JP2525594B2 - 遊星歯車機構を有する増減速機 - Google Patents
遊星歯車機構を有する増減速機Info
- Publication number
- JP2525594B2 JP2525594B2 JP7186987A JP7186987A JP2525594B2 JP 2525594 B2 JP2525594 B2 JP 2525594B2 JP 7186987 A JP7186987 A JP 7186987A JP 7186987 A JP7186987 A JP 7186987A JP 2525594 B2 JP2525594 B2 JP 2525594B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric
- external
- external gear
- gear
- cylindrical roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
- F16H1/32—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、入力軸に固定嵌合した偏心体によって保
持された外歯歯車が外ピンに内接して噛合う遊星歯車機
構を有する増減速機に関する。
持された外歯歯車が外ピンに内接して噛合う遊星歯車機
構を有する増減速機に関する。
(従来技術) 本件出願人が前に特許出願した特願昭60−298421号に
係る増減速機は、外歯歯車の保持孔に偏心円筒ローラを
介して内ピンを挿通している。偏心円筒ローラが外歯歯
車の内ピン孔と内ピンの間に回転自在に介在しているた
め、、外歯歯車の回転トルクを総ての内ピンに伝達で
き、減速機の回転を滑らかにする。
係る増減速機は、外歯歯車の保持孔に偏心円筒ローラを
介して内ピンを挿通している。偏心円筒ローラが外歯歯
車の内ピン孔と内ピンの間に回転自在に介在しているた
め、、外歯歯車の回転トルクを総ての内ピンに伝達で
き、減速機の回転を滑らかにする。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記増減速機を改良したものであり、その
目的は偏心円筒ローラを外歯歯車と内ピンの間に介装し
た遊星歯車機構を有する増減速機において、減速機の回
転をよりいっそう滑らかにすると共に内ピンと外歯歯車
との噛合いを確実に行わせることにある。
目的は偏心円筒ローラを外歯歯車と内ピンの間に介装し
た遊星歯車機構を有する増減速機において、減速機の回
転をよりいっそう滑らかにすると共に内ピンと外歯歯車
との噛合いを確実に行わせることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明では、出力軸に嵌
入固定した内ピンと外歯歯車の間に偏心円筒ローラを回
転自在に介装し、該偏心円筒ローラに外歯歯車を設け、
該外歯歯車と内接して噛合う内歯歯車をケーシングに固
定して設けている。
入固定した内ピンと外歯歯車の間に偏心円筒ローラを回
転自在に介装し、該偏心円筒ローラに外歯歯車を設け、
該外歯歯車と内接して噛合う内歯歯車をケーシングに固
定して設けている。
(実施例) 以下に、この発明の一実施例を図を参照して説明す
る。この実施例は、入力軸21を回転し、その回転を出力
軸3から出力する減速機として説明する。
る。この実施例は、入力軸21を回転し、その回転を出力
軸3から出力する減速機として説明する。
第1図および第2図を参照して、第1のケーシング1
内にボール軸受2を介して出力軸3を回転自在に支持す
る。該出力軸3にはフランジ部4が設けられ、該フラン
ジ部4には周方向に複数のピン孔5が設けられ、各ピン
孔5に内ピン6を嵌入固定し、この内ピン6にニードル
軸受7を介し、偏心円筒ローラ8を挿通する。
内にボール軸受2を介して出力軸3を回転自在に支持す
る。該出力軸3にはフランジ部4が設けられ、該フラン
ジ部4には周方向に複数のピン孔5が設けられ、各ピン
孔5に内ピン6を嵌入固定し、この内ピン6にニードル
軸受7を介し、偏心円筒ローラ8を挿通する。
第3図をも参照して、該偏心円筒ローラ8は、第1の
偏心部9aと第2の偏心部9bを有し、各偏心部9a、9bにニ
ードル軸受10を介してそれぞれ第1の外歯歯車11aと第
2の外歯歯車11bの保持孔12に挿通する。本実施例では
内ピン6と偏心円筒ローラ8及び偏心円筒ローラ8と外
歯歯車11a、11bの間にニードル軸受7、10を介装したも
のを例示したが、該軸受7、10はこれに限定されるもの
ではなく、例えば円筒ローラ又はブッシュ等に置換で
き、或いは軸受を介さず直接挿入するようにしてもよ
い。
偏心部9aと第2の偏心部9bを有し、各偏心部9a、9bにニ
ードル軸受10を介してそれぞれ第1の外歯歯車11aと第
2の外歯歯車11bの保持孔12に挿通する。本実施例では
内ピン6と偏心円筒ローラ8及び偏心円筒ローラ8と外
歯歯車11a、11bの間にニードル軸受7、10を介装したも
