JP2525308Y2 - テーブル - Google Patents

テーブル

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JP2525308Y2
JP2525308Y2 JP1991060450U JP6045091U JP2525308Y2 JP 2525308 Y2 JP2525308 Y2 JP 2525308Y2 JP 1991060450 U JP1991060450 U JP 1991060450U JP 6045091 U JP6045091 U JP 6045091U JP 2525308 Y2 JP2525308 Y2 JP 2525308Y2
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legs
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bracket
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瑛 朝倉
古川紀輝
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、会議用等として好適に
使用されるフラップ式天板を備えたテーブルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】左右対をなす支脚により天板をフラップ
動作可能に支持してなるテーブルが種々開発されている
が、従来のものは各支脚が、支柱部とこの支柱部の下端
に固設した前後に延びる脚羽根部とからなる側面視逆T
字形のものが一般的であった。ところが、このような構
成のものは、天板を起立させて倉庫等に収納保管してお
く際に、支脚の左右幅寸法づつ右または左に位置をずら
せつつ接近させないと、密に配列させることができな
い。そのため、多数のテーブルを重合配列させると平面
視平行四辺形状に並ぶことになり、無駄空間が多くな
る。
【0003】そのため、近時、支脚に工夫をこらすこと
によって、起立させた天板の厚み方向へ真直ぐに重合配
列させることができるようにしたものが開発されてい
る。すなわち、このものは、各支脚が、上部が垂直で下
部が前後に偏位し屈曲して垂下する形状の2本の脚杆を
具備しており、それら両脚杆の上部を左右に並設してリ
ベットなどにより密着結合している。そして、左右両支
脚の外側の脚杆の下部をそれぞれ前方に偏位させるとと
もに、内側の脚杆の下部をそれぞれ後方に偏位させてい
る。しかして、このようにしておけば、先のテーブルの
外側の脚杆間に、次のテーブルの内側の脚杆を挿入する
ようにして、順次複数のテーブルを重合配置することが
可能になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかして、このような
テーブルでは、各脚杆の下端にキャスタを設けるのが一
般的であるが、従来の脚杆は前記キャスタの車輪幅より
も小径な円形パイプにより構成されている。そのため、
例えば、先のテーブルの外側の脚杆間に、次のテーブル
の内側の脚杆を挿入する際に、先のテーブルの外側の脚
杆に装着されたキャスタと、次のテーブルの内側の脚杆
に装着されたキャスタとが干渉し易い。したがって、テ
ーブルを蛇行させてキャスタの干渉を避けつつ次のテー
ブルを先のテーブルに接近重合させる必要があり、収納
作業を円滑に行い難いという問題がある。
【0005】このような不具合を解消するために、例え
ば、実開平3−67137号公報に示されるように、各
支脚の一方の脚杆を真っ直ぐ前方に延出させるととも
に、他方の脚杆を外方に偏位させつつ斜後方に延出させ
たものがある。ところが、このような構成のものは、前
後両脚杆が三次元的に湾曲又は屈曲する複雑な形状の一
体構造物になる。そのため、脚杆を単なるパイプ材等に
簡単な曲げ加工を施すことによって製造することが困難
になり、鋳物やダイキャスト製のものにせざるを得なく
なる。したがって、製作に工数を要するとともに、大掛
かりな設備が必要になる。また、従来のこの種テーブル
では、支脚が上下一体の部材によりに構成されている
か、部品を工場で一体的に結合することにより構成され
ているため、梱包状態で大きく嵩ばることになる。その
ため、運搬時や在庫時のスペース効率が低いという問題
