JP2527543Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JP2527543Y2
JP2527543Y2 JP1988043627U JP4362788U JP2527543Y2 JP 2527543 Y2 JP2527543 Y2 JP 2527543Y2 JP 1988043627 U JP1988043627 U JP 1988043627U JP 4362788 U JP4362788 U JP 4362788U JP 2527543 Y2 JP2527543 Y2 JP 2527543Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
holding frame
air
impeller
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988043627U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01147659U (ja
Inventor
昌宏 滝口
明彦 鈴木
Original Assignee
アスモ 株式会社
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アスモ 株式会社, 日本電装株式会社 filed Critical アスモ 株式会社
Priority to JP1988043627U priority Critical patent/JP2527543Y2/ja
Publication of JPH01147659U publication Critical patent/JPH01147659U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527543Y2 publication Critical patent/JP2527543Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、自動車用エアコン装置(車両用空気調和
装置)の小型ブロワ用等に適した送風機用モータの改良
に関する。
〈従来の技術〉 自動車用エアコン装置に用いられている小型ブロワに
おいて、パワートランジスタなどを用いた駆動回路でモ
ータを駆動するようにしたものがあるが、このタイプの
ものでは、特に冷却を要しない制御回路部分は車室内等
の別の場所に設置し、パワートランジスタなどの発熱の
大きい部品を通風系ダクト内に配置してこれらの部品を
冷却することが一般に行われている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のような構造では、通風系ダクトの構造が複雑に
なり、また制御回路部と通風系ダクト内の部品との接続
構造も複雑で組立てに手数がかかり、コスト高になりや
すい等の問題が生じていた。
この考案はこのような問題点に着目し、簡単な構造で
モータと共にモータ駆動回路部を冷却し、かつ、モータ
駆動回路部の冷却が効果的に行われる車両用空気調和装
置を提供することを目的としてなされたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この考案は、車室内に
送風するための羽根車と、 該羽根車を回転させるモータと、 上記モータを内部に収容保持する円筒部と、該円筒部の
周囲に形成されたフランジ部とを有するモータ保持枠
と、 開口部を有し、該開口部に上記モータ保持枠のフランジ
部が取り付けられて上記羽根車が内部に配置されるケー
シング本体と、 上記モータ保持枠の外周面に沿って取り付けられ、上記
ケーシング本体の内部に開口された空気入口と上記円筒
部に設けられた空気出口とを連通し、上記羽根車の送風
の一部を上記空気入口から上記モータの内部に導入する
通風路を形成する樋状のカバーと、 上記カバー内に配置され、上記モータを駆動制御するモ
ータ駆動回路部とを備えたことを特徴とする車両用空気
調和装置を提供するものである。
〈作用〉 冷却用通風路がケーシング内に開口しているので、運
転時にはケーシング内部の風の一部が冷却用通風路にも
供給され、モータが冷却されるのみでなく、冷却用通風
路内に配置されているモータ駆動回路部の冷却が効果的
に行われる。
〈実施例〉 次に、この考案の一実施例について説明する。
第1図は送風機の全体の概略構成図であり、1は送風
機のケーシング本体、2はモータ、3はモータ2の出力
軸に固定され、車室内に送風するための羽根車である。
ケーシング本体1は上面に吸気口11、側面に送気口12、
下面にモータ取付用開口部13がそれぞれ設けてあるが、
モータ取付用開口部13はモータ2の外径よりもかなり大
きな寸法となっている。4はモータ保持枠であり、モー
タ2を嵌合してその内部に収容保持するための円筒部41
とその周囲に形成されたフランジ部42で構成されている
が、フランジ部42の外形寸法はケーシング本体1のモー
タ取付用開口部13より大きく、ケーシング本体1にパッ
キン14を介して取付けられた場合にモータ取付用開口部
13を完全に覆い、ケーシング本体1とともにケーシング
10を構成するようになっている。5は冷却用通風路であ
り、フランジ部42の周縁付近から円筒部41の底部に至る
樋状のカバー51をモータ保持枠4の外周面に沿って間隔