のを例示したが、該軸受7、10はこれに限定されるもの
ではなく、例えば円筒ローラ又はブッシュ等に置換で
き、或いは軸受を介さず直接挿入するようにしてもよ
い。
前記第1のケーシング1と第2のケーシング13との間
に枠14を固定し、該枠14の内周面に外ピン15を等ピッチ
で回転自在に設ける。外歯歯車11a、11bはサイクロイド
曲線歯形、或いはその他の歯形の外歯16を有し、前記外
ピン15に噛合う。前記外ピン15の本数は、外歯歯車11、
11bの外歯16の数より1本或いは複数本多くする。外歯
歯車11a、11bの位相は、180゜ずらしている。外歯歯車1
1a、11bと内ピン6の間で偏心円筒ローラ8が自転しつ
つ、外歯歯車11a、11bの自転によるトルクを総て内ピン
6に伝達し、滑らかに回転する。更に、第4図をも参照
して、この偏心円筒ローラ8の自転を十分確保するた
め、偏心円筒ローラ8の端部には外歯歯車17が設けら
れ、前記第2のケーシング13の内側にボルト18により固
定した内歯歯車19に内接して噛合わせている。前記偏心
円筒ローラ8の外歯17の形状については、特に限定する
ものではない。
に枠14を固定し、該枠14の内周面に外ピン15を等ピッチ
で回転自在に設ける。外歯歯車11a、11bはサイクロイド
曲線歯形、或いはその他の歯形の外歯16を有し、前記外
ピン15に噛合う。前記外ピン15の本数は、外歯歯車11、
11bの外歯16の数より1本或いは複数本多くする。外歯
歯車11a、11bの位相は、180゜ずらしている。外歯歯車1
1a、11bと内ピン6の間で偏心円筒ローラ8が自転しつ
つ、外歯歯車11a、11bの自転によるトルクを総て内ピン
6に伝達し、滑らかに回転する。更に、第4図をも参照
して、この偏心円筒ローラ8の自転を十分確保するた
め、偏心円筒ローラ8の端部には外歯歯車17が設けら
れ、前記第2のケーシング13の内側にボルト18により固
定した内歯歯車19に内接して噛合わせている。前記偏心
円筒ローラ8の外歯17の形状については、特に限定する
ものではない。
偏心円筒ローラ8の外歯17の歯数と内歯歯車19の歯数
の歯数比は、次式のとおりか、またはその比の整数倍も
しくは整数分の一とする。偏心円筒ローラの外歯の歯数
1とし、内歯歯車の歯数をn+1として 1/n+1 n:遊星歯車減速機の減速比 前記第2のケーシング13と出力軸3にボール軸受20を
介して入力軸21を回転自在に支持している。該入力軸21
には第1の偏心部22aと第2の偏心部22bを有する偏心体
23が嵌合し、前記偏心部22a,22bの偏心回転がコロ軸受2
4を介して前記外歯歯車11a、11bに伝達される。
の歯数比は、次式のとおりか、またはその比の整数倍も
しくは整数分の一とする。偏心円筒ローラの外歯の歯数
1とし、内歯歯車の歯数をn+1として 1/n+1 n:遊星歯車減速機の減速比 前記第2のケーシング13と出力軸3にボール軸受20を
介して入力軸21を回転自在に支持している。該入力軸21
には第1の偏心部22aと第2の偏心部22bを有する偏心体
23が嵌合し、前記偏心部22a,22bの偏心回転がコロ軸受2
4を介して前記外歯歯車11a、11bに伝達される。
上記実施例は、次のように作動する。
枠14を固定して、入力軸21から高速回転を入力し、該
回転を入力軸21に嵌合した偏心体23の偏心部22a、22bの
偏心回転に変換して外歯歯車11a、11bに伝え、これによ
り外歯歯車11a、11bが外ピン15と噛合いながら公転しつ
つ減速自転する。該外歯歯車11a、11bの減速自転を、内
ピン6を介して出力軸3から出力する。
回転を入力軸21に嵌合した偏心体23の偏心部22a、22bの
偏心回転に変換して外歯歯車11a、11bに伝え、これによ
り外歯歯車11a、11bが外ピン15と噛合いながら公転しつ
つ減速自転する。該外歯歯車11a、11bの減速自転を、内
ピン6を介して出力軸3から出力する。
偏心円筒ローラ8は、外歯歯車11a、11bと内ピン6の
間で自転しつつ、総ての内ピン6に外歯歯車11a、11bか
らのトルクを伝達し滑らかに回転する。この際、偏心円
筒ローラ8の外歯歯車17が内歯歯車19に内接して噛合し
ながら自転するので、偏心円筒ローラ8の安定した自転
が確保される。
間で自転しつつ、総ての内ピン6に外歯歯車11a、11bか
らのトルクを伝達し滑らかに回転する。この際、偏心円
筒ローラ8の外歯歯車17が内歯歯車19に内接して噛合し
ながら自転するので、偏心円筒ローラ8の安定した自転
が確保される。
なお、上述した実施例にこの発明は限定されるもので
はなく、例えば出力軸3を固定して、枠14から減速回転
を出力するようにしてもよい。
はなく、例えば出力軸3を固定して、枠14から減速回転
を出力するようにしてもよい。
また、出力軸と入力軸を逆とすれば増速機となり、こ
れもこの発明に含まれる。
れもこの発明に含まれる。
更に、外歯歯車の数は2枚に限らず、1枚または3枚
以上でもよい。
以上でもよい。
