JP2528514Y2 - 陶器製洗面器 - Google Patents

陶器製洗面器

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JP2528514Y2
JP2528514Y2 JP11204790U JP11204790U JP2528514Y2 JP 2528514 Y2 JP2528514 Y2 JP 2528514Y2 JP 11204790 U JP11204790 U JP 11204790U JP 11204790 U JP11204790 U JP 11204790U JP 2528514 Y2 JP2528514 Y2 JP 2528514Y2
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憲生 榎本
迪 中原
達也 工藤
尚 椛田
一義 高畑
巧万 緒方
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東陶機器株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗面器に係り、特に排水口付近で発生する
クラックや割れを防ぐようにした陶器製洗面器に関す
る。
〔従来の技術〕
洗面化粧台等の洗面器として、ステンレス等の金属を
利用したもの等も利用されているが、衛生面で最も好適
な陶器製のものが一般的であり、その例を第3図に示
す。
図において、洗面器本体1はキャビネット50の上に固
定金具等を利用して固定され、ボール2の底部には排水
口3が設けられている。そして、ボール2からのオーバ
ーフローを防ぐため、オーバーフロー流路4を形成する
仕様とすることが一般的である。このオーバーフロー流
路4はボール2の背部から排水口3にかけて形成され、
上端はオーバーフロー孔4aによってボール2に連通して
いる。
排水口3では排水流路とオーバーフロー流路4とが合
流し、第4図に示すように排水とオーバーフローのため
の排水金具5が取り付けられる。この排水金具は、ポッ
プアップ式のものであり、排水口3を開閉する排水栓5
a,ボール2側及びオーバーフロー流路4側に連通した排
水筒5b及び排水栓5aを開閉操作するための操作レバー5c
等を備えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようにオーバーフロー流路4を形成したもので
は、排水金具5がボール2側及びオーバーフロー流路4
側の流路に連絡できるように備える必要がある。このた
め、排水金具5は、第4図に示すように排水口3の中に
嵌め込まれてオーバーフロー流路4の終端に含まれるよ
うに組み込む構造となる。したがって、図示のように排
水金具5の周囲を囲むようにオーバーフロー流路4の終
端が形成される。
このようにオーバーフロー流路4の終端がボール2の
下面から下に膨らむように形成されていると、ボール2
の下面と膨らみ開始点との間が鋭く屈曲したものとな
る。このため、オーバーフロー流路4の終端部分の屈曲
部Aには、応力集中が生じやすい。
また、ボール2には水だけでなく湯を溜めて使うこと
も多い。このため、ボール2の表面は温度が高くなり裏
面は低くなる温度分布となり、膨張量の差によって内部
応力が発生する。この内部応力は、オーバーフロー流路
4の終端の屈曲部に集中し、熱応力による影響を受けて
クラック(耐熱サメ)が発生しやすい。
そこで、本考案は、オーバーフロー流路の終端を補強
することによって応力集中によるクラック発生を未然に
防ぐことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的と達成するために、ボールの底
部に排水口を設け、該ボールの下面に沿って前記排水口
までオーバーフロー流路を形成した陶器製洗面器であっ
て、前記オーバーフロー流路の終端と前記ボールの下面
の段差部分に、前記終端の外壁とボールの下面壁とを一
体化する補強リブを設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴と具体的
に説明する。
第1図は本考案の実施例の要部を示すものであり、従
来例で説明したものと同じ部材については共通の符番で
指示しその詳細な説明は省略する。
図において、ボール2の下面から下方に膨らむように
して形成されたオーバーフロー流路4の終端には、補強
リブ6が形成されている。この補強リブ6は第1図
(b)に示すように、洗面器本体1を正面から見たとき
のほぼ中央に位置し、オーバーフロー流路4の終端4bと
ボール2の下面2aとにかけて形成されている。
補強リブ6は、製造用の型に凹部を新たに設けてお
き、洗面器本体1の製造時に一体的に着肉成形すること
によって形成する。図示の例は、この一体成形によるも
のを示す。または、これに代えて、従来構造のものに補
強片を接着剤によって一体化してもよい。
このように補強リブ6をボール2の底面からオーバー
フロー流路4の終端4bにかけて形成しているので、応力
が集中しやすい屈曲部Aを補強することができる。これ
により、温水を使うとき等の熱膨張差による内部応力に
対しても、屈曲部A付近でのクラックの発生が防止され
る。また、屈曲部Aの形状変化を補強リブ6が緩めるの
で、応力集中の度合も小さくなる。したがって、補強の
みでなく応力集中を分散させることができ、内部応力だ
けでなく外からの衝撃荷重に対する強度も確保され、工
場出荷から現場据え付けまでの取り扱いも容易になる。
第2図は他の実施例を示すものである。
補強リブ6は、第1図の中実状のものに代えて中空状
に形成されている。すなわち、オーバーフロー流路4の
終端4bを前側に膨らませた周壁6aによって構成され、第
2図(b)に示すように補強リブ6の幅を広くしてい
る。なお、このような周壁6aによって補強リブ6を構成
する場合は、型制作時に洗面器本体1と一体成形する。
この例では、補強リブ6全体の幅が第1図の場合より
も大きいので、屈曲部Aに対する応力集中を更に一層弛
めることができる。また、湯を使うときでも、排水口3
側に臨む表面積が大きくなるので、補強リブ6の表面側
への熱伝達も促進される。このため、屈曲部Aを含む部
分の表面及び裏面の温度分布の差が抑えられ、熱膨張差
によるクラック発生の防止にも有効となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の陶器製洗面器におい
ては、オーバーフロー流路の終端とボールの下面との間
の段差部分に補強リブを設け、応力集中の低減及び強度
の向上を可能としている。このため、湯を使うときのボ
ール又は排水口の内周面と表面との間に発生する熱膨張
差等に起因するクラックの発生が防止される。また、内
部応力だけでなく、外部からの衝撃に対する補強にもな
るので、工場出荷後の物流過程及び現場搬入等の過程で
の製品の破損も防ぐことができ、取り扱いも簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の要部を示す縦断面図、第1図
(b)は要部の正面図、第2図(a)は他の例を示す縦
断面図、第2図(b)は要部の正面図、第3図(a)は
従来の洗面器を示す平面図、第3図(b)は縦断面図、
第4図は排水口に排水金具を取り付けた例を示す縦断面
図である。 1:洗面器本体、2:ボール 3:排水口、4:オーバーフロー流路 4a:オーバーフロー孔 4b:終端 5:排水金具、5a:排水栓 5b:排水筒、5c:操作レバー 6:補強リブ、6a:周壁 A:屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 椛田 尚 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 高畑 一義 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 緒方 巧万 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールの底部に排水口を設け、該ボールの
    下面に沿って前記排水口までオーバーフロー流路を形成
    した陶器製洗面器であって、前記オーバーフロー流路の
    終端と前記ボールの下面の段差部分に、前記終端の外壁
    とボールの下面壁とを一体化する補強リブを設けたこと
    を特徴とする陶器製洗面器。
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