JP2527404Y2 - 外装材役物の取付構造 - Google Patents

外装材役物の取付構造

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JP2527404Y2 JP1990055176U JP5517690U JP2527404Y2 JP 2527404 Y2 JP2527404 Y2 JP 2527404Y2 JP 1990055176 U JP1990055176 U JP 1990055176U JP 5517690 U JP5517690 U JP 5517690U JP 2527404 Y2 JP2527404 Y2 JP 2527404Y2
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英郎 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、外装材の取付構造に関するものである。
さらに詳しくは、この考案は、外装材の寸法変化への対
応が容易で、各種厚みおよび長さ寸法の外装材に対して
適用可能な外装材役物の取付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、家屋外壁等の入隅コーナー部に外装材を取
付施工する場合に、外装材の端縁接合部を装飾し、ま
た、防水性を確保するなどのために、種々の外装材役物
が入隅コーナー部に取り付けられてきている。
たとえば第5図の要部斜視図に示したように、入隅コ
ーナー部では、ガルバリウム鋼板等の金属板から形成さ
れた入隅コーナー役物(ア)を、コーナー柱(イ)に固
定した添木(ウ)の側面にネジ、釘等の固着具により固
定した後に、その差込み溝(エ)に端縁部を差し込んで
外装材(オ)を固定していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような入隅コーナー役物(ア)の
使用により、外装材(オ)の端縁接合部の露出が防止さ
れるものの、入隅コーナー役物(ア)の差込み溝(エ)
の幅が一定とされているため、使用できる外装材(オ)
の厚み範囲は限られていた。入隅コーナー役物(ア)に
ついては、外装材(オ)の厚さに対応して差込み溝
(エ)の幅の異なる種々のタイプのものを用意しなけれ
ばならないという欠点があった。
また、差込み溝(エ)への外装材(オ)の挿入は、そ
の長さ寸法の配慮が必要で、施工上かなり面倒でもあっ
た。
このため、入隅コーナー部については、外装材の厚み
と長さにおける寸法誤差および寸法変化に影響されるこ
となく、また、これらに対して施工上の調節を容易とす
ることのできる外装材役物の取付構造の実現が望まれて
いた。
この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、従来の入隅コーナー役物の取付構造の欠点を解
消し、外装材の寸法変化への対応が容易で、各種厚みお
よび長さ寸法の外装材に対して適用可能とする、簡便な
外装材役物の取付構造を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この考案は、上記の課題を解決するものとして、セメ
ント系材料から形成された入隅コーナー役物を入隅コー
ナー部に取り付ける外装材役物の取付構造であって、入
隅コーナー役物は、裏面中央部が角度を持って突出し、
その頂部から左右両端部に向かう2つの側面を有すると
ともに、頂部稜線部にこれに沿った縦溝部を備えてお
り、外壁面上に固定される外装材の表面から外方に突出
して立ち上がる突起部を備えた入隅下地材を、入隅コー
ナー部の外壁面と外装材端部との間に介在させ、入隅コ
ーナー役物の縦溝部に入隅下地材の突起部を挿入し、入
隅コーナー役物の各々の側面を外装材の端部表面上に配
置するとともに、縦溝部に突起部を固定して、入隅コー
ナー役物を入隅コーナー部に取り付けることを特徴とす
る外装材役物の取付構造を提供する。
(作用) この考案の外装材役物の取付構造においては、上記構
成により、外装材を取付施工した後に、入隅コーナー役
物を入隅コーナー部に取り付けることができる。
入隅コーナー役物は、その縦溝部に、外装材表面から
外方に突出する入隅下地材の突起部を挿入し、各々の側
面を外装材の端部表面上に配置するとともに、縦溝部に
突起部を固定することにより、入隅コーナー部に取り付
けられ、また、外装材の端部表面上に配置固定される。
このため、入隅コーナー役物の取付けは簡便であり、し
かも外装材の厚みおよび長さにおける寸法変化に容易に