(発明の効果) この発明によれば、偏心円筒ローラに設けた外歯歯車
を内歯歯車と噛合わせることにより、該偏心円筒ローラ
の安定した自転を確保でき、総ての内ピンがトルクの伝
達に寄与して滑らかに回転するから伝達効率が向上する
と共に脈動或いは振動のない増減速機が得られる。
を内歯歯車と噛合わせることにより、該偏心円筒ローラ
の安定した自転を確保でき、総ての内ピンがトルクの伝
達に寄与して滑らかに回転するから伝達効率が向上する
と共に脈動或いは振動のない増減速機が得られる。
また、偏心円筒ローラの外歯歯車を外ピンとは別に設
けた内歯歯車に噛合わせるので、外歯歯車の歯形状、歯
数などの設計が自由となるものである。
けた内歯歯車に噛合わせるので、外歯歯車の歯形状、歯
数などの設計が自由となるものである。
第1図は、この発明の一実施例の縦断面図である。 第2図は、第1図のA−A線断面図である。 第3図は(イ)は偏心円筒ローラの正面縦断面図であ
り、第3図(ロ)は側面図である。 第4図は、第1図のB−B線一部省略断面図である。 3:出力軸、6:内ピン、8:偏心円筒ローラ 9a、9b:偏心部、11a、11b:外歯歯車 14:枠、15:外ピン、17:外歯歯車 19:内歯歯車、21:入力軸 22a、22b:偏心部、23:偏心体
り、第3図(ロ)は側面図である。 第4図は、第1図のB−B線一部省略断面図である。 3:出力軸、6:内ピン、8:偏心円筒ローラ 9a、9b:偏心部、11a、11b:外歯歯車 14:枠、15:外ピン、17:外歯歯車 19:内歯歯車、21:入力軸 22a、22b:偏心部、23:偏心体
Claims (1)
- 【請求項1】出力軸に設けた内ピンを外歯歯車に挿通
し、枠の内周面に設けた外ピンに前記外歯歯車を噛合わ
せ、入力軸の回転を入力軸に固定嵌合した偏心体により
偏心回転に変換し、前記偏心体に保持された外歯歯車に
伝達する遊星歯車機構を有する増減速機において、前記
外歯歯車と前記内ピンの間に偏心円筒ローラを回転自在
に介装し、該偏心円筒ローラの反出力軸側端部に外歯歯
車を設け、該外歯歯車と内接して噛合う内歯歯車をケー
シングに固定したことを特徴とする遊星歯車機構を有す
る増減速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7186987A JP2525594B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 遊星歯車機構を有する増減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7186987A JP2525594B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 遊星歯車機構を有する増減速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63243550A JPS63243550A (ja) | 1988-10-11 |
JP2525594B2 true JP2525594B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13472953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7186987A Expired - Lifetime JP2525594B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 遊星歯車機構を有する増減速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525594B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5744974B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2015-07-08 | Ntn株式会社 | インホイールモータ駆動装置 |
JP5744973B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2015-07-08 | Ntn株式会社 | 電気自動車用インホイールモータ駆動装置 |
JP6938332B2 (ja) * | 2017-10-24 | 2021-09-22 | 住友重機械工業株式会社 | 偏心揺動型減速装置 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP7186987A patent/JP2525594B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63243550A (ja) | 1988-10-11 |
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