JP2525472B2 - 液状にしたコ―ヒ―飲料の製法及びその装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高温飲料を製造し分配するための方法及び装
置に関する。さらに詳細にいうと本発明は、液状飲料の
表面上に厚い層の泡状のコーヒーを有した高温コーヒー
を製造し分配するためのコーヒーデイスペンサーに関す
る。

従来技術及び問題点 現在では広範な種類のコーヒーデイスペンサーが市場
で利用されている。そのようなデイスペンサーは適当な
混合容器の中で計量された体積の温水と計量された量の
粒子状のインスタントコーヒーとを組み合わせること
と、再構成すなわち水を加えて液状にされたコーヒー飲
料を前記容器の下に位置したカツプあるいはその他の容
器に分配することによつて動作する。そのような従来型
のデイスペンサーは、従来型のコーヒー飲料を準備し分
配するのに適しているが、エスプレツソ型あるいはカツ
プチーノ型のコーヒー、即ち、飲料の表面上に泡を有し
たコーヒーを準備あるいは分配するのには適していな
い。カツプチーノ型のコーヒーは今までは典型的にはミ
ルクを泡立てるために蒸気をミルクの中へ注入すること
によつて準備され、次にこの泡立てられた部分が部分的
にコーヒー飲料で満たされたカツプの中へ注がれ、この
泡立てられた部分が液状飲料の表面上に泡の層を形成す
る。エスプレツソコーヒーは調合操作の間につくられた
表面上にコーヒー液の泡を有している。

問題点を解決するための手段 本発明は、個々のカツプの高温のエスプレツソ型コー
ヒー飲料、即ち、液状コーヒーの表面上に厚い層のコー
ヒーの泡を有したコーヒーを製造し分配するための方法
及び装置に関する。本発明によると、粉末状のインスタ
ントコーヒーを少量の冷水に解かすことによつて形成さ
れる冷たいコーヒー濃縮液が、制限された混合チエンバ
ーの中で激しく攪拌することによつて泡状に形成され、
次に泡状のコーヒー濃縮液は温水を加えることによつて
薄められ、泡状の成分をかなり残した状態で、望みの強
さの液状コーヒー飲料が提供される。混合チエンバーか
ら流出されると泡状のコーヒーは、液状飲料の表面上に
厚い層の安定な泡を形成する。

本発明の飲料分配装置は混合チエンバーを含み、その
中では、装置内に取付けられた供給ホツパーからの粉末
状のインスタントコーヒーが少量の冷水と激しく攪拌さ
れて、再構成され、泡状のコーヒー濃収液を形成し、次
に大量の温水と再構成されて泡状のコーヒー濃縮液を薄
め、泡状の成分をかなり残しながら、望みの濃度の液状
飲料を形成する。前記チエンバー内には、タイミングの
とれた攪拌器が取付けられ、粉末状のコーヒーを冷水部
分と激しく混合する。水管が冷水を混合チエンバーに供
給し、混合チエンバーの温度を望みの限度内に維持す
る。前記水管はまたデイスペンサー内の加熱装置へ水を
供給し、温水を混合チエンバー内へ導入し、混合チエン
バーへ供給される冷水と温水の体積は、それぞれの配管
における弁によつて制御される。供給ホツパーに設けら
れた計量装置は、混合チエンバー内へ導入されるインス
タントコーヒーの量とタイミングとを制御する。混合チ
エンバー内の攪拌器と、供給ホツパー内の計量装置と
は、両方ともデイスペンサー内に取付けられたモータに
よつて作動される。モータと、冷水供給弁と、加熱装置
と、温水供給弁とを作動させる順番とタイミングとを制
御するためのタイミング機構が設けられている。混合チ
エンバーの底部には適当な流出装置が設けられていて、
再構成された液状コーヒーと泡状のコーヒーとをカツプ
あるいはその他の容器の中へ流出させ、泡状のコーヒー
が液状のコーヒーの表面上に厚い層を形成する。

