ等に
は捩りコイルばね07のコイル部が巻かれていて、このば
ね力によって、シャッタ09が閉じている。
クリップ状の戻りばね013で相互に接続されたロック
板04と開放板05は、それぞれ第8図、第9図に示す形状
をしており、プランジャ03の軸06が通る異形孔04a、長
孔05aを上端に有する。
ソレノイド装置02が作動してプランジャ03が引き上げ
られると、異形孔04aと長孔05aの幾何学的関係から、ロ
ック板04が先ず反時計方向に回転し、ロック支軸011と
の係合が解かれる。その後、開放板05が引かれるので、
作動軸012を介してシャツタ09が反時計方向に引かれ
る。この引張力により、捩りコイルばね07は捩れ、シャ
ッタ09がロック支軸011を中心にして反時計方向に回動
して氷放出口が開く。
これに対して、ソレノイド装置02のプランジャ03が不
作動で最下位置にあるとき、シャッタ09の内側から矢印
の如く氷による押圧力が作用しても、ロック板04がロ
ック軸011に係合しているので、開放板05に押上力が作
用してもプランジャ03の上昇が阻止される。即ち、シャ
ッタ09がロックされている。
[考案が解決しようとする課題] 前述のような扉開閉装置においては、開放板05の長孔
05aの形状とロック板04の異形孔04aとの幾何学的関係を
利用し、ソレノイド装置の1動作によってロックを解放
し、引き続きシャッタ09を開くので、ロック軸011と作
動軸012の間隔が狭くなる傾向にある。このため、ロッ
ク板04aの背が慣性によって作動軸012に衝突し、過大な
応力がロツク板04aに発生するという問題があった。
この衝突を防止しようとしてロック軸011と作動軸012
の間隔を大きくすると、ソレノイド装置02のプランジャ
03の作動ストロークが同一の場合にはシャッタ09の開放
角度が小さくなるという問題があり、他方、同一開放角
度を確保しようとすると、大型のソレノイド装置02を用
いてその作動ストロークを増大する必要があるという別
の問題を生ずる。
また、ロック板04の過大応力を小さくするために、そ
の板厚を増大すると、プレス加工が困難になって製作費
が増大するとか、装置全体の巾が増大するなどの問題も
生ずる。
従って、本考案は、製作が容易で、ソレノイド装置の
作動ストロークが最少限のコンパクトなロツク機構付き
扉開閉装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本考案によれば、開閉
自在の氷放出口を下部側壁に備えた貯氷槽と、前記氷放
出口の上方に固設されたソレノイド装置と、同ソレノイ
ド装置のプランジャに連接され同プランジャの引き上げ
によって開かれる前記氷放出口の扉とを有する氷ディス
ペンサは、次の点を特徴としている。即ち、前記扉は、
前記氷放出口の上方に係止された捩りコイルばねによっ
て付勢され、前記扉の外面に作動軸と、ロック支軸が並
んで設けられ、開放作動板が前記作動軸とプランジャと
を連絡し、前記ロック支軸に係合する凹部を有する指爪
部をもつロック板が前記プランジャに連結されると共
に、前記指爪部の背に、該背から突出する下側スロープ
部を有する肉盛部が、前記下側スロープ部を前記凹部に
接近させて、形成されている。
[作用] 上述の構成を有する本考案において、扉は、捩りコイ
ルばねによって付勢され貯氷槽の氷放出口を通常閉じて
いる。ソレノイド装置のプランジャは、開放作動板を介
して扉の作動軸に連接してこれを開放するが、その前段
階において、プランジヤに連結したロック板の指爪部の
凹部が扉のロック支軸から外れてロックが解かれる。
ソレノイド装置が作動しないときに扉に内側から開放
方向の力が作用しても、そのロック支軸とプランジャ
は、ロック板によって連結されているので、プランジャ
の上昇ひいては扉の開放がロックされる。
[実施例] 次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照
して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応
部分を示すものとする。
第1図において、従来のものと同様の貯氷槽1の側壁
を形成する外箱1aに固定されたソレノイド装置(図示せ
ず)は、従来のものと同じ構造であり、同ソレノイド装
置からはプランジャ3が下方へ突出している。
一端で外箱1aの下端の孔に係止された捩りコイルばね
7は、扉即ちシャッタ9のロック支軸11に巻着され、そ
の他端の腕が、シャッタ9の作動軸12に巻かれている。
図から明らかなようにロック支軸11と作動軸12は平行に
配設され、作動軸12に一端が嵌合した開放作動板5の他
端の長孔5a(第3図(ロ)参照)が、プランジャ3の軸
6に嵌合している。開放作動板5の形状は、従来のもの
と同じでよい。
これに対し、クリップ状の戻しばね13によって開放作
動板5に連結されたロック板4は、第2図に示す形状を
有する。即ち、ロック板4の軸6に嵌合する異形孔4aは
握り飯形をなし、他端には指爪部4bが形成されている。
孔4cに戻りばね13を支持する軸(図示せず)が通り、戻
りばね13の先端が孔4dに引っ懸けられる。A部がロック
支軸11に係合するほぼ半円形の凹部もしくは切欠き部分
で、ロック板4は、該凹部Aの底部において最も細くな
っている。そのため、該凹部Aの背部には肉盛部4eが形