がある。本考案は、支脚の保形性が損なわれてスタッキ
ングを設計通り円滑に行えなくなったり支柱の強度が低
下するようなことなしに、以上のような不具合をことご
とく解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本考案に係るテーブルは、左右一対の支
脚によって天板をフラップ動作可能に支持してなるもの
であって、各支脚の上半部を、前後に一定の間隔をあけ
て平行に配した対をなす支柱と、これら両支柱の上端部
同士を剛結する上部接合部材と、下端近傍部同士を剛結
する下部接合部材とを具備してなるものにするととも
に、各支脚の下半部を、左右に隙間があくようにして基
端部同士をブラケットにより結合し下端側を前後に延出
させた対をなす脚杆により構成し、左右の支脚における
外側の脚杆の下端部同士、および、内側の脚杆の下端部
同士をそれぞれ前後同一方向に配向している。
【0007】そして、前記各支脚の下半部におけるブラ
ケットによる結合部分を、各支脚の上半部の対をなす支
柱の下端部間に挾持させるようにして挿入し、それら各
下半部のブラケットを、対応する各上半部の下部接合部
材に止着具を用いて着脱可能に止着していることを特徴
とする。
【0008】先のテーブルの外側の脚杆間に、次のテー
ブルの内側の脚杆を挿入する際に、多少の蛇行があって
もキャスタ同士の干渉を効果的に防止できるようにする
には、各脚杆を左右方向に細長な断面形状を有したパイ
プ材により構成し、それら各脚杆の左右幅寸法を、該脚
杆の下端部に装着するキャスタの車輪幅と略等しいかま
たは大きく設定しておくのがよい。
【0009】使用時に脚杆が邪魔になり難くしたい場合
には、各脚杆を、基端部が略垂直で、上面側が凹む方向
に湾曲させた形状のものにしておくのが好ましい。
【0010】前後に延出する一対の脚杆を強固にユニッ
ト化するには、外側の脚杆の基端部と、内側の脚杆の基
端部とを下向きコ字形をなすブラケット内に挿入し固定
しておくのがよい。
【0011】左右の支脚同士を結合するための好適な態
様としては、例えば、上部接合部材を、両支柱の内面に
剛着した板状のものにし、左右の支脚の上部接合部材同
士を横架材により剛結しておくようにしたものを挙げる
ことができる。
【0012】構造を簡略化して収納状態における重合ピ
ッチをできるだけ小さくするには、天板の下面フレーム
を前記上部接合部材に枢着するとともに、前記横架材を
角型のものにし、その横架材の水平面で天板を水平使用
位置に係止するとともに、該横架材の垂直面で天板を起
立収納位置に係止し得るように構成しておくのが好まし
い。
【0013】
【作用】このような構成のものであれば、起立させた天
板の厚み方向に全体を押圧し移動させると、キャスタ
は、その車輪側面が脚杆の側面と平行になる向きに首を
振って転動することになる。しかも、各支脚の前後脚杆
同士は、左右方向に所要の隙間が形成されるように配設
されている。そのため、そのまま真っ直ぐに移動させて
先に収納したテーブルに接近させれば、キャスタ同士の
干渉を招くことなしに、平行スタック状態にまで押し込
むことができ、収納作業を円滑に行うことが可能とな
る。すなわち、前後に延出する脚杆同士を別体に構成
し、それら左右に隙間をあけて配しておけば、各脚杆を
平面視平行に配してもキャスタが干渉しないようにする
ことが可能になる。その結果、各脚杆を二次元的な曲げ
加工のみによって製造し、それらをブラケットを介して
結合するだけで支脚の下半部を製造することが可能とな
る。したがって、三次元的に湾曲または屈曲する支脚を
製造する場合のような難しさを招くことなしに、キャス
タの干渉を防止することができるものとなる。収納状態
から平行に引き出す場合には、キャスタが180度、首
を振るため、同じくキャスタ同士が衝突するのを有効に
防ぐことができる。また、本考案では、前後に延出する
支脚の下半部を、上半部に対して着脱可能に設けている
ので、支脚を上下一体の脚杆により構成したもの、或い
は、部品を工場で一体的に結合して支脚を構成したもの
に比べて、梱包状態での嵩張りを大幅に少なくすること
ができる。しかも、本考案では、支脚の上半部を、前後
に間隔をあけて略平行に配した対をなす支柱を備えてな
るものにし、それら支柱を剛結する下部接合部材よりも
下方に延出する両支柱の下端部で下半部のブラケットに
よる結合部分を挾持するようにしているので、支脚の上
