JP2526027Y2 - 振子時計の振子固定装置 - Google Patents

振子時計の振子固定装置

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JP2526027Y2
JP2526027Y2 JP1526993U JP1526993U JP2526027Y2 JP 2526027 Y2 JP2526027 Y2 JP 2526027Y2 JP 1526993 U JP1526993 U JP 1526993U JP 1526993 U JP1526993 U JP 1526993U JP 2526027 Y2 JP2526027 Y2 JP 2526027Y2
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廣樹 吉岡
郁夫 近内
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、振子時計を取付け取外
し時に振子を固定する振子時計の振子固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、振子を備えた振子時計を壁などに
取付けたり取外したりする際に、振竿および振子が揺れ
たり、振子が落下するのを防止するために、振子時計に
振子固定装置が設けられたものが知られている(例え
ば、1)実開平4−75990号、2)実開昭63−1
55089号)。
【0003】上記1)においては、電池の取外しによっ
て上方へ揺動するレバーの先端部により、時計の掛止部
材に掛止された振竿の掛止部を、上方へ押上げることに
よって振竿の揺動を防止する構造となっている。
【0004】また、上記2)においては、時計の振竿に
回動自在に軸支され、振子が掛けられた補助係止杆の被
保持部を、時計本体に設けられた係合爪に係合すること
によって振竿および振子のロックを行なう構造となって
いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)によれば、レバー先端部により掛止部を上方向に押
上げて振竿の揺動を防止する構造であるので、振竿の揺
動方向と直交する方向(時刻表示部に対する前後方向)
に振竿が動いてしまうという不具合がある。
【0006】さらに、上記2)によれば、振竿が上下方
向に押えられることもなく、また、補助掛止杆が支軸を
支点として上下に回動自在である構造であるので、振子
の前後方向および上下方向への移動を確実にロックする
ことができない不具合がある。
【0007】そこで、本考案は、振竿を、時計の上下方
向、前後方向で確実にロックできる振子時計の振子固定
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の振子時計の振子
固定装置は、時計本体側に設けられた掛止部材に揺動可
能に掛止された振竿と、この振竿に水平に取付けられた
水平アームとを有する振子時計に設けられる振子固定装
置であって、前端が時計本体に枢支され後端が時計本体
の背面側に延在し上下方向へ回動可能なロック部材を設
け、前記ロック部材によって水平アームを上方に持上げ
る所定の回動位置で前記ロック部材を係脱可能に固定維
持する係合構造を設け、前記水平アームとロック部材の
どちらか一方に、互いに係合する孔と突起の一方を設
け、前記水平アームとロック部材のどちらか他方に、前
記互いに係合する孔と突起の他方を設けた構成とされて
いる。
【0009】
【作用】振竿をロックする場合には、時計の背面からロ
ック部材を時計の上方へ上げる操作を行なうと、ロック
部材が前端を支点として上方に回転し、係脱可能な係合
構造によりロック部材が固定される。このときに、ロッ
ク部材が水平アームを上方へ押上げ、また、ロック部材
と水平アーム間に設けられた突起と孔が嵌合し、この状
態が保持される。
【0010】反対に振竿のロックを解除する場合には、
ロック部材を下方に下げると、係合構造が外れ、これと
ともに、孔と突起が外れ、同時に、ロック部材による水
平アームの押上げが解除され、振竿のロックが解除され
る。
【0011】したがって、水平アームとロック部材間に
設けられた突起と孔の嵌合により振竿が前後および左右
方向でロックされ、同時にロック部材により振竿が上下
方向にロックされるので、確実に振竿のロックが可能と
なる。また、1つのロック部材の操作により複数の振竿
をも一度にロックすることができる。さらに、時計の背
面からロック部材を操作すればよいので、振竿のロック
