JP2526453Y2 - リヤスポイラ装置 - Google Patents
リヤスポイラ装置Info
- Publication number
- JP2526453Y2 JP2526453Y2 JP1848292U JP1848292U JP2526453Y2 JP 2526453 Y2 JP2526453 Y2 JP 2526453Y2 JP 1848292 U JP1848292 U JP 1848292U JP 1848292 U JP1848292 U JP 1848292U JP 2526453 Y2 JP2526453 Y2 JP 2526453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- wing member
- support shaft
- posture
- cam follower
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Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の後端部に装着
して空気を整流するリヤスポイラ装置に関する。
して空気を整流するリヤスポイラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリヤスポイラ装置としては、例え
ば、実開平3−40177号公報に示すようなものがあ
る。
ば、実開平3−40177号公報に示すようなものがあ
る。
【0003】すなわち、車体のリヤ部に揺動アームと一
体的に形成されたスポイラ部をもつ可変スポイラであ
る。
体的に形成されたスポイラ部をもつ可変スポイラであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリヤスポイラ装置では、車体とスポイラ部と
の間の隙間があって、空気の流れが乱され、浮上り防止
効果が十分でないという問題点があった。
うな従来のリヤスポイラ装置では、車体とスポイラ部と
の間の隙間があって、空気の流れが乱され、浮上り防止
効果が十分でないという問題点があった。
【0005】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、車体とスポイラ部との間の隙間を
なくすようにして、浮上り防止効果を十分に発揮したリ
ヤスポイラ装置を提供することを目的としている。
してなされたもので、車体とスポイラ部との間の隙間を
なくすようにして、浮上り防止効果を十分に発揮したリ
ヤスポイラ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、自動車の後端部に装
着して空気を整流するリヤスポイラ装置において、車体
に横設されるウイング部材(20)と、該ウイング部材
(20)を支持する支持軸と、該支持軸(30)をその
軸線方向を前後方向にして移動可能に、かつ、該前後方
向を含む垂直平面上で揺動可能に保持する軸受部材
(4)と、前記支持軸(30)の前端部に装着され、動
力により駆動されるカムホロア(40)と、該カムホロ
ア(40)が動力により駆動された際に、カムホロア
(40)を案内し前記支持軸(30)を介して前記ウイ
ング部材(20)を前方の収納位置と後方の使用位置と
に案内するカム部材(50)とを備え、該カム部材(5
0)は、前記カムホロア(40)を前後方向に案内して
支持軸(30)を後方へ出没させ前記ウイング部材(2
0)を水平姿勢に維持しつつ前後方向に案内する姿勢維
持用のカム部(56)と、該姿勢維持用のカム部(5
6)の後端に連続し、前記カムホロア(40)を斜め下
方に案内して前記支持軸(30)を揺動させて、前記ウ
イング部材(20)を前記使用位置で前記ウイング部材
(20)の前縁部が自動車の後端部の上面に当接し、か
つ、前記ウイング部材(20)の後縁部が跳ね上がる前
傾姿勢になるようにした前傾用のカム部(57)とを有
することを特徴とするリヤスポイラ装置に存する。
めの本考案の要旨とするところは、自動車の後端部に装
着して空気を整流するリヤスポイラ装置において、車体
に横設されるウイング部材(20)と、該ウイング部材
(20)を支持する支持軸と、該支持軸(30)をその
軸線方向を前後方向にして移動可能に、かつ、該前後方
向を含む垂直平面上で揺動可能に保持する軸受部材
(4)と、前記支持軸(30)の前端部に装着され、動
