JP4026068B2 - 折り畳み自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、簡単に組み立てと折畳みができる折り畳み自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来折り畳み自転車のフレームは折り畳まれる両フレームとの間に緊締金具を介在させて構成され、組み立てる際には工具を使用して緊締金具を締め付け両フレームを固定し、また折り畳む際には工具を使用して緊締金具の締め付けを緩めて両フレームを折り畳むようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、工具を使用して緊締金具の締め付け、締め付けの解除を行うため、組み立てと折り畳みの作業が繁雑である等の難点がある。
【0004】
また、緊締金具の構造が複雑であり、その製造コストが高くなる等の難点がある。
【0005】
そこで、この発明は特別の工具を使用することなく、簡単に組み立てと折り畳みができるような自転車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記実情に鑑み、ヘッドパイプ乃至ヘッドパイプに並設されたスライドパイプを筒体に挿通させ、該筒体の側部には取付部材を設け、該取付部材には所定箇所に立てパイプを介してサドルを設けたメインパイプの先端を枢着し、更にメインパイプと上記筒体の間には係脱可能なフック片を設けた折り畳み自転車を提案するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の原理を図2に基づいて説明すると、メインパイプ6と筒体10の間にはフック片13を介して三角形状が形成され、サドル9に荷重が加わらない状態においては筒体はこれに挿通されるスライドパイプ5に沿って上下動可能にあるが、サドル9に垂直方向の荷重Pが加わると、この荷重によりメインパイプ6には荷重P1が加わり、筒体10には挿通されるスライドパイプ5に反対方向の付加力P2とP3が加わり、これにより筒体10は挿通するスライドパイプ5に所定の位置で停止してメインパイプ6と筒体10の間にはフック片13を介して安定したフレームが形成される。
【0008】
即ち、この発明ではサドル9に着座して垂直方向の荷重を加えると、筒体10がこれに挿通されるスライドパイプ5の所定の位置で固定されて安定した自転車フレームが形成され、またサドル9に加わる荷重を解除することにより、筒体10が上下動し、更にフック片をメインパイプ乃至筒体より外せばメインパイプは筒体の取付部材に回動可能に枢着され、したがって自転車フレームを簡単に折畳むことができる。
【0009】
なお、この発明に係る自転車はヘッドパイプ乃至ヘッドパイプに並設されたスライドパイプを筒体に挿通させ、該筒体の側部には取付部材を設け、該取付部材には所定箇所に立てパイプを介してサドルを設けたメインパイプの先端を枢着し、更に取付部材にはメインパイプを上記筒体に対して所定の角度で支持する固定部材を設けるようにしてもよい。
【0010】
即ち、この場合はメインパイプと筒体との間にフック片を介在させる替りに、取付部材にメインパイプを筒体に対して所定の角度で支持する例えば固定ネジのような固定部材を設けるものであり、この場合についても上記同様にサドルに着座して垂直方向の荷重を加えると、筒体がこれに挿通されるヘッドパイプ乃至スライドパイプの所定の位置で固定されて安定した自転車フレームが形成される。
【0011】
またサドルに加わる荷重を解除することにより、筒体が上下動し、更に固定部材を外せばメインパイプは筒体の取付部材に回動可能に枢着され、したがって自転車フレームを簡単に折畳むことができる。
【0012】
なお、筒体とこれに挿通されるヘッドパイプ乃至スライドパイプの間には例えば補助固定ネジを設けるようにすれば、筒体をこれに挿通されるヘッドパイプ乃至スライドパイプの何れ位置で停止させることができるので、したがって乗り手の都合のよい自転車フレームにすることができる。
【0013】
