JP2525941Y2 - 易変形性シート状物品の吊持搬送載荷装置 - Google Patents
易変形性シート状物品の吊持搬送載荷装置Info
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- JP2525941Y2 JP2525941Y2 JP9156692U JP9156692U JP2525941Y2 JP 2525941 Y2 JP2525941 Y2 JP 2525941Y2 JP 9156692 U JP9156692 U JP 9156692U JP 9156692 U JP9156692 U JP 9156692U JP 2525941 Y2 JP2525941 Y2 JP 2525941Y2
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- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、易変形性シート状物品
の上端部を吊持してコンベヤ等で搬送する際に、該物品
の下端部を支承して該物品を搬送待機姿勢に保持し、該
物品を変形することなく吊持搬送コンベヤ等に移載する
載荷装置に関する。
の上端部を吊持してコンベヤ等で搬送する際に、該物品
の下端部を支承して該物品を搬送待機姿勢に保持し、該
物品を変形することなく吊持搬送コンベヤ等に移載する
載荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】易変形性シート状物品、例えば、新聞紙
印刷用の輪転機に着脱自在に装着される刷版は、長辺方
向端部に折り返し係止部を形成した長方形の易変形性薄
板であって、オーバーヘッドコンベヤに適宜間隔で取付
けられた吊持具により該刷版の折り返し係止部が吊持さ
れて所定の場所に搬送されるが、前記吊持具に吊持され
る刷版は、その上端部を把持具の移動経路内に位置させ
た載荷案内板に支承し、その下端部を載荷受板上に支承
して空の把持具の到来を待機した姿勢に保持されてい
る。
印刷用の輪転機に着脱自在に装着される刷版は、長辺方
向端部に折り返し係止部を形成した長方形の易変形性薄
板であって、オーバーヘッドコンベヤに適宜間隔で取付
けられた吊持具により該刷版の折り返し係止部が吊持さ
れて所定の場所に搬送されるが、前記吊持具に吊持され
る刷版は、その上端部を把持具の移動経路内に位置させ
た載荷案内板に支承し、その下端部を載荷受板上に支承
して空の把持具の到来を待機した姿勢に保持されてい
る。
【0003】そして、空の把持具は、刷版上端部に形成
した折り返し係止部の短辺方向に沿って移動し、短辺方
向の中央部位に達したときに該把持具が作動して前記折
り返し係止部の中央部位を把持し、刷版の下端部が載荷
受板より離脱した時点で刷版は把持具に吊持された姿勢
で搬送される。
した折り返し係止部の短辺方向に沿って移動し、短辺方
向の中央部位に達したときに該把持具が作動して前記折
り返し係止部の中央部位を把持し、刷版の下端部が載荷
受板より離脱した時点で刷版は把持具に吊持された姿勢
で搬送される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いて、載荷受板上に下端部を支承された易変形性シート
状物品は、把持具に把持されてオーバーヘッドコンベヤ
の運行経路にそって搬送されるので、該物品下端部は載
荷案内板の案内面に沿って載荷受板の支承面上を摺動し
て移動することになるから、易変形性シート状物品はそ
の下端部において載荷受板の支承面との摩擦抵抗を受け
て引きづられる結果、変形を生じて著しい品質の低下を
招くという欠点があった。
いて、載荷受板上に下端部を支承された易変形性シート
状物品は、把持具に把持されてオーバーヘッドコンベヤ
の運行経路にそって搬送されるので、該物品下端部は載
荷案内板の案内面に沿って載荷受板の支承面上を摺動し
て移動することになるから、易変形性シート状物品はそ
の下端部において載荷受板の支承面との摩擦抵抗を受け
て引きづられる結果、変形を生じて著しい品質の低下を
招くという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、載荷
受板上に下端を支承載置されている刷版が刷版搬送コン
ベヤによって把持されて運び去られる時に、該把持動作
に同期して前記載荷受板を僅かに下動させて刷版下端よ
り離隔させることにより、前述した従来の課題を解決し
たものである。
受板上に下端を支承載置されている刷版が刷版搬送コン
ベヤによって把持されて運び去られる時に、該把持動作
に同期して前記載荷受板を僅かに下動させて刷版下端よ
り離隔させることにより、前述した従来の課題を解決し
たものである。
【0006】
【作用】刷版が刷版搬送コンベヤによって載荷受板上か
ら運び去られるときに該載荷受板が刷版下端より下方へ
離隔するので、刷版下端と載荷受板支承面との間の摺動
摩擦抵抗は発生せず、したがって、運び去られる際の刷
版の変形は起こらない。
ら運び去られるときに該載荷受板が刷版下端より下方へ
離隔するので、刷版下端と載荷受板支承面との間の摺動
摩擦抵抗は発生せず、したがって、運び去られる際の刷
版の変形は起こらない。
【0007】
【実施例】図1および図2で示すように、上端縁に折り
返し係止片P’を形成した刷版Pを伏せられた姿勢で載
