JP2527974B2 - 調味剤

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【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、食品の味を改善、良化し且つ人体に対し種
々の病気を治癒する効果を有する調味剤に関するもので
ある。

「従来技術」従来から、食品の味を改善、良化する調味剤としては
種々のものが知られている。しかして、食品の味を改
善、良化するだけでなく、人体に対し病気の治癒効果を
も有する調味剤は知られていない。

一方、田三七は別名を「山漆」、「金不換」、「参三
七」、「田七」などと称されており、止血、消炎、鎮痛
などの薬として用いられている。しかして、従来田三七
を調味剤に利用しようという着想は全く知られていな
い。

「発明の概要」本発明は、田三七を粉末状としたものを、例えばカレ
ー等に添加すると、料理の味を一層引き立たせると共に
血液中のコレステロール量を減少させる等健康食品とし
ても卓越した効果を有するものとなることを見出しなさ
れたものである。

本発明の調味剤は、カレー、シチュー、スープ等に添
加して使用したり、或いはアメ等に混合することもでき
るが、特に料理の味を引き立たせるという点でカレーに
添加するのが好ましい。

また本発明の調味剤を普通瓶や振り出し容器等に収納
し、料理の調理中や調理後に僅かに振り掛けるようにし
て使用すると便利である。

本発明の調味剤は若干にがみがあるので、好みに応じ
て適宜目分量で使用するとよい。

「実施例」以下に、本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実
施例に限定されない。

常法によりカレー用の肉、野菜等を入れて煮込んだ
後、市販の即席カレーの素と本発明の調味剤を加えてカ
レーを作った。尚、本発明の調味剤は、カレーの素１人
前に対し1g〜10gとした。

10人のパネラーA,B,C,D,E,F,G,H,I,Jにより、上記カ
レーについて香味テストを行なった。結果は、10人共本
発明の調味剤を添加したものは、独特の風味とにがみと
が加味されることにより、カレーの味が一段と高められ
たと評価した。

「発明の効果」以上述べた如く本発明の調味剤は、カレー等の料理の
味を一層引き立たせると共に、血液中のコレステロール
量を減少させたり、止血、消炎作用等の優れた薬理作用
をも示すので、健康食品として最適である。

(57)【特許請求の範囲】