JP2527376B2 - 基板間接続用コネクタ - Google Patents
基板間接続用コネクタInfo
- Publication number
- JP2527376B2 JP2527376B2 JP2112355A JP11235590A JP2527376B2 JP 2527376 B2 JP2527376 B2 JP 2527376B2 JP 2112355 A JP2112355 A JP 2112355A JP 11235590 A JP11235590 A JP 11235590A JP 2527376 B2 JP2527376 B2 JP 2527376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- holding block
- board
- contacts
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、2枚のプリント基板の間を直接接続する
コネクタに関するものである。
コネクタに関するものである。
[従来の技術] たとえば、第5図のように、基板50A,50Bにそれぞれ
コネクタ52,54を取り付け、それらを相互に嵌合させて
接続するという方法がある。
コネクタ52,54を取り付け、それらを相互に嵌合させて
接続するという方法がある。
ここで使用されているコネクタのハウジングは、一般
に樹脂モールドで作られている。
に樹脂モールドで作られている。
[発明が解決しようとする課題] コネクタに細密化が要求されると、コンタクトとコン
タクトを整列させるために樹脂モールドで作られている
絶縁壁を薄肉化する必要が生じる。
タクトを整列させるために樹脂モールドで作られている
絶縁壁を薄肉化する必要が生じる。
しかし、現状の技術では細密化要求に対する実現が困
難である。
難である。
[課題を解決するための手段](第1〜4図) 1)平板状のコンタクト10は、1対のアーム部と連結部
とからなるコンタクト本体12とこのコンタクト本体12の
前記連結部の中央から両側方向に突出したコンタクト保
持部とからなり、かつ、各アーム部の自由端側の外側方
向に接触部を形成したものにし(第1図)、 2)そのコンタクト10の所定数を、上下2つ割れのコン
タクト保持ブロック30内に、一定の離間距離をもって、
コンタクト10がコンタクトの平面方向に対してフラット
ワイズに整列し(第3b図)、 3)そのとき、コンタクト保持ブロック30に対して、コ
ンタクト10は、コンタクト保持部の一部が固定されるよ
うにし、 4)また、そのとき、接触部18が、コンタクト保持ブロ
ック30の表面から突出する(第3a図,第4図); という手段をとる。
とからなるコンタクト本体12とこのコンタクト本体12の
前記連結部の中央から両側方向に突出したコンタクト保
持部とからなり、かつ、各アーム部の自由端側の外側方
向に接触部を形成したものにし(第1図)、 2)そのコンタクト10の所定数を、上下2つ割れのコン
タクト保持ブロック30内に、一定の離間距離をもって、
コンタクト10がコンタクトの平面方向に対してフラット
ワイズに整列し(第3b図)、 3)そのとき、コンタクト保持ブロック30に対して、コ
ンタクト10は、コンタクト保持部の一部が固定されるよ
うにし、 4)また、そのとき、接触部18が、コンタクト保持ブロ
ック30の表面から突出する(第3a図,第4図); という手段をとる。
なお、エッジワイズというのは、板の面に平行な方向
をいい、フラットワイズは板の面に直角な方向をいう
(JIS用語辞典)。
をいい、フラットワイズは板の面に直角な方向をいう
(JIS用語辞典)。
コンタクトは、帯状の金属板を、その長手方向の中央
部においてエッジワイズにU字形に湾曲させる場合が主
であるが、L字形に湾曲させる場合もある。
部においてエッジワイズにU字形に湾曲させる場合が主
であるが、L字形に湾曲させる場合もある。
[作用] (1)1対のアーム部と連結部とからなる平板状金属板
をU字形状のコンタクトとするので、それ自体を薄くで
きる。
をU字形状のコンタクトとするので、それ自体を薄くで
きる。
(2)また後記のように、間に絶縁シートを挟んでコン
タクトの平面に対してフラットワイズに積層させること
ができ、コンタクト間隔の細密化を可能にする。
タクトの平面に対してフラットワイズに積層させること
ができ、コンタクト間隔の細密化を可能にする。
(3)コンタクト保持ブロック30に対して、平板状のコ
ンタクト10は、コンタクト保持部の一部だけが固定され
ているので、アーム部はエッジワイズに弾性的に変位で
きる。
ンタクト10は、コンタクト保持部の一部だけが固定され
ているので、アーム部はエッジワイズに弾性的に変位で
きる。
(4)そして、さらに接触部18がコンタクト保持ブロッ
ク30の表面から突出しているので、プリント基板間に挟
んだとき(第4図参照)、基板導体の端子42が接触部18
