JP2528630Y2 - 自動車用暖房装置 - Google Patents

自動車用暖房装置

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JP2528630Y2
JP2528630Y2 JP1988074772U JP7477288U JP2528630Y2 JP 2528630 Y2 JP2528630 Y2 JP 2528630Y2 JP 1988074772 U JP1988074772 U JP 1988074772U JP 7477288 U JP7477288 U JP 7477288U JP 2528630 Y2 JP2528630 Y2 JP 2528630Y2
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vehicle
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正俊 三井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バスその他の自動車用暖房装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のバス用暖房装置の構成図である。図
において、1は走行用エンジン2の冷却水を熱源とする
温水ヒータ、3は送風機、4は送風用ダクトおよび吹出
しグリルである。
温水ヒータ1の能力調節は、温水流量を調節すること
により行っており、11はその温水流量を調節する温水制
御弁である。12はバス車室内の温度を検出する室温セン
サであり、制御装置13は、室温センサ12の検出値を入力
として、室温を一定値に維持するように、温水制御弁11
の開度を制御して、温水流量を調節する。
なお、室温センサ12は、バス車室の前席部にある温水
ヒータ1の空気吸込み口に設置してある。又、14はバス
車体、15はバス車体14の最前部にある乗降用のドアであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のバス用暖房装置には、解決すべき次のよう
な課題があった。即ち、観光バスでは、高速道路のサー
ビスエリア等で客待ちのためドア15を開けておくことが
多く、暖房装置も運転状態になっている。この時、ドア
15から侵入した冷気により、車室内の前席部は室温が低
下する。室温センサ12は、前席部に設置されているた
め、温水ヒータ1が、室温を高めるように、即ち、暖房
能力を増大するように制御され、車室の後席部の室温が
過度に上昇することになる。
又、ドア15を再び閉じた後においては、冷気の侵入が
無くなり暖房負荷が減少したにもかかわらず、温水ヒー
タ制御装置13の制御遅れにより、暖房能力の減少化が遅
れ、後席部の室温が、更に上昇し、適切な室温まで低下
するのに時間を要する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記課題の解決手段として、車内室温の検
出値により温水ヒータの温水制御弁の開度を調節して室
温調節を行なう自動車用暖房装置において、車内に設け
られて、前席部の室温及び後席部の室温を夫々検出する
前席室温センサ及び後席室温センサと、自動車の前部ド
アが開いている場合は上記前席室温センサ及び後席室温
センサからの室温の各検出値を次式により重み付けした
温度TIAを代表室温として上記温水制御弁の開度を調節
し、上記前部ドアが閉じている場合は前席室温センサと
後席室温センサの各検出値の差が所定値以下になったと
きに上記代表室温を前席室温センサの室温検出値に切換
え、同検出値に基づき上記温水制御弁の開度を調節する
制御手段とを具備してなることを特徴とする自動車用暖
房装置。
但し、TIF:前席部室温 TIR:後席部室温 α、β:α+β=1を満たす重み係数 を提供しようとするものである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、バス等のドアが開くと、たとえばマイクロス
イッチでこれを検出し、前席室温センサの検出値と、後
席室温センサの検出値から、両者を重み係数α,β(但
し、α+β=1)により重み付けすることにより代表室
温を演算し、この温度で、温水流量制御による室温調節
を行う。バス等のドアが再び閉じると、前席室温センサ
の検出値と後席室温センサの検出値とを比較し、両者の
差が所定値以内になった時、室温調節のための代表室温
を前席室温センサの検出値に切替える。こうすることに
よって、従来、前席室温センサのみによって室温を検出
していた場合の不具合、たとえば、前部ドアの開放によ
って冷やされる前席室温センサの信号が過度に室温を高
めさせ、後席が暖房過剰となる不具合を是正する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図により説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係るバス用暖房装置の
構成図である。
図において、1〜4、11、12、14、15は第3図の従来