本発明の方法においては、一杯の再構成されたインス
タントコーヒーをつくるために普通用いられる量の粉末
状のインスタントコーヒーが、計量された体積の冷水と
一緒になつて混合チエンバー内へ導入され、これは望み
の強さの一杯の再構成されたコーヒーをつくるのに普通
用いられる水の量の一部分しか含んでいない。コーヒー
の粉末と冷水とは混合チエンバーの中で激しく攪拌する
ことによつて組み合わされ、コーヒー濃出液を形成し、
これが遠心力によつて混合チエンバーの側壁に対して移
送され、空気が濃縮液の中へ同伴され、混合チエンバー
の中で泡状のコーヒー濃縮液が提供される。即ち、冷た
いコーヒー濃縮液の連続相の中に空気の泡が分散され
る。装置へ供給された水の一部分は加熱装置を通すこと
によつて望みの温度にまで加熱され、望みの強さの一杯
の再構成されたインスタントコーヒーをつくるのに必要
な水の大部分を構成する計量された量の温水が、混合チ
エンバー内に導入される。この温水を混合チエンバー内
の泡状濃縮液に加えることによつて濃縮液が薄められ、
混合チエンバー内の泡状の成分をかなり残しながら、望
みの濃さの液状コーヒー飲料が提供される。再構成され
た液状コーヒーと泡上コーヒーとは混合チエンバーから
カツプあるいはその他の適当な容器の中へ流出され、コ
ーヒーの泡が飲料の表面上に厚い層の安定した泡を形成
している。

実施例 図面を参照すると、本発明による飲料デイスペンサー
10は混合チエンバー11を有し、このチエンバーの中へ、
スプレードライコーヒーあるいはフリーズドライコーヒ
ーのような計量された量の粒子状の乾燥インスタントコ
ーヒーが、水と混ぜるために貯蔵ホツパー12から流入さ
れる。前記混合チエンバーの上には従来型の電動モータ
14が取付けられ、またこのモータを作動させるための適
当な電源とタイマー15とに連結されている。前記デイス
ペンサーには押しボタンスイツチのような手動操作可能
な周期スイツチ16が設けられ、それは再構成されたコー
ヒーの計量された部分を分配したい時にはいつも作動あ
るいは閉じられるようになつている。スイツチ16が閉じ
ると同時にタイマー15が作動する。

前記モータ14は垂直方向下方へ突出した駆動シヤフト
17を有し、これは混合チエンバー内に位置した翼状の攪
拌器18を有していて、前記攪拌器は、混合チエンバーの
底部に近接した状態で、シヤフト17上に回転的に取付け
られ、混合チエンバーの中へ導入された液体を激しくか
き回すようになつている。前記モータはまた垂直方向上
方へ突出した駆動シヤフト19を有しており、これはシヤ
フトの上端においてキイー留めされた歯車20を有してい
る。歯車20は供給ホツパー12の中へ垂直方向下方へ延在
したシヤフト22上に取付けられた第二の歯車21と噛合し
ている。シヤフト22が回転すると、計量装置23が駆動さ
れ、供給ホツパーから混合チエンバーの中へ計量された
量の粉末状のインスタントコーヒーを放出させる。前記
計量装置23は回転板24を有し、これは供給ホツパーの底
部近くにおいてシヤフト22上に回転自在に取付けられて
おり、その外周において等距離をおいて隔置された複数
個のポケツト25を有している。ホツパー内の粒子状のイ
ンスタントコーヒーは前記ポケツトの中へ重力によつて
落下し、回転板24の回転によつて供給ホツパーの底壁に
おける流出孔（図示せず）へ運ばれ、供給ホツパーから
混合チエンバーの中へ下方へ延在したダクト26の中へ通
過する。各々のポケツト25によつて画定された容積空間
は、望みの濃さの再構成コーヒーを一杯作るのに必要な
粉末コーヒーの量と等しい。歯車20と21との伝達比は、
モータ14の１回の作動周期において、この周期の間に１
個のポケツト25がホツパー流出孔上を回転する様に回転
板24を回転させる比率になつている。モータの作動に応
じて、計量された量の粉末状のインスタントコーヒーを
貯蔵ホツパーから流出させることのできる他の適当な計
量装置、例えば、従来型の回転翼計量装置、オーガ、及
びその類似物も、もちろん使用することができる。

