JP2516065Y2 - テープの反射マーカ検出装置 - Google Patents

テープの反射マーカ検出装置

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JP2516065Y2
JP2516065Y2 JP1991006129U JP612991U JP2516065Y2 JP 2516065 Y2 JP2516065 Y2 JP 2516065Y2 JP 1991006129 U JP1991006129 U JP 1991006129U JP 612991 U JP612991 U JP 612991U JP 2516065 Y2 JP2516065 Y2 JP 2516065Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、情報交換用等磁気テ
ープ等のテープの端部を示す反射マーカを検出する装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の反射マーカ検出装置の要部
回路図である。従来の反射マーカ検出装置51は、発光
ダイオード等の発光素子52とフォトトランジスタ等の
受光素子53とを組合せた反射型検出回路54の検出出
力(受光出力)54aを、電圧比較器55の入力端子5
5aへ印加し、この検出出力54aの電圧と基準電圧入
力端子55bに供給されるしきい値電圧VTとを比較す
ることで、磁気テープTの反射マーカMを検出する構成
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の反射マーカ検出
装置51は、反射マーカMを検出するためのしきい値V
Tが固定されているため、反射マーカMの汚れや老化に
よってその反射率が低下し、受光素子53の出力電圧5
4aが低下すると、反射マーカMを検出できない場合が
ある。
【0004】また、磁気テープTの劣化等によって、反
射マーカMが設けられていない部分の反射率が大きくな
ると、受光素子53の出力電圧54aが上昇し、誤検出
となる場合がある。また、発光素子52ならびに受光素
子53の特性ばらつきや、その特性の経時変化に伴っ
て、誤検出となる場合がある。
【0005】この考案はこのような課題を解決するため
なされたもので、検出しきい値を可変することで反射マ
ーカを確実に検出できるようにした磁気テープの反射マ
ーカ検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案に係るテープの反射マーカ検出装置は、テープ検
出時における受光素子の受光出力と反射マーカ検出時に
おける受光素子の受光出力とに基づいて検出しきい値を
設定するしきい値設定手段を設けるとともに、この検出
しきい値と受光素子の受光出力とを比較して反射マーカ
検出出力を発生する比較手段を備え、しきい値設定手段
は、テープ面検出時における受光素子の受光出力に基づ
いて暫定しきい値を設定し、受光素子の受光出力がこの
暫定しきい値を越えた時点で検出しきい値を再設定する
よう構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】しきい値設定手段は、テープ検出時における受
光素子の検出出力ならびに反射マーカ検出時における受
光素子の検出出力に基づいて検出しきい値を設定するの
で、例えば両出力の中間レベルに検出しきい値を設定す
ることができる。よって、テープの劣化や反射マーカの
汚れ等に対して、その影響を除去するようにマーカ検出
しきい値が自動的に設定され、反射マーカの検出を効果
的に行なうことができる。
【0008】また、テープ面検出時における受光素子の
検出出力に基づいて暫定しきい値を設定し、反射マーカ
検出時点で検出しきい値を再設定する構成とすることに
より、反射マーカ検出の確度をより向上させることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本考案に関連するテープの反射マー
カ検出装置のブロック構成図である。この反射マーカ検
出装置1は、発光ダイオード等の発光素子2とフォトト
ランジスタ等の受光素子3とを組合せた反射式検出回路
4と、この反射式検出回路4の検出出力(以下受光出力
と記す)4aを対応するデジタルデータへ変換するA/
D変換器5と、A/D変換された受光データ5に対して
所定の処理を施す等して、テープ検出時におけるテープ
面受光データ6aを記憶手段7へ記憶させる書込制御手
段6と、記憶手段7に記憶されたテープ面受光データ7
aに基づいて反射マーカMの検出しきい値に係るデジタ
ルデータ8aを生成するしきい値設定手段8と、このデ
ジタルデータ8aを対応する検出しきい値電圧VTへ変
換するD/A変換器9と、この検出しきい値電圧VTと
受光出力4aとを比較して、受光出力4aが検出しきい
値電圧VTを越えている間はマーカ検出出力DETを発
