JP2528076B2 - 高級アルデヒド分離方法 - Google Patents

高級アルデヒド分離方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、溶液から、特にヒドロホルミル化方法の
混合アルデヒド製品を含有する溶液からの高級第1級ア
ルデヒドの分離に関する。
関連技術の説明 少なくとも7個の炭素原子を有し且つα−置換基を持
たないアルデヒド(以下、「高級第1級アルデヒド」と
称する)は、フレーバー、芳香剤、滑剤及び医薬の製造
において有用である。これらの用途に用いた場合には、
しばしば、このアルデヒドが他の物質を比較的含まない
ことが望ましく、必須であることさえある。
触媒(例えばロジウム配位子錯体)の存在下でα−オ
レフィン、一酸化炭素及び水素からアルデヒドを製造す
るのにはヒロドホルミル化法が有用であることが知られ
ている。一般的に、かかる方法では、n−アルデヒド
(n−アルデヒドとは、直鎖状の第1級アルデヒドであ
る)及び『イソ』アルデヒド(ヒロドホルミル化分野に
おいては、α−メチル置換基を有するアルデヒドをイソ
アルデヒドと称する)の混合物が製造される。かかる混
合物中のn−アルデヒドとイソアルデヒドとのモル比
(通常N/I比と称される)は、アルデヒドについて予定
される最終用途のために最適な比ではないことがしばし
ばある。従って、アルデヒドを分離するためにある種の
手段を用いなければならない。
ヒロドホルミル化法によって低級のn−アルデヒドと
イソアルデヒドとの混合物が製造された場合、n−アル
デヒドは蒸留によってかなり容易にイソアルデヒドから
分離される。しかしながら、高級のn−アルデヒドとイ
ソアルデヒドとの混合物が製造された場合、高級アルデ
ヒド類は高沸点であり且つそれらの沸点が互いに近いと
いう事実のために、蒸留によってかかるアルデヒドの混
合物を分離するやり方は実用的ではない。さらに、かか
る高温においては、望ましくない反応(例えばアルデヒ
ドが縮合して『重質物』が生成する)が高い程度で起こ
る傾向がある。従って、ヒドロホルミル化法によって製
造される高級のn−アルデヒドとイソアルデヒドとの混
合物の分離を行なうために、様々な他の方法が提唱され
ている。
米国特許第4041081号には、n−アルデヒドに付加し
て不溶性の付加生成物を形成する水溶液状の硫酸水素ア
ルカリ金属塩を沈殿剤として用いてn−アルデヒドを選
択的に沈殿させることによって、ヒドロホルミル化法に
よって製造された高級アルデヒドの混合物を分離するこ
とができると開示されている。この付加生成物は過に
よって分離され、この付加生成物を1〜4個の炭素原子
を有するカルボニル化合物と反応させることによって高
級n−アルデヒドが再生される。再生されたn−アルデ
ヒドは溶媒、カルボニル化合物及び高沸点ポリマーアル
デヒドを含有し、これらから蒸留によって再生されたn
−アルデヒドが分離される。米国特許第4523038号に
は、n−アルデヒドとの付加物を形成する沈殿剤として
α,ω−C2〜C12直鎖状アルカンジオールを用いる類似
の分離が開示されている。この付加物は過によって分
離され、この付加物を熱分解するか又は水、酸若しくは
塩基と反応させることによって、n−アルデヒドが再生
される。
米国特許第4670606号には、ヒドロホルミル化法によ
って製造された高級アルデヒドの混合物を3〜5個の炭
素原子を有する液状炭化水素溶媒又はt−ブチルエーテ
ル中に溶解させ、この溶液を−20℃〜−52℃に冷却して
高級n−アルデヒドを選択的に沈殿させることによっ
て、この混合物を分離することができると開示されてい
る。
米国特許第4510332号には、ヒドロホルミル化法によ
って製造された高級アルデヒド(特定的にはノナンジア
ール類)の混合物は、約5〜11個の炭素原子を有する第
