JP2525423Y2 - 車載用fmラジオ受信機のif帯域自動切換え回路 - Google Patents

車載用fmラジオ受信機のif帯域自動切換え回路

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JP2525423Y2 JP1988003904U JP390488U JP2525423Y2 JP 2525423 Y2 JP2525423 Y2 JP 2525423Y2 JP 1988003904 U JP1988003904 U JP 1988003904U JP 390488 U JP390488 U JP 390488U JP 2525423 Y2 JP2525423 Y2 JP 2525423Y2
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switching circuit
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、車載用のFMラジオ受信機のIF帯域自動切
換え回路に係り、広帯域IF回路から狭帯域IF回路へは時
定数を持たず即切換えると共に、狭帯域から広帯域への
切換え動作時に一定のタイミングを保持しながら自動切
換えを行うのに好適な車載用FMラジオ受信機のIF帯域自
動切換え回路に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からのIF帯域自動切換え回路としては、例えば、
第2図のブロック回路に示したものがある。
第2図の回路構成について以下述べる。
図において、1は外来電波を受けるためのアンテナで
あり、このアンテナ1はフロントエンド2と接続されて
いる。
このフロントエンド2に入力する放送電波は、高周波
増幅回路(図示せず)を介してミキサ回路(図示せず)
でIF信号に変換され、広帯域IF回路3と狭帯域IF回路4
の入力にそれぞれ接続されている。
これら広帯域IF回路3の出力は、切換え回路5を構成
する切換えスイッチの接点Aと接続し、狭帯域IF回路4
の出力は切換えスイッチの接点Bと接続されている。
この切換え回路5は、ノイズ検出回路10からの制御電
圧により接点A,Bいずれかを自動的に選択する。
6はIF信号を復調するための検波回路であり、この出
力は2分配され、一方の出力は前記のノイズ検出回路10
と接続し、もう一方の出力はステレオ復調回路7に接続
されている。
なお、8,9はステレオ復調回路7の左・右出力端子で
ある。
次に、上記回路構成の動作を説明する。
検波回路6からの復調信号に含まれたノイズ成分を検
出した後、このノイズ成分を直流電圧に整流し、切換え
回路5のスイッチを駆動する。
即ち、放送電波の混信によって復調信号にノイズ成分
が発生した場合、切換え回路5の接点Bは、狭帯域IF回
路4を選び、逆に混信がなくノイズ成分の少ない場合、
接点Aは広帯域IF回路3を選ぶように構成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、隣接した放
送電波によって混信が発生し(隣接チャンネル妨害)、
復調信号にノイズ成分が多く含まれると、切換え回路5
によって狭帯域IF回路4に切換えられ、隣接した放送電
波による混信がなくなり、ノイズ検出回路10のノイズ成
分が減った状態になるため、切換え回路5は広帯域IF回
路3に切換えられる。
この場合、隣接した放送電波の混信が継続していれば
再び、ノイズ成分によって切換え回路5が狭帯域IF回路
4を選択する事になるため、切換えに伴うチャタリング
現象の発生という欠点が有った。
また、他の従来例として、IFフィルタの広から狭、狭
から広へのいずれの切換え時も時定数を持つようにした
AM受信機のIFフィルタ自動切換回路もあったが、これも
車載用ラジオ受信機特有の刻々と変化する受信状態に対
しては、ノイズ、音質の面から十分とはいえない。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、上記従来例の欠点を解消した
安定なる車載用FMラジオ受信機のIF帯域自動切換え回路
を提供することにある。
(ニ) 問題を解決するための手段 この考案に係るIF帯域自動切換え回路は、受信された
高周波信号をIF周波数に変換するフロントエンドと、こ
のフロントエンドから出力されたIF周波数を入力する広
帯域IF回路または、狭帯域IF回路と、このIF回路のいず
れか一方を選択するための切換え回路と、この切換え回
路を動作させるため、復調信号中のノイズ有無によって
切換え制御信号を発生させるノイズ検出回路からなる車
載用FMラジオ受信機において、前記ノイズ切換え回路の
出力側に時定数回路を接続し、前記切換え回路は、前記
ノイズ検出回路でノイズ有を検出すると、実質的に時定
数を持たず即狭帯域IF回路へ切換えると共に、前記ノイ
ズ検出回路がノイズ無を検出すると、前記時定数回路に
