JP2527214B2 - 硬貨集積装置における支持位置調整機構 - Google Patents

硬貨集積装置における支持位置調整機構

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JP2527214B2
JP2527214B2 JP63113988A JP11398888A JP2527214B2 JP 2527214 B2 JP2527214 B2 JP 2527214B2 JP 63113988 A JP63113988 A JP 63113988A JP 11398888 A JP11398888 A JP 11398888A JP 2527214 B2 JP2527214 B2 JP 2527214B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、硬貨を集積している最中に、停電が発生
した場合であっても、復電時に継続した硬貨の集積処理
が可能な硬貨集積装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、硬貨を集積状態に揃えるための硬貨集積装置と
しては、例えば、特開昭62−208329号公報に示すもの、
あるいは特開昭58−171318号公報に示すものが知られて
いる。
前者に示す硬貨集積装置は、第1図〜第3図に示すよ
うに、硬貨をその面方向に沿って一枚ずつ搬送して水平
状態に送り出す硬貨通路1と、該硬貨通路1の先端から
送り出される硬貨を落とし込んで集積状態に収納する集
積部2と、前記硬貨通路1を間に挟んで等しい間隔で設
けられるとともに、その間に前記集積部2を構成し、上
下方向に沿う軸M1・M2を中心に回転する一対の集積ドラ
ム3・3と、これら集積ドラム3・3を硬貨の送り出し
周期に同期して間欠的に、かつ互いに反対方向に回転さ
せる駆動機構4とを有するものである。また、前記一対
の集積ドラム3・3の間に落とし込まれた硬貨を下方か
ら集積状態に支持する機構として、これら集積ドラムの
外周に、互いに反対向きであり、かつ位相が同一となる
ような螺旋状の突起5・5がそれぞれ設けられている
(この硬貨集積装置の構成は、「第1実施例」において
詳細に説明する)。
一方、後者に示す硬貨集積装置は、第8図に示すよう
に、前記硬貨集積装置と同様な硬貨通路1と、硬貨通路
1を間に挟んで等しい間隔に、かつそのベルト面が対向
するように上下に向けて設けられて、その間に多数の硬
貨Cが集積される集積部6が形成される一対の無端ベル
ト7・7と、これら無端ベルト7・7を共に、硬貨の送
り出し周期に同期して間欠的に下方に移動させる駆動機
構(図示略)とから構成されたものである。また、前記
一対の無端ベルト7・7の間に落とし込まれた硬貨を下
方から集積状態に支持する機構として、これら無端ベル
ト間の対向する側の面に、高さが同一に保持される突起
8・8がそれぞれ設けられている(この硬貨集積装置の
構成は、「第2実施例」において詳細に説明する)。
そして、上述した各硬貨集積装置においては、集積ド
ラム3・3または無端ベルト7・7にそれぞれ設けられ
た突起5・5、8・8を、硬貨の送り出し周期に同期し
て徐々に下方に移動させることにより、該突起5・5、
8・8の上側に位置する集積部2・6内に硬貨を集積さ
せるようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記硬貨集積装置においては、突起5・
5、8・8によって支持される集積硬貨の上面位置が、
通常、搬送通路による硬貨送り込み位置(集積部2の上
端部)の近傍に常時設けられることになっており、これ
によって、例えば、硬貨の集積途中において停電が発生
して、集積硬貨の自重で該硬貨が下方に下がってしまっ
た場合などには、当然に、集積硬貨の上面位置も下方に
下がってしまい、停電後において、硬貨の継続した集積
処理ができないという不具合があった。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、硬貨の集積途中において、停電が発生し集積硬貨が
その自重で下がったとしても、復電時に、該集積硬貨の
位置を停電前の状態に修正して、継続した硬貨の集積作
業を行うことができる硬貨集積装置における支持位置調
整機構を得ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明では、以下の〜
に示すように構成するようにしている。
集積硬貨の支持位置を下降もしくは上昇せしめるこ
とができる移動手段と、 前記集積硬貨の最上面位置が集積部の上端位置にある
か否かを検出する上端位置検知手段と、 停電が発生したことを検出する停電検知手段と、 この停電検知手段によって検出され、停電が発生した
ことを示す停電検知データを記憶する停電検知データ記
憶手段と、 (イ)前記硬貨の支持位置を上方に向けて移動させる上
昇機能、(ロ)前記上端位置検知手段によって硬貨の最
上面位置が検出された場合に、前記上昇機能による硬貨
支持位置の上昇を停止せしめる停止機能、を有し、前記
停電検知データ記憶手段に停電検知データが記憶されて
いる場合に、上記(イ)、(ロ)の順番で前記支持位置
の調整を行うべく前記移動手段を制御せしめる制御手段
と、を設けるようにしている。
前記に示す制御手段に、 (ハ)前記集積部内に集積されている硬貨の枚数を集積
枚数データとして記憶する集積枚数データ機能、 (ニ)前記集積枚数データから通常予測される硬貨の支
持位置を表す標準位置データを計算する標準位置データ
計算機能、 前記(イ)〜(ロ)の機能に示す制御に先立って実行さ
れる (ホ)前記硬貨の支持位置を予め設定された設定位置に
まで下降させる下降機能、 (ヘ)前記硬貨の支持位置が前記設定位置に設定された
とき、この硬貨の支持位置を表す支持位置データとし
て、予め設定された下端位置データを設定する下端位置
データ設定機能、 前記(イ)〜(ロ)の機能に示す制御が実行された後に
実行される (ト)前記(イ)の上昇機能による硬貨支持位置の上昇
制御に応じて、前記硬貨の支持位置を表す支持位置デー
タを修正する更新機能、 (チ)前記(ロ)の停止機能による硬貨支持位置の上昇
動作が停止せしめられたとき、前記更新機能により更新
された支持位置データと、前記標準位置データ計算機能
により計算された標準位置データとを比較し、この比較
値が一定範囲内であれば、正常処理と判断し、この比較
値が一定範囲外であれば、異常処理と判断する比較判断
機能 をさらに設けるようにしている。
前記に示す制御手段に、 (リ)前記(チ)の比較判断機能によって異常処理と判
断された場合に、前記(イ)〜(チ)の機能に示す制御
を繰り返し行うリトライ機能 をさらに設けるようにしている。
前記またはに示す制御手段に、 (ヌ)前記(ヘ)の比較判断機能によって異常処理と判
断された場合に、集積部内に送り込まれた硬貨を集積部
外に排出するクリア制御機能 をさらに設けるようにしている。
前記に示す制御手段に、 (ル)前記集積部内に送り込まれた硬貨の枚数を処理枚
数データとして累計記憶する処理枚数データ記憶機能、 (ヲ)前記(ヌ)のクリア制御機能によって異常処理と
判断された集積部内の硬貨が集積部外に排出された場合