デイスペンサー10には冷水が一定圧力の水管28を通つ
て供給される。水管28は一本の枝管29が冷水をダクト26
へ運び混合チエンバー11の中へ導入する。好ましい実施
例によると、ダクト26の流出端部は、ダクトによつて運
ばれた液体がチエンバーの側壁に沿つて混合チエンバー
の中へ接線方向に導入されるように、混合チエンバー11
内に位置している。枝管29におけるソレノイド弁30が管
を流れる冷水の流量を制御し、またタイマー15に連結さ
れていて混合チエンバー内へ導入される冷水のタイミン
グと量とを制御する。水管28の第２枝管31が冷水を冷却
コイル32の入口へ運び、前記コイルは混合チエンバーを
冷却するために混合チエンバーの側壁の外側を取囲んで
いる。冷却コイル32から出た冷水は配管33へ流れ、加熱
装置34を通り、配管33内の水は望みの温度、例えば80℃
ないし90℃に加熱される。配管33内の水は電熱装置35に
よつて装置34内で加熱され、前記加熱要素はタイマー15
に連結されており、これが加熱要素の作動タイミングと
作動間隔を制御する。加熱装置34には、当業界ではよく
知られているタイプの、制御用サーモスタツトと安全用
サーモスタツトとが設けられており、安全用サーモスタ
ツトが所定温度以上の温度を検知した時には、加熱要素
への電力を切ることになる。

加熱装置34からの温水が配管36を通つてダクト26へ運
ばれ、混合チエンバーへ導入され、配管36を流れる水の
流量はソレノイド弁37によつて制御される。配管36にお
ける前記ソレノイド弁37は、配管内の温水の流れを制御
し、またタイマー15に連結されていて、混合チエンバー
に導入される温水の量とタイミングとを制御する。

混合チエンバーの底部には流出孔38が設けられてい
て、攪拌器18が回転を停止した時に、再構成されたコー
ヒー液と泡とを混合チエンバーから重力によつて流出さ
せ、再構成されたコーヒーはチエンバーの下に位置して
いるカツプあるいは他の適当な容器の中へ出口39から流
出される。

スイツチ16を閉じると、タイマー15が同時に動作す
る。タイマーは順次機器を作動させ、モータ14を作動さ
せることによつて混合チエンバー内の攪拌器18と供給ホ
ツパー内の計量装置23とを作動させて、計量された量の
インスタントコーヒーをダクト26の中へ流出させ、次に
ソレノイド弁30を動作させて、所定の量の冷水を混合チ
エンバーの中へ分配し、次に加熱装置34を作動させて、
配管33内の水を所定の温度にまで加熱し、次にソレノイ
ド弁37を作動させて、所定の量の温水を混合チエンバー
内へ分配する。タイマー15はモータを含んだ４個のスイ
ツチ1,2,3,4であり、これはスイツチ16が閉じた時に上
述した順番に、分配周期の間の所定の時期に、自動的に
開閉する。タイマーの電気制御回路はよく知られてい
て、ここでさらに説明する必要はない。このタイミング
回路はモータ14の動作周期が混合チエンバー内への冷水
と温水との分配を好ましくはその開始時及び終了時に、
重なり合わせる様なものになつている。

操作においては、貯蔵ホツパー12は、スプレードライ
コーヒーあるいはフリーズドライコーヒーのような、供
給用の粒子状あるいは粉末状のインスタントコーヒーで
充填されている。コーヒー飲料を提供するために分配す
るためには、操作者がスイツチ16を押してその常時開の
接点を閉じる。この操作と同時にタイマー15が作動し、
タイマーのスイツチ１が閉じ、好まくしは分配周期の全
時間中閉じた状態で維持される。スイツチ１が閉じる
と、モータ14が動作してシヤフト17と19が回転され、そ
れによつて混合チエンバーの中で攪拌器18が急速回転さ
れ、また計量装置23が回転され、計量された量（例えば
２グラム）の粉末状インスタントコーヒーがホツパー12
からダクト26へ流出される。タイマーのスイツチ２が閉
じられると、冷水管29内のソレノイド弁30が単時間だけ
作動し、ダクト26内へ少量の所定の冷水（約10℃ないし
24℃の水約20ml）を流出させることができ、その時点で
スイツチ２が開いてソレノイド弁30が無作動状態にな
る。粉末状のインスタントコーヒーはダクト26の中の冷
水に溶け、冷たいコーヒー濃縮液が形成され、混合チエ
ンバーの中へ送り出される。混合チエンバーの中へ入つ
た前記冷たいコーヒー濃縮液はチエンバーの側壁に対し
て移送され、攪拌器18を急速回転させることにより空気
を液体の中へ同伴させ、濃縮液を泡立て、この泡立てら
れた濃縮液が攪拌器の回転によつて混合チエンバーの中
で浮遊状態にされる。