と弾性的に接触するようになる。
ク30の表面から突出しているので、プリント基板間に挟
んだとき(第4図参照)、基板導体の端子42が接触部18
と弾性的に接触するようになる。
[実施例](第1図〜第4図) この発明のコネクタは、第1図のように、平板状の
コンタクト10と、絶縁シート24と、保持ブロック30
とにより構成される。
コンタクト10と、絶縁シート24と、保持ブロック30
とにより構成される。
・コンタクト10について: 12は、コンタクト10の本体を示す。これは、細長い平
板状の金属板を、U字形状にしたものである。
板状の金属板を、U字形状にしたものである。
U字形の両辺に当たる部分をアーム14、底部に当たる
部分をアームの連結部16と呼ぶことにする。
部分をアームの連結部16と呼ぶことにする。
両方のアーム14の自由端側の外側方向に、それぞれ接
触部18を形成する。
触部18を形成する。
連結部16の中央からアーム14と同じ方向と、反対の方
向にそれぞれコンタクト保持部20,22を突出させる(こ
の役割は後で述べる)。
向にそれぞれコンタクト保持部20,22を突出させる(こ
の役割は後で述べる)。
以上の本体12とコンタクト保持部20,22とは一体のも
ので、これらによつて平板状のコンタクト10が構成され
る。
ので、これらによつて平板状のコンタクト10が構成され
る。
その材質は、一般のコンタクト材料と同じく銅合金な
どである。
どである。
寸法例を示すと、隣接ピッチが0.5mmの場合、板厚が
0.1〜0.2mm程度、アーム14の長さが3〜5mm程度であ
る。
0.1〜0.2mm程度、アーム14の長さが3〜5mm程度であ
る。
・絶縁シート24について: 長方形で、上下の幅はコンタクト10の本体12の上下幅
にほぼ等しく、接触部18だけが少し上下に突出するよう
にする。また横幅は本体12の横幅より若干広い程度であ
る。
にほぼ等しく、接触部18だけが少し上下に突出するよう
にする。また横幅は本体12の横幅より若干広い程度であ
る。
材質は、たとえばポリエステル・ポリイミドなどであ
る。
る。
厚さは、たとえば0.1mm程度と、非常に薄くすること
ができる。
ができる。
・コンタクトユニット28について: 絶縁シート24にコンタクト10を接着してコンタクトユ
ニット28を構成する(第2a図,第2b図)。
ニット28を構成する(第2a図,第2b図)。
ただし絶縁シート24に対してコンタクト10の接着する
部分は、コンタクト保持部20,22およびそれらの間にあ
る連結部16の部分だけである(第2a図)。
部分は、コンタクト保持部20,22およびそれらの間にあ
る連結部16の部分だけである(第2a図)。
接着剤26としては、シート状のホットメルトタイプを
用いる。
用いる。
実際にコンタクトのグループを形成するには、所定数
の、絶縁シート24・接着剤26・コンタクト10を積層し、
熱と圧力を加えて一体にする。
の、絶縁シート24・接着剤26・コンタクト10を積層し、
熱と圧力を加えて一体にする。
第2c図にコンタクトグループ29を模型的に示す。なお
コンタクトグループ29は、第2d図のように、接着剤26を
絶縁シート24の片側だけとする場合も考えられる。
コンタクトグループ29は、第2d図のように、接着剤26を
絶縁シート24の片側だけとする場合も考えられる。
上記のようにコンタクト10は、コンタクト保持部20な
どの部分だけで絶縁シート24に接着しているので、アー
ム14の部分はエッジワイズに変位可能である。
どの部分だけで絶縁シート24に接着しているので、アー
ム14の部分はエッジワイズに変位可能である。
・保持ブロック30について: 下部30Aと上部30Bとに上下二つ割れになっている(第
1図)。上部30Bは下部30Aと同じ構造である(ただし上
下を反対にして使用)。
1図)。上部30Bは下部30Aと同じ構造である(ただし上
下を反対にして使用)。
保持ブロックの上下部30A,Bとも、そのフレーム32は
四角の額縁状で、中央に、上下に貫通する角孔34があ
る。孔34の横方向内面に段部36が設けてある。
四角の額縁状で、中央に、上下に貫通する角孔34があ
る。孔34の横方向内面に段部36が設けてある。
・組立: 上記のコンタクトグループ29を保持ブロックの下部30
Aの孔34中に収容する(第3a図)。
Aの孔34中に収容する(第3a図)。
そのとき、絶縁シート24とそれに接着されたコンタク
ト10の本体12の下半分が、孔34の中にほぼ納まり、コン
タクト保持部20,22の下半分が段部36に係合する。
ト10の本体12の下半分が、孔34の中にほぼ納まり、コン
タクト保持部20,22の下半分が段部36に係合する。
保持ブロックの上部30Bをかぶせ、ネジ38などで固定
する(第3b図,第3c図)。
する(第3b図,第3c図)。
すると、コンタクトグループ29は、保持ブロック30に
対してコンタクト保持部20,22の一部分で押えられた状
態で固定される。
