JP3227762U - 自転車用キャリーカート - Google Patents
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Abstract
【課題】自転車の荷台に着脱自在に装着可能な自転車用キャリーカートを提供する。
【解決手段】自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台1と、固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体21と、キャリーカート本体の荷台22に固定された買物籠40との組み合わせから成る自転車用キャリーカートXであって、固定支持台のフレーム本体2は、左右の平行部2aと、この平行部の先端部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部2bと、先端部2bとは反対側の後端部2cとから成り、後端部には係止部材31が設けられ、買物者がキャリーカート本体を固定支持台にセットする際には、固定支持台の先端部2bにキャリーカート本体の荷台22の先端部に係止させ、一方、係止部材31をキャリーカート本体21に係止させる。
【選択図】図1
【解決手段】自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台1と、固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体21と、キャリーカート本体の荷台22に固定された買物籠40との組み合わせから成る自転車用キャリーカートXであって、固定支持台のフレーム本体2は、左右の平行部2aと、この平行部の先端部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部2bと、先端部2bとは反対側の後端部2cとから成り、後端部には係止部材31が設けられ、買物者がキャリーカート本体を固定支持台にセットする際には、固定支持台の先端部2bにキャリーカート本体の荷台22の先端部に係止させ、一方、係止部材31をキャリーカート本体21に係止させる。
【選択図】図1
Description
本考案は、自転車の荷台に着脱自在に装着可能な自転車用キャリーカート本体に関し、特に、スーパー等で購入した商品を荷籠に入れたまま路上や床面を走行し、自宅まで運ぶことができる自転車用キャリーカート本体に関する。
今日、都市部に限らず、住宅の高層化が益々進み、自転車で買い物をして自宅に帰った時、購入した商品(荷物)を、例えばマンションの共用部である駐輪場から専用部である自宅まで運ぶ作業が、高齢者ほど大変になってきているのが実情である。特に、駐輪場から自宅まで距離があればあるほど或いはお年を召されていればいるほど、重労働を強いられる結果となる。
そこで、従来、高齢化対策として、特許文献1に記載の自転車兼用キャリヤーが提案されている。この特許文献1に記載のキャリヤーの構成(補正後の発明)は、次の通りである。
「 荷台2の後端に伸縮可能な引手枠3を上向きに突設した車輪付きのキャリヤー本体1と、該荷台に取り付けられた容器4と、自転車の前籠取付け部に対応して自転車上に設けたキャリヤー支持部に着脱可能に係止する係止手段とを具えた自転車兼用キャリヤーであって、係止手段は、キャリヤー本体1の荷台2に設けられ自転車の前籠取付け用足63に固定された載せ台5に係脱する第1係止手段25と、キャリヤー本体1の引手枠3の両縦杆31、31に跨って設けられ自転車用前籠の前後を固定するための取付け金具62に上から引っ掛かる第2係止手段35と、引手枠3に設けられ自転車のハンドル61に係止するための第3係止手段37とからなる自転車籠兼用キャリヤー(符号は特許文献のもの)。」
上記構成のキャリヤーは、買い物中はキャリヤーを使用して、購入品を楽に運ぶことが出来る、自宅に戻った場合にも駐輪場から自宅までキャリヤーに荷物を載せたまま運ぶことができる等の利点があるものの、係止手段が次のような構成なので、改良すべき問題点がある。
「 荷台2の後端に伸縮可能な引手枠3を上向きに突設した車輪付きのキャリヤー本体1と、該荷台に取り付けられた容器4と、自転車の前籠取付け部に対応して自転車上に設けたキャリヤー支持部に着脱可能に係止する係止手段とを具えた自転車兼用キャリヤーであって、係止手段は、キャリヤー本体1の荷台2に設けられ自転車の前籠取付け用足63に固定された載せ台5に係脱する第1係止手段25と、キャリヤー本体1の引手枠3の両縦杆31、31に跨って設けられ自転車用前籠の前後を固定するための取付け金具62に上から引っ掛かる第2係止手段35と、引手枠3に設けられ自転車のハンドル61に係止するための第3係止手段37とからなる自転車籠兼用キャリヤー(符号は特許文献のもの)。」
上記構成のキャリヤーは、買い物中はキャリヤーを使用して、購入品を楽に運ぶことが出来る、自宅に戻った場合にも駐輪場から自宅までキャリヤーに荷物を載せたまま運ぶことができる等の利点があるものの、係止手段が次のような構成なので、改良すべき問題点がある。