冷たい濃縮液が泡立てられると、タイマーのスイツチ
３が閉じられて加熱装置34が作動され、それによつて配
管33内の冷水が望みの温度（例えば80℃ないし90℃）に
まで加熱される。この温度に到達すると、スイツチ３が
開かれて加熱装置が無作動状態にされ、スイツチ４が閉
じられ、ソレノイド弁37がある時間周期だけ作動され、
所定の量（例えば130ml）の温水が配管36からダクト26
及びチエンバー11の中へ流出され、好ましくは温水は混
合チエンバーの側壁に沿つて接線方向に導入され、側壁
上にある泡の表面張力を除去する。チエンバー11の中へ
導入された温水の量は、望みの強さの再構成されたイン
スタントコーヒーを一杯だけ作るのに必要な残余の水を
含んでいる。混合チエンバーの中へ導入される水の全量
（即ち、冷温部分及び高温部分）は、使用されている粉
末状のインスタントコーヒーの量や、再構成されたコー
ヒーの望みの強さに応じて変化するので、普通は混合チ
エンバーに導入される高温水と冷温水との体積比率は約
２対１から７対１の間にあることが好ましい。混合チエ
ンバーへ混水を加えると泡状になつたコーヒー濃縮液が
薄められ、望みの濃度の再構成された液体状コーヒー部
分が提供され、残余の泡状のままになつた構成部分は、
望みの濃度の高温液体コーヒーの連続相の中に分散され
た空気泡を含んだ泡状のコーヒー部分を提供する。

この時点において、タイマーのスイツチ１とスイツチ
16とが開かれ、攪拌器の回転が停止され、それによつて
再構成された飲料がチエンバーの底部へ流れ、そこから
開口38と出口39とを通つてデイスペンサーの下に位置し
たカツプの中へ流出される。このようにして混合チエン
バーから流出された再構成された飲料は、望みの濃さの
再構成された液状コーヒーと、液状部分の表面上にのつ
た泡上コーヒーの部分とからなる液体コーヒーを含み、
これによつて液状コーヒーの表面上にある厚さの層の安
定した泡を浮かべた、見かけ上はエスプレツソコーヒー
飲料と同じの、コーヒー飲料が提供される。代表的に
は、コーヒーの泡部分はカツプの中へ注がれ再構成され
た飲料の容積の約20％ないし35％を有している。混合チ
エンバーの側壁は冷却コイル32によつて冷却されている
ので、混合チエンバーの温度は、温水を加えた後でも望
みの制限値以下に維持され、従つてデイスペンサーの操
作周期間に待ち周期を必要としない。混合チエンバーの
側壁から熱を散逸させるための他の適当な装置も、もち
ろん、使用してもよい。

もし望みならば、タイマー15の制御回路はスイツチ１
がスイツチ４の閉より先に開くようにしてもよい。即
ち、スイツチ１は、液体の濃度が形成された後で、しか
しながら混合チエンバーに温水が導入される前に、モー
タ14と攪拌器18とを無作動にするために開かれる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の飲料分配装置の概略図である。 図において 11……混合チエンバー 12……供給ホツパー 14……モータ 15……タイミング装置 18……攪拌器 25……計量装置 29……第一配管 30……第一弁 32……冷却装置 34……加熱装置 36……第二配管 である。