操作およびロック解除の操作が容易となる。
【0012】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面に基づき説
明する。図1は振子時計の時計本体の要部の縦断面図
を、図2は振竿の正面図を示しており、図中、1は時計
本体、3は文字板を示している。
【0013】本実施例の振子時計は、3本の振竿9、1
3、15を備えており、各振竿9、13、15は文字板
3に突設された掛止部材5に揺動可能に掛止されてい
る。すなわち、中央の第1振竿9の場合には、図1に示
すように、第1振竿9の上部に備えた掛止部9Aが掛止
部材5に遊挿して揺動可能に支持されており、他の第
2、第3の振竿13、15も同様な構造によりそれぞれ
支持されている。尚、図1中、7は掛止部材5の端部に
螺着されたネジを示す。
【0014】上記中央の第1振竿9の下端部にはマグネ
ット11が設けられ、このマグネット11に対面する位
置には駆動コイル25が設置され、この駆動コイル25
とマグネット11により、第1振竿9が左右に揺動され
る。第1振竿9には、図2に示すように、左右に延在す
る第1水平アーム17が取付けられ、第2、第3の各振
竿13、15には一方の側にのみ延在する第2、第3の
水平アーム19、19が取付けられており、第1水平ア
ーム17の一端部と第2水平アーム19の先端部、第1
水平アーム17の他端部と第3水平アーム19の先端部
とが時計の前後方向で重なっている。
【0015】また、第1水平アーム17の両端部には左
右方向に長溝23がそれぞれ形成され、これらの長溝2
3に係合する連動ピン21が第2水平アーム19および
第3水平アーム19の先端部に突設されている。そし
て、中央の第1振竿9が左右に揺動すると、上記長溝2
3と連動ピン21によって、左右の第2振竿13と第3
振竿15が遅れて揺動する構造となっている。
【0016】さらに、本実施例の時計には上記振竿9、
13、15を固定する振子固定装置が設けられている。
本実施例の振子固定装置は、図1および図5に示すよう
に、ロック部材31と突片27とから構成されている。
ロック部材31は、図3および図4に示すように、平面
形状が略U字形の板状に形成され、後端の中央部に把持
部31aを備えている。また、ロック部材31の前端の
両側には内側へ向けて突設された支軸33を備え、これ
らの支軸33が、図1に示すように、文字板3の裏面に
固設された支持部35の穴に係合され、文字板3の裏側
で上記支軸33を支点として上下方向に回動することが
できるようになっている。
【0017】上記ロック部材31の把持部31aは、時
計本体(裏蓋)1の凹部に形成された操作溝1aから外
側に延在するように設けられている。また、上記凹部に
は係合突起1bが時計正面に向けて突設されており、こ
の係合突起1bに係脱可能に係合する弾性爪37がロッ
ク部材31の把持部31aの近傍に突設されている。し
たがって、把持部31aを手に持ってロック部材31を
上方に移動すると、係合突起1bに弾性爪37が弾性係
合してこの係合状態が保持される。係合突起1bと弾性
爪37の係合を解除するには、手により把持部31aを
下方に移動すればよい。尚、上記係合突起1bと弾性爪
37によりロック部材の係合構造が構成されている。
【0018】さらに、ロック部材31の上面には、上方
へ向け先細りの円錐形状に形成された円錐形状突起41
が突設され、この円錐形状突起41に係合する円孔29
が、上記第2振竿13、第3振竿15の端部に前方へ向
け突設された突片27に設けられており、上記ロック部
材31を上方に操作することにより円錐形状突起41が
円孔29内に係合し、上記第2振竿13、第3振竿15
が時計の前後左右方向でロックされる。
【0019】また、ロック部材31の上面には、上記第
1振竿9および第2振竿13の重なり部分、第1振竿9
および第3振竿15の重なり部分に対応した間隔で三角
形状突起43と45とが、左右一組づつ設けられてい
る。これらの三角形状突起43、45は互いに向き合う
方向と反対側に次第に突出するように形成され、したが
って、上記ロック部材31を上方に操作することによ
り、上記第1振竿9および第2振竿13の重なり部分
と、第1振竿9および第3振竿15の重なり部分を上方
へ押上げて、上記掛止部材5と相俟って上下方向でロッ
クできる構造となっている。
【0020】このような振子時計において、例えば、時
計の運搬の際に振竿9、13、15をロックする場合に
は、図1および図2中の二点鎖線で示すように、時計の
