JP2526648Y2 - カメラの測光装置 - Google Patents

カメラの測光装置

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JP2526648Y2
JP2526648Y2 JP1991023333U JP2333391U JP2526648Y2 JP 2526648 Y2 JP2526648 Y2 JP 2526648Y2 JP 1991023333 U JP1991023333 U JP 1991023333U JP 2333391 U JP2333391 U JP 2333391U JP 2526648 Y2 JP2526648 Y2 JP 2526648Y2
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Inventor
秀明 辻
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旭光学工業株式会社
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカメラの露出制御装置に
関し、特に露出を決定する際に必要とされる被写体の明
るさを測定するための測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの露出制御装置の一部とし
て構成される測光装置は、被写体の明るさに応じて出力
が変化する受光素子を利用して測光を行っている。この
場合、交流を用いた電灯のようにある一定周期で明るさ
が変化されるフリッカ光においては、一定時間内に複数
回のサンプリングを行い、これらサンプリング値の平均
値を求めることで測光データ値を得ており、このデータ
値に基づいて露出制御を行っている。
【0003】このため、従来の測光装置では、複数のサ
ンプリング値を記憶するための記憶装置と、この記憶装
置に記憶された各サンプリング値を加算し、かつ除算を
行う演算回路が設けられている。この場合、記憶装置に
各サンプリング値を記憶し、かつこれを読み出すため
に、これらを制御するためのCPU、やアドレスデコー
ダ等が設けられることは言うまでもない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の測光
装置では、複数のサンプリング値を一旦記憶するための
記憶装置が必要とされるが、高精度の測光を行うために
はフリッカ光の一周期に対して少なくとも50以上のサ
ンプリング数が要求されているため、これらのサンプリ
ング値を一旦記憶させるためには少なくとも50以上の
記憶容量が必要となり、記憶装置に大きな容量のものが
必要となる。又、記憶装置の大容量化に伴ってこれらを
制御するための回路が複雑化されることになり、測光装
置のシステムが複雑化するという問題がある。又、多数
のデータを演算処理するために処理時間が長くなり、測
光時間の短縮化の障害となる。本考案の目的は極めて小
さな容量の記憶装置で、しかも短時間で好適な測光を行
うことを可能にしたカメラの測光装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の測光装置は、受
光光量に応じた電気信号を出力する受光素子と、一定の
時間を計測する計時手段と、受光素子の出力をこの一定
時間内に複数回サンプリングしてデジタルの測光データ
として出力する測光手段と、デジタルデータを記憶する
2個の記憶手段と、サンプリングされた測光データを記
憶手段に夫々記憶されたデータと比較し、その大きい方
及び小さい方のデータを夫々の記憶手段に記憶させ、前
記一定時間の経過後に各記憶手段に記憶されている最大
値と最小値の平均を算出して測光値として出力する演算
手段とを備える。ここで、測光手段は測光回路とA/D
変換回路で構成することができる。又、計時手段と、記
憶手段と、演算手段とはマイクロコンピュータ内に設
け、特に計時手段はタイマカウンタとして、又、記憶手
段と演算手段は演算部として構成することができる。
【0006】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、1は受光量に応じて電気出力が変化
されるフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光電
変換素子からなる受光素子であり、その電気出力は測光
回路2において増幅されて測光データとして出力され
る。この測光データはA/D変換回路3でディジタル値
に変換され、マイクロコンピュータ5に入力される。こ
のマイクロコンピュータ5には、露出制御装置、測光ス
イッチ6、レリーズスイッチ7、電源8及びトランジス
タ9が接続されており、測光スイッチ6の状態に基づい
てトランジスタ9のベース電位を制御することで電源を
前記受光素子1、測光回路2、A/D変換回路3及び露
出制御装置4に接続した上で測光動作を開始する。又、
レリーズスイッチ7がオンされたときに測光データに基
づいて露出制御装置4を制御する。
【0007】前記マイクロコンピュータ5は、リセット
時から一定時間を計時するタイマカウンタ51と、この
タイマカウンタ51の計時出力に基づいて動作を行う制
御部52と、この制御部52により所定のシーケンスで
動作される演算部53とを備えている。この演算部53
は、所要の演算を行う演算回路とともに、測光データの
最大値と最小値を夫々記憶可能なメモリ53A,53B
を備えており、A/D変換回路3から入力される測光デ
ータと、このメモリ53A,53Bに記憶されているデ
ータとを比較して、大きい方又は小さい方を夫々前記メ
モリ53B,53Aに記憶させる。又、一定時間経過部
にメモリ53A,53Bに夫々記憶されている最大値と
最小値のデータの平均値を算出し、この平均値を露出制
御装置4に出力させるるように構成されている。
【0008】この構成の測光装置の動作を図2のフロー
チャートを用いて説明する。先ず、測光スイッチがオン
されて信号P1がマイクロコンピュータ5に入力される
と(ステップ11)、マイクロコンピュータ5は信号P
3をトランジスタ9のベースに入力させ、トランジスタ
9をオンさせて受光素子1、測光回路2、A/D変換回
路3及び露出制御装置4に電源8を接続し、動作状態と