1アルコール又は該第1アルコールと5〜10個の炭素原
子を有する飽和脂肪族炭化水素との混合物のいずれかを
抽出剤として用いて前記アルデヒド混合物から高級n−
アルデヒドを選択的に抽出することによって分離するこ
とができると開示されている。抽出層はn−ノナンジア
ールのジアルキルヘミアセタールを含有し、これは抽出
層を水で洗浄することによって沈殿する。この沈殿を蒸
留することによって、n−ノナンジアールが再生され
る。
上記の分離方法の共通の特徴は、これらは追加の物質
(群)(例えば溶媒、沈殿剤又は抽出剤)の使用を必要
とし、これら追加物質はかなり高価なこともあり且つ
(又は)これら自体が高級n−アルデヒドから容易に分
離されないことがあるということである。
従って、アルデヒドから容易に分離される安価な物質
を用いて非極性有機液体(例えばイソアルデヒド)から
高級n−アルデヒドを分離するための方法を提供するこ
とが本発明の1つの目的である。
高級n−アルデヒドの新規の固体状水化物を提供する
ことが本発明のさらなる目的である。
発明の概要 本発明は、少なくとも7個の炭素原子を有し且つα−
置換基を持たないアルデヒドと非極性有機液体とを含有
する溶液からこのアルデヒドを分離するための方法を提
供するものであり、この方法は、アルデヒドの固体状水
化物が形成するような条件下で前記溶液を水と接触さ
せ、そして、この溶液から固体状水化物を分離すること
を含む。
好ましい具体例の説明 本発明の方法によって溶液から分離される高級第1級
アルデヒドは、少なくとも7個の炭素原子を有し且つα
−置換基を持たないアルデヒドである。このような関係
において、『第1級アルデヒド』とは、次式: (ここで、Rは少なくとも5個の炭素原子を有する一価
の有機基、例えば置換又は非置換の直鎖状、分枝鎖状若
しくは環状脂肪族又は芳香族一価基である) を有する化合物を意味する。式(I)中のRが直鎖状脂
肪族基である場合、この第1級アルデヒドはn−アルデ
ヒドである。式(I)中のRは、5〜25個の炭素原子を
有するのが好ましく、5〜15個の炭素原子を有するのが
より好ましい。Rはヒドロカルビル基(即ち一価の炭化
水素基)であるのが好ましく、アルキル基又はアリール
置換アルキル基であるのがより好ましい。
本発明の方法は、任意の高級第1級アルデヒドと非極
性有機液体とを含有する任意の溶液から該アルデヒドを
分離するのに一般的に適用できる。かかる溶液には、高
級第1アルデヒドを製造するのに用いられる方法、特に
ヒドロホルミル化法の粗製反応生成物が包含される。ヒ
ドロホルミル化法の粗製反応生成物の場合、この溶液
は、(非極性有機液体として)未反応のオレフィン、高
級イソアルデヒド、オレフィンの還元によって生成する
飽和炭化水素及び重質物(アルデヒド縮合生成物)を含
有する。この溶液はまた、極性物質(例えばヒドロホル
ミル化触媒の構成成分である配位子)及び触媒金属(例
えばロジウム)をも含有する。かかる粗製ヒドロホルミ
ル化反応生成物中のイソアルデヒドは、次式: (ここで、Rは上で式(I)について定義した意味を持
つ) によって表わされる。この粗製ヒドロホルミル化反応生
成物は、任意の既知の方法(例えば米国特許第4633021
号及び同第4731486号に記載された方法)によって製造
することができる。
粗製ヒドロホルミル化反応生成物が実質的な量の極性
物質を含有する場合には、この反応生成物を本発明の方
法において用いる前にこの反応生成物から極性物質を分
離するのが好ましい。例示として、米国特許第4633021
号及び同第4731486号には、イオン荷電燐配位子を含有
する粗製ヒドロホルミル化反応生成物が開示されてい
る。この反応生成物を本発明の方法において用いる前
に、この反応生成物からかかる配位子を(例えばヨーロ
ッパ特許公開第350922号に開示された方法によって)分
離するのが好ましい。