置された昇降テーブルにより刷版搬出コンベヤCの高さ
まで持ち上げ、前記折り返し係止片P’に両側より係入
支承して刷版Pを吊垂姿勢で吊持した一対の支承杆A,
Aが、平行リンク機構Lにより前記コンベヤCに接近移
動し、図1の如く吊垂姿勢に下方へ回動すると、支承杆
A,Aが刷版の前記折り返し係止片P’より離脱するた
め刷版Pは放下されて、傾倒姿勢の載荷案内板1の下部
に上下動可能に取付けた載荷受板2によって支承保持さ
れる。
返し係止片P’を形成した刷版Pを伏せられた姿勢で載
置された昇降テーブルにより刷版搬出コンベヤCの高さ
まで持ち上げ、前記折り返し係止片P’に両側より係入
支承して刷版Pを吊垂姿勢で吊持した一対の支承杆A,
Aが、平行リンク機構Lにより前記コンベヤCに接近移
動し、図1の如く吊垂姿勢に下方へ回動すると、支承杆
A,Aが刷版の前記折り返し係止片P’より離脱するた
め刷版Pは放下されて、傾倒姿勢の載荷案内板1の下部
に上下動可能に取付けた載荷受板2によって支承保持さ
れる。
【0008】載荷案内板1の上端には傾動可能な一対の
誘導杆3、3が取付けられ、該誘導杆の傾動軸3Aに固
着したレバー杆3Bは、載荷案内板1の裏面に取付けら
れたシリンダ4が伸長作動して仮想線位置にくると傾動
して一対の誘導杆3、3を仮想線位置3’に回動させ
る。
誘導杆3、3が取付けられ、該誘導杆の傾動軸3Aに固
着したレバー杆3Bは、載荷案内板1の裏面に取付けら
れたシリンダ4が伸長作動して仮想線位置にくると傾動
して一対の誘導杆3、3を仮想線位置3’に回動させ
る。
【0009】また、載荷案内板1の裏面に取付けられた
シリンダ5は前記載荷受板2を実線位置2より下動させ
て仮想線位置2’に変位させる駆動手段である。
シリンダ5は前記載荷受板2を実線位置2より下動させ
て仮想線位置2’に変位させる駆動手段である。
【0010】刷版搬出コンベヤCには図3で示すような
刷版把持具6が適宜間隔で取付けられている。
刷版把持具6が適宜間隔で取付けられている。
【0011】そして、該把持具6の基端は、コンベヤC
に設けた取付け板6Aに回動自在に軸受した回動軸6B
に固着されるとともにその自由先端は上向きエッジ6C
を形成し、前記取付け板6Aの先端部に固設した把持台
6Dに対向している。また、前記回動軸6Bにはローラ
カム杆6Eが固着されているから、前記コンベヤCの経
路上の刷版載荷位置に固設されたカム板7(図2)にロ
ーラカム杆6Eのローラが当接して下方へ押し下げられ
ると、把持具6の先端も下方へ回動し、上向きエッジ6
Cと把持台6Dとは離間して開口し、ローラカム杆6E
のローラがカム板7より離脱することにより閉口する。
に設けた取付け板6Aに回動自在に軸受した回動軸6B
に固着されるとともにその自由先端は上向きエッジ6C
を形成し、前記取付け板6Aの先端部に固設した把持台
6Dに対向している。また、前記回動軸6Bにはローラ
カム杆6Eが固着されているから、前記コンベヤCの経
路上の刷版載荷位置に固設されたカム板7(図2)にロ
ーラカム杆6Eのローラが当接して下方へ押し下げられ
ると、把持具6の先端も下方へ回動し、上向きエッジ6
Cと把持台6Dとは離間して開口し、ローラカム杆6E
のローラがカム板7より離脱することにより閉口する。
【0012】カム板7はローラカム杆6Eのローラ移動
経路内および外に移動できるように吊持杆7A,7Aで
吊持され、該吊持杆7A,7Aは後述する光電スイッチ
のオン、オフにより、回動制御される。
経路内および外に移動できるように吊持杆7A,7Aで
吊持され、該吊持杆7A,7Aは後述する光電スイッチ
のオン、オフにより、回動制御される。
【0013】そこで、載荷案内板1上に傾倒姿勢で支承
され下端を載荷受板2に保持された刷版Pは、図3で示
す光センサ8A,8Bで刷版を吊持していない把持具6
を検出すると、光電スイッチ(図示せず)が作動してシ
リンダ4を縮小動させ載荷案内板の上端に取付けられた
一対の誘導杆3、3が図1で示す仮想線位置3’から実
線位置に傾動して刷版Pの折り返し係止片P’を把持具
6の移動経路内に位置させるとともに、カム板7をロー
ラカム杆6Eのローラ移動経路内に下動させる。
され下端を載荷受板2に保持された刷版Pは、図3で示
す光センサ8A,8Bで刷版を吊持していない把持具6
を検出すると、光電スイッチ(図示せず)が作動してシ
リンダ4を縮小動させ載荷案内板の上端に取付けられた
一対の誘導杆3、3が図1で示す仮想線位置3’から実
線位置に傾動して刷版Pの折り返し係止片P’を把持具
6の移動経路内に位置させるとともに、カム板7をロー
ラカム杆6Eのローラ移動経路内に下動させる。
【0014】カム板7は載荷案内板1よりもコンベヤ上
流側に始端を位置させ、終端を載荷案内板1のコンベヤ
移動方向略中央に位置させる。
流側に始端を位置させ、終端を載荷案内板1のコンベヤ
移動方向略中央に位置させる。
【0015】したがって、カム板7の始端からカム面に
押し下げられて移動するローラカム杆6Eのローラによ
って開口姿勢にある把持具6の上向きエッジ6Cは、刷
版の折返し係止片P’内に入り、ローラカム杆6Eのロ
ーラがカム板7の終端より離脱して押下げられた姿勢か
ら原位置に上動復帰することにより、前記上向きエッジ
6Cは開口を閉じて刷版の折返し係止片P’を把持す
る。
押し下げられて移動するローラカム杆6Eのローラによ