対応することができる。外装材の厚み寸法および長さ寸
法の誤差、さらには施工時に起こりやすい寸法のバラツ
キが発生しても、入隅コーナー役物の取付けに支障は来
さない。従って、この取付構造は、各種厚みおよび長さ
寸法の外装材に対して適用可能となる。
また、入隅コーナー役物はセメント系材料からなるた
め、その特質である優れた耐久性および耐候性により、
入隅コーナー部の耐久性および耐候性を高めることがで
きる。入隅コーナー部の外観が重厚ともなる。
(実施例) 以下、添付した図而に沿って、この考案の外装材の取
付構造についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この考案の外装材役物の取付構造の一実施
例を示した断面図である。
たとえばこの第1図に示した例においては、セメント
系材料の押出成形、プレス成形等により製造された入隅
コーナー役物(1)は、裏面中央部が角度を持って突出
した頂部(1a)を備え、この頂部(1a)から左右両端部
にかけて、外壁面上に固定された外装材(2)(3)の
端部表面上に配置可能とした側面(4)(5)を有して
いる。また、頂部(1a)の稜線部には、これに沿って固
定用の縦溝部(6)が形成されてもいる。
このような入隅コーナー役物(1)を入隅コーナー部
に取り付ける場合には、まず、コーナー柱(7)に配設
した添木(8)に、たとえば板金製等とした入隅下地材
(9)をビスや釘(10)などの固着具によって固定す
る。
次いで、外装材(2)(3)を外壁面上に、各々の端
面と入隅下地材(9)の2つの折曲げ面(11)との間に
捨てシーリング(12)を施して固定する。このとき、入
隅下地材(9)は、外壁面と外装材(2)(3)との間
に介在することとなる。
この後に、入隅コーナー役物(1)の縦溝部(6)
に、外装材(2)(3)の表面から外方に突出する入隅
下地材(9)の突起部(13)を挿入し、各々の側面
(4)(5)を外装材(2)(3)の端部表面上に配置
するとともに、縦溝部(6)に突起部(13)を固定し
て、入隅コーナー役物(1)の取付けを完了する。入隅
コーナー役物(1)の縦溝部(6)と入隅下地材(9)
の突起部(13)との固定には、たとえばこの第1図に示
したように、接着剤(14)を用いることができる。ま
た、第2図および第3図に例示したように、入隅下地材
(9)の突起部(13)に、縦溝部(6)の内壁に弾性力
により当接可能とした弾性を有する屈曲部(15)を設
け、突起部(13)を縦溝部(6)に挿入したときに屈曲
部(15)に弾性力を発生させ、この弾性力を利用して突
起部(13)を縦溝部(6)に嵌合固定することもでき
る。さらには、この嵌合固定とともに、第1図に示した
接着剤(14)を併用することも可能である。
以上の入隅下地材(9)の突起部(13)は、第1図に
例示したように、折曲げ面(11)が交わる稜線部上に設
けることができる。この折曲げ面(11)は、たとえば直
交面等の非同一面上に離間配置された2つの底板部(9
a)の入隅コーナー部側の側端縁から延設し、立ち上げ
ることができる。立上げ角度は、入隅コーナー部の角度
等に対応して適宜とすることができ、この第1図に示し
た例のように、略90°としてもよい。また、底板部(9
a)の他端部には、ここを折り曲げ、防水水切り(17)
を形成することができる。
そして、この第1図に示した取付け構造においては、
入隅コーナー役物(1)の取付けに際して、その側面
(4)(5)と外装材(2)(3)の端部表面との間に
水密材(16)を介在させることができる。この水密材
(16)の配設により、入隅コーナー部への雨水等の浸入
が効果的に防止される。入隅下地材(9)の防水水切り
(19)と併用する場合には、これら水密材(16)と防水
水切り(19)との相乗効果で防水性をさらに高めること
ができる。
以上から明らかなように、この取付構造においては、
外装材(2)(3)を取付施工した後に入隅コーナー役
物(1)を入隅コーナー部に取り付けることができる。
入隅コーナー役物(1)は、その縦溝部(6)に、外装
材(2)(3)の表面から外方に突出する入隅下地材
(9)の突起部(13)を挿入し、各々の側面(4)
(5)を外装材(2)(3)の端部表面上に配置すると
ともに、縦溝部(6)に突起部(13)を固定することに
より、入隅コーナー部に取り付けられ、また、外装材
(2)(3)の端部表面上に配置固定される。このた
め、入隅コーナー役物(1)の取付けは簡便であり、し
かも外装材(2)(3)の厚みおよび長さにおける第1