半部と下半部との連結強度を無理なく高めることが可能
となる。すなわち、仮に、支脚における上半部の下端に
取付部を設けておき、その取付部に支脚の下半部をボル
ト等により止着しただけのものでは、上半部と下半部と
の間に相対的な曲げ力が作用した場合に、そのボルト等
による止着部分に応力が集中することになり、その止着
部分が破損し易くなる。これに対して、本考案のもの
は、支脚の下半部におけるブラケット結 合部分が、上半
部の支柱の下端部により前後から挾持され、その挾持部
分の上端が支柱の下端近傍部を剛結する下部接合部材に
止着されている。そのため、その上半部と下半部との結
合部分に前後方向の曲げ力が作用しても、その力に起因
する応力は、止着部分のみならず、支柱による挾持部分
にも分散されることになる。つまり、支脚の上半部と下
半部とは構造的に安定した噛合状態で結合されることに
なり、止着部分への過度な応力集中を緩和することがで
きる。
【0014】さらに、本考案によれば、支脚の下半部に
おけるブラケットによる結合部分に、上半部における両
支柱の下端部と下部結合部材とによって構成される門形
部分が跨がるようにして噛み合うことになる。そのた
め、仮に、使用中に止着具に緩みが生じても、直ちに上
半部が落下するようなことがなく、止着具の増し締めを
行う余裕が十分に与えられる。しかも、両支柱の下端部
でブラケットによる結合部分を挾持した上で、そのブラ
ケットを下部連結部材に止着するようにしているので、
下半部が上半部に対して水平方向に回動偏位するのを容
易に防止することができる。そのため、組付誤差により
下半部の脚杆の延出方向に狂いが生じたり、使用中に下
半部の向きが変動するのを、キーやピン等の格別な回り
止め部品を一切用いることなしに防止することができ
る。したがって、構造の複雑化を招くことなしに、支脚
の脚杆を正確に前後に延出させることができ、スタッキ
ング作業を常に円滑に行うことができるものとなる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0016】このテーブルは、左右一対の支脚1によっ
て天板2をフラップ動作可能に支持してなるものであ
る。
【0017】各支脚1は、図1〜図3および図10に示
すように、その下半部3を、左右に隙間Sをあけて配設
され下端側が前後に延出する対をなす脚杆31、32に
より構成しており、左右の支脚1における外側の脚杆3
1の下端部31k同士、および、内側の脚杆32の下端
部32k同士をそれぞれ前後同一方向に配向している。
各脚杆31、32は左右方向に細長な断面形状を有した
角型金属パイプ材31a,32aの下端に合成樹脂製の
キャップ31b、32bを装着してなるもので、それら
各脚杆31、32の左右幅寸法Wを、該脚杆31、32
の下端部に装着するキャスタ33、34の車輪幅Vより
も若干大きく設定している。なお、支脚1の下半部3
は、上半部4に対して着脱可能に設けている。具体的に
は、図2および図3に示すように、各脚杆31、32
は、基端部31m、32mが略垂直で、上面側が凹む方
向に湾曲させてある。そして、外側の脚杆31の基端部
31mと、内側の脚杆32の基端部32mとを下向きコ
字形をなすブラケット35内に挿入し溶接等により固定
している。すなわち、各脚杆31、32は、左右に隙間
Sがあくようにして基端部31m、32m同士をブラケ
ット35により結合し下端側を前後に延出させてある。
一方、支脚1の上半部4は、図2〜図4に示すように、
前後に一定の間隔をあけて平行に配した角型パイプ製の
支柱41と、これら両支柱41の上端部同士を剛結する
上部接合部材42と、下端近傍部同士を剛結する下部接
合部材43とを具備してなる。前記下部接合部材43
は、図4に示すように、上向チャンネル状のもので、両
支柱41の対向面間に介在させて溶接により剛結してあ
る。そして、図3及び図4に明示されているように、
記支柱41の下端部41a間に前記下半部3のブラケッ
ト35による結合部分を、挾持させるようにして挿入
、このブラケット35の上端を前記下部接合部材43
の下面にボルト44を用いて着脱可能に止着している。
すなわち、前記ボルト44は、下部接合部材43のボル
ト挿通口43aを通過させてブラケット35に設けたナ
ット部35aに螺着するようにしてある。なお、支脚1
の上半部4に設けた上部接合部材42は、図5に示すよ