背面からロック部材31の把持部31aを手に持って時
計の上方へ上げる操作を行なうと、ロック部材31が支
軸33を支点として上方へ回転し、ロック部材31の弾
性爪37が係合突起1bに弾性係合しロック部材31が
固定される。これとともに、図2中の実線で示すよう
に、左右の円錐形状突起41が第2水平アーム19の端
部と第3水平アーム19の端部に突設された突片27の
円孔29にそれぞれ嵌合し、同時に、左右の三角形状突
起43、45が第1水平アーム17と第2水平アーム1
9の重なり部と、第1水平アーム17と第3水平アーム
19の重なり部を下側から上方へ押上げ、この状態が保
持される。
【0021】反対に振竿9、13、15のロックを解除
する場合には、ロック部材31の把持部31aを手に持
って下方に下げると、ロック部材31の弾性爪37が係
合突起1bから外れ、これとともに、左右の突片27の
円孔29から円錐形状突起41が外れ、同時に、左右の
三角形状突起43、45が下方に移動し、各振竿9,1
3,15のロックが解除される。
【0022】したがって、上記円錐形状突起と円孔の嵌
合により各振竿が前後および左右方向でロックされ、同
時に三角形状突起により各振竿が上下方向でロックされ
るので、確実に振竿のロックが可能となる。また、1つ
のロック部材の操作により複数の振竿を一度にロックで
きる。さらに、時計の背面からロック部材の把持部を操
作すればよいので、振竿のロック解除、およびロック解
除の操作が容易となる。
【0023】尚、ロック部材の平面形状、突片および円
孔と円錐形状突起を設ける位置としては、上記実施例に
限られずに、振子時計の状況に応じて任意に設定するこ
とができる。また、円孔が形成された突片は時計の前方
向きでなく時計の後方向きに設けるようにしてもよく、
さらに、円錐形状突起と円孔を設ける箇所は上記実施例
に限らず、円錐形状突起を水平アームに、円孔をロック
部材に設けるようにしてもよい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ロ
ック部材と水平アーム間に設けられた突起と孔の嵌合に
より振竿が前後および左右方向でロックされ、同時にロ
ック部材の押上げにより振竿が上下方向でロックされる
ので、確実に振竿のロックが可能となる。また、1つの
ロック部材の操作により複数の振竿をも一度にロック可
能とすることができる。さらに、時計の背面からロック
部材を操作すればよいので、振竿のロック解除およびロ
ック解除の操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係り、振子固定装置を示す
図2中のI−I矢視図である。
【図2】振竿を示す正面図である。
【図3】ロック部材を示す平面図である。
【図4】ロック部材を示す図3中のIV−IV矢視断面図で
ある。
【図5】振子固定装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 時計本体 1b 係合突起 5 掛止部材 9,13,15 振竿 17,19 水平アーム 29 円孔 31 ロック部材 37 弾性爪 41 円錐形状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−41685(JP,U) 実開 平3−119791(JP,U) 実開 昭64−5188(JP,U) 実開 昭53−76865(JP,U) 実開 昭62−44294(JP,U) 実公 昭37−3279(JP,Y1) 実公 昭49−34854(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計本体側に設けられた掛止部材に揺動
    可能に掛止された振竿と、この振竿に水平に取付けられ
    た水平アームとを有する振子時計に設けられる振子固定
    装置おいて、 前端が時計本体に枢支され後端が時計本体の背面側に延
    在し上下方向へ回動可能なロック部材を設け、 前記ロック部材によって前記水平アームを上方に持上げ
    る所定の回動位置で前記ロック部材を係脱可能に固定維
    持する係合構造を設け、 前記水平アームとロック部材のどちらか一方に、互いに
    係合する孔と突起の一方を設け、前記水平アームとロッ
    ク部材のどちらか他方に、前記互いに係合する孔と突起
    の他方を設けたことを特徴とする振子時計の振子固定装
    置。
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