また、補助固定ネジのネジ軸を中心として上記付加力P2とP3が加わるため、筒体をこれに挿通されるヘッドパイプ乃至スライドパイプに確実に固定することができる。
【0014】
更に、この発明の適用範囲は、三輪車、大人用自転車、介護用自転車、運搬用自転車など各種自転車を包含するものである。
【0015】
【実施例】
以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明すると、図1はこの発明を三輪車に適用した例を示すものであり、1は上端にハンドルポスト2を有し、下端に前輪3の駆動ペタル4を有するヘッドパイプ、5はヘッドパイプ1に並設されたスライドパイプ、6はその後端には後輪7を有し、且つその上部には立パイプ8を介してサドル9を設けたメインパイプ、10はスライドパイプ5に昇降自在に挿通された筒体、11は筒体10に設けられた補助固定ネジである。
【0016】
筒体10の上側部には取付部材12が設けられ、取付部材12にはメインパイプ6の先端部が回動自在に枢着され、筒体10の下側部にはフック片13の基端部が取り付けられ、一方メインパイプ6の下側部にはフック片13の係止具14が設けられる。
【0017】
以上の構成においては、フック片13の先端部をメインパイプ6の下側部に設けた係止具14に係止させると、メインパイプ6と筒体10の間にはフック片13を介して三角形状が形成され、サドル9に荷重が加わらない状態においては筒体10はスライドパイプ9に沿って上下動可能にあるが、サドル9に幼児等が着座して垂直方向の荷重が加わると、上述のように筒体10には挿通されるスライドパイプ9に反対方向の付加力が加わり、これにより筒体10はスライドパイプ9の所定の位置で停止して幼児等の遊戯に供することができる安定した三輪車形態のフレームが形成される。
【0018】
また、幼児等がサドル9より降りてサドル9に荷重が加わらなくなると、筒体10がスライドパイプ9に沿って上下動し、更にフック片13をメインパイプ6の係止具14より外せばメインパイプ6の先端部は取付部材12に対して回動可能となり、したがって三輪車フレームを図3に示すように、メインパイプ6をヘッドパイプ1に接近させて折畳むことができ、図4に示すように、メインパイプ6をヘッドパイプ1に対して展開して折り畳むことができる。
【0019】
更に、この実施例では筒体10に補助固定ネジ11が設けられているため、筒体10をスライドパイプ9の何れ位置で停止させることができ、したがって図5(a)に示すように、サドル9を高い位置になるように筒体10を固定させることもでき、図5(b)
に示すようにサドル9を低い位置になるように筒体10を固定させることもできる。
【0020】
なお、図6はメインパイプ6と筒体10との間にフック片13を介在させる替わりに取付部材12に固定ネジ15を設けてメインパイプ6と筒体10との間を所定角度で支持するようにした実施例を示すものである。
【0021】
更に、この発明は三輪車に限らず、大人用自転車、介護用自転車、運搬用自転車など各種自転車に適用できる。
【0022】
図7は大人用自転車に適用した例を示すものであり、筒体10はヘッドパイプ1に挿通され、それ以外は図1の三輪車に適用した場合と同様であるので、同一符号を使用してその説明を省略する。
【0023】
この場合筒体10のフック片13をメインパイプ6の係止具14に係止させて乗り手がサドル9に着座すると、上述のように筒体10にはヘッドパイプ1から反対方向の付加力が加わり、これにより筒体10はヘッドパイプ1の所定の位置で停止してメインパイプ6と筒体10の間にはフック片13を介して安定した自転車形態のフレームが形成される(図7(a)参照)。
【0024】
フック片13の先端部を係止具14から外すと、サドル9から降りると、筒体10はヘッドパイプ1を昇降可能となるため、メインパイプ6はヘッドパイプ1に近づいて折り畳まれる(図7(b)参照)。
【0025】
図8は図7の改良例を示すものであり、メインパイプ6を蝶着部6aを介して接続される前パイプ6bと後パイプ6cで構成し、後パイプ6cに係止具14を取り付けてフック片13の先端部を係止させて乗り手がサドル9に着座した場合安定した自転車形態のフレームを形成するようにしてある(図8(a)参照)。