する(ステップ12)。又、これと同時にタイマカウン
タ51をリセットして一定時間の計時を開始させ、更に
最大値メモリ53Aに16進データの最小値である00
(H)を入力し、最小値メモリ53Bに16進データの
最大値であるFF(H)を入力し、夫々を記憶させる
(ステップ13)。
【0009】そして、受光素子1での受光が開始され、
測光回路2及びA/D変換回路3を通して受光光量に応
じた測光データが順次マイクロコンピュータ5に入力さ
れる(ステップ14)。すると、マイクロコンピュータ
5の演算部53では、入力される測光データとメモリ5
3A,53Bに記憶されているデータとを順次比較し、
大きい方をメモリ53Aに、小さい方をメモリ53Bに
夫々記憶させる(ステップ15〜18)。これをタイマ
カウンタ51の一定時間が経過するまで継続する。これ
により、メモリ53A,53Bには順次それ迄の測光デ
ータの最大値と最小値が更新されながら記憶される。一
定時間が経過すると(ステップ19)、演算部53はメ
モリ53A,53Bに夫々記憶されているデータを取り
出して、両者の平均値を算出する(ステップ20)。こ
の算出に際しては、各メモリ53A,53Bのデータの
和を求める計算と、和を2で割る商を求める計算との2
つの工程で良く、特にこの場合2進数を用いた演算では
各メモリ53A,53Bのデータの和に1を加算し、桁
を1つ下位にシフトさせることで四捨五入された商を簡
単に得ることができる。得られた平均値は露出制御装置
4に出力され、ここで所定の露出演算処理が行われる
(ステップ21)。
【0010】その後、測光スイッチが未だにオンされて
いるときには、再度タイマーカウンタ51を動作させて
所定の時間その状態を確保し(ステップ22〜25)、
この時間が経過する前にレリーズスイッチ7がオンされ
て信号P2がマイクロコンピュータ5に入力されたとき
には、露出制御装置4に信号を出力し、前工程で露出演
算処理されたデータに基づいて露出制御を行わせる(ス
テップ26,27)。時間経過前にレリーズスイッチ7
がオンされないときには、信号P3によりトランジスタ
9をオフさせ、受光素子1等への電源8の接続を解除さ
せる(ステップ28)。
【0011】したがって、図3に示すように、受光素子
1で受光するフリッカ光の周期に対してタイマカウンタ
51の設定時間tを若干長く設定し、この設定時間t内
で充分な数Nのサンプリングを行って得た測光データの
最大値と最小値をマイクロコンピュータ5において求
め、これら最大値と最小値の平均を算出することで、フ
リッカ光の平均光量を得ることができる。図3では9個
のサンプリングとし、得られたデータa1 〜a9 の内の
最大値a3 と最小値a6 の平均値を求めている。尚、測
光データの最大値と最小値から平均値を得た場合でも、
フリッカ光のように周期的に光量が変化される場合に
は、多数のサンプリングにより得られた測光データの全
平均を求めた場合と略同じ測光データ値を得ることがで
きるため、そのために測光データ値に誤差や精度の低下
が生じることは殆ど無い。又、サンプリング数Nは50
以上にすることが好ましい。
【0012】このように、サンプリング数を極めて多く
の数に設定した場合でも、マイクロコンピュータ5の演
算部53においては、順次入力される測光データとメモ
リ53A,53Bに記憶されているデータと比較した上
で、その大きい方及び小さい方のデータをメモリ53
A,53Bに書き換えるだけで良いため、メモリは2個
で良い。したがって、メモリの数を低減して測光装置の
構成の簡略化を図ることができ、同時にメモリを制御す
るための回路も簡略化して測光装置を簡易に構成するこ
とが可能となる。しかも、2つのデータの和と商を求め
る演算だけでよいため、演算時間を短くして測光時間の
短縮化を図ることもできる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、一定時間
にサンプリングした測光データを、順次2個のメモリに
記憶されているデータと比較してその大きい方及び小さ
い方のデータに書き換え、一定時間経過後にメモリに記
憶されているデータの最大値と最小値の平均値に基づい
て測光データの平均値を得ているので、最低2個のメモ
リで測光データの平均値を得ることができ、かつその演
算を容易に行うことができ、測光装置の構成の簡略化を
実現することができる。又、演算に際しては、2つのデ
ータの和と商を求める計算工程のみで良いため、演算工
程を低減し、測光時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロック図である。
【図2】本考案の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図3】本考案の動作を説明するための測光データとそ
のサンプリング状態を示す図である。
【符号の説明】
1 受光素子 2 測光回路 3 A/D変換回路 4 露出制御装置 5 マイクロコンピュータ 51 タイマカウンタ 52 制御部 53 演算部 53A,53B メモリ 6 測光スイッチ 7 レリーズスイッチ 8 電源 9 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光光量に応じた電気信号を出力する受
    光素子と、一定の時間を計測する計時手段と、前記受光
    素子の出力を前記一定時間内に複数回サンプリングして
    デジタルの測光データとして出力する測光手段と、デジ
    タルデータを記憶する2個の記憶手段と、サンプリング
    された測光データを前記記憶手段に夫々記憶されたデー
    タと比較し、その大きい方及び小さい方のデータを夫々
    の記憶手段に記憶させ、前記一定時間の経過後に各記憶
    手段に記憶されている最大値と最小値の平均を算出して
    測光値として出力する演算手段とを備えることを特徴と
    するカメラの測光装置。
JP1991023333U 1991-03-18 1991-03-18 カメラの測光装置 Expired - Fee Related JP2526648Y2 (ja)

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