JP3272965B2 - 車両バックドアのロック装置 - Google Patents

車両バックドアのロック装置

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JP3272965B2
JP3272965B2 JP24425096A JP24425096A JP3272965B2 JP 3272965 B2 JP3272965 B2 JP 3272965B2 JP 24425096 A JP24425096 A JP 24425096A JP 24425096 A JP24425096 A JP 24425096A JP 3272965 B2 JP3272965 B2 JP 3272965B2
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JP
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wall
upright wall
latch
back door
striker
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勇二 依田
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両バックドアのロッ
ク装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特公平6−63394号公報に
は、車体に取付けたストライカと、バックドアに取付け
ハウジングとからなり、前記ハウジングは、略箱状を
呈し上面開放の収納ケースと該収納ケースの上面を覆う
金属蓋材とから形成され、前記ハウジングの内部にラッ
チをラッチ軸によりラチェットをラチェット軸により夫
々軸止し、前記収納ケースは、前側起立壁と底壁と後側
起立壁右側起立壁と左側起立壁から形成し、前記前側
起立壁と前記底壁の中央部分には、前記ストライカが進
入する進入切欠を形成し、前記後側起立壁は、略直線
壁に形成した車両バックドアのロック装置について記載
されている。なお、前記収納ケースと金属蓋材とは、略
同一厚みの金属板の板金加工で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ロック装
置は強度試験装置により、開扉方向の強大な負荷を与え
てバックドア無理に開扉させると、図9のように、
初仮線のように直線壁であった後側起立壁Aは開扉方向
に湾曲し、ストライカBの進入切欠溝Cは開き、ラッチ
ハウジングE内より引抜かれてしまう課題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】開扉方向の強大な負荷が与えられても、
進入切欠きのは開きを防止し、バックドアの開きを防止
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
1に取付けたストライカ2と、バックドア3に取付けた
ハウジング4とからなり、前記ハウジング4は略箱状を
呈し上面開放の収納ケース7と該収納ケース7の上面を
覆う金属蓋材8とから形成され、前記ハウジング4の内
部にラッチ9をラッチ軸18によりラチェット10をラ
チェット軸20により夫々軸止し、前記収納ケース7
は、前側起立壁11と底壁12と後側起立壁13と右側
起立壁23と左側起立壁25から形成し、前記前側起立
壁11と前記底壁12の中央部分には、前記ストライカ
2が進入する進入切欠溝14を形成し、前記後側起立壁
13は反開扉方向となる後側方向に膨出する円弧壁に形
成し、前記金属蓋材8の後端縁33は前記底壁12に向
かって屈曲させて前記後側起立壁13と前後方向におい
て重合するように前記後側起立壁13の前側に位置させ
た車両バックドアのロック装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明による車両バックドアのロック装置
一実施例を図面により説明する。図7において、1は車
体、2は車体1に取付けたストライカ、3はバックド
ア、4はバックドア3に取付けたロック装置のハウジン
である。
【0007】前記ストライカ2は、図6、図7のよう
に、側面L型の金属台座5にコ型係合杆6を取付けたも
のである。前記ハウジング4は下方から見ると図1の如
くであり、上方からみると図2の如くであり、略箱状を
呈する上面開放の収納ケース7と金属蓋材8とから形成
され、内部にラッチ9とラチェット10がそれぞれ軸装
されている。
【0008】前記収納ケース7は、前側起立壁11と底
壁12と後側起立壁13と右側起立壁23と左側起立壁
25から絞り加工で形成され、前側起立壁11と底壁1
2の左右中央には、閉扉のとき、前記ストライカ2が進
入する進入切欠14を形成する。前記ラッチ9はその
外周面に、ストライカ2が係合するストライカ係合溝1
5とハーフラッチ係合段部16とフルフラッチ係合段部
17が設けられ、ラッチ軸18で、底壁12と金属蓋材
8とに軸止される。
【0009】前記ラチェット10は、閉扉のとき爪19
がハーフラッチ係合段部16またはフルラッチ係合段部
17に係合するようにラチェット軸20により底壁12
と金属蓋材8とに軸止される。21はラッチ9を開扉状
態に回転させるバネ、22はラチェット10をラッチ9
に弾着させるバネである。前記収納ケース7には、これ
をバックドア3に取付けるために、右側起立壁23の上
部を外側に直角に屈曲させて屈曲取付部24を形成
し、また左側起立壁25の上部も外側に直角に屈曲させ
て屈曲取付部26を形成し、取付部24、26に取付
孔27を形成する。前記金属蓋材8の左右両側にも左右
取付部2、2を形成し、取付孔30を形成する。
【0010】しかして、本願は、前記後側起立壁13
を、後方に膨出する円弧壁に形成した点が特徴で、その
ため、強大な開扉方向の力が加わっても、前記後側起立