成されている。この肉盛部4eは、両端にスロープ部4f,4
gを有し、第2図においてロック板を単体で見て左側、
本考案の扉開閉装置の組立状態では下側のスロープ部4f
は、凹部Aの背に他の肉盛部分よりも接近していて、換
言すれば、好ましくは、上述の半円形の凹部Aの底部の
ほぼ中央よりも左側の位置においてロック板4からの隆
起を開始していて、後述するようにロック板4の指爪部
4bにある凹部Aが支軸11から外れた時に(第5図参
照)、上述の左側のスロープ部4fが作動軸12に近接する
ようになっている。
第3図(イ)、(ロ)は、シャッタ9が閉じられた状
態即ち第1図の状態におけるロック板4と開放作動板5
の相互関係を示している。プランジャ3の軸6は最下端
にあり、この時、軸6は長孔5aの下方部位にあるが、ロ
ック板4の異形孔4aの左側部位にある。
この状態では、戻りばね13によってロック板4の指爪
部4bは、ロック支軸11に係合している(第1図)から、
シャッタ9の内側から押開け力(第1図の矢印)が作
用しても軸6を保持し、プランジャ3の上昇を阻止して
いる。即ち、開放作動板5は静止し、シャッタ9は開か
ない(ロックされている)。
次に、氷放出の要求があり、ソレノイド装置が作動し
てプランジャ3を若干引き上げると、第4図(イ)及び
(ロ)に示すようになる。軸6が開放作動板5の長孔5a
の上端に達した状態では、開放作動板5は静止してい
る。これに対し、ロック板4の異形孔4aの中では、第4
図(イ)に示すように軸6が動き、ロック板4を反時計
方向に回動する。即ち、第5図(捩りコイルばね7の図
示が省略されている)に示すように、ロック板4の指爪
部4bが、ロック支軸11から外れる。この時、前述のよう
にロック板4の肉盛部4eの左側スロープ部4fは作動軸12
の近傍にある。更にプランジャ3を引き上げると、軸6
は、開放作動板5を介してシャッタ9の作動軸12を引き
上げる。即ち、第6図に示すように、シャッタ9はロッ
ク支軸11を中心にして反時計方向に回動し、氷放出口が
開く。
氷の放出が完了し、ソレノイド装置を不作動にすれ
ば、捩りコイルばね7の弾性復元力によって、第1図に
示す状態に戻る。即ち、氷放出口が閉じる。
再び第1図を参照すると、ロック板4の肉盛部4eは、
その回動範囲が作動軸12の上方に位置しこれに衝突せ
ず、仮にその下側スロープ部4fが作動軸12に衝突して
も、スロープ部4fは凹部Aの背に位置して傾斜してお
り、また、作動軸12は、凹部Aの傾斜にあたかも沿うよ
うに円形断面を有するため、ロック板4の最も細い部分
である凹部Aに生じる応力の値は低い。
[考案の効果] 本考案によれば、ロック板4の背部の肉盛部4eは、作
動軸12に衝突しない範囲で形成され、扉9のロック支軸
11と作動軸12との間の距離は、従来通り最小に維持され
ているので、ロック板4の厚さを最小程度に維持し、装
置全体をコンパクトに保ったまゝ発生応力を最少にする
ことができ、ひいては製作費を最少に維持できる。しか
も、本考案によれば、肉盛部4eは、指爪部4bに形成され
た凹部Aの背に位置するように配設された下側スロープ
部4fを有し、この下側スロープ部4fが凹部Aに接近して
形成されているため、仮に該下側スロープ部4fが作動軸
12に衝突しても、凹部Aの応力値は低く抑えることがで
き、板厚を増大する必要がないので、製作費の増大にな
らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による扉開閉装置の実施例の要部を一
部断面で示す側面図、第2図は、第1図の扉開閉装置で
使用されているロック板の平面図、第3図(イ)、
(ロ)及び第4図(イ)、(ロ)は、第1図の扉開閉装
置の作用説明図、第5図及び第6図は、第1図の扉開閉
装置の作動説明図、第7図は、従来の扉開閉装置を一部
断面で示す側面図、第8図及び第9図は、第7図の扉開
閉装置で使用されているロック板及び開放作動板の平面
図である。 1…貯氷槽、1a…側壁(外箱) 3…プランジャ、4…ロック板 4b…指爪部、4e…肉盛部 4f…下側スロープ部、A…凹部 5…開放作動板、7…捩りコイルばね 9…扉(シャッタ)、11…ロック支軸 12…作動軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在の氷放出口を下部側壁に備えた貯
    氷槽と、前記氷放出口の上方に固設されたソレノイド装
    置と、同ソレノイド装置のプランジャに連接され同プラ
    ンジャの引き上げによって開かれる前記氷放出口の扉と
    を有する氷ディスペンサにおいて、前記扉は、前記氷放
    出口の上方に係止された捩りコイルばねによって付勢さ
    れ、前記扉の外面に作動軸とロック支軸とが並んで設け
    られ、開放作動板が前記作動軸と前記プランジャとを連
    絡し、前記ロック支軸に係合する凹部を有する指爪部を
    もつロック板が前記プランジャに連結されると共に、前
    記指爪部の背に、該背から突出する下側スロープ部を有
    する肉盛部が、前記下側スロープ部を前記凹部に接近さ
    せて、形成されていることを特徴とする氷ディスペンサ
    の扉開閉装置。
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