【0026】
フック片13の先端部を係止具14から外すと、サドル9から降りると、筒体10はヘッドパイプ1を昇降可能となるため、メインパイプ6はヘッドパイプ1に近づいて折り畳まれるが、この場合前パイプ6bと後パイプ6cは折り曲げ部6aを介して折り畳まれるので、前輪3と後輪7とがより接近した折り畳みが可能となる(図8(b)参照)。
【0027】
図9、図10は運搬用自転車に適用した例を示すものであり、この場合上端にハンドルポスト2を有するヘッドパイプ1の下端部には車輪16,…を有する荷台17が設けられ、ヘッドパイプ1には筒体10が挿通されている以外は上記実施例と同様であるので、同一符号を付してその構成説明を省略する。
【0028】
上記実施例と同様に、筒体10のフック片13をメインパイプ6の係止具14に係止させて乗り手がサドル9に着座すると、安定した運搬用自転車フレームが形成される(図9参照)。
【0029】
フック片13の先端部を係止具14から外すと、サドル9から降りると、筒体10はヘッドパイプ1を昇降可能となるため、メインパイプ6はヘッドパイプ1に対して折り畳まれる(図10参照))。
【0030】
【発明の効果】
以上要するに、この発明においてはサドルに着座して垂直方向の荷重を加えると、安定した自転車フレームが形成され、またサドルから降りると、メインパイプがヘッドパイプに対して折り畳み可能となるため、自転車フレームの組み立て乃至折り畳みを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を三輪車に適用した側面図
【図2】同上の実施例に基づくこの発明の原理説明図
【図3】図1の実施例において折り畳み状態の一例を示す側面図
【図4】図1の実施例において折り畳み状態の他の一例を示す側面図
【図5】補助固定ネジの使用例を示す側面図で、(a)はサドルを高い位置になるように固定した例、(b)はサドルを低い位置になるように固定した例を示す図
【図6】メインパイプと筒体との間を所定角度で支持する他の一例を示す斜視図
【図7】 この発明を大人用自転車に適用した側面図で、(a)はサドルに着座して安定した自転車フレームが形成された状態を示す図、(b)は折り畳まれた状態を示す図
【図8】図7の改良例を示すもので、(a)はサドルに着座して安定した自転車フレームが形成された状態を示す図、(b)は折り畳まれた状態を示す図
【図9】運搬用自転車に適用した側面図
【図10】同上の実施例において折り畳まれた状態を示す図
【符号の説明】
1はヘッドパイプ
2はハンドルポスト
3は前輪
4は駆動ペタル
5はスライドパイプ
6はメインパイプ
6aは蝶着部
6bは前パイプ
6cは後パイプ
7は後輪
8は立パイプ
9はサドル
10は筒体
11は補助固定ネジ
12は取付部材
13はフック片
14は係止具
15は固定ネジ
16,…は車輪
17は荷台

Claims (3)

  1. ヘッドパイプにスライドパイプを並設し、該スライドパイプには筒体を昇降自在に挿通させ、該筒体の上側部には取付部材を設け、該取付部材には所定箇所に立てパイプを介してサドルを設けたメインパイプの先端を回動自在に枢着して構成され、上記サドルに荷重が加わらない状態においては上記筒体は挿通されるスライドパイプに沿って昇降可能にし、上記サドルに垂直方向の荷重Pが加わると、この荷重によりメインパイプには荷重P1が加わり、上記筒体には挿通されるスライドパイプに反対方向の付加力P2とP3が加わり、これにより筒体がスライドパイプの所定の位置で停止するようにした折り畳み三輪車。
  2. 上記筒体の下側部にはフック片の基端部を取り付け、上記メインパイプの下側部には上記フック片の係止具を取り付けた請求項1記載の折り畳み三輪車。
  3. スライドパイプに昇降自在に挿通される筒体には補助固定ネジを設け、筒体をスライドパ
    イプの何れかの位置で停止させるようにした請求項1記載の折り畳み三輪車。
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