をあけて取付けることによって形成されている。フラン
ジ部42にはケーシング10内に開口した空気入口52が、ま
た円筒部41の底部には空気出口53がそれぞれ設けられて
おり、冷却用通風路5の内部には特に冷却を要するプリ
ント基板等のモータ駆動回路部6と、モータ駆動回路部
6のパワートランジスタ61が取付けられている。
第2図はモータ保持枠4にモータ2を取付けたモータ
ユニット7の詳細を、第4図をモータ保持枠4の詳細を
それぞれ示したものである。
モータ2は円筒状のヨーク21の内部に固定子22と回転
子23を収納し、出力軸24、端子板25等を外部に設けたも
ので、ヨーク21をモータ保持枠4の円筒部41に嵌合した
後、ねじ71を螺合してモータ保持枠4とモータ2が一体
化されている。モータ保持枠4は樹脂成形品であって、
フランジ部42には補強の目的でリブ44を有する環状凸部
43が全周にわたって形成され、更に最外周にはケーシン
グ本体1への取付け用ねじ穴45が複数個設けられてい
る。取付け用ねじ穴45のうちの1つには両側に空気入口
52が設けられており、ここから円筒部41の底部にかけて
カバー51を取付けるためのガイドリブ54が形成されてい
る。また円筒部41の内面には嵌合されたモータ2を保持
する複数個の突条47が軸方向に形成されている。モータ
駆動回路部6とパワートランジスタ61はねじ止め等の適
宜の手段でカバー51の内面に固定される。62は放熱板で
あり、パワートランジスタ61の発熱が大きい場合に必要
に応じて用いられる。第5図(a)、第5図(b)、第
5図(c)および第5図(d)はカバー51の形状の一例
を示したもので、モータ保持枠4の形状に応じてほぼL
字状に曲がった樋状となっており、ガイドリブ54の縁部
に対応した嵌合リブ55、56が設けられている。
この実施例のモータユニット7は上記のように構成さ
れており、所要の配線を終わって出力軸24に羽根車3を
固定し、これをケーシング本体1に取付けることによっ
て送風機が構成される。モータ2を駆動して羽根車3を
回転させると、吸気口11から吸い込まれた空気はケーシ
ング10内で羽根車3により加速され、送気口12から車室
内に吐出される。また、冷却用通風路5の空気入口52が
ケーシング10内に開口しているので、運転時にはケーシ
ング10内部の風の一部が冷却用通風路5にも供給され、
冷却用通風路5内に配置されているモータ駆動回路部6
とパワートランジスタ61の冷却が効果的に行われるので
ある。
なお、第2図ではモータ駆動回路部6とパワートラン
ジスタ61が冷却用通風路5のフランジ部42に対して平行
な部分に配置されているが、第3図のようにモータ2の
軸に平行な部分に配置したり、第1図のように両方に分
けて配置することもできる。
〈考案の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この考案は、ケー
シング内に空気入口を開口させた冷却用通風路をモータ
保持枠に沿って設け、この冷却用通風路内に冷却を要す
るモータ駆動回路部を配置しているため、送風機の風の
一部を冷却用通風路にも供給し、モータを冷却するのみ
でなく、モータ駆動回路部の冷却を効果的に行うことが
できる。
従って、発熱の大きい部品を通風系ダクト内に配置し
ていた従来のように通風系ダクトの構造が複雑になるこ
とはなく、また配線も通風系ダクトまで伸ばす必要がな
くモータまででよくなり、モータ保持枠をモータに取付
けて所定の配線を行ったモータユニットとしてコンパク
トにまとめることができるので、上記配線から輻射され
るラジオ等の機器に影響を与えるノイズを低減すること
ができると共に、組立てが容易になって作業性が向上す
る等の効果が得られるのであり、車両用空気調和装置の
小型化とコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による送風機の概略構造
図、第2図はモータユニットの一例の側断面図、第3図
は変形例の要部側断面図、第4図はモータ保持枠を示し
第4図(a)は正面図、第4図(b)は側面図、第4図
(c)は背面図、第4図(d)は側断面図、第5図はカ
バーの一例を示し第5図(a)は正面図、第5図(b)
は側面図、第5図(c)は底面図、第5図(d)は第5
図(a)のA−A線断面図である。 1……ケーシング本体、2……モータ、3……羽根車、
4……モータ保持枠、5……冷却用通風路、6……モー
タ駆動回路部、7……モータユニット、10……ケーシン
グ、13……モータ取付用開口部、51……カバー、52……
空気入口、61……パワートランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 明彦 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式 会社内 (56)参考文献 実開 昭62−172257(JP,U) 実開 昭60−166264(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に送風するための羽根車(3)と、 該羽根車(3)を回転させるモータ(2)と、 上記モータ(2)を内部に収容保持する円筒部(41)
    と、該円筒部(41)の周囲に形成されたフランジ部(4
    2)とを有するモータ保持枠(4)と、 開口部(13)を有し、該開口部(13)に上記モータ保持