すなわち、特許文献1に記載のキャリヤーは、固定支持台に相当する載せ台5と、この載せ台5及びキャリヤーを自転車の前籠取付け部に載せ、かつ、複数の係止手段を有するキャリヤー本体1とから構成され、例えば図1及び図2を参照にすると、前記複数のキャリヤー側の係止手段は、前記キャリヤー本体1の略水平部の矩形状フレームの前方杆24に設けられ、固定支持台に相当する自転車の前方載せ台5に係脱する左右一対のバネ性第1係止手段25と、キャリヤー本体1の略垂直部の矩形状引手枠3の下端部側にやや山形状に架設され、自転車を構成するハンドルポスト6の取付け金具(鈎状係止片)62に係脱する第2係止手段35と、前記ハンドルポスト6に伸縮自在に設けられた逆U字形状の把手部33に、その基端部が取付けられ、かつ、自転車のハンドル61に係脱する左右帯状の第3係止手段37とから構成されているもので、自転車側の固定支持台(載せ台5)等にキャリヤー本体1を固定的に装着する場合及び固定支持台(載せ台5)等からキャリヤー本体1を取り外す場合には、少なくとも合計3箇所の係止手段25、35、37に手を付けなければならない。また、キャリヤー本体1の載せ台5の取付け位置に容易に位置づけることができない等の問題点があった。
また特許文献1と同様の課題を有し、自転車に搭載された荷籠自体にキャリーカートの機能を持たせたバケット付き車両が提案されている。この特許文献1に添付された図8(第1実施形態)及び図15(第2実施形態)には、主要部である荷籠の構成が具体的に記載されている。
しかして、特許文献1に記載の荷籠120(220)は、荷籠自体にキャリーカートの機能を持たせたものの、自転車の荷台に対して荷籠120(220)を容易に脱着させる係止構造は、例えば第2実施形態の荷籠220を例にすると、図15で示すように、板状の荷台212の略に谷形状或いは楔形の凹所212aを形成し、一方、荷籠220の底部に前記凹所212aに係脱可能な凸部226aを有する第1係合板(凸板)226を固定すると共に、該荷籠220の背面に相当する後部に取付け板を固定し、かつ、該取付け板の上部の外面に上下の端面がハット形状の被せ板227を固着するものである。
この特許文献1に記載の荷籠120(220)も、特許文献1の実施形態と同様に、自転車のハンドルポストの取付け金具(鈎状係止片)209に係脱する端面ハット形状の被せ板227で係止するものの、周知の如く、自転車は走行中上下に振動するので、荷籠220がガタツクする、荷籠2が痛み易い等の問題点がある(符号は特許文献のもの)。そこで、現在、合理的な係止手段(例えばナックル金具)を備え、耐久性に優れた自転車用キャリーカートの出現が記載されている。
出願人は、荷物を自転車の後荷台に乗せるとき、例えば買物付きキャリーカートを、前記後荷台の取付け位置(例えば先端部の先端部)に一発で正確に乗せるのは、年配者や女性にとって至難の業であるとの知見から、固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)に簡単にセットする補助具を色々と実験して見た。付言すると、自転車置き場の混雑状況により、後荷台に設けた固定支持台の中途半端な位置に買物付きキャリーカートを置くと、容易に固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)までキャリーカートを動かすことが困難であることが判ったので、固定支持台に可動支持台を設け、該可動支持台を自在に引き出して該可動支持台上に一旦キャリーカートを置き、キャリーカートを滑らせながら固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)へと誘導すれば非常に実用的である。
そこで、本考案の主たる課題は、特許文献1及び特許文献2の問題点に鑑み、自転車の荷台に容易かつ確実に着脱できると共に、特に、スーパー等で購入した商品を買物籠に入れたまま路上や床面を走行し、自宅まで運ぶことができる自転車用キャリーカートを提供することである。
また本考案の二次的課題は、買物者が、自転車の荷台に設けた固定支持台にキャリーカート本体をセットする時、固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)に簡単にセットすることができる自転車用キャリーカートを提供することである。その他、組立が容易である、安価である、使い易いなどの目的は、従属項によって特定される。
本考案の自転車用キャリーカートは、自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台(1)と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体(21)と、前記キャリーカート本体の荷台(22)に固定された買物籠(40)との組み合わせから成る自転車用キャリーカート(X)であって、前記固定支持台のフレーム本体(2)は、左右の平行部(2a)と、この平行部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部(2b)と、前記先端部(2b)とは反対側の後端部(2c)とから成り、前記後端部には係止部材(31)が設けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台にセットする際には、前記固定支持台の先端部(2b)に前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部に係止させ、一方、前記係止部材(31)を前記キャリーカート本体(21)に係止させることを特徴とする。