前記のヨーロッパ特許公開の配位子分離方法は、反応
生成物を、イオン荷電燐配位子を含有する水相と、高級
第1級アルデヒド、その異性体、未反応オレフィン、オ
レフィン還元生成物及び重質物を含有する有機相とに分
離することを伴う。こうして得られる有機相は、本発明
の方法において用いることができる。前記のヨーロッパ
特許公開の配位子分離方法においては、相分離を行なう
ために、粗製ヒドロホルミル化反応生成物を水と、又は
水と追加の非極性炭化水素化合物(例えばC6〜C30アル
カン)との両方と、混合する。相分離は、時期的に早過
ぎる高級第1級アルデヒドの水化物の形成及びその結果
としての分離装置の目詰まりを防止するために、この水
化物の分解温度以上の温度(例えば40℃又はそれ以上)
において実施すべきである。
本発明の好ましい具体例においては、前記溶液に少量
の極性非プロトン系溶媒を加えることによって溶液を変
性して、溶液中の水の溶解度を高める。好適な極性非プ
ロトン系溶媒には、N−メチルピロリドン、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
ン、ジメチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニ
トリル等が包含される。
本発明の方法においては、次の反応式: (ここで、Rは上で式(I)について定義した意味を持
つ) に従って高級第1級アルデヒドが水と反応して固体状水
化物を形成する。驚くべきことに、これらの水化物は同
じ炭素含有率を有するイソアルデヒドの水化物よりも安
定であり且つ固体状(25℃において)である。この水化
物は非極性有機液体及び水中で不溶性である。対照とし
て、文献に報告されている安定な水化物は数種だけであ
り、しかも、これらはカルボニル基に対してα位置に強
い電子吸引性の基を有するアルデヒド{例えばトリクロ
ルメチルアセトアルデヒド(クロラール)}から形成さ
れたものである{ルイス・F・フィーザー(Louis F.Fi
eser)及びメアリー・フィーザー(Mary Fieser)、
「アドヴァンスド・オルガニック・ケミストリー(Adva
nced Organic Chemistry)」、1961年、第443〜444頁、
レインホールド(Reinhold)出版社、を参照された
い}。様々な高級第1級アルデヒドの水化物が「ケミカ
ル・アブストラクツ(Chemical Abstracts)」に仮説の
化合物として登録されている。しかしながら、知られて
いる限りでは、高級第1級アルデヒド水化物(特に7〜
27個の炭素原子を有するヒドロカルビル水化物)は実際
には製造されておらず、固体として単離されていない。
本発明の方法は、分離される高級第1級アルデヒドの
融点以上の温度であってしかしアルデヒドと水との反応
によって生成する水化物の分解温度より低い温度におい
て実施される。本方法を実施するための好ましい温度
は、アルデヒドの融点より僅かに高い温度である。本発
明の方法において用いる水の量は、高級第1級アルデヒ
ド1モル当たりに1〜100モル又はそれ以上の量であ
る。
本発明の方法の実施において水化物が形成されたら、
任意の好適な手段(例えば室温又はそれ以下の温度にお
ける過)によって非極性有機液体からこの水化物を分
離することができる。水化物はしばしばワックス様の稠
度を有するために、ある種の非極性有機液体(例えばイ
ソアルデヒド)は過の後に水化物中に捕捉されて残る
ことがある。水化物を1工程以上で好適な溶剤で洗浄す
ることによって、かかる残留液体の本質的に全てを水化
物から除去することができる。アルコール洗浄(例えば
メタノール又はイソプロパノール洗浄)及び続いての炭
化水素洗浄(例えばヘキサン洗浄)が、かかる残留非極
性有機液体を水化物から除去するのに有効であると認め
られている。その後に、水化物を、好ましくは室温にお