力により駆動されるカムホロア(40)と、該カムホロ
ア(40)が動力により駆動された際に、カムホロア
(40)を案内し前記支持軸(30)を介して前記ウイ
ング部材(20)を前方の収納位置と後方の使用位置と
に案内するカム部材(50)とを備え、該カム部材(5
0)は、前記カムホロア(40)を前後方向に案内して
支持軸(30)を後方へ出没させ前記ウイング部材(2
0)を水平姿勢に維持しつつ前後方向に案内する姿勢維
持用のカム部(56)と、該姿勢維持用のカム部(5
6)の後端に連続し、前記カムホロア(40)を斜め下
方に案内して前記支持軸(30)を揺動させて、前記ウ
イング部材(20)を前記使用位置で前記ウイング部材
(20)の前縁部が自動車の後端部の上面に当接し、か
つ、前記ウイング部材(20)の後縁部が跳ね上がる前
傾姿勢になるようにした前傾用のカム部(57)とを有
することを特徴とするリヤスポイラ装置に存する。
【0007】
【作用】低速走行時あるいは停車時等で空気を整流する
必要がないときは、ウイング部材(20)は前方の収納
位置にあって、水平姿勢に維持されている。
必要がないときは、ウイング部材(20)は前方の収納
位置にあって、水平姿勢に維持されている。
【0008】動力によりカムホロア(40)が駆動され
ると、カムホロア(40)がカム部材(50)の姿勢維
持用のカム部(56)により後方に移動し、支持軸(3
0)が後方へ突出し、それにより、ウイング部材(2
0)が収納位置から後方の使用位置へ向かって移動す
る。 カムホロア(40)がカム部材(50)の前傾
用のカム部(57)により斜め下方に移動すると、支持
軸(30)が軸受部材(4)を略中心にして揺動して、
ウイング部材(20)が前傾していく。そして、ウイン
グ部材(20)は使用位置ではその前縁部が自動車の後
端部の上面に当接し、かつ、その後縁部が跳ね上がる前
傾姿勢になる。ウイング部材(20)と自動車の後端部
の上面との間の隙間がなくなり、かつ、ウイング部材
(20)の迎角が増すことにより、浮上り防止効果を増
大することができる。ウイング部材(20)は空気を整
流し、自動車の走行安定性の向上に寄与している。
ると、カムホロア(40)がカム部材(50)の姿勢維
持用のカム部(56)により後方に移動し、支持軸(3
0)が後方へ突出し、それにより、ウイング部材(2
0)が収納位置から後方の使用位置へ向かって移動す
る。 カムホロア(40)がカム部材(50)の前傾
用のカム部(57)により斜め下方に移動すると、支持
軸(30)が軸受部材(4)を略中心にして揺動して、
ウイング部材(20)が前傾していく。そして、ウイン
グ部材(20)は使用位置ではその前縁部が自動車の後
端部の上面に当接し、かつ、その後縁部が跳ね上がる前
傾姿勢になる。ウイング部材(20)と自動車の後端部
の上面との間の隙間がなくなり、かつ、ウイング部材
(20)の迎角が増すことにより、浮上り防止効果を増
大することができる。ウイング部材(20)は空気を整
流し、自動車の走行安定性の向上に寄与している。
【0009】ウイング部材(20)を収納位置に移動す
べく、動力によりカムホロア(40)を駆動すると、カ
ムホロア(40)がカム部材(50)の前傾用のカム部
(57)により斜め上方に移動し、支持軸(30)が軸
受部材(4)を略中心にして揺動して、ウイング部材
(20)が後傾していき、やがて、水平姿勢になる。
べく、動力によりカムホロア(40)を駆動すると、カ
ムホロア(40)がカム部材(50)の前傾用のカム部
(57)により斜め上方に移動し、支持軸(30)が軸
受部材(4)を略中心にして揺動して、ウイング部材
(20)が後傾していき、やがて、水平姿勢になる。
【0010】さらにカムホロア(40)を駆動すると、
カムホロア(40)がカム部材(50)の姿勢維持用の
カム部(56)により前方へ案内され、支持軸(30)
が前方へ没入するようになり、それにより、ウイング部
材(20)が水平姿勢を維持しながら、収納位置に移動
する。
カムホロア(40)がカム部材(50)の姿勢維持用の
カム部(56)により前方へ案内され、支持軸(30)
が前方へ没入するようになり、それにより、ウイング部
材(20)が水平姿勢を維持しながら、収納位置に移動
する。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。
する。
【0012】図1〜図8は本考案の一実施例を示してい
る。