に、前記累積記憶される処理枚数データから前記集積枚
数データを減算し、この減算結果を処理枚数データとし
て更新して記憶させる処理枚数データ再設定機能、 (ワ)前記処理枚数データの更新記憶と同時に、前記
(ハ)の集積枚数データ記憶機能により記憶されている
集積枚数データをクリアする集積枚数データクリア機能 をさらに設けるようにしている。
前記に示す制御手段に、 (カ)前記(ル)の処理枚数データ記憶機能によって記
憶されている処理枚数データが0であるか否か、また
は、前記(ハ)の集積枚数データ記憶機能によって記憶
されている集積枚数データが0であるか否かを判定する
第1の判定機能、 (ヨ)前記第1の判定機能によって、少なくとも前記一
方の枚数データが0であると判定された場合に、前記
(イ)〜(ワ)の機能による制御動作を省略する第1の
制御動作省略機能、 をさらに設けるようにしている。
前記またはに示す制御手段に、 (タ)前記(ハ)の集積枚数データ記憶機能によって記
憶されている集積枚数データが、予め設定された包装単
位枚数に達しているか否かを判定する第2の判定機能、 (レ)前記第2の判定機能によって、集積枚数データが
包装単位枚数に達していると判定された場合に、前記
(イ)〜(ワ)の機能による制御動作を省略する第2の
制御動作省略機能、 (ソ)前記第2の判定機能によって、集積枚数データが
包装単位枚数に達していると判定された場合に、該集積
硬貨を前記シャッタ上に受け渡す移行機能 をさらに設けるようにしている。
電源電圧がオフとなること、または、集積処理の開
始を示すスタート信号が出力され、かつ該集積処理の終
了を示すストップ信号が出力されていないときに、パワ
ースイッチがオフとなることを検知する停電検知手段
を、前記に示す停電検知手段とする。
「作用」 前記〜に示す本発明は、次のように作用する。
停電が発生して、集積部内に集積された集積硬貨の
支持位置が、該集積硬貨の自重によって下方に移動した
場合、復電時に、集積部の上端部にその最上面が位置す
るように該集積硬貨が復帰せしめられる。
復電時に、集積硬貨の支持位置が予め定められた設
定位置に設定された後、前記したように上昇復帰せしめ
られるとともに、その支持位置データが把握され、且つ
集積枚数データから計算される標準位置データとから、
復帰動作が正常になされたか、異常であったかが判断さ
れる。
異常処理と判断された場合に、に示す作用が繰り
返される。
異常処理と判断された場合に、集積部内に送り込ま
れた硬貨が外部に排出される。
集積部内の硬貨が外部に排出された場合、集積部内
に送り込まれた硬貨の枚数を累計した処理枚数データか
ら、異常処理と判断された硬貨の枚数を示す集積枚数デ
ータが減算されて更新処理され、且つ集積枚数データが
クリアされる。
復電時、処理枚数データ、もしくは集積枚数データ
が0であると、前記に示す作用が省略される。
集積枚数データが包装単位枚数に達していた場合、
同じく前記に示す作用が省略される。
停電時は勿論のこと、集積処理中に操作者が誤って
パワースイッチをオフにした場合でも、上記作用が可能
となる。
「実施例」 本発明に係る硬貨集積装置における支持位置調整機構
の第1実施例を第1図〜第7図を参照して説明する。
まず、硬貨集積装置の概略構成を説明する。この硬貨
集積装置は、「従来の技術」において前者に示す硬貨集
積装置と同じ構成である。
つまり、集積部2に、硬貨通路1を通じて硬貨を上方
から一枚ずつ送り込んで、上下に向けて複数の硬貨を集
積させるとともに、集積ドラム3・3に設けられた螺旋
状の突起5・5によって該硬貨を下方から支持して、該
硬貨の支持位置を集積枚数に応じて上下方向に調整する
ように構成されたものである。そして、この場合、前記
集積ドラム3・3の回転は駆動機構4によって行うよう
になっている。
前記硬貨通路1は、硬貨がその上面をスライドするス
ライド板1Aと、該スライド板1Aの上方に近接するように
設けられた搬送ベルト1Bとから構成されたものであっ
て、この搬送ベルト1Bの矢印A方向に沿う移動によって
硬貨を集積部2に向けて順次1枚ずつ搬送するものであ
る。
前記集積部2は、前述した螺旋状の突起5・5によっ
てその内部に硬貨を傾斜状態に集積させるとともに、該
硬貨の後端側を、集積ドラム3・3の間に設けられた硬
貨ガイド10に当接させるようにしたものであって、各集
積ドラム3・3の矢印B1方向、矢印B2方向に沿う回転に
より集積硬貨(符号Cで示す)を、その集積状態を保持
したまま下方に位置するシャッタ11上に搬送するもので
ある。
前記シャッタ11は、軸12A・13Aを中心にそれぞれ設け
られたシャッタ板12・13と、これらシャッタ板12・13
を、リンクアーム14A・14Bを通じてそれぞれ矢印D方
向、矢印E方向に回転させるソレノイドSSとから構成さ
れ、前記シャッタ板12・13の矢印D−E方向に沿う回転
により、集積部2の下端が開放される。そして、前記シ
ャッタ板12・13が開放された場合には、該シャッタ板12
・13上に載置されていた集積硬貨Cは、次の図示しない
集積硬貨包装部に送られて、包装紙によって包装処理が
なされる。
また、前記集積ドラム3・3を駆動するための駆動機
構4は、正転パルス又は逆転パルスによって正転、逆転
するドラムモータDM(移動手段;請求項1)と、このド
ラムモータDMの出力軸と集積ドラム3・3との間に設け
られた複数の歯車15A〜15Eとを有し、前記ドラムモータ
DMの出力軸から出力された動力が、複数の歯車15A〜15E
を通じて集積ドラム3・3に伝達されるように構成され
たものである。なお、前記ドラムモータDMに正転パルス
が入力された場合には、該ドラムモータDMの出力軸が正
転して集積ドラム3・3を正転(それぞれ矢印B1・B2
示す方向に回転)させ、これによって集積部3内に集積
硬貨Cを下方に移動させ、また、逆転パルスが入力され
た場合には、該ドラムモータDMの出力軸が逆転して集積
ドラム3・3を逆転させ、これによって集積部3内の集
積硬貨Cを上方に移動させるものである。
また、前記集積部2を挟んで硬貨ガイド10に対向する
側には、一対の硬貨ガイド16・16が設けられている。こ
れら硬貨ガイド16・16は、硬貨ガイド10と同様に上下に
向けて設けられたものであり、前記集積部2の一部を構
成するものである。
なお、第1図に示されていないが、前記集積ドラム3
・3には、該集積ドラム3・3の間隔を調整する間隔調
整機構が設けられている。この間隔調整機構は、前記集
積ドラム3・3を支持し、かつ、歯車15B・15Dの回転中
心となる軸15b・15dを中心に回転自在なフレーム(図示
略)と、前記集積ドラム3・3が近接離間するように、
前記フレームを移動させる駆動機構(図示略)とから構
成されたものであって、前記集積ドラム3・3の近接離
間により、互いに径の異なる複数金種の硬貨を集積可能
とするものである。
次いで、第4図を参照して第1図〜第3図に示す硬貨
集積装置を制御するため制御回路を説明する。すなわ
ち、この制御回路は、前記硬貨集積装置を動作させるた
めの制御プログラム等を記憶しているROM20(後述す
る)と、このROM20に記憶されているプログラムに従っ
て各種データの書込みと読出しとを行い、かつ停電時の
