JP2528393Y2 - 筒内噴射火花点火内燃機関の吸気装置 - Google Patents

筒内噴射火花点火内燃機関の吸気装置

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JP2528393Y2
JP2528393Y2 JP1990024433U JP2443390U JP2528393Y2 JP 2528393 Y2 JP2528393 Y2 JP 2528393Y2 JP 1990024433 U JP1990024433 U JP 1990024433U JP 2443390 U JP2443390 U JP 2443390U JP 2528393 Y2 JP2528393 Y2 JP 2528393Y2
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throttle valve
bypass
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寛 高田
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排気通路にエキゾーストブレーキシャッタ
を設けた筒内噴射火花点火内燃機関の吸気装置に関す
る。
[従来の技術] かかる内燃機関に関し、特開昭62-165537号公報に
は、吸気通路に部分負荷時において絞り方向に作動する
絞り弁を設け、部分負荷時の空燃比を低下させて燃費を
改善する技術が示されている。
かかる内燃機関において、通常運転時は、絞り度をか
なり高く(容積効率ηvを例えば30%程度)しないと、
性能が効果的でない。しかし、この状態でエキゾースト
ブレーキを作動させると、吸入空気量が少ないので、ブ
レーキ力が弱い。また、始動時は、吸気絞りを行わない
ようにした方が、始動性が良い。
また、特開昭61-25929号公報の技術と実開昭58-45202
号の技術とが開示されているが、前者はガソリンエンジ
ン搭載車の排気ブレーキの性能向上を目的としており、
後者はディーセルエンジンの暖気性向上を目的としてお
り、本願の課題を全て解決出来るものでない。
[考案が解決しようとする課題] したがって、本考案は始動性がよく、エキゾーストブ
レーキ力を向上する筒内噴射火花点火内燃機関の吸気装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、排気通路にエキゾーストブレーキシ
ャッタを設けた筒内噴射火花点火内燃機関において、吸
気通路を主絞り弁を備えた主通路と、バイパス絞り弁を
備えたバイパス通路とに画成し、それらの両絞り弁の大
きさ及び開度は、両絞り弁を閉じた時の容積効率が30%
以下であり、主絞り弁だけ閉じた時70%以上となるよう
形成されており、それらの主絞り弁とバイパス絞り弁と
を開閉制御するコントロールユニットを設け、そのコン
トロールユニットは車速検知装置、アクセル開度検知装
置、ライナ壁温検知装置及びエキゾーストブレーキ・コ
ントロールユニットからの信号により前記主絞り弁及び
バイパス絞り弁を開閉制御するよう構成されており、そ
の開閉制御はエンジンがアイドリングのとき主絞り弁及
びバイパス弁は閉とし、通常走行時は主絞り弁は開でバ
イパス絞り弁は閉、排気ブレーキ作動時は主絞り弁は閉
でパイパス絞り弁は開、エンジン始動時にはライナ壁温
が所定温度以下の場合は主絞り弁は開でパイパス絞り弁
は閉、所定温度以上の場合は両絞り弁を閉とするよう制
御するコントロールユニットを設けている。
[作用] 上記のように構成された筒内噴射火花点火内燃機関の
吸気装置において、コントロールユニットは、アイドリ
ング時に両弁を閉じ、容積効率を30%程度にして排出未
燃燃料を低減する。
また、通常走行時は、主絞り弁を開き、バイパス絞り
弁を閉じる。
また、エキゾーストブレーキ時は、主絞り弁を閉じて
吸気音を低減するとともにバイパス絞り弁を開き、容積
効率を70%程度にしてブレーキ力を向上する。
そして、両絞り弁を閉じた時の容積効率が30%以上で
は、排出未燃燃料が増加するようになり、バイパス絞り
弁を開き、主絞り弁を閉じたときの容積効率が70%以下
ではエキゾーストブレーキ性能向上の効果が十分でな
い。
また、始動時にライナ壁温が所定値より小であるとき
は、主絞り弁を開きバイパス絞り弁を閉じて十分にシリ
ンダ内に吸気して、圧縮温度を高めて着火率を向上し、
所定値より大である場合は、両絞り弁を閉じて容積効率
を30%以下にして、排出未燃燃料を低減する。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において、筒内噴射火花点火式のエンジン1の
吸気通路2には、隔壁3により主通路4とバイパス通路
5とが画成されている。
その主通路4には、主絞り弁6が設けられ、バイパス
通路5には、バイパス絞り弁7が設けられている。その
主絞り弁駆動装置8及びバイパス絞り弁駆動装置9は、
それぞれ電気回路L1、L2を介してマイクロコンピュータ
で構成されたコントロールユニット10にそれぞれ接続さ
れている。そして、このコントロールユニット10には、
運転状態検知手段である車速検知装置11、アクセル開度
検知装置12及びライナ壁温度センサ13がそれぞれ接続さ