対してコンタクト保持部20,22の一部分で押えられた状
態で固定される。
なおそのとき、コンタクト10の接触部18が、保持ブロ
ック30の上下の表面から突出する。
ック30の上下の表面から突出する。
・使用方法: 第4図のように、接続すべきプリント基板40A,B間に
本発明のコネクタを挟み、導体端子42を接触部18に接触
させる。そして、ネジ44などで固定する。
本発明のコネクタを挟み、導体端子42を接触部18に接触
させる。そして、ネジ44などで固定する。
[発明の効果] 平板状の金属板をU字形状のコンタクトとするので、
従来のモールド樹脂による絶縁壁が不要になり、絶縁シ
ートを間に挟んでコンタクトの平面方向に対してフラッ
トワイズに積層させることができる。
従来のモールド樹脂による絶縁壁が不要になり、絶縁シ
ートを間に挟んでコンタクトの平面方向に対してフラッ
トワイズに積層させることができる。
絶縁シートは、0.1mm以下の非常に薄いものも使用で
きるので、0.5mmピッチ以下の超細密化も可能になる。
同一構造の上下2つ割れのコンタクト保持ブロックを使
用することで、容易にコンタクトユニット28をセットで
きるため、組立が容易にでき、また、平板状のコンタク
トのコンタクト保持部を固定するコンタクト保持ブロッ
クの段部36の厚みを一定に成形できるため、コンタクト
の接触部の突出量を一定にすることができるので、プリ
ント基板との接触時に一定の接触圧を得ることができ
る。
きるので、0.5mmピッチ以下の超細密化も可能になる。
同一構造の上下2つ割れのコンタクト保持ブロックを使
用することで、容易にコンタクトユニット28をセットで
きるため、組立が容易にでき、また、平板状のコンタク
トのコンタクト保持部を固定するコンタクト保持ブロッ
クの段部36の厚みを一定に成形できるため、コンタクト
の接触部の突出量を一定にすることができるので、プリ
ント基板との接触時に一定の接触圧を得ることができ
る。
第1図〜第4図は本発明の実施例に関するもので、 第1図はコネクタを構成する部品の説明図、 第2a図はコンタクトユニット28の立面図、 第2b図は第2a図のB断面の説明図、 第2c図と第2d図はコンタクトグループ29の模型的説明
図、 第3a図は保持ブロックの下部30Aにコンタクトグループ2
9を組み込んだ状態の説明図、 第3b図はコネクタを完成した状態の説明図、 第3c図は第3b図のC断面の説明図、 第4図は使用状態の説明図、 第5図は従来技術の説明図。 10:コンタクト 12:コンタクト本体 14:アーム 16:連結部 18:接触部 20,22:コンタクト保持部 24:絶縁シート 26:接着剤 28:コタクトユニット 29:コンタクトグループ 30:保持ブロック 30A:保持ブロックの下部 30B:保持ブロックの上部 32:フレーム 34:孔 36:段部 38,44:ネジ 40:プリント基板 42:導体端子
図、 第3a図は保持ブロックの下部30Aにコンタクトグループ2
9を組み込んだ状態の説明図、 第3b図はコネクタを完成した状態の説明図、 第3c図は第3b図のC断面の説明図、 第4図は使用状態の説明図、 第5図は従来技術の説明図。 10:コンタクト 12:コンタクト本体 14:アーム 16:連結部 18:接触部 20,22:コンタクト保持部 24:絶縁シート 26:接着剤 28:コタクトユニット 29:コンタクトグループ 30:保持ブロック 30A:保持ブロックの下部 30B:保持ブロックの上部 32:フレーム 34:孔 36:段部 38,44:ネジ 40:プリント基板 42:導体端子
Claims (1)
- 【請求項1】コンタクト保持用ブロックに、同一構造の
複数の平板状コンタクトを整列固定した構造のコネクタ
において、 前記コンタクトは、 (ア)1対のアーム部と連結部とからなるU字形状をし
たコンタクト本体と、前記連結部の中央から両側方向に
突出したコンタクト保持部とからなり、かつ各アーム部
の自由端側の外側方向に接触部を形成したものであり、 (イ)上下2つ割れの前記コンタクト保持ブロックに、
一定の離間距離をもって、前記コンタクト保持部の一部
が固定され、コンタクトの平面方向に対してフラットワ
イズに整列されており、 (ウ)前記接触部が前記コンタクト保持ブロックの表面
から突出する、 ようになっている、基板間接続用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2112355A JP2527376B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 基板間接続用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2112355A JP2527376B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 基板間接続用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412482A JPH0412482A (ja) | 1992-01-17 |