バックアップ電源となるバッテリー21Aを備えたRAM21
(後述する)と、これらを制御するCPU22(制御手段;
請求項1)とから構成されたものである。
前記CPU22には、入力側I/Oポート24を介して、計数動
作開始等を指示する操作部25、計数センサCS、上端セン
サUS、初期位置センサIPS、逆転基準位置センサRPSがそ
れぞれ接続され、また、出力側I/Oポート26を介して計
数部駆動源27、ドラムモータDM、シャッタソレノイドS
S、包装部駆動源28、表示部29がそれぞれ接続されてい
る。また、前記CPU22と操作部25との間には停電検知回
路30(停電検知手段;請求項1)が設けられている。
前記入力側I/Oポート24を介して接続される操作部2
5、計数センサCS、上端センサUS、初期位置センサIPS、
逆転基準位置センサRPSについて順に説明すると、ま
ず、操作部25は、機械に電源の投入を指示するパワース
イッチを有し、また、集積すべき硬貨の金種を設定する
金種ボタンを有するものである。
そして、この操作部25において設定された金種データ
は、RAM21に設けられた設定金種メモリ(MDN)に記憶さ
れるようになっている。
計数センサCSは、第2図に示すように、集積部2近傍
の硬貨通路1に配置され、かつフォトインタラプタ等に
よって構成されるものであって、この計数センサCSによ
り検出されて計数された計数データ(後述する集積枚数
データもしくは処理枚数データ;請求項2、5、6、
7)は、RAM21に設けられた集積枚数メモリ(MSN)、更
には処理枚数メモリ(MCN)に記憶されるようになって
いる。
なお、この計数センサCSの近傍には、図示せぬストッ
パが設けられ、所定枚数の硬貨が計数されるとストッパ
が作動せしめられて、硬貨の計数が停止せしめられるよ
うになっている。
上端センサUSは、第2図〜第3図に示されるように、
一方の硬貨ガイド16の上端に、周囲の部材から絶縁状態
で設けられ、集積硬貨Cの上端と接触した場合に該集積
硬貨Cおよび集積ドラム3・3(さらには図示しないフ
レーム)を通じて導通状態となるものである。つまり、
この上端センサUSによって集積部2の上端位置に、集積
硬貨Cの上端(最上面)が配置されているか否かが、上
端センサUSと前記フレーム間との絶縁・導通状態を見る
ことにより、検出されるようになっている(上端位置検
知手段;請求項1)。
初期位置センサIPSは、第1図に示すように、ドラム
モータDMの出力軸に設けられたスリット(図示略)を一
つ有する円板Sの周囲に設けられて、前記スリットの通
過を検出するようフォトインタラプタ等から構成された
ものであって、前記集積ドラム3・3の初期位置を検出
するようになっている。なお、前記集積ドラム3・3の
初期位置とは、集積部2に対して一枚目の硬貨を受け入
れようとする集積ドラム3・3(突起5・5)の位置で
あり、かつ、集積部2に収納された前回の集積硬貨Cを
シャッタ11に受け渡した直後の集積ドラム3・3(突起
5・5)の位置である。
逆転基準位置センサRPSは、前記初期位置センサIPSと
は異なる位置に設けられて、前記円板Sに設けられたス
リットの通過を検出するフォトインタラプタ等によって
構成されたものであって、集積ドラム3・3の逆転基準
位置(設定位置;請求項2)を検出するものである。
なお、ここでいう逆転基準位置とは、前記集積ドラム
3・3(の突起5・5)を逆転させることによって引き
上げることのできる限界位置を示すものである。つま
り、この逆転基準位置よりその支持位置が上側に位置す
る集積硬貨Cは集積ドラム3・3を逆転させた場合に引
き上げが可能であり、また、この逆転基準位置よりその
支持位置が下側に位置する集積硬貨Cは集積ドラム3・
3を逆転させた場合であっても、これを引き上げること
ができないとする位置である。
前記出力側I/Oポート26を介して接続される計数部駆
動源27、ドラムモータDM(移動手段;請求項1)、シャ
ッタソレノイドSS、包装部駆動源28、表示部29について
順に説明すると、まず、計数部駆動源27は前記硬貨通路
1を構成する搬送ベルト1Bを駆動するものであり、ドラ
ムモータDMは、前述したように、正転パルスの入力によ
って集積部3内の硬貨を下方に移動させるものであり、
また、逆転パルスの入って集積部3内の硬貨を上方に移
動させるものある。
シャッタソレノイドSSは、前述したようにシャッタ11
を開閉するものであり、包装部駆動源28は、シャッタ11
が開となって集積硬貨包装部に送られた集積硬貨Cを包
装するため動力となるものであり、表示部29は、例え
ば、計数センサCSから出力された検出信号に基づき、集
積部2に収納された硬貨の枚数(集積枚数データ)もし
くは集積部2に送り込まれた硬貨の累計枚数(処理枚数
データ)を表示し、また、パワースイッチ(Powre Swit
ch)のON・OFF等を表示するものである。
次に、操作部25とCPU22との間に設けられた停電検知
回路30について第4図と第5図とを参照して説明する。
この停電検知回路30は、パワースイッチのOFFによら
ず電源電圧がOFFとなった場合に第1の検出信号を出力
する電源電圧監視部31と、集積処理を行っている最中に
パワースイッチがOFFとなった場合に、第2の検出信号
を出力するANDゲート32と、前記第1の検出信号及び第
2の検出信号のいずれか一方が入力された場合に停電検
知信号を出力する停電検知信号発生部33とから構成され
たものであって、前記停電検知発生信号は、停電検知デ
ータ(請求項1に対応)として、前記RAM21に設けられ
た停電検知メモリ(MPD)に記憶されるようになってい
る。
前記第2の検出信号は、操作部25において、硬貨の集
積処理が開始されたことを示すスタート信号が出力さ
れ、このスタート信号がフリップフロップ34で記憶さ
れて、その出力端Qから出力されているときに(このと
きパワースイッチはON状態に保持されている)、パワー
スイッチがOFFとなったことを示すパワースイッチオフ
信号が出力された場合(例えば、操作者がパワースイ
ッチに誤って触れた場合など)、前記ANDゲート32から
出力されるものである。
また、第5図に符号で示すストップ信号は、硬貨の
処理が終了した場合に出力されるものである。なお、こ
の場合、前記ストップ信号は、硬貨の処理が終了した
場合に自動的に出力される形式のもの、別途設けられた
釦等を操作者が押すことによって出力さえる形式のも
の、いずれの形式であっても良い。
ここで、一部については既に説明したが、上述したRO
M20とRAM21の内容について第4図及び第6図を参照して
説明する。
前記ROM20は、プログラム(後述すると)と、金種別
硬貨厚メモリ(MTn)と、ドラム一回転メモリ(M1)
と、ドラム逆転メモリ(M2)とを有してなるものであ
る。
前記金種別硬貨厚メモリ(MTn)は、硬貨の金種に応
じた厚さデータがそれぞれ記憶されているものであり
(n金種ある場合には厚さデータがn個記憶されてい
る)、各厚さデータは、集積部2内に硬貨を一枚集積さ
せるために必要なドラムモータDMに与えるパルス数(例
えば100円硬貨は1枚あたり10パルス)として設定され
ている。
また、前記各厚さデータは、集積部2内で傾斜するこ