の暖房装置の構成品と同じにつき、説明を省略する。
20は、室内の後席部に設置した後席室温センサ、21
は、ドア15の開閉を検出する検出機、22は、前席室温セ
ンサ12、後席室温センサ20、ドア開閉検出器21の検出値
を入力として温水制御弁11の弁開度を制御する制御装置
である。
次に上記実施例の作用について、第1図に加え、第2
図を併わせて説明する。なお第2図は本実施例の暖房装
置の制御フロー図である。
まず、ステップS1において前席部室温TIF、後席部室
温TIR、ドアの開閉をそれぞれ前席室温センサ12、後席
室温センサ20、ドア開閉検出器21で検出する。
ステップS2で、ドア15の開閉を判別し、ドア開なら
ば、ステップS3に進む。ステップS3で前席室温センサ12
の検出値の前席部室温TIFと後席室温センサ20の検出値
の後席部室温TIRを重み付けして、次式により代表室温T
IAを演算する。
なお、α、βは重み係数でα+β=1である。
尚、考案者らの実験によれば、α=0.2〜0.4、β=0.
6〜0.8が好適である。
ステップS4で、代表室温に基づいて、温水制御弁11を
制御し室温調節を行う。
ところで、ステップS2で、ドア15閉ならば、ステップ
S5へ進む。ステップS5でドア15が開後、再び閉になった
のか、長時間閉止状態であるのかを判別し、ドア再閉の
場合には、ステップS6に進む。ステップS6で、前席室温
センサ12の検出値である前席部室温TIFと後席室温セン
サ20の検出値である後席部室温TIRを比較し、後者から
前者を減算した値が所定値ε以下になった場合には、ス
テップS7に進む。ステップS7では、代表室温TIAが前席
室温センサ12の検出した前席部室温TIFに等しいとす
る。
ところで、ステップS5で、ドア15再閉でない場合は、
ステップS7へ進み、TIA=TIFとして、ステップS4へ進み
室温調節を行う。
また、ステップS6で、TIR−TIF>εの場合には、ステ
ップS3へ進み、TIFとTIRを重み付けして、代表室温TIA
を演算した後、ステップS4へ進み室温調節を行う。
以上のように本実施例によれば、車内の温度が、前席
室温と後席室温とを重みづけした温度を指標にして制御
されるので、常に穏当な室温が得られ、従来のように、
たとえば、前席ドアが開いている場合、後席室温が過度
に上昇して搭乗者を苦しめるというような不具合が解消
する。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、ドア開によって温度の低い前席室温センサの
検出値のみで室温調節を行うことなく、温度の高い後席
室温センサの検出値を加味して室温調節を行うので、後
席部室温の過度の上昇を防止することができる。また、
ドアが再び閉じた後では、前席室温と後席室温の差が小
さくなってから代表室温の切替えをスムーズに行うの
で、代表室温の急変による室温や吹出し空気温度の変動
が発生せず、快適な車内暖房が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るバス用暖房装置の構
成図、第2図は上記実施例の制御フロー図、第3図は従
来のバス用暖房装置の構成図である。 1……温水ヒータ、11……温水制御弁、12……前席室温
センサ 15……ドア、21……(ドア開閉の)検出器 20……後席室温センサ、22……制御装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内室温の検出値により温水ヒータの温水
    制御弁の開度を調節して室温調節を行なう自動車用暖房
    装置において、車内に設けられて前席部の室温及び後席
    部の室温を夫々検出する前席室温センサ及び後席室温セ
    ンサと、自動車の前部ドアが開いている場合は上記前席
    室温センサ及び後席室温センサからの室温の各検出値を
    次式により重み付けした温度TIAを代表室温として上記
    温水制御弁の開度を調節し、上記前部ドアが閉じている
    場合は前席室温センサと後席室温センサの室温の検出値
    の差が所定値以下になったときに上記代表室温を前席室
    温センサの室温検出値に切換え、同検出値に基づき上記
    温水制御弁の開度を調節する制御手段とを具備してなる
    ことを特徴とする自動車用暖房装置。 但し、TIF:前席部室温 TIR:後席部室温 α、β:α+β=1を満たす重み係数
JP1988074772U 1988-06-07 1988-06-07 自動車用暖房装置 Expired - Lifetime JP2528630Y2 (ja)

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JPH01178109U JPH01178109U (ja) 1989-12-20
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JPS6287914U (ja) * 1985-11-22 1987-06-05

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