うに、板状のもので、両支柱41の内面に溶接により剛
着してある。
【0018】このようにしてなる左右の支脚1の上部接
合部材42同士を、図3に示すように、角型パイプ状の
横架材11により剛結し、前記両上部接合部材42の後
縁上部に天板2の下面フレーム21を支軸22を介して
フラップ動作可能に枢着している。詳述すれば、天板2
の下面には、該天板2の側縁2aおよび前縁2bに沿う
角型パイプ状の下面フレーム21が固設してある。そし
て、この下面フレーム21の側部21aを前記支軸22
を介して前記上部結合部材42に枢着している。なお、
この枢着位置は、図7および図8に示すように、前記横
架材11の水平面11aで天板2を水平使用位置Aに係
止するとともに、該横架材11の垂直面11bで天板を
起立収納位置Bに係止し得るように構成している。すな
わち、天板2を水平使用位置Aにセットした場合には、
前記下面フレーム21が横架材11の水平面11aに当
接して係止され、天板2を垂直な起立収納位置Bにまで
回動させた場合には、前記下面フレーム21の凸部21
bが横架材11の垂直面11bに当接して係止されるよ
うにしてある。
【0019】一方の支脚1と天板2との間には、ロック
機構5が設けてある。ロック機構5は、図5〜図8に示
すように、支脚1の上部結合部材42の前縁上部に上向
き凹形をなす上係合部51を設けるとともに、前縁下部
に下向き段形をなす下係合部52を設けている。そし
て、天板2の下面フレーム21にピン軸53を介してア
ーム54を回動可能に枢着し、このアーム54の先端に
突設した係合ピン55を前記第1の係合部51または第
2の係合部52に選択的に係合させ得るようにしたもの
である。アーム54はスプリング56により上部結合部
材42方向に回動付勢されており、天板2を水平使用位
置Aにセットした場合には、前記アーム54の係合ピン
55が下係合部52に係合し、天板2を起立収納位置B
にまで回動させた場合には、前記係合ピン55が上係合
部51に係合するようになっている。なお、水平使用位
置Aにおいては、前記アーム54のピン軸53が上係合
部51内に収容されるようにしてある。なお、アーム5
4と一体的に回転するピン軸53の先端には、操作レバ
ー57が固着してあり、この操作レバー57を手で回動
させることによって、前記係合ピン55を、上係合部5
1あるいは下係合部52から離脱させることができるよ
うにしてある。
【0020】図中6は幕板である。この幕板6は、前記
横架材11の真下に配設された板状のもので、図示しな
いブラケットを介して支脚1の支柱41の内面に着脱可
能にビス止め固定されている。7は支脚1の上半部4に
外装した剛性樹脂製のカバーである。
【0021】このような構成のものであれば、起立させ
た天板2の厚み方向に全体を押圧し移動させると、キャ
スタ33、34は、その車輪側面33a、34aが脚杆
31、32の側面31a、32aと平行になる向きに首
を振って転動することになる。そのため、キャスタ3
3、34が、脚杆31、32の左右幅内に隠れることに
なる。そのため、図9および第10図に示すように、収
納しようとするテーブルTaを、そのまま真っ直ぐに移
動させて先に収納したテーブルTbに接近させれば、キ
ャスタ33、34同士の干渉を招くことなしに該テーブ
ルTbを平行スタック状態にまで押し込むことができ
る。したがって、収納作業を円滑に行うことが可能とな
る。
【0022】特に、このものは脚杆31、32間に、左
右方向の隙間Sを形成してあるので、多少蛇行してキャ
スタ33が首を降るようなことがあったり、キャスタ3
3の幅寸法Vが脚杆31の幅寸法Wに近い寸法であって
も、キャスタ33、34同士が干渉して進行が阻害され
るという不具合を効果的に防止することができる。収納
状態から平行に引き出す場合には、引き出そうとするテ
ーブルのキャスタ33、34が180度、首を振るた
め、同じくキャスタ33、34同士が衝突するのを防ぐ
ことができる。
【0023】また、このテーブルは、支脚1の下半部3
を、上半部4に対して着脱可能に設けているので、梱包
時の嵩を低くすることができる。すなわち、天板2を起
立させた状態でロックするとともに、前後に延出する脚
杆31、32からなる下半部3を取り外すと、嵩の低い
梱包が可能である。特に、下半部3は、平面視で平行を
なす脚杆31、32により構成された平面的なものであ