とによる増分を含んでいるものとする。つまり、硬貨C
がαで示す角度分傾斜していたとすれば、tで示す硬貨
の厚さを以て、その厚さデータとするのではなく、第6
図に示すように、傾斜角度αを考慮した、 補正厚さ(t′)=厚さ(t)/cosα 補正厚さ(t′)がその厚さデータとして設定されるも
のである。
前記ドラム一回転メモリ(M1)は、集積ドラム3・3
を一回転させるにるために必要なドラムモータDMに与え
るパルス数(例えば集積ドラム3・3を一回転に付き80
0パルス)(ドラム1回転データ;PD1)を記憶するもの
であり、また前記ドラム逆転メモリ(M2)は、集積ドラ
ム3・3が逆転基準位置(前述した逆転基準位置センサ
RPSが検出)にあるときに、前記集積ドラム3・3の位
置を、初期位置(前述した初期基準位置センサIPSが検
出)にまで、逆転させるために必要なドラムモータDMに
与えるパルス数(例えば700パルス)(逆転基準位置デ
ータ;PD2)を記憶するものである。
ここで、上述した逆転基準位置センサRPS及び初期基
準位置センサIPSのON−OFFと、ドラムモータDMに与える
パルス数との関係を、理解を容易とするために以下の表
にまとめることにする。
※最大集積高さ…全金種において本願の目的を達成する
ため、逆転基準位置の上方に、最大集積高さが位置する
ように集積ドラム3・3の高さが設定されていること表
している。
すなわち、集積枚数に応じて集積ドラム3・3の硬貨
支持位置がコントロールされながら下降する最大位置を
パルス数によって表現したものであって、その下方に逆
転基準位置があることを示している。
上記RAM21は、第4図に示すように、設定金種メモリ
(MDN)と、停電検知メモリ(MPD)(停電検知データ記
憶手段;請求項1)と、処理枚数メモリ(MCN)と、集
積枚数メモリ(MSN)と、ドラム駆動メモリ(MDD)と、
ドラム標準位置メモリ(MDS)とを有するものである。
前記設定金種メモリ(MDN)は、前述したように操作
部25において設定された金種を記憶するものであって、
この記憶された金種データに基づき、ROM20の金種別硬
貨厚メモリ(MTn)に記憶された一厚さデータが選択さ
れるようになっている。
前記停電検知メモリ(MPD)は、前述したように停電
検知回路30から得られた停電検知データを、「1」(停
電検知有り)か「0」(停電検知無し)かで記憶するも
のである。
前記処理枚数メモリ(MCN)は、前記計数センサCSに
よって得られた計数データに基づいて、処理した硬貨の
総枚数(集積部2に送り込まれた硬貨の総数)を処理枚
数データとして記憶するものである(例;硬貨を50枚ず
つ50包装したとすれば、その処理枚数データは2500とな
る) なお、前記処理枚数データの記憶は処理枚数データ記
憶機能による;請求項5。
前記集積枚数メモリ(MSN)は、前記計数センサCSに
よって得られた計数データに基づいて、集積部2内に存
在する硬貨の集積枚数を、集積枚数データとして記憶す
るものである。例を挙げると、包装枚数が50であるとき
に、前記集積枚数データは0〜50内で変化するようにな
っており、また、前記集積硬貨がシャッタ11上に移され
たならば、前記集積枚数データは0にクリアされるよう
になっている。
なお、前記集積枚数データの記憶は集積枚数データ記
憶機能による;請求項2。
前記ドラム駆動メモリ(MDD)は、集積ドラム3・3
による硬貨の実際の支持位置を表す支持位置データを記
憶するもので、ドラムモータDMに付与するパルス数によ
り記憶されるものである。
すなわち、計数集積時には、集積枚数に応じてドラム
モータDMは正転させる際のパルス数を加算し(詳しく
は、一枚ずつ集積されるたびに前記金種別硬貨厚メモリ
(MTn)に記憶される厚データ分のパルス数を加算
し)、あるいは、停電復電時の本願発明の作用として逆
転させる際のパルス数に応じて減算して、硬貨の支持位
置に対応するデータを更新記憶するものである(更新機
能により;請求項2)。
また、後に詳述するように、集積ドラム3・3が前記
逆転基準位置に達した場合には、前記ドラム逆転メモリ
(M2)の逆転基準位置データ(PD2)がセットされ、ま
た、前記初期位置に達した場合には、0がセットされ
る。
なお、後述する第3実施例〜第5実施例に示す装置に
おいては、集積ドラム3・3が前記初期位置に達した場
合には、0もしくは前記ドラム一回転メモリ(M1)のド
ラム一回転データ(PD1)がセットされることになる。
また、前記ドラム標準位置メモリ(MDS)は、前記支
持位置メモリ(MDD)に記憶された支持位置データとは
別に、集積部2に対する硬貨投入時において、前記集積
枚数メモリ(MSN)に記憶された集積枚数データと、前
記金種別硬貨厚メモリ(MTn)に記憶された厚さデータ
とから計算されるドラムモータDMに付与されているであ
ろうと思われるパルス数を、標準位置データ(標準位置
データ計算機能;請求項2)として記憶するものであ
る。
次に、ROM20に記憶された制御プログラムに基づくCPU
22の制御内容について第7図を参照して説明する。
なお、第7図に示すSNは、明細書におけるステップN
に対応するものとする。また、停電検知メモリ(MPD)
に記憶される停電検知データを単に“MPD"と記載し、以
下、金種設定メモリ(MDN)、処理枚数メモリ(MCN)、
集積枚数メモリ(MSN)、ドラム標準位置メモリ(MD
S)、ドラム駆動メモリ(MDD)の各データについても同
様の記載方法を採るものとする。
<ステップ1> 操作部25のパワースイッチが押されて電源がONになっ
たとする。
<ステップ2> 停電検知メモリ(MPD)に、(1)前回までの処理に
おいて、パワースイッチのOFFによらず電源電圧がOFFと
なったこと、また、(2)硬貨処理の開始を示すスター
ト信号が出力され、かつ該硬貨処理の終了を示すストッ
プ信号が出力されていないときに、パワースイッチがオ
フとなったことを示す「1」がセットされているか否か
を判断し、YESの場合には次のステップ3に進み、またN
Oの場合には次のステップ6に進む。なお、以下の説明
においては、前記(1)及び(2)を指して「停電」と
いうことにする(請求項8に対応)。
<ステップ3> 停電検知メモリ(MPD)にセットされている「1」を
「0」にクリアする。
<ステップ4> 処理枚数メモリ(MCN)に記憶された処理枚数データ
に基づき、処理した硬貨の枚数が「0」か否かを判断し
(第1の判定機能による;請求項6)、YESの場合には
次のステップ6に進み、またNOの場合には次のステップ
5に進む。
<ステップ5> 集積枚数メモリ(MSN)に記憶された集積枚数データ
に基づき、集積部2内に集積されている硬貨の枚数が
「0」か否かを判断し(第1の判定機能による;請求項
6)、YESの場合には次のステップ6に進み、またNOの
場合には次のステップ11に進む。
<ステップ6> 以下のステップ6〜ステップ10において集積部2のイ
ニシャライズを行う(第1の制御動作省略機能による;
請求項6)。つまり、上述したように停電の検知がない
場合(ステップ2:NO)、また停電の検知があっても、硬
貨の処理がまだ始まっていない場合(ステップ4:YE
S)、硬貨処理の途中であっても集積部2内に硬貨がな
