JP2528355B2 - うるちせんべいの製造法 - Google Patents
うるちせんべいの製造法Info
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- JP2528355B2 JP2528355B2 JP63272360A JP27236088A JP2528355B2 JP 2528355 B2 JP2528355 B2 JP 2528355B2 JP 63272360 A JP63272360 A JP 63272360A JP 27236088 A JP27236088 A JP 27236088A JP 2528355 B2 JP2528355 B2 JP 2528355B2
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- Japan
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- rice cracker
- rice
- uchichi
- water
- dough
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、うるち米を原料として製造されるうるちせ
んべいの製造法に関する。
んべいの製造法に関する。
(従来の技術) 従来、うるちせんべいは、うるち米を原料として、所
定形状、所定厚さのせんべい生地を得、これを先ず水分
20%前後に一次乾燥し、これをねかせて水分の均一化を
図り、次いで、このせんべい生地の水分が15%前後とな
るまで二次乾燥させ、その後外熱炉で膨化および焼色付
けを行う焼成を行なって、製品としていた。
定形状、所定厚さのせんべい生地を得、これを先ず水分
20%前後に一次乾燥し、これをねかせて水分の均一化を
図り、次いで、このせんべい生地の水分が15%前後とな
るまで二次乾燥させ、その後外熱炉で膨化および焼色付
けを行う焼成を行なって、製品としていた。
(発明が解決しようとする課題) 前記の製造法の通り、従来のうるちせんべいの製造で
は一次乾燥、水分の均一化(ねかせ)および二次乾燥が
必須であり、かつこの乾燥工程に多大の時間と熱エネル
ギーを必要とするので、能率の良い製造ができないと共
に多くの熱エネルギーを必要とする問題があった。
は一次乾燥、水分の均一化(ねかせ)および二次乾燥が
必須であり、かつこの乾燥工程に多大の時間と熱エネル
ギーを必要とするので、能率の良い製造ができないと共
に多くの熱エネルギーを必要とする問題があった。
前記乾燥工程に要する時間は、せんべい生地の厚さに
よって長短はあるが、厚さ3mmとしたせんべい生地の場
合で、一次乾燥に約4時間(80℃温風乾燥)、水分均一
化に約20時間、二次乾燥に約2〜6時間(80℃温風乾
燥)の時間を要していた。
よって長短はあるが、厚さ3mmとしたせんべい生地の場
合で、一次乾燥に約4時間(80℃温風乾燥)、水分均一
化に約20時間、二次乾燥に約2〜6時間(80℃温風乾
燥)の時間を要していた。
(課題を解決する為の手段) そこでこの発明は、せんべい生地を二次乾燥すること
なく、マイクロ波加熱により膨化させて、うるちせんべ
いの製造を能率良く行い得るようにしたものである。
なく、マイクロ波加熱により膨化させて、うるちせんべ
いの製造を能率良く行い得るようにしたものである。
即ちこの発明のうるちせんべいの製造法はうるち米を
原料としたせんべい生地を水分30%〜40%に乾燥した
後、マイクロ波加熱により膨化させ、ついで焼色付処理
を施すことを特徴としたうるちせんべいの製造法であ
る。
原料としたせんべい生地を水分30%〜40%に乾燥した
後、マイクロ波加熱により膨化させ、ついで焼色付処理
を施すことを特徴としたうるちせんべいの製造法であ
る。
また他の発明はうるち米を原料としたせんべい生地を
水分20%前後に乾燥した後、適量の水又は温水を塗布又
は浸透させ、ついでマイクロ波加熱により膨化させた
後、焼色処理を施すことを特徴としたうるちせんべいの
製造法である。
水分20%前後に乾燥した後、適量の水又は温水を塗布又
は浸透させ、ついでマイクロ波加熱により膨化させた
後、焼色処理を施すことを特徴としたうるちせんべいの
製造法である。
前記において、うるち米を原料としたせんべい生地
は、従来より行なわれているように、精白したうるち米
を洗米し、かつ吸水させた後、製粉し、又は製粉するこ
となく、蒸練りによって団子生地とし、これを所定の厚
さの帯状生地に延し、帯状生地から所定形状(丸、角
等)に型抜きして得る。
は、従来より行なわれているように、精白したうるち米
を洗米し、かつ吸水させた後、製粉し、又は製粉するこ
となく、蒸練りによって団子生地とし、これを所定の厚
さの帯状生地に延し、帯状生地から所定形状(丸、角
等)に型抜きして得る。
マイクロ波加熱をする際のせんべい生地は、少くとも
表面のべとつきが無い程度に乾燥していれば取扱い上支
障が無く、水分が30〜40%に乾燥した状態が望ましい。
表面のべとつきが無い程度に乾燥していれば取扱い上支
障が無く、水分が30〜40%に乾燥した状態が望ましい。
マイクロ波加熱を行う加熱機は従来、糯米を原料とし
たあられの製造に用いられているもので良く、マイクロ
波の出力は生産規模に応じて選定すると良い。
たあられの製造に用いられているもので良く、マイクロ
波の出力は生産規模に応じて選定すると良い。
マイクロ波加熱によって白焼きのうるちせんべいが得
られる。焼色付けが必要の場合に、焼色付け処理を施
す。
られる。焼色付けが必要の場合に、焼色付け処理を施
す。
焼色付け処理は、膨化したせんべい生地を外熱炉で処
理するのが一般的であるが、膨化したせんべい生地を油
揚げして焼色をつけるようにすることもできる。
理するのが一般的であるが、膨化したせんべい生地を油
揚げして焼色をつけるようにすることもできる。
(作用) この発明によれば、せんべい生地を従来の如く一次乾
燥後のねかせ、および二次乾燥をすることなく、うるち
せんべいが製造できる。
燥後のねかせ、および二次乾燥をすることなく、うるち
せんべいが製造できる。
(実施例1) うるち米を原料とした厚さ3mmの帯状生地より直径4cm
の円形のせんべい生地を型抜きして、1時間乾燥し、水
分40%とした。ついでこのせんべい生地10枚を出力3KW
のマイクロ波加熱機で20秒間加熱して膨化させて白焼き
のうるちせんべいを得た。続いて白焼きのうるちせんべ
いを外熱炉により、200〜230(雰囲気温度)℃、2〜5
分間で加熱して表面に焼色を付けてうるちせんべいを得
た。