る。
【0013】図1〜図5および図8に示すように、リヤ
スポイラ装置10は自動車の車体1の後端部に装着して
空気を整流するものであり、車体1に横設されるウイン
グ部材20と、ウイング部材20の両側部を支持する一
対の支持軸30,30とより成る。自動車の車体1の後
端部は、下方になだらかに傾斜するリッド2と、リッド
2の後縁部に連続し略垂直面を形成するリヤパネル3と
から成る。
スポイラ装置10は自動車の車体1の後端部に装着して
空気を整流するものであり、車体1に横設されるウイン
グ部材20と、ウイング部材20の両側部を支持する一
対の支持軸30,30とより成る。自動車の車体1の後
端部は、下方になだらかに傾斜するリッド2と、リッド
2の後縁部に連続し略垂直面を形成するリヤパネル3と
から成る。
【0014】ウイング部材20は、リッド2の後縁部と
リヤパネル3の上縁部とに沿うように下面が略L字状の
横断面形に形成され、その上面がわずかに上方に湾曲す
る横断面形に形成されている。リヤパネル3に沿って略
垂直に形成された垂直面21には、連結用のブラケット
22が固着され、連結用のブラケット22には嵌合軸2
3が前方へ突設されている。
リヤパネル3の上縁部とに沿うように下面が略L字状の
横断面形に形成され、その上面がわずかに上方に湾曲す
る横断面形に形成されている。リヤパネル3に沿って略
垂直に形成された垂直面21には、連結用のブラケット
22が固着され、連結用のブラケット22には嵌合軸2
3が前方へ突設されている。
【0015】リッド2の後縁両端部には一対の軸受部材
4が設けられ、軸受部材4により支持軸30がその軸線
方向を前後方向にして移動可能に、かつ、前後方向を含
む垂直平面上で揺動可能に保持されている。軸受部材4
は例えば、自在継手のようなものであってもよい。支持
軸30には後方移動規制用のストッパ32が固設され、
後方移動規制用のストッパ32には、後方移動規制用の
ストッパ32が軸受部材4に当接する際の緩衝のためダ
ンパ34が固着されている。
4が設けられ、軸受部材4により支持軸30がその軸線
方向を前後方向にして移動可能に、かつ、前後方向を含
む垂直平面上で揺動可能に保持されている。軸受部材4
は例えば、自在継手のようなものであってもよい。支持
軸30には後方移動規制用のストッパ32が固設され、
後方移動規制用のストッパ32には、後方移動規制用の
ストッパ32が軸受部材4に当接する際の緩衝のためダ
ンパ34が固着されている。
【0016】連結用のブラケット22の嵌合軸23に
は、管状の支持軸30の後端部が外嵌し、かつ、割ピン
24で連結されている。支持軸30の前端部にはカムホ
ロアであるピン部材40が植設されている。ピン部材4
0にはスライダ部材45が連結されている。
は、管状の支持軸30の後端部が外嵌し、かつ、割ピン
24で連結されている。支持軸30の前端部にはカムホ
ロアであるピン部材40が植設されている。ピン部材4
0にはスライダ部材45が連結されている。
【0017】図2、図5および図6に示すように、リッ
ド2の後縁両端部の内側には支持ブラケット5が固設さ
れ、支持ブラケット5にはカム部材50が固着されてい
る。カム部材50は溝状断面形に形成され、カム部材5
0にはスライダ部材45が前後移動可能に嵌合してい
る。
ド2の後縁両端部の内側には支持ブラケット5が固設さ
れ、支持ブラケット5にはカム部材50が固着されてい
る。カム部材50は溝状断面形に形成され、カム部材5
0にはスライダ部材45が前後移動可能に嵌合してい
る。
【0018】カム部材50の両側フランジ51には、ピ
ン部材40の端部が移動可能に嵌合するカム孔55が形
成されている。カム孔55は、ピン部材40を前後方向
に案内する姿勢維持用のカム部56と、姿勢維持用のカ
ム部56の後端に連続し、ピン部材40を斜め下方に案
内する前傾用のカム部57とから成る。
ン部材40の端部が移動可能に嵌合するカム孔55が形
成されている。カム孔55は、ピン部材40を前後方向
に案内する姿勢維持用のカム部56と、姿勢維持用のカ
ム部56の後端に連続し、ピン部材40を斜め下方に案
内する前傾用のカム部57とから成る。
【0019】支持ブラケット5の下面側にはべルクラン
クレバー60が揺動可能に支持され、べルクランクレバ
ー60の一端部には連接ロッド61の一端部が連結され
ており、連接ロッド61の他端部がリッド2の後縁中央
部に延ばされている。
