JP2528558Y2 - 無機質化粧板 - Google Patents

無機質化粧板

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JP2528558Y2
JP2528558Y2 JP7289090U JP7289090U JP2528558Y2 JP 2528558 Y2 JP2528558 Y2 JP 2528558Y2 JP 7289090 U JP7289090 U JP 7289090U JP 7289090 U JP7289090 U JP 7289090U JP 2528558 Y2 JP2528558 Y2 JP 2528558Y2
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decorative board
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喜範 川村
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Description

【考案の詳細な説明】 (従来の技術) 本考案は、主に建築用の天井、屋根等の断熱材として
用いる無機質化粧板に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の無機質化粧板としては、例えば、第2
図に示す通りガラス繊維等からなる無機質繊維板aに接
着剤bを介してガラスクロスやガラスペーパ等の化粧表
皮材cを貼着してなるものが知られている。
かかる無機質化粧板は、無機質繊維板aの呼吸現象に
起因して化粧表皮材cに汚れが生じたり、透湿による結
露現象に起因して断熱性能が低下するという不都合を有
していたので、これを解消すべく第3図示のように、更
に化粧表紙材cの裏面に接着剤dを介してアルミ箔eを
裏打ちしたものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記アルミ箔dで裏打ちした場合、無
機質繊維板aの全面をアルミ箔eで遮ってしまうため、
吸音特性を低下させてしまうという不都合を有する。
本考案は前記従来の不都合を有しない無機質化粧板を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の無機質化粧板は無機質繊維板に化粧表皮材を
貼着してなる無機質化粧板において、該無機質繊維板と
化粧表皮材の間にポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムを
介装したことを特徴とする。
無機質繊維板としては、グラスウールやロックウール
等の無機質繊維をバインダーで結着したマット状物等が
用いられる。
また、化粧表皮材としては、ガラスクロス等の耐熱繊
維織布、ガラス長繊維のみか或いはこれにガラス短繊維
を混抄したガラスペーパ等の耐熱繊維不織布等が用いら
れる。
また、ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムとしては塩
化ビニリデン/アクリル酸エステル系共重合樹脂を原料
とした二軸延伸フィルム等が用いられ、その膜厚は吸音
率への影響並びに透湿抵抗付与の観点から10〜50μm程
度のものを用いる。
該、無機質繊維板とポリ塩化ビニリデン系樹脂フィル
ムの接着は例えばスチレンンブタジエン(SBR)系合成
ゴム、クロロプレン(CR)系合成ゴム等の接着剤を用い
る。
また、該ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムと化粧表
皮材の接着は例えばアクリル系樹脂等の接着剤を用い
る。
これら各接着剤は不燃性並びに吸音率の観点から、前
者は8g/m2、後者は5g/m2程度の使用量が好ましい。
(作用) ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムは透湿抵抗が高い
ので、無機質繊維板の呼吸現象や、吸湿による結露現象
等に起因して生じる化粧表皮材の汚れや断熱性能の低下
が防止されることはもとより、アルミ箔に比して柔軟性
に富み、薄膜であるため吸音特性の低下も生じない。
また、ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムは可塑剤の
配合量が少ないので不燃性にも優れる。
更に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムはガラスク
ロスや、ガラスペーパ等の化粧表皮材との密着性が高
く、施工時に張設するなどしても、目ズレ、シワ等の発
生が生ぜず外観を良好とする。
(実施例) 以下添付図面に従って本考案無機質化粧板の実施例に
付き説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、図中1は無
機質繊維板を示し、該無機質繊維板1の片面、図面では
上面に順次ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルム2、化粧
表皮材3を貼着し、本考案の無機質化粧板を構成する。
その製造は、一般には、予めポリ塩化ビニリデン系樹
脂フィルム2と化粧表皮材3とを互いに貼り合わせた表
装材4を作成し、これを無機質繊維板1に貼着して得る
ことが好ましい。
本実施例の場合、化粧表皮材3は繊維径3〜9μmの
チョップドストランド状及びウール状のガラス繊維と該
ガラス繊維全量に対して7重量%のアクリルバインダー
並びに0.5重量%の無機質顔料着色剤を混入し抄造した
ガラスペーパであり、坪量55g/m2程度に構成されてい
る。
また、ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルム2は塩化ビ
ニリデン/アクリル酸エステル系共重合樹脂からなるポ
リ塩化ビニリデン系樹脂フィルム(例えば旭化成社製
「サラン(登録商標)−UBフィルム」、重量25g/m2、厚
み15μm)を用い、これを前記化粧表皮剤に5g/m2当た
り塗布して施されたアクリル系樹脂接着剤5を介して予
め貼着し表装材4に構成されている。
また、本実施例の場合、無機質繊維板1は火炎法、遠
心法等により繊維化されたグラスウールにフェノール樹
脂バインダーを少量加えたものを適当な厚さに加熱、加
圧成形して得たガラス繊維断熱材に構成したもので、密
度32〜80kg/m3、厚さ8〜50m/m程度のものを用いた。
かかる、無機質繊維板1に8g/m2当たり塗布して施さ
れたクロロプレン系合成ゴム接着剤5を介して前記表装
材4が貼着されている。
かかる本考案実施品である無機質化粧板と、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂フィルムを膜厚20μmのアルミ箔に代
えたこと以外は前記実施品と同様の構成にして得れた比
較品の吸音特性を測定し、その結果を第4図のグラフに
示した。
尚、測定サンプルとしては、密度48kg/m3、厚さ50m/m
のものを用い、背面空気層を0m/mとした条件で測定し
た。
該グラフから明らかな通り、本考案実施品の方か従来
品に比べて、低音域ではほぼ同等の吸音特性を示し、中
高音域では圧倒的に吸音特性に優れていることが確認さ
れた。
尚、前記実施例では化粧表皮材3として、ガラスペー
パを用いたが、特に図示しないが、前記ガラスペーパに
代えて、例えばガラス繊維全重量に対して3重量%のメ
ラミン樹脂、0.5重量%の無機質顔料着色剤で表面処理
されているガラスクロス等を用いてもよい。
(効果) このように、本考案の無機質化粧板によれば、無機質
繊維板に化粧表皮材を貼着してなる無機質化粧板におい
て、該無機質繊維板と化粧表皮材の間にポリ塩化ビニリ
デン系樹脂フィルムを介装するようにしたので、吸音特
性を低下させることなく、化粧表皮材の汚れが生じない
無機質化粧板を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案無機質化粧板の一実施例の一部の断面
図、第2図並びに第3図は夫々従来の無機質化粧板の一
部の断面図、第4図は無機質化粧板の吸音特性を示す特
性線図である。 1……無機質繊維板 2……ポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルム 3……化粧表皮材 4……表装材 5……接着剤 6……接着剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質繊維板に化粧表皮材を貼着してなる
    無機質化粧板において、該無機質繊維板と化粧表皮材の
    間にポリ塩化ビニリデン系樹脂フィルムを介装したこと
    を特徴とする無機質化粧板。
JP7289090U 1990-07-11 1990-07-11 無機質化粧板 Expired - Lifetime JP2528558Y2 (ja)

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