いて真空下で、乾燥させて、本質的に純粋な水化物を製
造することができる。この手段によって、純度99%、場
合によっては純度99.9%の水化物を得ることができる。
所望ならば、こうして単離された水化物は、室温又は
それより低い温度(例えば−80℃〜+25℃)に保てば、
長期間貯蔵することができる。高級第1級アルデヒドを
再生することが望まれる時に、水化物を適度な温度(例
えば40℃〜120℃)に単に加熱することによって、反応
式(A)の逆反応(左向きの反応)を起こさせ、水を蒸
発させて、本質的に純粋な高級第1級アルデヒドが製造
される。
本発明の方法において用いられる溶液が高級第1級ア
ルデヒドの異性体をも含有する場合(例えば溶液がヒド
ロホルミル化法の粗製反応生成物である場合)には、異
性体アルデヒドは高級第1級アルデヒドが分離された後
に溶液中に残る。この異性体アルデヒドは、次いで、任
意の好適な手段(例えば蒸留)によって溶液の他の成分
から分離することができる。
本発明の方法によって製造される高級第1級アルデヒ
ドは、フレーバー、芳香剤、滑剤及び医薬の製造に用い
ることができる。この高級第1級アルデヒドは純度が高
い(特に異性体アルデヒドを比較的含有しないという点
で純度が高い)ので、かかる用途に特に有用である。
以下の実施例は本発明を例示するものである。
以下の実施例においては、次の略号を用いる。
ml・・・・ミリリットル ℃・・・・・摂氏温度 N/I・・・n−アルデヒド対イソアルデヒドの比(モル
比) %・・・・・重量百分率 例I この例は、粗製ヒドロホルミル化反応生成物から配位
子を取り除いた後に、この反応生成物からアルデヒドを
分離することによる固体状のC7、C9、C11、C13及びC15
第1級アルデヒド水化物の生成を例示する。粗製ヒドロ
ホルミル化反応生成物を製造し、また、ヒドロホルミル
化反応において用いたイオン荷電配位子を反応生成物か
ら分離するのには、ヨーロッパ特許公開第350922号の例
6に例示されたヒドロホルミル化法を用いた。
配位子を除去した後に、この例において用いた粗製ヒ
ドロホルミル化反応生成物(及び次の例において用いた
反応生成物)は典型的には次のおおよその組成を有して
いた。
混合アルデヒド・・・80% 炭化水素・・・・・5% 未反応オレフィン・・15% 触媒配位子・・・・・痕跡量 触媒金属・・・・・・痕跡量 *オレフィン反応成分の還元によって生成 窒素散布水100ml、N−メチルピペリドン3ml及び配位
子を本質的に含有しない粗製ヒドロホルミル化反応生成
物50gを、窒素を流して洗浄してしっかり蓋をした8オ
ンスサイズの広口瓶中で混合した。こうして形成した混
合物を数分間振り混ぜ、次いで冷蔵庫(約0℃)中で、
全ての有機相が固化するまで(1〜4日間)放置した。
こうして形成した白色固体(水化物)を、焼結ガラス漏
斗を用いた吸引過によって過し、次いでメタノール
350mlで洗浄し、次いでヘキサン350mlで洗浄した。こう
して精製した固体状水化物を周囲温度において真空下で
乾燥させた。
上記の方法で5種の粗製ヒドロホルミル化反応生成物
を処理した。乾燥水化物の収率並びにその異性体純度
(N/I)及び化学的純度を表Iに示す。
例II ノナノール水化物の合成及び精製 1−オクテンのヒドロホルミル化によって製造された
粗製ノナナール50gをN−メチルピロリドン3g及び水100
gと混合した。この混合物を冷蔵庫(約0℃)中で5日
間放置した。24時間以内に大量の固体状ノナナール水化
物が形成した。この固体状水化物を過し、メタノール
350ml及びヘキサン350mlで続いて洗浄した。これらの洗
浄の各工程において、ガスクロマトグラフィー分析用の
試料を採取した。ワックス状粉末(精製水化物)44gが
単離された。この粗製アルデヒド並びに洗浄していない
水化物、メタノール洗浄後の水化物及びヘキサン洗浄後