クレバー60が揺動可能に支持され、べルクランクレバ
ー60の一端部には連接ロッド61の一端部が連結され
ており、連接ロッド61の他端部がリッド2の後縁中央
部に延ばされている。
【0020】リッド2の後縁中央部には駆動モータ6が
設けられ、駆動モータ6のモータ軸が減速機構7を介し
て出力軸8に連絡しており、出力軸8により駆動レバー
9が揺動可能に支持されている。リッド2の後縁中央部
にそれぞれ延設した各連接ロッド61の他端部が駆動レ
バー9の端部に連結されている。
設けられ、駆動モータ6のモータ軸が減速機構7を介し
て出力軸8に連絡しており、出力軸8により駆動レバー
9が揺動可能に支持されている。リッド2の後縁中央部
にそれぞれ延設した各連接ロッド61の他端部が駆動レ
バー9の端部に連結されている。
【0021】べルクランクレバー60の他端部には長孔
62が穿設されている。スライダ部材45には、カム部
材50の底部を貫通して下方に突出する動力伝達用のピ
ン48が植設されている。動力伝達用のピン48が長孔
62に移動可能に嵌合している。
62が穿設されている。スライダ部材45には、カム部
材50の底部を貫通して下方に突出する動力伝達用のピ
ン48が植設されている。動力伝達用のピン48が長孔
62に移動可能に嵌合している。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】低速走行時あるいは停車時等で空気を整流
する必要がないときは、図7に示すように、ウイング部
材20は収納位置にあって、水平姿勢に維持されてい
る。ピン部材40はカム孔55の姿勢維持用のカム部5
6の前端部に位置している。
する必要がないときは、図7に示すように、ウイング部
材20は収納位置にあって、水平姿勢に維持されてい
る。ピン部材40はカム孔55の姿勢維持用のカム部5
6の前端部に位置している。
【0024】駆動モータ6が起動すると、減速機構7お
よび出力軸8を介して駆動レバー9が揺動し、連接ロッ
ド61が引かれてべルクランクレバー60が揺動する。
べルクランクレバー60が揺動すると、べルクランクレ
バー60の長孔62の孔縁に押されて動力伝達用のピン
48が後方に移動する。それにより、スライダ部材45
を介してピン部材40が姿勢維持用のカム部56に案内
されて後方に移動する。
よび出力軸8を介して駆動レバー9が揺動し、連接ロッ
ド61が引かれてべルクランクレバー60が揺動する。
べルクランクレバー60が揺動すると、べルクランクレ
バー60の長孔62の孔縁に押されて動力伝達用のピン
48が後方に移動する。それにより、スライダ部材45
を介してピン部材40が姿勢維持用のカム部56に案内
されて後方に移動する。
【0025】ピン部材40が姿勢維持用のカム部56に
案内されて後方に移動すると、支持軸30が軸受部材4
に案内されるようにして軸線上を後方へ突出し、それに
より、ウイング部材20が収納位置から使用位置へ向か
って移動する。
案内されて後方に移動すると、支持軸30が軸受部材4
に案内されるようにして軸線上を後方へ突出し、それに
より、ウイング部材20が収納位置から使用位置へ向か
って移動する。
【0026】さらに駆動モータ6が回転して、ピン部材
40が姿勢維持用のカム部56から前傾用のカム部57
に移って、斜め下方に移動すると、支持軸30は、軸受
部材4により後方に案内されながら、かつ、軸受部材4
により支持軸30の前後方向に中央部を略中心にして揺
動する。それにより、ウイング部材20が後方に移動す
るとともに、次第に前傾していく。
40が姿勢維持用のカム部56から前傾用のカム部57
に移って、斜め下方に移動すると、支持軸30は、軸受
部材4により後方に案内されながら、かつ、軸受部材4
により支持軸30の前後方向に中央部を略中心にして揺
動する。それにより、ウイング部材20が後方に移動す
るとともに、次第に前傾していく。
【0027】そして、ダンパ34を介して後方移動規制
用のストッパ32が軸受部材4に当接して、図2に示す
ように、ウイング部材20が使用位置になると、ウイン
グ部材20の前縁部が自動車の後端部の上面に当接し、
かつ、ウイング部材20の後縁部が跳ね上がる前傾姿勢
になる。
用のストッパ32が軸受部材4に当接して、図2に示す
ように、ウイング部材20が使用位置になると、ウイン
グ部材20の前縁部が自動車の後端部の上面に当接し、
かつ、ウイング部材20の後縁部が跳ね上がる前傾姿勢
になる。