い場合(ステップ5:YES)には、少なくともドラム一回
転メモリ(M1)に記憶されたPD1分の正転パルスを、ド
ラムモータDMに対して与える。
<ステップ7> 集積ドラム3・3が初期位置にまで回転したことを示
す初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、NO
の場合には次のステップ8に進み、またYESの場合には
次のステップ9に進む。
<ステップ8> 正転パルスをドラムモータDMに対して一ずつ与える。
つまり、初期位置センサIPSがONとなるまで、ドラムモ
ータDMに対して正転パルスを与え続ける。
<ステップ9> ドラム駆動メモリ(MDD)に記憶される支持位置デー
タをクリアする。
<ステップ10> シャッタソレノイドSSを一定時間オンにして、集積部
2内に硬貨が集積されていないことを確認し、電源ON時
の制御を終了する(ステップ29)。
<ステップ11> ステップ2〜ステップ5において、停電の検知があ
り、処理枚数データ及び集積枚数データが「0」でない
と判断された場合には、このステップ11において、前記
集積枚数データが、包装される単位枚数である例えば50
枚(包装単位枚数)となっているか否かを判断し(第2
の判定機能による;請求項7)、YESの場合には次のス
テップ12に進み、また、NOの場合には次のステップ15に
進む。
<ステップ12>〜<ステップ13> 初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、NO
の場合には次のステップ13に進み、初期位置センサIPS
がONとなるまで、ドラムモータDMに対して正転パルスを
一ずつ与え続ける(移行機能による;請求項7)。
<ステップ12>〜<ステップ14> 初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、YES
の場合には次のステップ14に進み(第2の制御動作省略
機能による;請求項7)、ドラム駆動メモリ(MDD)に
記憶される支持位置データをクリアした後、電源ON時の
制御を終了する(ステップ29)。
以上、ステップ12〜ステップ14では、集積部2内の集
積硬貨Cの枚数が包装単位枚数に達しており、かつ、こ
の集積硬貨Cをシャッタ11上に移す際に停電があったも
のであるので、ステップ14において支持位置データをク
リアすることだけ行うものである。
<ステップ15> 逆転基準位置センサRPSがONとなっているか否かを判
断し、YESの場合にはステップ18に進み、また、NOの場
合にはステップ16に進む。
<ステップ16> 初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、NO
の場合には次のステップ17に進み、逆転基準位置センサ
RPSもしくは初期位置センサIPSのいずれかがONとなるま
で、ドラムモータDMに対して正転パルスを一ずつ与え続
ける(下降機能による;請求項2)。また、初期位置セ
ンサIPSがONとなったYESの場合には、次のステップ26に
進む。つまり、これらステップ15〜ステップ17において
は、集積ドラム3・3を逆転基準位置に設定することを
行っているが、停電後の電源ON時に、硬貨の支持位置が
既に逆転基準位置を通過していた場合には、すなわち初
期位置が先に検出されることで逆転基準位置の通過を検
知して復帰不納としてステップ16のYESの経路をとる。
<ステップ18> ドラム駆動メモリ(MDD)の支持位置データに、ドラ
ム逆転メモリ(M2)の逆転基準位置データ(PD2)を設
定して(下端位置データ設定機能による;請求項2)、
次のステップ19に進む。
<ステップ19> 上端センサUSがONとなっているか否かを判断し(停止
機能による;請求項1)、YESの場合には次のステップ2
2に進み、また、NOの場合にはステップ20〜ステップ21
に進む。
<ステップ20>〜<ステップ21> 上端センサUSがONとなるまで、ドラムモータDMに対し
て運転パルスを一ずつ与え続け、自重で下方に移動した
集積硬貨Cを上方に移動させる(上昇機能による;請求
項1)。なお、この場合、逆転パルスを一与える毎に、
ドラム駆動メモリ(MDD)の支持位置データを一ずつ減
らして行き、その集積硬貨Cのある位置を把握する(ス
テップ21)更新機能による;請求項2)。
<ステップ22> 集積硬貨Cが集積部2の上端位置に達したならば、ス
テップ21においてドラム駆動メモリ(MDD)に更新設定
された支持位置データと、ドラム標準位置メモリ(MD
S)に設定された標準位置データとの差を採り、この差
が一定値CX以下であるか否かを判断し、この判断の結
果、YESの場合には(差が一定値CX以下)、最終ステッ
プ29に進み、電源ON時の制御を終了し、また、NOの場合
には(差が一定値CX以上)、次のステップ23に進む(比
較判断機能による;請求項2)。なお、前記一定値CX
は、例えば、これを固定値とする場合には最少径硬貨
(日本では一円硬貨)の直径の8割に相当する値(パル
ス数に換算)、変動値とする場合には標準位置データの
1割等の値で表される。
<ステップ23> ステップ22においてNOの判断(復帰異常)が連続して
二回発生したか否かを判断し、連続でない場合には、前
のステップ15に戻ってステップ15〜ステップ22を再度繰
り返し(リトライ機能による;請求項3)、またステッ
プ22においてNOの判断が連続して二回あった場合には、
これを異常なものと判断して次のステップ24に進む。
<ステップ24> 初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、YES
の場合には次のステップ26に進み、また、NOの場合には
次のステップ25に進み、初期位置センサIPSがONとなる
まで、ドラムモータDMに対して正転パルスを与え、集積
硬貨Cを下降させ、シャッタ11上に移行させる。
なお、このステップ24〜ステップ25の処理によって、
ステップ7〜ステップ8と同様に集積ドラム3・3を次
の硬貨集積処理に備えるべく位置決め行われることにな
る。
<ステップ26>〜<ステップ27> ドラム駆動メモリ(MDD)に記憶される支持位置デー
タをクリアした後(ステップ26)、シャッタソレノイド
SSを一定時間ONにして(ステップ27)、集積部2内の硬
貨を外部に出す。
以上、ステップ24〜ステップ27まではクリア制御機能
による;請求項4に対応。
<ステップ28> 処理枚数メモリ(MCN)に記憶された処理枚数データ
から、今回復帰(ステップ15、ステップ18〜ステップ22
に示す処理を指す)に失敗した集積枚数データを引き、
この引いた値を、処理枚数データとして処理枚数メモリ
(MCN)に再度設定する(処理枚数データ再設定機能に
よる;請求項5)。また、同時に、前記集積枚数データ
をクリアする(集積枚数データクリア機能による;請求
項5)。
なお、以上述べたステップ26〜ステップ28は、(1)
ステップ15、ステップ18〜ステップ22に示すように、硬
貨の復帰に失敗した場合と、(2)ステップ15〜ステッ
プ17に示すように、集積硬貨Cを逆転基準位置に設定し
ようとしたが、該集積硬貨Cを、その上面が集積部2の
上端にまで復帰させることのできない位置にまで下降し