    枠(4)のフランジ部(42)が取り付けられて上記羽根
    車(3)が内部に配置されるケーシング本体(1)と、 上記モータ保持枠(4)の外周面に沿って取り付けら
    れ、上記ケーシング本体(1)の内部に開口された空気
    入口(52)と上記円筒部(41)に設けられた空気出口
    (53)とを連通し、上記羽根車(3)の送風の一部を上
    記空気入口(52)から上記モータ(2)の内部に導入す
    る通風路(5)を形成する樋状のカバー(51)と、 上記カバー(51)内に配置され、上記モータ(2)を駆
    動制御するモータ駆動回路部(6)とを備えたことを特
    徴とする車両用空気調和装置。
JP1988043627U 1988-03-31 1988-03-31 車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2527543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988043627U JP2527543Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988043627U JP2527543Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01147659U JPH01147659U (ja) 1989-10-12
JP2527543Y2 true JP2527543Y2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=31270018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988043627U Expired - Lifetime JP2527543Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527543Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4602902B2 (ja) * 2005-12-28 2010-12-22 アスモ株式会社 エンジン冷却ウォータポンプ装置
JP6011914B2 (ja) * 2012-07-05 2016-10-25 日本電産株式会社 遠心ファン
JP6153898B2 (ja) * 2014-07-25 2017-06-28 カルソニックカンセイ株式会社 モータ支持構造
JP6651491B2 (ja) * 2017-11-27 2020-02-19 シナノケンシ株式会社 送風装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60166264U (ja) * 1984-04-13 1985-11-05 松下電工株式会社 ステツプモ−タ
JPH0521971Y2 (ja) * 1985-12-25 1993-06-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01147659U (ja) 1989-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0921318B1 (en) Fan assembly having motor cooling enhancement
US6789999B2 (en) Center console dual centrifugal fan blower
EP0893587B1 (en) Engine-operated generator
US6887049B2 (en) Electric fan motor assembly
EP1094288A3 (de) Kühlanlage
CA2016812A1 (en) Automotive vehicle engine bay ventilation
IT1240997B (it) Motoventilatore, particolarmente per autoveicoli
WO2021228620A1 (en) Air conditioning unit
JP2527543Y2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2004135447A (ja) インバータ一体型電動機
CN102562627B (zh) 风扇装置
JPH0421080B2 (ja)
JPH0521971Y2 (ja)
JP4167439B2 (ja) モータの取付構造
JPH0526933Y2 (ja)
JP3157566B2 (ja) 車両における空調用モータの防水構造
JP2001342998A (ja) 自動車用送風装置
CN220287616U (zh) 暖通设备室外机及暖通设备
CN216241377U (zh) 一种双腔静音风机
JP2003328994A (ja) 遠心式送風機
JPH08164728A (ja) 自動車用空調装置のブロアユニットおよびその組立て方法
JP2553817Y2 (ja) 車載用空気清浄機
CN2332841Y (zh) 外转子电机驱动的风机盘管
JPH10278546A (ja) 車両用空調装置
JP2004182226A (ja) 自動車用小型空調装置