JP2527376B2 true JP2527376B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14584622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2112355A Expired - Lifetime JP2527376B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 基板間接続用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527376B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537643Y2 (ja) * | 1992-09-04 | 1997-06-04 | 日本航空電子工業株式会社 | 基板間接続用コネクタ |
US20020048973A1 (en) * | 1998-11-30 | 2002-04-25 | Yu Zhou | Contact structure and production method thereof and probe contact assembly using same |
JP4828576B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2011-11-30 | 日本航空電子工業株式会社 | 多芯ソケット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0347266Y2 (ja) * | 1987-03-30 | 1991-10-08 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2112355A patent/JP2527376B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0412482A (ja) | 1992-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5526565A (en) | High density self-aligning conductive networks and contact clusters and method and apparatus for making same | |
US5455742A (en) | Direct circuit board connection | |
US4894022A (en) | Solderless surface mount card edge connector | |
JP2738498B2 (ja) | 支持された突出した構造の電気相互接続 | |
US4917613A (en) | High density connection system | |
JPH0794249A (ja) | プリント回路カードおよび電子回路用基板のための中間コネクタ | |
JP2003109701A (ja) | コネクタ | |
WO2011077228A1 (ja) | オス型コネクタブロック及びメス型コネクタブロック及びコネクタ | |
JP2527376B2 (ja) | 基板間接続用コネクタ | |
JP2004146298A (ja) | コネクタ | |
JP2002117945A (ja) | コネクタ | |
JP2001148547A (ja) | 電気装置の接続に用いるcof基板 | |
JPH07230837A (ja) | 混成集積回路基板用端子 | |
JP2000251971A (ja) | アンテナ用電気コネクタ | |
JPH0119833Y2 (ja) | ||
JPS6010292Y2 (ja) | コネクタ装置 | |
JPS6217997Y2 (ja) | ||
JP2669412B2 (ja) | Tab実装構造 | |
JP2000150033A (ja) | プラズマディスプレーパネルの接続構造 | |
JPS5817350Y2 (ja) | コネクタ | |
JP2569106Y2 (ja) | コネクタ構造 | |
JP2000022353A (ja) | 電気接続箱の配線材と電子ユニットのプリント基板部との接続部構造 | |
US20040048498A1 (en) | Metallic surface mount technology power connector | |
JP3472441B2 (ja) | 印刷回路基板の接続装置 | |
JPH0595059U (ja) | リードフレーム実装構造 |