ていた場合、これら二つの場合に経るものである。
<ステップ29> 電源ON時の制御終了。
なお、上記の制御プログラムにおいては、ステップ7
〜ステップ10に示すように集積ドラム3・3が初期位置
にきたときにシャッタ11を開放するようにしたが、これ
に限定されず、ステップ6〜ステップ8のイニシャライ
ズ中に該シャッタ11を開放するようにしても良い。
上記のように構成された硬貨集積装置における支持位
置調整機構によれば、停電が発生して(ステップ1)、
集積ドラム3・3の突起5・5による集積硬貨Cの支持
位置が、該集積硬貨Cの自重によって下方に移動した場
合に、前記集積ドラム3・3を逆転させて(ステップ2
0)、集積部2の上端部にその最上面が位置したことを
上端センサUSが検知するまで(ステップ19)、該集積硬
貨Cを上方に向けて移動させるようにしたので、硬貨の
集積処理の途中において、停電という不慮の事故があっ
たとしても、該集積硬貨Cの最上面位置を集積部2の上
端に復帰させることができて、その集積処理を続行して
行うことができる(請求項1に対応する)。
また、硬貨の支持位置を予め定められた設定位置に設
定することにより、逆転基準位置データ(PD2)をセッ
トし(ステップ18)、この後、ドラムモータDMを逆転さ
せた際のパルスにより算出される支持位置データ(ステ
ップ21)と、集積部2に対する硬貨投入時において集積
枚数メモリ(MSN)に記憶された集積枚数データと金種
別硬貨厚メモリ(MTn)に記憶された厚さデータとを基
に算出されるドラム標準位置データとを比較し(ステッ
プ22)、この比較値が一定値以下であれば、正常と判断
し、この比較値が一定値以上であれば、異常と判断する
ようにしたので、集積硬貨Cを上昇させる際に、該集積
硬貨Cの最上面硬貨が立つなどの不具合を検出でき、前
記集積処理続行を高い精度で行うことができる(請求項
2に対応)。
また、ステップ22に示すように異常が検出された場合
に、ステップ15〜ステップ21に示すように復帰処理を複
数回に亙って行うようにしているので、該集積硬貨Cの
集積部2上端に対する復帰を効率良く行うことができる
(請求項3に対応)。
また、ステップ22において異常と判断された集積硬貨
Cはシャッタ11上に送って、これを外部に排出するよう
にして(ステップ27)、次の硬貨集積作業に迅速に対応
することができ(請求項4に対応)、また、この際に、
既に累計されていた処理枚数データから異常とされる硬
貨の枚数値を減算し、また、同時に集積枚数データをク
リアするようにしたので(ステップ28)、異常な集積硬
貨Cを排除した後の対応を円滑に図ることができる(請
求項5に対応)。
また、停電があった場合であっても、処理した硬貨が
1枚もないとき(処理枚数データが0)(ステップ4:YE
S)、処理中ではあるが集積部2内に硬貨がないとき
(集積枚数が0)(ステップ5:YES)、または、集積部
2に集積される硬貨の枚数が包装単位枚数に達している
とき(ステップ11:YES)には、前述した該集積硬貨Cの
集積部2上端に対する復帰処理を省略することができて
(ステップ6〜ステップ14)、無用な作業を省略するこ
とができる(請求項6及び請求項7に対応)。
また、前記停電検知回路30によって、電源電圧がオフ
となることを検出し、一方で集積処理を行っている最中
にパワースイッチがオフとなることを検出するようにし
たので、例えば、集積処理の最中に、操作者が誤ってパ
ワースイッチをオフとしまうといったトラブルに十分対
処することができる(請求項8に対応)。
次に、本発明の第2実施例〜第5実施例を第8図〜第
14図を参照して説明する。なお、以下、各実施例におい
て構成を共通する部分には、同一符号を付して、その説
明を簡略化する。
まず、第2実施例を第8図を参照して説明すると、こ
の図に示す硬貨集積装置は、「従来の技術」において後
者に示すものと同じ構成である。
つまり、図示しない硬貨通路を通じて、無端ベルト7
・7間に設けられた集積部6内に、上方から硬貨を一枚
ずつ送り込んで集積させ、かつこの集積部6内に集積さ
れた硬貨Cを突起8・8に下方から支持させるととも
に、硬貨Cの集積枚数に応じて、突起8・8を下方に移
動させるようにしたものである。また、前記集積部6の
下方には、実線と点線とで示すように開閉して、集積部
6内で集積された硬貨Cが受け渡されるシャッタ41が設
けられている。
そして、このように構成された硬貨集積装置の支持位
置調整機構では、その制御回路及びその制御内容が第1
実施例に示す硬貨集積装置と同じであり、また、第1実
施例の逆転基準位置に対応する位置は、第8図に仮想線
8A・8Aで示す箇所に設定されている。
そして、上述したような支持位置調整機構では、停電
が発生し集積硬貨がその自重で下がったとしても、該集
積硬貨の位置を停電前の状態に修正して、継続した硬貨
の集積作業を行うことができる等、第1実施例に示す支
持位置調整機構と同様の作用効果を得ることができる。
以下、第3実施例〜第5実施例に示す硬貨集積装置
は、第1実施例、第2実施例に示したもの異なり、シャ
ッタ上に一旦受け渡した硬貨を集積ドラムあるいは無端
ベルトを逆転させることによって、掬い上げることがで
きるように構成されている。また、このような構成に対
応する制御フローとしては、第14図に示すプログラムが
制御回路に設定されている。
まず、第3実施例に示す硬貨集積装置について、第9
図及び第10図を参照して説明すると、これらの図に示す
硬貨集積装置が、第2実施例に示す装置と異なる点は、
符号42(44、45)で示すシャッタの位置と構造である。
前記シャッタ42は、第9図に示すように集積部6の下部
であり、かつ無端ベルト7・7のベルト面7A・7Aが対向
する位置に設けられたものであり、また、第10図に示す
ように、そのシャッタ板44・45が無端ベルト7・7を巻
回するベルト車7B・7Bの回転軸方向(第10図に一点鎖線
で示す)に移動するように構成されたものである。
第4実施例に示す硬貨集積装置について、第11図及び
第12図を参照して説明すると、これらの図に示す硬貨集
積装置が、第1実施例に示す装置と異なる点は、符号46
で示すシャッタの構造、符号47で示す突起の構造であ
る。
前記シャッタ46は、シャッタ板48・49の外側にそれぞ
れ一段低い段部48A・49Aを形成したものであり、その上
面には、前記段部48A・49Aにその縁部c1・c2を臨ませて
硬貨Cが配置されるようになっている。また、前記突起
47・47は、第1実施例に示す突起5・5と同様に集積ド
ラム3・3の周囲に螺旋状に設けられたものであり、そ
の先端に形成されたテーパー部47A・47Aが、シャッタ板
48・49上面と、段部48A・49A間の空間に位置するように
設けられることにより、前記硬貨Cの縁部c1・c2に下方
から当接することが可能となっている。
つまり、前記集積ドラム3・3が第11図に矢印B1・B2
で示す方向にそれぞれ回転することによって、前記突起
47・47の先端のテーパー部47A・47Aが、シャッタ板48・
49の段部48A・49Aに入り込み、これによって、該テーパ
ー部47A・47Aが、シャッタ板48・49上に集積された硬貨
Cを掬い上げるようになっている。