の水化物の異性体含有率を表IIに与える。
例III フェニル基含有アルデヒドの分離 ヒドロアトロパアルデヒドからのヒドロシンナムアル
デヒドの分離は以下のように示された。ヒドロシンナム
アルデヒド20g及びヒドロアトロパアルデヒド20gを含有
する合成混合物にN−メチルピロリドン1.6g及び水80g
を添加した。この混合物を激しく振り混ぜた。この混合
物60gに(水化物形成を触媒するために)10重量%塩
酸溶液20gを添加し、この混合物を再び激しく振り混ぜ
た。この混合物を冷蔵庫内に約2日間置いた。放置の際
に固体状生成物は検出されなかった。しかしながら、冷
たいままで混合物を振り混ぜたら、ワックス状の固体状
アルデヒド水化物がすぐに形成した。この水化物を過
によって分離し、ヘキサンで洗浄した。固体状水化物の
ガスクロマトグラフィー分析(ヘキサン洗浄の前及び後
のもの)並びに固体状水化物を分離した後の液のガス
クロマトグラフィー分析を表IIIに与える。
例IV 同族アルデヒドの混合物からのn−異性体の分離 A:粗製ウンデカナール(1−デセンのヒドロホルミル化
によって得られたもの)25g及び粗製トリデカナール
(1−ドデセンのヒドロホルミル化によって得られたも
の)25gを含有する合成混合物にN−メチルピロリドン3
g及び水100gを添加した。この合成混合物をよく振り混
ぜ、冷蔵庫(約0℃)中で2日間放置した。両方のn−
アルデヒドの固体状水化物が形成し、これらを合成混合
物の液体成分(例えば2種のイソアルデヒド)から別
した。こうして得られた混合固体状水化物をメタノール
300ml及びヘキサン300mlで続いて洗浄した。このプロセ
スによって、ワックス状粉末(精製された混合n−アル
デヒド)8.5gが単離された。粗製アルデヒドの異性体含
有率、出発混合物中のオレフィン不純物含有率、並びに
洗浄後の水化物中の異性体含有率及びオレフィン不純物
含有率を表IV与える。
B:前記Aの条件下で、但し、固体状水化物混合物をメタ
ノール及びヘキサンの代わりにイソプロパノールで洗浄
して、実験を行なった。この場合の粗製アルデヒドの異
性体含有率、出発混合物中のオレフィン不純物含有率、
並びに洗浄後の水化物中の異性体含有率及びオレフィン
不純物含有率もまた表IVに与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07C 45/81 C07C 45/81 47/02 47/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも7個の炭素原子を有し且つα−
    置換基を持たないアルデヒドと非極性有機液体とを含有
    する溶液から前記アルデヒドを分離するための方法であ
    って、 アルデヒドの固体状水化物が形成する条件下で前記溶液
    を水と接触させ、そして、この溶液から固体状水化物を
    分離することを含む、前記方法。
  2. 【請求項2】前記溶液がヒドロホルミル化法の粗製反応
    生成物であって且つ請求の範囲第1項において規定した
    アルデヒド(第1のアルデヒド)及び該第1のアルデヒ
    ドの異性体であるアルデヒド(第2のアルデヒド)を含
    有し、第1のアルデヒドの固体状水化物が形成した後に
    も前記第2のアルデヒドが溶液中に残る、請求の範囲第
    1項記載の方法。
  3. 【請求項3】アルデヒドを再生させるために前記溶液か
    ら分離された固体状水化物を加熱することをさらに含
    む、請求の範囲第1項記載の方法。
JP5511823A 1991-12-26 1992-12-17 高級アルデヒド分離方法 Expired - Lifetime JP2528076B2 (ja)

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