るため、例えば、2枚の下半部3を90度向きを変えて
配置することによって、非常に偏平な梱包が可能にな
る。そのため、倉庫での保管や運搬時のスペース効率を
無理なく効果的に高めることができる。しかも、上半部
4を構成する2本の支柱41の下端部41a間で、下半
部3のブラケット35による接合部分を挾持し、その構
造的に安定 した噛合状態でそのブラケット35を支柱4
1の下端近傍部同士を剛結する下部結合部材43にボル
ト44を用いて止着している。そのため、下半部3と上
半部4との間に前後方向の相対的な曲げ力が作用して
も、ボルト44のみに応力が集中することがなく、両支
柱41の下端部41aにも荷重を受ける役割を担わせる
ことができる。したがって、部材の厚肉化による重量増
加等を招くことなしに、支脚1の下半部3と上半部4と
の接合強度を高めることが可能となる。その上、下半部
3を上半部4に噛合状態で結合するようにしておけば、
下半部3の上半部4に対する水平回転方向の位置決めも
確実なものとなり、組付誤差等によって、下半部3の取
付姿勢に狂いが生じるのを有効に防止することができ
る。そのため、前記脚杆31、32を正確に前後方向に
延出させることが容易になり、設計通りキャスタ33の
干渉を招くことなしにスタッキング作業を円滑に行うこ
とが可能となる。
【0024】さらに、この実施例のように各脚杆31、
32を、基端部31m、32mが略垂直で、上面側が凹
む方向に湾曲させた形状のものにしておけば、例えば、
前または後に偏位した後、下方に垂下するような形状の
脚杆に比べて、使用者の足と脚杆31、32とが干渉す
る可能性が低く、該脚杆31、32が使用の邪魔になり
難くなる。
【0025】また、外側の脚杆31の基端部31mと、
内側の脚杆32の基端部32mとを下向きコ字形をなす
ブラケット35内に挿入し固定しておけば、前後に延出
する一対の脚杆32、32を強固にユニット化すること
ができ、頑丈な支脚1を構成することができる。特に、
前述したように、上半部4を、前後に一定の間隔をあけ
て平行に配した支柱41と、これら両支柱41の上端部
同士を剛結する上部接合部材42と、下端近傍部同士を
剛結する下部接合部材43とを具備したものし、下半部
3のブラケット35を前記支柱41の下端部41a間に
介挿するようにしておけば、前述したように支脚1の上
半部4と下半部3とを構造的に安定した状態で結合する
ことができ、支脚1の保形性を良好なものにすることが
できる。
【0026】また、前記のように天板2の下面フレーム
21を前記上部接合部材42に枢着するとともに、前記
横架材11を角型のものにし、その横架材11の水平面
11aで天板1を水平使用位置Aに係止するとともに、
該横架材11の垂直面11bで天板1を起立収納位置B
に係止し得るように構成すれば、格別なストッパを設け
る必要がなく、構造の簡略化を図ることができる。その
結果、起立収納位置Bにセットした天板1と横架材11
とを限界まで近接させることが可能となる。そのため、
平行スタックを行った場合の重合ピッチを無理なく小さ
くすることができ、収納効率を向上させることができ
る。
【0027】なお、以上説明した実施例では、脚杆の左
右幅寸法がキャスタの車輪幅寸法よりも大きい場合につ
いて説明したが、脚杆の左右幅寸法とキャスタの車輪幅
寸法とを略等しく設定しておいてもよい。
【0028】
【考案の効果】本考案は、以上のような構成であるか
ら、起立させた天板の厚み方向に真っ直ぐ移動させて先
に収納したテーブルに接近させるだけで、キャスタ同士
の干渉を招くことなしに平行スタック状態にまで押し込
むことができる。したがって、収納作業や収納状態から
の引出作業を円滑かつ迅速に行うことができるテーブル
を提供できるものである。しかも、本考案では、前後に
延出させた対をなす脚杆を別体のものにし、それらを左
右に隙間をあけた状態でブラケットを介して結合してい
るので、キャスタの干渉を防止するために脚杆を複雑な
立体形状のものにする場合に比べて、支脚の製造をはる
かに簡単なものにすることができる。その上、支脚の下
半部を、上半部に対して着脱可能に設けているので、梱
包時の嵩を低くすることができる。そのため、倉庫での
保管や運搬時のスペース効率を無理なく効果的に高める
ことができるという効果を奏する。さらに、支脚の上半
部と下半部とを構造的に安定した噛合状態で接合し得る