生する比較手段10からなる。この構成例において、比
較手段10は電圧比較器で構成しており、10aは基準
電圧入力端子、10bは比較電圧入力端子である。
【0010】なお、この構成例では受光素子3をフォト
トランジスタで構成し、そのエミッタ側に電流−電圧変
換を行なうための負荷抵抗11を設けて、受光量の増加
に比例して受光出力4aが大きくなる構成としている
が、負荷抵抗11をフォトトランジスタのコレクタ側へ
設けて、受光量と受光出力が逆比例となるよう構成して
もよい。また、電流−電圧変換部は演算増幅器等を用い
て、受光素子3の出力を増幅した受光出力4aを得るよ
う構成してもよい。
【0011】書込制御手段6は、受光データ5aが、予
め設定した値以下の場合に、そのデータをテープ面受光
データ6aとして記憶手段へ書込むよう構成している。
【0012】なお、この書込制御手段6は、A/D変換
器5からサンプリング周期毎に出力される受光データ5
aの中から所定数のデータの平均値を算出し、その平均
値をテープ面受光データ6aとして記憶手段7へ書込む
よう構成してもよい。
【0013】また、磁気テープTが装着されたことを知
らせる信号(図示しない)を書込制御手段6へ与え、こ
の信号に基づいてテープ面受光データ6aを書込むよう
にしてもよい。
【0014】しきい値設定手段8は、デジタル乗算回路
で構成している。なお、乗数を2のN乗倍に設定する場
合、しきい値設定手段8はシフトレジスタ等を用いて構
成してもよい。
【0015】また、書込制御手段6ならびにしきい値設
定手段8は、マイクロプロセッサを用い、プログラム制
御によって構成してもよく、A/D変換器、D/A変換
器および、ROM、RAM等を内蔵した1チップマイク
ロプロセッサを用いて各回路部5〜9を構成してもよ
い。
【0016】以上の構成であるから、記憶手段7にはテ
ープ面検出時の受光出力4aにかかる受光データ6aが
記憶され、しきい値設定手段8はその受光データ6a
所定の乗数を乗じたデータ8aを出力する。よって、D
/A変換器9から出力される検出しきい値電圧VTは、
テープ面検出時における検出出力に対応して可変される
ので、磁気テープTの劣化や発光・受光素子2,3の特
性変化等があっても、反射マーカMを確実に検出するこ
とができる。
【0017】なお、この構成例では受光素子3の受光出
力4aとD/A変換器9の出力である検出しきい値電圧
VTを電圧比較器で構成した比較手段10で比較する構
成について示したが、マグニチュードコンパレータを用
いて比較手段10を構成し、A/D変換器5の出力5a
と、しきい値設定手段8の出力8aを比較して、反射マ
ーカMの検出出力DETを得る構成としてもよい。
【0018】なお、この構成例では受光素子3の受光出
力4aをA/D変換器5を介して対応するデジタルデー
タ5aへ変換して処理する構成を示したが、サンプル・
ホールド回路を用いて受光素子3の受光出力4aを保持
し、演算増幅器等を用いたアナログ乗算回路で検出しき
い値電圧VTを発生させる構成としてもよい。
【0019】図2は本考案に係るテープの反射マーカ検
出装置のブロック構成図である。この反射マーカ検出装
置21は、マイクロプロセッサ(CPU)と制御プログ
ラム等で構成した制御手段22と、テープ受光データ記
憶手段23と、反射マーカ受光データ記憶手段24と、
暫定しきい値設定手段25と、しきい値設定手段26
と、データ切替手段27とを備える。反射型検出回路
4、A/D変換器5、D/A変換器9および比較手段1
0の構成は図1に示したものと同じである。
【0020】制御手段22は、A/D変換器5の出力で
ある受光データ5aを入力として、テープ受光データ2
2aおよび反射マーカ受光データ22bを各記憶手段2
3,24へそれぞれ記憶させるとともに、D/A変換器
9へ与えるデータを切替えるデータ切替信号22cを生
成するもので、具体的には以下の動作を行なうよう構成
している。
【0021】この制御手段22は、受光データ5aが予
め設定した値以下の場合、または、図示しないテープ装
置からテープ装着に係る指令等がこの制御手段22へ与
えられた時に、その時点の受光データ5aまたは複数の
受光データの平均データをテープ受光データ記憶手段2
3へ書込む。
【0022】暫定しきい値設定手段25はデジタル乗算
回路等を備え、テープ受光データ記憶手段23から読出
した記憶データ23aに所定の倍率を乗じた値のデータ
を暫定しきい値データ25aとして出力するよう構成し
ている。この暫定しきい値データ25aは、データ切替
手段27の一方の入力端子27aへ供給するとともに、
制御手段22へ供給している。
【0023】制御手段22は、テープ受光データ22a
の書込み後は、暫定しきい値データ25aと受光出力5
aとを比較し、受光データ5aが暫定しきい値データ2
5aより大きい場合は、その受光データ5aを反射マー