第5実施例に示す硬貨集積装置について、第13図を参
照して説明すると、この図に示す硬貨集積装置が、第1
実施例に示す装置と異なる点は、符号50で示すシャッタ
の位置と構造である。このシャッタ50は、そのシャッタ
板51・52が実線と二点鎖線で示すように、集積ドラム3
・3の配置方向と直交する方向に移動自在に設けられた
ものであり、その位置が例えば第1図に(Y)で示すよ
うに、その上方に一定枚数(例えば50枚)の硬貨が集積
可能であり、かつ、突起5・5によって掬い上げること
のできる範囲に設定されたものである。
なお、上記第3実施例〜第5実施例に示す硬貨集積装
置では、シャッタ42・46・50上に載置された集積硬貨C
をすくい取ることが可能であるので、第1実施例、第2
実施例の逆転基準位置センサRPSに相当するセンサは必
ずしも必要ではなく、初期位置センサIPSのみが設けら
れて、これが兼用されるようになされている。また、こ
の場合、前記初期位置センサIPSによって検出される初
期位置とは、集積硬貨Cがシャッタ42・46・50に受け渡
されたときの集積ドラム3・3または無端ベルト7・7
の位置である。
次に、上記第3実施例〜第5実施例に示す硬貨集積装
置を制御するためのプログラム(ROM20に記憶される)
について第14図のフォローチャートを参照して説明す
る。
なお、第14図に示すフォローチャートは、第7図に示
すフォローチャートと基本とする処理が同じであるの
で、点線で示す処理の異なるステップの説明のみを行
う。また、第14図のフォローチャートでは、第7図に示
すフォローチャートと処理を同じくするステップに同一
番号に付し、その説明を簡略化する。
第7図を参照して判るように、ステップ11において、
集積枚数データから集積部2内の硬貨が包装単位枚数に
達していないと判断された場合には、ステップ30〜ステ
ップ32において以下の処理を行う。
<ステップ30>ー<ステップ31> 初期位置センサIPSがONとなったか否かを判断し、YES
の場合には次のステップ32に進み、また、NOの場合に、
初期位置センサIPSがONとなるまで、ドラムモータDMに
対して正転パルスを与えて、集積部2・43内の集積硬貨
Cを下降させ(下降機能による;請求項2)、集積部2
内の硬貨をシャッタ42・46・50上に受け渡す。
<ステップ32> 初期位置センサIPSがONとなると、ドラム駆動メモリ
(MDD)の支持位置データに、ドラム一回転メモリ(M
1)のドラム一回転データ(PD1)を設定して(下端位置
データ設定機能による;請求項2)、次のステップ19に
進む。以下、同じに付き省略する。
以上、説明したように、第3実施例〜第5実施例に示
す硬貨集積装置における支持位置調整機構によれば、第
1実施例〜第2実施例に示すものと同様の作用効果を得
ることができるとともに、シャッ42・46・50上に載置さ
れた硬化を突起部5・7・47によってすくい取ることが
できる構成としたので、復帰異常以外の排除、すなわ
ち、すくい上げられないことによる排除をなくすことが
でき、処理効率が向上するという効果が得られる。
また、初期位置センサIPSとは別に逆転基準位置セン
サRPSを設け、ドラム一回転メモリ(M1)とは別にドラ
ム逆転メモリ(M2)を設けるといった必要がなく、結果
として、制御回路の構成及び該制御回路を制御するプロ
グラムが簡略化されるという効果が得られる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、 停電が発生して、集積部内に集積された集積硬貨の
支持位置が、該集積硬貨の自重によって下方に移動した
場合であっても、集積部の上端部にその最上面が位置す
るように該集積硬貨を復帰させることができる。つま
り、集積部内に硬貨を集積している最中に、停電という
トラブルが発生して、その集積処理が中断した場合であ
っても、その集積処理を続行して行うことができるとい
う効果が得られる(請求項1に対応)。
また、集積硬貨の支持位置を予め定められた設定位
置に下降設定し、且つその位置データをセットした後、
上昇復帰させ、且つその位置データを上昇動作に合わせ
て更新させて、硬貨の支持位置を正確に把握することが
できるようにすることにより、該集積硬貨の最上面硬貨
が立つなどの不具合を検出でき、その集積処理続行を高
い精度で行うことができるという効果が得られる(請求
項2に対応)。
また、異常処理と判断された場合に、前記に示す
制御を繰り返すことができるので、集積硬貨の集積部上
端に対する復帰を効率良く行うことができる(請求項3
に対応)。
また、異常処理と判断された場合に、集積部内に送
り込まれた硬貨を外部に排出することができるので、次
の硬貨集積作業に迅速に対応することができる(請求項
4に対応)。
また、集積部内の硬貨が外部に排出された場合に、
集積部内に送り込まれた硬貨の枚数を累計した処理枚数
データから、集積部内に集積された異常な硬貨の枚数を
示す集積枚数データを減算し、この減算結果を前記処理
枚数データとして更新して記憶させておくことができ、
且つ、前記集積枚数データをクリアすることもできるの
で、正常処理した枚数の把握を正確にすることができる
(請求項5に対応)。
また、停電があった場合であっても、集積部内に集
積された硬貨の枚数を示す集積枚数データ、または集積
部内に送り込まれた硬貨の枚数を累計した処理枚数デー
タが共に0であるときに、に示す復帰処理を省略する
ことができるので、無用な復帰作業が省略できて、その
作業能率の向上を図ることができる(請求項6に対
応)。
また、前記集積枚数データに基づいて、集積部に集
積される硬貨の枚数が包装単位枚数に達していると判断
された場合に、に示す復帰処理を省略し、該硬貨をシ
ャッタ上に移すことができるので、この点においても、
無用な復帰作業が省略でき、また、集積終了硬貨の次の
処理(包装処理)への準備が完了するという、作業能率
の向上を図ることができるという効果が得られる(請求
項7に対応)。
また、に示す停電検知回路によって、電源電圧が
オフとなることを検出し、一方で集積処理を行っている
最中にパワースイッチがオフとなることを検出するよう
にしたので、例えば、集積処理の最中に、操作者が誤っ
てパワースイッチをオフとしまうといったトラブルに十
分対処することができるという効果が得られる(請求項
8に対応)。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示す図であっ
て、第1図は概略を示す正面図、第2図は第1図の集積
部内から一方の集積ドラムを視た側面図、第3図は第1
図に示す硬貨集積装置の平面図、第4図は制御回路を表
す図、第5図は停電検知回路を表す図、第6図は補正さ
れた硬貨の厚さを示す説明図、第7図は制御手段の制御
内容(プログラム)を表すフローチャート、第8図は本
発明の第2実施例である硬貨集積装置の概略を示す正面
図、第9図及び第10図は本発明の第3実施例である硬貨
集積装置の概略をそれぞれ示す正面図及び平面図、第11
図及び第12図は本発明の第4実施例である硬貨集積装置
の要部をそれぞれ示す平面図及び側面図、第13図は本発
明の第5実施例である硬貨集積装置の概略を示す平面
図、第14図は第3実施例〜第5実施例に示す硬貨集積装