【0028】前傾姿勢においては、ウイング部材20は
リッド2の後端部の上面との間の隙間がなくなり、か
つ、ウイング部材20の迎角が増すことにより、浮上り
防止効果を増大することができる。ウイング部材20は
空気を整流し、自動車の走行安定性の向上に寄与するよ
うになる。
リッド2の後端部の上面との間の隙間がなくなり、か
つ、ウイング部材20の迎角が増すことにより、浮上り
防止効果を増大することができる。ウイング部材20は
空気を整流し、自動車の走行安定性の向上に寄与するよ
うになる。
【0029】ウイング部材20を収納位置に移動すべ
く、駆動モータ6を逆回転すると、駆動レバー9〜連接
ロッド61〜べルクランクレバー60を介してスライダ
部材45が前方へ移動し、ピン部材40がカム孔55の
前傾用のカム部57により斜め上方に移動し、支持軸3
0が軸受部材4により前方へ案内されるとともに、軸受
部材4により支持軸30の前後方向の中央部を略中心に
して揺動する。それにより、ウイング部材20が前方へ
移動するとともに、後傾していき、ピン部材40が前傾
用のカム部57から姿勢維持用のカム部56に移動する
と、ウイング部材20が水平姿勢になる。
く、駆動モータ6を逆回転すると、駆動レバー9〜連接
ロッド61〜べルクランクレバー60を介してスライダ
部材45が前方へ移動し、ピン部材40がカム孔55の
前傾用のカム部57により斜め上方に移動し、支持軸3
0が軸受部材4により前方へ案内されるとともに、軸受
部材4により支持軸30の前後方向の中央部を略中心に
して揺動する。それにより、ウイング部材20が前方へ
移動するとともに、後傾していき、ピン部材40が前傾
用のカム部57から姿勢維持用のカム部56に移動する
と、ウイング部材20が水平姿勢になる。
【0030】さらに駆動モータ6を逆回転していくと、
ピン部材40がカム孔55の姿勢維持用のカム部56に
より前方へ案内され、支持軸30が前方へ没入するよう
になり、それにより、ウイング部材20が水平姿勢を維
持しながら、収納位置に移動する。
ピン部材40がカム孔55の姿勢維持用のカム部56に
より前方へ案内され、支持軸30が前方へ没入するよう
になり、それにより、ウイング部材20が水平姿勢を維
持しながら、収納位置に移動する。
【0031】前記実施例においては、動力系を駆動レバ
ー9、連接ロッド61、べルクランクレバー60および
スライダ部材45等により構成したものを示したが、こ
れに限らず、例えば、カム部材50に沿って配索された
ギヤードケーブルと、前後移動可能に支持され、支持軸
30の前端部に連結された移動シューとによって構成し
てもよい。
ー9、連接ロッド61、べルクランクレバー60および
スライダ部材45等により構成したものを示したが、こ
れに限らず、例えば、カム部材50に沿って配索された
ギヤードケーブルと、前後移動可能に支持され、支持軸
30の前端部に連結された移動シューとによって構成し
てもよい。
【0032】
【考案の効果】本考案に係るリヤスポイラ装置によれ
ば、後方の使用位置において、ウイング部材を前傾する
ようにして、ウイング部材の自動車の後端部とウイング
部材との間の隙間をなくし、スポイラ迎角を増すように
したので、車体後部の浮上り防止効果を十分に発揮する
ことができる。
ば、後方の使用位置において、ウイング部材を前傾する
ようにして、ウイング部材の自動車の後端部とウイング
部材との間の隙間をなくし、スポイラ迎角を増すように
したので、車体後部の浮上り防止効果を十分に発揮する
ことができる。
【図1】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の平
面図である。
面図である。
【図3】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の装
着状態を示す側面図である。
着状態を示す側面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す車体に装着した使用状
態にあるリヤスポイラ装置を想像線で表わした斜視図で
ある。
態にあるリヤスポイラ装置を想像線で表わした斜視図で
ある。
【図5】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の要
部平面図である。
部平面図である。
【図6】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の要