って開口姿勢にある把持具6の上向きエッジ6Cは、刷
版の折返し係止片P’内に入り、ローラカム杆6Eのロ
ーラがカム板7の終端より離脱して押下げられた姿勢か
ら原位置に上動復帰することにより、前記上向きエッジ
6Cは開口を閉じて刷版の折返し係止片P’を把持す
る。
【0016】また、カム板7の終端位置近傍には図3に
示す如く光センサ9A,9Bが配設されて、カム板の終
端より離脱して原位置に上動復帰するローラカム杆6E
を検出し、この検出信号と載荷案内板1上に刷版が傾倒
支承されていることを検出する光センサー(図示しない
が載荷案内板1の裏面に取付けられ、該案内板に貫設し
た小孔より投光するものである)による刷版検出信号と
の複合信号によりシリンダ5が伸張作動して載荷受板2
を仮想線位置2’まで下動させるから、刷版Pは折返し
係止片P’が把持具6に把持される直後に刷版下端より
離脱する。
示す如く光センサ9A,9Bが配設されて、カム板の終
端より離脱して原位置に上動復帰するローラカム杆6E
を検出し、この検出信号と載荷案内板1上に刷版が傾倒
支承されていることを検出する光センサー(図示しない
が載荷案内板1の裏面に取付けられ、該案内板に貫設し
た小孔より投光するものである)による刷版検出信号と
の複合信号によりシリンダ5が伸張作動して載荷受板2
を仮想線位置2’まで下動させるから、刷版Pは折返し
係止片P’が把持具6に把持される直後に刷版下端より
離脱する。
【0017】
【考案の効果】本考案は、刷版のような易変形性シート
状物品を支承保持している載荷案内板より該物品が搬出
コンベヤ等により把持搬送される際に、該物品の下端縁
を支承している載荷案内板の下部に取付けた載荷受板が
下動して該物品の下端縁より離隔するので、該物品の下
端縁は載荷受板の支承面に摺動接触することなく搬出コ
ンベヤに把持されて運び去られるので、該物品の下端縁
には摩擦抵抗のような抵抗外力が負荷されず、したがっ
て、該物品が易変形性物品であっても、変形することな
く搬出コンベヤに把持されて搬出され、該物品の品質を
低下させるおそれはない。
状物品を支承保持している載荷案内板より該物品が搬出
コンベヤ等により把持搬送される際に、該物品の下端縁
を支承している載荷案内板の下部に取付けた載荷受板が
下動して該物品の下端縁より離隔するので、該物品の下
端縁は載荷受板の支承面に摺動接触することなく搬出コ
ンベヤに把持されて運び去られるので、該物品の下端縁
には摩擦抵抗のような抵抗外力が負荷されず、したがっ
て、該物品が易変形性物品であっても、変形することな
く搬出コンベヤに把持されて搬出され、該物品の品質を
低下させるおそれはない。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図3】本考案の把持具の拡大正面図である。
1 載荷案内板 2 載荷受板 3 誘導杆 6 把持具 7 カム板 C 刷版搬出コンベヤ P 刷版 P’ 折返し係止片
Claims (1)
- 【請求項1】 易変形性シート状物品の上端部を吊持搬
送する装置において、易変形性シート状物品の上端部を
搬送経路内に位置させた載荷案内板の下部に該物品の下
端部を支承保持した載荷受板を上下動可能に取付け、該
載荷受板に前記シート状物品の上端縁部の把持動作を検
出して該載荷受板を下動させる駆動手段を設けた載荷装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156692U JP2525941Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 易変形性シート状物品の吊持搬送載荷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156692U JP2525941Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 易変形性シート状物品の吊持搬送載荷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649034U JPH0649034U (ja) | 1994-07-05 |
JP2525941Y2 true JP2525941Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=14030073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9156692U Expired - Lifetime JP2525941Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 易変形性シート状物品の吊持搬送載荷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525941Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP9156692U patent/JP2525941Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649034U (ja) | 1994-07-05 |
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