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】泡立った表面を有する、水を加えて液状に
   戻したコーヒー飲料の製造方法であって、 （イ） 計量された量の粒子状の乾燥コーヒーを制御さ
   れた量の冷水に結合して冷たいコーヒー濃縮液を提供す
   ると共に、この冷たいコーヒー濃縮液を強く機械的に撹
   拌して該コーヒー濃縮液を泡立たせることと、 （ロ） 温かい水と冷たい水との体積比が2:1から7:1で
   ある温水を泡立ったコーヒー濃縮液に加えて、泡立った
   成分をほぼ保ちながら、コーヒー濃縮液を薄めて所望の
   濃さと温度の液状コーヒー飲料をつくり、それによっ
   て、水を加えて戻した、所望の濃さと温度の液状コーヒ
   ー飲料から成る液状コーヒー部分と、該液状コーヒー部
   分の表面上の泡立ったコーヒー部分を提供することとを
   含む、 液状に戻したコーヒー飲料の製法。
2. 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載の方法におい
   て、前記冷たいコーヒー濃縮液が撹拌されつつ冷却され
   る、液状に戻したコーヒー飲料の製法。
3. 【請求項３】泡立った表面を有する、水を加えて液状に
   戻したコーヒー飲料を製造して分配するための装置であ
   って、 （イ） 側壁および底壁を備える混合チェンバーと、 （ロ） 前記混合チェンバー内で回転するように装着さ
   れた撹拌装置と、 （ハ） 前記混合チェンバー内へ制御された量の粒子状
   の乾燥コーヒーを分配するための、該混合チェンバーに
   組み合わされた計量装置と、 （ニ） 作動すると前記混合チェンバー内へ所定量の冷
   水と温水とを順次導入するように作動可能な、該混合チ
   ェンバーに組み合わされた第１及び第２の弁装置と、 （ホ） 前記撹拌装置及び計量装置を作動させるための
   モータ装置と、 （ヘ） 液状コーヒー部分と泡立ったコーヒー部分から
   なる、水を加えて液状に戻したコーヒー飲料を前記混合
   チェンバーから取り出すために、該混合チェンバーの底
   壁に組み合わされた流出装置と、 （ト） 前記モータ装置と第１及び第２の弁装置とを順
   次作動させるためのタイミング装置とを含む、 液状に戻したコーヒー飲料の製造装置。
4. 【請求項４】特許請求の範囲第３項記載の装置におい
   て、前記混合チェンバーの側壁から熱を散逸させるため
   の冷却コイルを含む、液状に戻したコーヒー飲料の製造
   装置。
5. 【請求項５】特許請求の範囲第３項または第４項記載の
   装置において、前記弁装置から温水を前記混合チェンバ
   ーの上部へ該混合チェンバーの側壁に沿って接線状に移
   送するためのダクト装置を含む、液状に戻したコーヒー
   飲料の製造装置。
6. 【請求項６】特許請求の範囲第３項から第５項のいずれ
   か一項記載の装置において、粒子状の乾燥コーヒーを保
   持するための供給ホッパーであって、前記計量装置が中
   に装着された供給ホッパーと、該供給ホッパーから粒子
   状の乾燥コーヒーを、また、前記第１の弁装置から冷水
   を受けて前記混合チェンバーへ導入するための流出ダク
   トとを含む、液状に戻したコーヒー飲料の製造装置。
7. 【請求項７】特許請求の範囲第６項記載の装置におい
   て、前記モータ装置が作動すると前記計量装置を作動さ
   せるために、該モータ装置と計量装置に歯車装置が組み
   合わされる、液状に戻したコーヒー飲料の製造装置。
8. 【請求項８】特許請求の範囲第４項記載の装置におい
   て、加熱装置と、該加熱装置へ前記冷却コイルから冷水
   を運ぶための第１の配管と、前記加熱装置から前記第２
   の弁装置へ温水を運ぶための第２の配管とを含み、前記
   加熱装置が順次作動のために前記タイミング装置へ作動
   状に接続されている、液状に戻したコーヒー飲料の製造
   装置。
9. 【請求項９】特許請求の範囲第８項記載の装置におい
   て、前記第２の配管は温水を前記加熱装置から前記第２
   の弁装置を通して前記混合チェンバー内へ移送し、温水
   を該混合チェンバーの側壁に沿って接線状に導入するよ
   うに配置される、液状に戻したコーヒー飲料の製造装
   置。