の円形のせんべい生地を型抜きして、1時間乾燥し、水
分40%とした。ついでこのせんべい生地10枚を出力3KW
のマイクロ波加熱機で20秒間加熱して膨化させて白焼き
のうるちせんべいを得た。続いて白焼きのうるちせんべ
いを外熱炉により、200〜230(雰囲気温度)℃、2〜5
分間で加熱して表面に焼色を付けてうるちせんべいを得
た。
得られたうるちせんべいは、従来方法によって製造し
たものと遜色の無い味を呈するものであった。
たものと遜色の無い味を呈するものであった。
(実施例2) うるち米を原料とした厚さ3cmの帯状生地より直径4cm
の円形のせんべい生地を10枚型抜きし、ついで80〜90℃
の温風で4時間乾燥し、水分を約20%とした。ついでこ
のせんべい生地のうち、5枚は表面に水を刷毛塗りし、
他の5枚は温水に10分間浸漬した後、実施例1と同様
に、出力3KWのマイクロ波加熱機で、水を刷毛塗りした
生地を約5秒間、温水を浸透させたものは約20秒間加熱
して膨化させた。水を塗布したせんべい生地および水に
浸漬したせんべい生地共、全体が均一に膨化した。続い
て膨化したせんべい生地を200〜230℃に加熱した油で1
〜2分間揚げて表面に焼色を付けてうるちせんべいを得
た。
の円形のせんべい生地を10枚型抜きし、ついで80〜90℃
の温風で4時間乾燥し、水分を約20%とした。ついでこ
のせんべい生地のうち、5枚は表面に水を刷毛塗りし、
他の5枚は温水に10分間浸漬した後、実施例1と同様
に、出力3KWのマイクロ波加熱機で、水を刷毛塗りした
生地を約5秒間、温水を浸透させたものは約20秒間加熱
して膨化させた。水を塗布したせんべい生地および水に
浸漬したせんべい生地共、全体が均一に膨化した。続い
て膨化したせんべい生地を200〜230℃に加熱した油で1
〜2分間揚げて表面に焼色を付けてうるちせんべいを得
た。
この実施例で得られたうるちせんべいも、従来方法に
よって製造したものと遜色の無い味を呈するものであ
る。
よって製造したものと遜色の無い味を呈するものであ
る。
(発明の効果) 以上に説明した通り、この発明によれば、ねかせおよ
び二次乾燥を要することなくうるちせんべいを短時間に
製造できるので、時間の低減となり製造能率を著しく向
上できる効果がある。又、乾燥に必要とする熱エネルギ
ーを著しく低減できる効果がある。
び二次乾燥を要することなくうるちせんべいを短時間に
製造できるので、時間の低減となり製造能率を著しく向
上できる効果がある。又、乾燥に必要とする熱エネルギ
ーを著しく低減できる効果がある。
Claims (2)
- 【請求項1】うるち米を原料としたせんべい生地を水分
30%〜40%に乾燥した後、マイクロ波加熱により膨化さ
せ、ついで焼色付処理を施すことを特徴としたうるちせ
んべいの製造法 - 【請求項2】うるち米を原料としたせんべい生地を水分
20%前後に乾燥した後、適量の水又は温水を塗布又は浸
透させ、ついでマイクロ波加熱により膨化させた後、焼
色処理を施すことを特徴としたうるちせんべいの製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272360A JP2528355B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | うるちせんべいの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272360A JP2528355B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | うるちせんべいの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119749A JPH02119749A (ja) | 1990-05-07 |
JP2528355B2 true JP2528355B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17512795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63272360A Expired - Lifetime JP2528355B2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | うるちせんべいの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528355B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003204957B2 (en) * | 2003-06-27 | 2009-06-11 | Terra Foods Corporation | Snack Food And Producing Method Thereof |
JP5388013B2 (ja) * | 2010-05-14 | 2014-01-15 | 株式会社皆川 | 具材と多孔質性可食部材からなるスナック菓子、及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5042064A (ja) * | 1973-08-21 | 1975-04-16 | ||
JPS5247950A (en) * | 1975-10-13 | 1977-04-16 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of producing rice confection |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP63272360A patent/JP2528355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5042064A (ja) * | 1973-08-21 | 1975-04-16 | ||
JPS5247950A (en) * | 1975-10-13 | 1977-04-16 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of producing rice confection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02119749A (ja) | 1990-05-07 |
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