置を制御するための制御内容(プログラム)を表すフロ
ーチャートである。 2・6・43……集積部、11・41・42・46・50……シャッ
タ、20……ROM、21……RAM、22……CPU(制御手段)、3
0……停電検知回路(停電検知手段)、CS……計数セン
サ、DM……ドラムモータ(移動手段)、US……上端セン
サ(上端位置検知手段)。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨が上下に向けて集積される集積部に硬
    貨を計数しつつ上方から一枚ずつ送り込むとともに、該
    硬貨を下方から支持して、該硬貨の支持位置を集積枚数
    に応じて下降せしめた後、集積部下方のシャッタ上に集
    積硬貨を受け渡すようになした硬貨集積装置において、 集積硬貨の支持位置を下降もしくは上昇せしめることが
    できる移動手段と、 前記集積硬貨の最上面位置が集積部の上端位置にあるか
    否かを検出する上端位置検知手段と、 停電が発生したことを検出する停電検知手段と、 この停電検知手段によって検出され、停電が発生したこ
    とを示す停電検知データを記憶する停電検知データ記憶
    手段と、 (イ)前記硬貨の支持位置を上方に向けて移動させる上
    昇機能、(ロ)前記上端位置検知手段によって硬貨の最
    上面位置が検出された場合に、前記上昇機能による硬貨
    支持位置の上昇を停止せしめる停止機能、を有し、前記
    停電検知データ記憶手段に停電検知データが記憶されて
    いる場合に、上記(イ)、(ロ)の順番で前記支持位置
    の調整を行うべく前記移動手段を制御せしめる制御手段
    と、 から構成されていることを特徴とする硬貨集積装置にお
    ける支持位置調整機構。
  2. 【請求項2】前記制御手段には、 (ハ)前記集積部内に集積されている硬貨の枚数を集積
    枚数データとして記憶する集積枚数データ記憶機能、 (ニ)前記集積枚数データから通常予測される硬貨の支
    持位置を表す標準位置データを計算する標準位置データ
    計算機能、 前記(イ)〜(ロ)の機能に示す制御に先立って実行さ
    れる、 (ホ)前記硬貨の支持位置を予め設定された設定位置に
    まで下降させる下降機能、 (ヘ)前記硬貨の支持位置が前記設定位置に設定された
    とき、この硬貨の支持位置を表す支持位置データとし
    て、予め設定された下端位置データを設定する下端位置
    データ設定機能、 前記(イ)〜(ロ)の機能に示す制御が実行された後に
    実行される、 (ト)前記(イ)の上昇機能による硬貨支持位置の上昇
    制御に応じて、前記硬貨の支持位置を表す支持位置デー
    タを修正する更新機能、 (チ)前記(ロ)の停止機能による硬貨支持位置の上昇
    動作が停止せしめられたとき、前記更新機能により更新
    された支持位置データと、前記標準位置データ計算機能
    により計算された標準位置データとを比較し、この比較
    値が一定範囲内であれば、正常処理と判断し、この比較
    値が一定範囲外であれば、異常処理と判断する比較判断
    機能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の硬貨集積装置における支持位置調整機構。
  3. 【請求項3】前記制御手段には、 (リ)前記(チ)の比較判断機能によって異常処理と判
    断された場合に、前記(イ)〜(チ)の機能に示す制御
    を繰り返し行うリトライ機能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項2記載
    の硬貨集積装置における支持位置調整機構。
  4. 【請求項4】前記制御手段には、 (ヌ)前記(ヘ)の比較判断機能によって異常処理と判
    断された場合に、集積部内に送り込まれた硬貨を集積部
    外に排出するクリア制御機能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の硬貨集積装置における支持位置調整機
    構。
  5. 【請求項5】前記制御手段には、 (ル)前記集積部内に送り込まれた硬貨の枚数を処理枚
    数データとして累計記憶する処理枚数データ記憶機能、 (ヲ)前記(ヌ)のクリア制御機能によって異常処理と
    判断された集積部内の硬貨が集積部外に排出された場合
    に、前記累積記憶される処理枚数データから前記集積枚
    数データを減算し、この減算結果を処理枚数データとし
    て更新して記憶させる処理枚数データ再設定機能、 (ワ)前記処理枚数データの更新記憶と同時に、前記
    (ハ)の集積枚数データ記憶機能により記憶されている
    集積枚数データをクリアする集積枚数データクリア機
    能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項4記載
    の硬貨集積装置における支持位置調整装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段には、 (カ)前記(ル)の処理枚数データ記憶機能によって記
    憶されている処理枚数データが0であるか否か、また
    は、前記(ハ)の集積枚数データ記憶機能によって記憶
    されている集積枚数データが0であるか否かを判定する
    第1の判定機能、 (ヨ)前記第1の判定機能によって、少なくとも前記一
    方の枚数データが0であると判定された場合に、前記
    (イ)〜(ワ)の機能による制御動作を省略する第1の
    制御動作省略機能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項5記載
    の硬貨集積装置における支持位置調整機構。
  7. 【請求項7】前記制御手段には、 (タ)前記(ハ)の集積枚数データ記憶機能によって記
    憶されている集積枚数データが、予め設定された包装単
    位枚数に達しているか否かを判定する第2の判定機能、 (レ)前記第2の判定機能によって、集積枚数データが
    包装単位枚数に達していると判定された場合に、前記
    (イ)〜(ワ)の機能による制御動作を省略する第2の
    制御動作省略機能、 (ソ)前記第2の判定機能によって、集積枚数データが
    包装単位枚数に達していると判定された場合に、該集積
    硬貨を前記シャッタ上に受け渡す移行機能、 がさらに設けられていることを特徴とする請求項5また
    は請求項6記載の硬貨集積装置における支持位置調整機
    構。
  8. 【請求項8】前記停電検知手段によって検出される停電
    検知データとは、電源電圧がオフとなること、または、
    集積処理の開始を示すスタート信号が出力され、かつ該
    集積処理の終了を示すストップ信号が出力されていない
    ときに、パワースイッチがオフとなることである請求項
    1記載の硬貨集積装置における支持位置調整機構。
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