れている。
他方、排気通路14には、エキゾーストブレーキシャッ
タ15と、触媒18とが設けられ、シャッタ駆動装置16を開
閉制御するエキゾーストブレーキコントロールユニット
17は、コントロールユニット10に接続されている。
前記両絞り弁6、7の大きさ及び開度は、共に閉じた
ときに、容積効率ηvが例えば30%程度に、主絞り弁6
だけを閉じたときは、容積効率ηvが例えば70%程度、
すなわちエキゾーストブレーキが効くのに有効な値(第
3図)になるように形成されている。
運転に際し、コントロールユニット10は、各部材11〜
13からの車速信号、アクセル開度信号及びエキゾースト
ブレーキ信号に基づき、第2図に示す要領で両絞り弁
6、7を開閉制御する。
すなわち、車速がゼロで、アクセル開度が0%のとき
は、アイドリング状態と判断し、両絞り弁6、7を閉
じ、容積効率ηvを30%程度にして第4図に示すよう
に、排出未燃燃料を低減する。
また、車速がゼロ以上で、エキゾーストブレーキがオ
フのときは、通常走行状態と判断し、絞り弁6を開き、
絞り弁7を閉じる(なお、この実施例ではバイパス絞り
弁7をも開いてよい)。
また、車速がゼロ以上で、エキゾーストブレーキがON
のときは、エキゾーストブレーキ状態と判断し、主絞り
弁6を閉じ、バイパス絞り弁7を開く。これにより第3
図に示すように、容積効率ηvが70%程度に増大し、大
きいエキゾーストブレーキ力が得られる。
また、始動時は、ライナ壁温が第5図に示す所定温度
T0以下のときに、主絞り弁6を開き、バイパス絞り弁7
を閉じ、圧縮温度を高めて着火率を向上する。なお、こ
の実施例ではバイパス絞り弁7をも開いてもよい。他
方、ライナ壁温が所定温度T0以上のときは、両絞り弁
6、7を閉じ、容積効率ηvを30%程度にして第4図に
示すように、排出未燃燃料を低減する。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されており、以下の優れた
効果を奏することができる。
(i)エキゾストブレーキ時に吸入効率を高めてブレー
キ力を向上することが出来る。
(ii)冷機時の始動性をよくすることが出来る。
(iii)アイドリング時の排出未燃燃料を低減すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、第2図は
制御容量を示す一覧図、第3図、第4図及び第5図はそ
れぞれ効果を示すエキゾーストブレーキ力〜容積効率特
性図、排出未燃燃料〜容積効率特性図及び着火率〜ライ
ナ壁温特性図、 2……吸気通路、4……主通路、5……バイパス通路、
6……主絞り弁、7、20……バイパス絞り弁、10……コ
ントロールユニット、11……車速検知装置、12……アク
セル開度検知装置、13……ライナ壁温度センサ、15……
エキゾーストシャッタ、17……エキゾーストブレーキコ
ントロールユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路にエキゾーストブレーキシャッタ
    を設けた筒内噴射火花点火内燃機関において、吸気通路
    を主絞り弁を備えた主通路と、バイパス絞り弁を備えた
    バイパス通路とに画成し、それらの両絞り弁の大きさ及
    び開度は、両絞り弁を閉じた時の容積効率が30%以下で
    あり、主絞り弁だけ閉じた時70%以上となるよう形成さ
    れており、それらの主絞り弁とバイパス絞り弁とを開閉
    制御するコントロールユニットを設け、そのコントロー
    ルユニットは車速検知装置、アクセル開度検知装置、ラ
    イナ壁温検知装置及びエキゾーストブレーキ・コントロ
    ールユニットからの信号により前記主絞り弁及びバイパ
    ス絞り弁を開閉制御するよう構成されており、その開閉
    制御はエンジンがアイドリングのとき主絞り弁及びバイ
    パス弁は閉とし、通常走行時は主絞り弁は開でバイパス
    絞り弁は閉、排気ブレーキ作動時は主絞り弁は閉でバイ
    パス絞り弁は開、エンジン始動時にはライナ壁温が所定
    温度以下の場合は主絞り弁は開でバイパス絞り弁は閉、
    所定温度以上の場合は両絞り弁を閉とするよう制御する
    コントロールユニットを設けたことを特徴とする筒内噴
    射火花点火内燃機関の吸気装置。
JP1990024433U 1990-03-13 1990-03-13 筒内噴射火花点火内燃機関の吸気装置 Expired - Lifetime JP2528393Y2 (ja)

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JPH03116741U JPH03116741U (ja) 1991-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59157550U (ja) * 1983-03-28 1984-10-23 マツダ株式会社 車両用ディ−ゼルエンジンの暖機装置
JPS6125929A (ja) * 1984-07-16 1986-02-05 Nissan Motor Co Ltd 排気ブレ−キ付ガソリン機関

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