ように構成しているので、その接合部分の応力集中を緩
和してその接合強度を無理なく高めることができる。そ
のため、支脚の上半部と下半部とを分離できるようにし
たにも拘らず、支脚を頑 丈なものにすることができる。
また、上半部と下半部とを噛合状態で結合するようにし
ておけば、下半部の上半部に対する水平回転方向の位置
決めも確実なものとなり、組付誤差等によって下半部の
取付姿勢に狂いが発生するのを防止することができる。
そのため、前記脚杆を正確に前後方向に延出させること
が容易になり、設計通りキャスタの干渉を招くことなし
にスタッキング作業を円滑に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】同実施例を示す側面図。
【図3】同実施例を示す天板を省略した斜視図。
【図4】同実施例の支脚中間部分を分解して示す斜視
図。
【図5】同実施例の支脚上端部分を示す斜視図。
【図6】同部分を示す一部切欠した正面図。
【図7】同実施例のロック機構の作動を示す側面図。
【図8】同実施例のロック機構の作動を示す側面図。
【図9】同実施例のテーブルの収納配列状態を示す側面
図。
【図10】同実施例のテーブルの収納配列状態を示す一
部省略した平面図。
【符号の説明】
1…支脚 2…天板 3…下半部 4…上半部 11…横架材 11a…水平面 11b…垂直面 31…脚杆 31k…下端 31m…基端 32…脚杆 32k…下端 32m…基端 33…キャスタ 34…キャスタ 35…ブラケット 41…支柱 41a…下端部 42…上部接合部材 43…下部接合部材
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−191937(JP,U) 実開 平3−67137(JP,U) 実開 昭56−9228(JP,U) 実公 昭62−501(JP,Y1)

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の支脚によって天板をフラップ動
    作可能に支持してなるテーブルであって、各支脚の上半
    部を、前後に一定の間隔をあけて略平行に配した対をな
    す支柱と、これら両支柱の上端部同士を剛結する上部接
    合部材と、下端近傍部同士を剛結する下部接合部材とを
    具備してなるものにするとともに、各支脚の下半部を、
    左右に隙間があくようにして基端部同士をブラケットに
    より結合し下端側を前後に延出させた対をなす脚杆によ
    り構成し、左右の支脚における外側の脚杆の下端部同
    士、および、内側の脚杆の下端部同士をそれぞれ前後同
    一方向に配向し、前記各支脚の下半部における前記ブラ
    ケットによる結合部分を、各支脚の上半部の対をなす支
    柱の下端部間に挾持させるようにして挿入し、それら各
    下半部のブラケットを、対応する各上半部の下部接合部
    材に止着具を用いて着脱可能に止着していることを特徴
    とするテーブル。
  2. 【請求項2】各脚杆を左右方向に細長な断面形状を有し
    たパイプ材により構成し、それら各脚杆の左右幅寸法
    を、該脚杆の下端部に装着するキャスタの車輪幅と略等
    しいかまたは大きく設定していることを特徴とする請求
    項1記載のテーブル。
  3. 【請求項3】各脚杆は、基端部が略垂直で、上面側が凹
    む方向に湾曲させてあることを特徴とする請求項1記載
    のテーブル。
  4. 【請求項4】外側の脚杆の基端部と、内側の脚杆の基端
    部とを下向きコ字形をなすブラケット内に挿入し固定し
    ていることを特徴とする請求項1記載のテーブル。
  5. 【請求項5】上部接合部材を、両支柱の内面に剛着した
    板状のものにし、左右の支脚の上部接合部材同士を横架
    材により剛結していることを特徴とする請求項1記載の
    テーブル。
  6. 【請求項6】天板の下面フレームを前記上部接合部材に
    枢着するとともに、前記横架材を角型のものにし、その
    横架材の水平面で天板を水平使用位置に係止するととも
    に、該横架材の垂直面で天板を起立収納位置に係止し得
    るように構成し ていることを特徴とする請求項5記載の
    テーブル。
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