部側面図である。
部側面図である。
【図7】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の作
用説明図である。
用説明図である。
【図8】本考案の一実施例を示すリヤスポイラ装置の作
用説明図である。
用説明図である。
2…リッド 6…駆動モータ 10…リヤスポイラ装置 20…ウイング部材 30…支持軸 32…ストッパ 34…ダンパ 40…ピン部材(カムホロア) 45…スライダ部材 48…動力伝達用のピン 50…カム部材 55…カム孔 56…姿勢維持用のカム部 57…前傾用のカム部 60…べルクランクレバー 61…連接ロッド 62…長孔
Claims (1)
- 【請求項1】自動車の後端部に装着して空気を整流する
リヤスポイラ装置において、 車体に横設されるウイング部材と、 該ウイング部材を支持する支持軸と、 該支持軸をその軸線方向を前後方向にして移動可能に、
かつ、該前後方向を含む垂直平面上で揺動可能に保持す
る軸受部材と、 前記支持軸の前端部に装着され、動力により駆動される
カムホロアと、 該カムホロアが動力により駆動された際に、カムホロア
を案内し前記支持軸を介して前記ウイング部材を前方の
収納位置と後方の使用位置とに案内するカム部材とを備
え、 該カム部材は、前記カムホロアを前後方向に案内して支
持軸を後方へ出没させ前記ウイング部材を水平姿勢に維
持しつつ前後方向に案内する姿勢維持用のカム部と、該
姿勢維持用のカム部の後端に連続し、前記カムホロアを
斜め下方に案内して前記支持軸を揺動させて、前記ウイ
ング部材を前記使用位置で前記ウイング部材の前縁部が
自動車の後端部の上面に当接し、かつ、前記ウイング部
材の後縁部が跳ね上がる前傾姿勢になるようにした前傾
用のカム部とを有することを特徴とするリヤスポイラ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1848292U JP2526453Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | リヤスポイラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1848292U JP2526453Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | リヤスポイラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580981U JPH0580981U (ja) | 1993-11-02 |
JP2526453Y2 true JP2526453Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=11972859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1848292U Expired - Lifetime JP2526453Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | リヤスポイラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2526453Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008061391B4 (de) * | 2008-12-10 | 2024-10-17 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug mit Luftleitvorrichtung |
JP7157189B2 (ja) * | 2021-02-18 | 2022-10-19 | 本田技研工業株式会社 | スポイラ構造 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1848292U patent/JP2526453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580981U (ja) | 1993-11-02 |
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