よりチャタリング持続時間相当の一定時間IF回路の切換
え動作を保持させることを特徴とする、車載用ラジオ受
信機のIF帯域自動切換え回路を構成したものである。
(ホ) 作用 ノイズ検出回路の出力側に単安定マルチバイブレータ
からなる時定数回路を接続し、切換え回路の切換え動作
タイミングを制御した。即ち、検波回路より得られた復
調信号にノイズ成分が含まれている場合は、切換え回路
のスイッチを狭帯域IF回路に切換え保持し、チャタリン
グ持続時間相当の一定時間経過後は、切換え回路のスイ
ッチを広帯域IF回路へ切換える様にしたため、従来例の
様な帯域切換えに伴うチャタリング防止が可能となっ
た。
(ヘ) 実施例 この考案に係るIF帯域自動切換え回路の実施例を、第
1図のブロック回路に基づいて説明する。
なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
図において、6は検波回路であり、この出力を2分配
し、一方の出力はノイズ検出回路10と接続し、もう一方
の出力はステレオ復調回路7に接続されている。
上記のノイズ検出回路10の出力は、時定数回路11と接
続し、この時定数回路11は単安定マルチバイブレータに
よって構成され、所望の時定数設定が可能である。
次に、切換え動作の説明を行う。
上記の時定数回路11が、ノイズ検出回路10によってト
リガされると、時定数回路11の出力は安定状態となり、
検波回路6らの復調信号にノイズ成分が含まれた場合、
チャタリング持続時間相当の一定時間だけ切換え回路5
は狭帯域IF回路4を切換え保持し、チャタリング持続時
間相当の一定時間経過すると、切換え回路5は広帯域IF
回路3に切換えられる。勿論、復調信号中にノイズ成分
が継続して含まれていれば、切換え回路5は狭帯域IF回
路4に切換えられる。
従って、帯域の切換えに伴うチャタリングの防止が可
能となる。
上記考案は特に、車載用の高周波受信機に有効であ
る。
つまり、走行中の車両が隣接チャンネル妨害を受ける
場合は、希望放送局の電波が弱く、かつ、非希望放送局
が強い場合に起きる。
この様な状況では、電波のフェージングや、走行中の
地形によって電界強度が刻々と変化するため、一定時間
保持状態にする時定数回路11を設けることにって、この
様な特殊状況が続いている間だけ、狭帯域IF回路4に切
換え保持していれば、前記の隣接チャンネル妨害を防ぐ
ことが可能である。
(ト) 考案の効果 この考案に係るIF帯域自動切換え回路によれば、ノイ
ズ検出回路の出力側に単安定マルチバイブレータからな
る時定数回路を接続し、検波回路より得られた復調信号
にノイズ成分が含まれている場合は、一定時間だけ切換
え回路のスイッチによって狭帯域IF回路を切換え保持
し、チャタリング持続時間相当の一定時間経過後は、切
換え回路のスイッチを広帯域IF回路へ切換える様にした
ため、従来例の様な帯域切換えに伴うチャタリング防止
が可能となった。
また、時定数回路の定数も自由に設定できるため、設
計が容易である。
また、IF回路の狭から広への切換え時のみ時定数を持
ち、広から狭への切換え時には実質的に時定数を持た
ず、即切換えるようにしたため、不要なノイズを発する
ことがない。
しかも、構造が簡単であって、また安価に構成するこ
とができるため実施も容易である等の優れた特長を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るIF帯域自動切換え回路の実施例
を示したブロック回路図であり、第2図は従来のIF帯域
自動切換え回路を示したブロック図である。 主な符号の説明 1:アンテナ 2:フロントエンド 3:広帯域IF回路 4:狭帯域IF回路 5:切換え回路 6:検波回路 10:ノイズ検出回路 11:時定数回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信された高周波信号をIF周波数に変換す
    るフロントエンドと、 このフロントエンドから出力されたIF周波数を入力する
    広帯域IF回路または、狭帯域IF回路と、 このIF回路のいずれか一方を選択するための切換え回路
    と、 この切換え回路を動作させるため、復調信号中のノイズ
    有無によって切換え制御信号を発生させるノイズ検出回
    路からなる車載用FMラジオ受信機において、 前記ノイズ切換え回路の出力側に時定数回路を接続し、
    前記切換え回路は、前記ノイズ検出回路でノイズ有を検
    出すると、実質的に時定数を持たず即狭帯域IF回路へ切
    換えると共に、前記ノイズ検出回路路ノイズ無を検出す
    ると、前記時定数回路によりチャタリング持続時間相当
    の一定時間IF回路の切換え動作を保持させることを特徴
    とする、車載用FMラジオ受信機のIF帯域自動切換え回
    路。
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