図図中の矢印方向への寸法変化に容易に対応することが
できる。外装材(2)(3)の厚み寸法および長さ寸法
の誤差、さらには施工時に起こりやすい寸法のバラツキ
が発生しても、入隅コーナー役物(1)の取付けに支障
を来すことはない。従って、この取付構造は、各種厚み
および長さ寸法の外装材に対して適用可能である。
また、入隅コーナー役物(1)はセメント系材料から
なるため、その特質である優れた耐久性および耐候性に
より、入隅コーナー部の耐久性および耐候性を高めるこ
とができ、その上、厚肉状でもあるため、重厚な外観の
形成に効果的となる。
第4図は第1図に例示した入隅コーナー役物を用いた
外装材取付施工の一例を示した斜視図である。
この第4図に示した例では、入隅コーナー部におい
て、入隅コーナー役物(1)が取り付けられているとと
もに、従来の目地ジョイナー(18)を介して外装材(1
9)を接合し、さらに柱状役物(20)を介して外装材(2
1)を接合してもいる。
この柱状役物(20)も、入隅コーナー役物(1)と同
様に、外装材(19)(21)の施工後にその縦目地部に固
定金具(22)の支持により取付可能とされており、外装
材(19)(21)の長さ寸法の変化を施工時に調節可能と
し、また、それを容易に実現するようにしている。
さらに、柱状役物(20)は、端部の挿入穴に金具(2
2)のピンを挿入して外壁に固定することができるよう
になってもいる。
もちろんこの考案は以上の例に限られることはない。
細部について様々な態様が可能である。
(考案の効果) 以上、詳しく説明した通り、この考案によって、入隅
コーナー役物の取付けが簡便となる。また、その取付け
は、外装材の厚みおよび長さにおける寸法変化に容易に
対応することができ、外装材の厚み寸法および長さ寸法
の誤差、さらには施工時に起こりやすい寸法のバラツキ
が発生しても、取付けに支障を来すことはない。このた
め、取付け構造は、各種厚みおよび長さ寸法の外装材に
対して適用可能となる。
その上、入隅コーナー部の耐久性および耐候性が高め
られ、重厚な外観が形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、各々、この考案の外装
材役物の取付構造の実施例を示した断面図である。 第4図は、外装材役物の取付施工の一例を示した斜視図
である。 第5図は、従来の入隅コーナー役物の取付構造を示した
斜視図である。 1……入隅コーナー役物 1a……頂部 2,3……外装材 4,5……側面 6……縦溝部 7……コーナー柱 8……添木 9……入隅下地材 9a……底板部 10……ビス/釘 11……折曲げ面 12……捨てシーリング 13……突起部 14……接着剤 15……屈曲部 16……水密材 17……防水水切り 18……目地ジョイナー 19……外装材 20……柱状役物 21……外装材 22……固定金具

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント系材料から形成された入隅コーナ
    ー役物を入隅コーナー部に取り付ける外装材役物の取付
    構造であって、入隅コーナー役物は、裏面中央部が角度
    を持って突出し、その頂部から左右両端部に向かう2つ
    の側面を有するとともに、頂部稜線部にこれに沿った縦
    溝部を備えており、外壁面上に固定される外装材の表面
    から外方に突出して立ち上がる突起部を備えた入隅下地
    材を、入隅コーナー部の外壁面と外装材端部との間に介
    在させ、入隅コーナー役物の縦溝部に入隅下地材の突起
    部を挿入し、入隅コーナー役物の各々の側面を外装材の
    端部表面上に配置するとともに、縦溝部に突起部を固定
    して、入隅コーナー役物を入隅コーナー部に取り付ける
    ことを特徴とする外装材役物の取付構造。
  2. 【請求項2】入隅下地材は、非同一面上に離間配置され
    た2つの底板部を有し、これら2つの底板部の入隅コー
    ナー部側の側端縁から折曲げ面が立ち上げられ、この折
    曲げ面が交わる稜線部上に突起部が設けられている請求
    項(1)記載の外装材役物の取付構造。
  3. 【請求項3】入隅下地材は板金材である請求項(1)ま
    たは(2)記載の外装材役物の取付構造。
  4. 【請求項4】入隅コーナー役物は押出成形品またはプレ
    ス成形品である請求項(1)記載の外装材役物の取付構
    造。
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