13はせいぜい直線壁までしか変化せず、前記進入切
14の開きを防止して、ラッチ9の引抜けを防止す
る。
【0011】また、本願は、図3のように、前記金属蓋
材8の前側には左右方向のスリット31を設け、前記収
納ケース7の前側起立壁11の上縁32は、前記スリッ
ト31に巾一杯に係合させる。このことにより、一層前
記進入切欠14の開きを防止し、ラッチ9の引抜けを
防止する。また、金属蓋材8の後端縁33は前記後側起
立壁13と前後方向において重合するように前記後側起
立壁13の前側に位置させてある。
【0012】
【作用】バックドア3を閉扉すると、ロック装置のハウ
ジング4の収納ケース7の前側起立壁11と底壁12に
形成した進入切欠14に、車体1に固定されているス
トライカ2のコ型係合杆6は進入して、収納ケース7内
に軸止したラッチ9のストライカ係合溝15に係合して
該ラッチ9を回転させ、該ラッチ9のフルラッチ係合段
部17にラチェット10は係合してラッチ9の逆転を防
止し、フルラッチにし、閉扉は完了する。
【0013】閉扉後、衝突等の強大な衝撃によりバック
ドア3に開扉方向の外力が与えられると、バックドア3
は無理に開扉しようとし、従来のものは、図9のように
後側起立壁Aは、開扉方向に湾曲して進入切欠溝Cは開
き、ラッチをロック装置のハウジングE内より引抜い
て、開扉してしまう課題があったが、本願は、後側起立
13を予め反開扉方向に湾曲した円弧壁に形成し、金
属蓋材8の後端縁33は前記後側起立壁13と前後方向
において重合するように前記後側起立壁13の前側に位
置させてあるので、衝突等の強大な衝撃が開扉方向に加
っても、後側起立壁13はせいぜい直線壁になるだけ
で、図9のようには湾曲せず、進入切欠14は開かな
いのでラッチ9の引抜きを防止し、開扉を完全に防止す
ることができる。
【0014】また、本願は、図3のように、前記金属蓋
材8の前側には左右方向のスリット31を設け、前記収
納ケース7の前側起立壁11の上縁32は、前記スリッ
ト31に巾一杯に係合させてあるので、進入切欠14
の左右開きを防止し、ラッチ9の引抜けを防止する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明では、衝突等の強
大な開扉方向の荷重がバックドアに加っても、後側起立
壁13はせいぜい直線壁になるだけで、図9のようには
湾曲せず、進入切欠溝14は開かないのでラッチ9の引
抜きを防止し、開扉を完全に防止することができる。ま
た、後側起立壁13を反開扉方向に膨出する円弧壁に形
成し、金属蓋材8の後端縁33は前記後側起立壁13と
前後方向において重合するように前記後側起立壁13の
前側に位置させるだけだから、費用は全く必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体底面図。
【図2】 全体平面図。
【図3】 A−A断面図。
【図4】 全体正面図。
【図5】 収納ケースの平面図。
【図6】 ストライカの平面図。
【図7】 ストライカとロック装置の係合前の状態図。
【図8】 ストライカとロック装置の係合状態図。
【図9】 公知例の課題を示す状態図。
【符号の説明】
1…車体、2…ストライカ、3…バックドア、4…ハウ
ジング、5…金属台座、6…コ型係合杆、7…収納ケー
ス、8…金属蓋材、9…ラッチ、10…ラチェット、1
1…前側起立壁、12…底壁、13…後側起立壁、14
…進入切欠、15…ストライカ係合溝、16…ハーフ
ラッチ係合段部、17…フルラッチ係合段部、18…ラ
チ軸、19…爪、20…ラチェット軸、21…ラッチ
のバネ、22…ラチェットのバネ、23…右側起立壁
24…屈曲取付部、25…側起立壁、26…屈曲
取付部、27…取付孔、28…取付部、29…取付
部、30…取付孔、31…スリット、32…上縁、33
…後端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/32 B60J 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1に取付けたストライカ2と、バッ
    クドア3に取付けたハウジング4とからなり、前記ハウ
    ジング4は略箱状を呈し上面開放の収納ケース7と該収
    納ケース7の上面を覆う金属蓋材8とから形成され、前
    記ハウジング4の内部にラッチ9をラッチ軸18により
    ラチェット10をラチェット軸20により夫々軸止し、
    前記収納ケース7は、前側起立壁11と底壁12と後側
    起立壁13と右側起立壁23と左側起立壁25から形成
    し、前記前側起立壁11と前記底壁12の中央部分に
    は、前記ストライカ2が進入する進入切欠溝14を形成
    し、前記後側起立壁13は反開扉方向となる後側方向
    膨出する円弧壁に形成し、前記金属蓋材8の後端縁33
    前記底壁12に向かって屈曲させて前記後側起立壁1
    3と前後方向において重合するように前記後側起立壁1
    3の前側に位置させた車両バックドアのロック装置。
JP24425096A 1996-08-27 1996-08-27 車両バックドアのロック装置 Expired - Lifetime JP3272965B2 (ja)

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JP2004332419A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Shiroki Corp ドアロック装置
JP2015048681A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 三井金属アクト株式会社 ストライカ及びその製造方法

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