カ受光データ記憶手段24へ記憶させる。
【0024】そして、しきい値設定手段26は各記憶手
段23,24に記憶された各受光データに基づいて、例
えばそれらの中間の値をマーカ検出しきい値データ26
aとして出力する演算処理手段を備える。
【0025】また、制御手段22は、反射マーカ受光デ
ータ記憶手段24へ反射マーカ受光データ22bへ書込
んだ後所定時間経過した時点で、データ切替信号22c
の論理レベルを反転させて、D/A変換器9へ供給する
データを暫定しきい値データ25aからしきい値データ
26aへ切替えるよう構成している。
【0026】以上の構成であるから、比較手段10の基
準入力端子10aには、まず暫定のしきい値電圧VTZ
が与えられ、次にテープ検出時の受光データと反射マー
カ検出時の受光データの双方のデータに基づいて決定さ
れたしきい値電圧VTが供給されるので、テープの劣化
や反射マーカの汚れ等に対してその影響を除去して効果
的な反射マーカ検出を行なうことができる。
【0027】なお、各しきい値設定手段25,26およ
びデータ切替手段27は、その機能を制御手段22を構
成するCPUとその制御プログラムで実現してもよい。
また、電圧比較器10を用いずに、A/D変換後の受光
データ5aとしきい値設定手段26の出力であるしきい
値データ26aを比較して、マーカ検出出力DETを発
生させる構成でもよい。
【0028】また、制御手段22は受光データ5aを常
時監視してテープ面検出時の受光データに変化があった
場合は、テープ受光データ記憶手段23内のテープ受光
データ22aを更新するとともに、反射マーカ検出毎に
反射マーカ受光データ記憶手段24内の反射マーカ受光
データ22bを更新する構成としてもよく、また、制御
手段22は各データ22a,22bの更新に際して、前
回の記憶データと新しいデータとの平均値を記憶するよ
うにしてもよい。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るテープ
の反射マーカ検出装置は、テープ検出時における受光素
子の検出出力ならびに反射マーカ検出時における受光素
子の検出出力に基づいて検出しきい値を設定するしきい
値設定手段を備えたので、例えば両出力の中間レベル等
に検出しきい値を設定することができる。よって、テー
プの劣化や反射マーカの汚れ、ならびに、発光・受光素
子の特性変化等に等に対して、その影響を除去するよう
にマーカ検出しきい値が自動的に設定され、反射マーカ
の検出を効果的に行なうことができる。また、テープ面
検出時における受光素子の検出出力に基づいて暫定しき
い値を設定し、反射マーカ検出時点で検出しきい値を再
設定する構成とすることにより、反射マーカ検出の確度
をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関連するテープの反射マーカ検出装置
のブロック構成図
【図2】本考案に係るテープの反射マーカ検出装置のブ
ロック構成図
【図3】従来の反射マーカ検出装置の要部回路図
【符号の説明】 1,21…テープの反射マーカ検出装置、2…発光素
子、3…受光素子、4…反射型検出回路、6…書込制御
手段、7…記憶手段、8,26…しきい値設定手段、1
0…比較手段、22…制御手段、23…テープ受光デー
タ記憶手段、24…反射マーカ受光データ記憶手段、2
5…暫定しきい値設定手段、27…データ切替手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの端部を示す反射マーカを、発光
    素子と受光素子とを備えた反射型検出回路を用いて検出
    するテープの反射マーカ検出装置において、テープ検出
    時における前記受光素子の受光出力と前記反射マーカ検
    出時における前記受光素子の受光出力とに基づいて検出
    しきい値を設定するしきい値設定手段を設けるととも
    に、 この検出しきい値と前記受光素子の受光出力とを比較し
    て反射マーカ検出出力を発生する比較手段を備え 前記しきい値設定手段は、テープ面検出時における前記
    受光素子の受光出力に基づいて暫定しきい値を設定し、
    前記受光素子の受光出力がこの暫定しきい値を越えた時
    点で検出しきい値を再設定するよう構成した ことを特徴
    とするテープの反射マーカ検出装置。
JP1991006129U 1991-01-22 1991-01-22 テープの反射マーカ検出装置 Expired - Lifetime JP2516065Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0785317B2 (ja) * 1986-09-10 1995-09-13 ソニー株式会社 磁気テ−プの終端検出装置

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