上記構成に於いて、好ましくは、前記固定支持台の左右の平行部(2a)には、左右一対のレール部(4)が設けられ、前記レール部には、左右一対の支持アームの各先端部に設けた摺動部(13)が摺動する可動支持台(11)が設けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台の先端部(2b)に係合する初期位置にセットする時には、一旦、前記可動支持台を前記固定支持台の後方へと引き出し、かつ、そのままの状態を維持しながら該前記可動支持台に前記キャリーカート本体を直接乗載し、該可動支持台を介して該キャリーカート本体を前記初期位置まで滑らせるように誘導し、該キャリーカート本体の荷台(22)の先端部を前記先端部(2b)に係止させることを特徴とする。
さらに、前記係止部材(31)は、バネを含み、該バネのバネ力に抗して前記キャリーカート本体に係合する引掛け式の係合部(32)を有することを特徴とする。また係止部材(31)は、ナックル機能を有するパッキン錠であることを特徴とする。またキャリーカート本体(21)は、少なくとも荷台の後方部に左右一対の車輪(24)を有すると共に、前記荷台に設けた支柱に伸縮バーが設けられていることを特徴とする。
また本考案の自転車用キャリーカートは、自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台(1)と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体(21)と、前記キャリーカート本体の荷台(22)に固定された買物籠(40)との組み合わせから成る自転車用キャリーカート(X)であって、前記固定支持台のフレーム本体(2)は、左右の平行部(2a)と、この平行部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部(2b)と、前記先端部(2b)とは反対側の後端部(2c)とから成り、一方、前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部には、少なくとも一本以上の伸縮性連結紐(25)の基端部が取付けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台にセットする際には、前記固定支持台の先端部(2b)に前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部に係止させ、一方、前記伸縮性連結紐(25)の係止部材の自由端部に設けられた係合部26を前記キャリーカート本体(21)の後端部側の係合部分に係止させることを特徴とする。この後者の考案に於いても、前者の考案と同様に買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台の先端部(2b)に係合する初期位置にセットする時には、一旦、前記可動支持台を前記固定支持台の後方へと引き出し、かつ、そのままの状態を維持しながら該前記可動支持台に前記キャリーカート本体を直接乗載し、該可動支持台を介して該キャリーカート本体を前記初期位置まで滑らせるように誘導し、該キャリーカート本体の荷台(22)の先端部を前記先端部(2b)に係止させるように構成しても良い。
ここで「係止部材(31)」とは、普通一般に旅行カバン、旅行ケース、カバン類、トランク類に用いられている錠前の一種で、連結対象の一方側に雄又は雌の第1係合片が設けられ、他方側に前記第1係合片に自在に係合する雌又は雄の第2係合片が設けられ、錠本体の可動操作片を押圧又は引くことによって、前記第1係合片と第2係合片が互いに施・解錠するものも含む。その典型例は「ナックル機能を有するパチン錠」と称される(図13を参照)。
(a)請求項1並びに請求項6に記載の各考案は、自転車の荷台に容易かつ確実に着脱できると共に、特に、スーパー等で購入した商品を買物籠に入れたまま路上や床面を走行し、自宅まで運ぶことができる。またキャリーカート本体には、買物籠が固定的に設けられているので、買物の都度、買物籠をキャリーカート本体に固定的に載せたり又は外したりする必要がない。
(b)請求項2に記載の考案は、固定支持台にキャリーカート本体をセットする時、可動支持台にキャリーカート本体に直接乗載載し、その後にキャリーカート本体を固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)に簡単にセットすることができる。したがって、例えば自転車置き場の混雑状況により、後荷台に設けた固定支持台の中途半端な位置に買物付きキャリーカートを置くと、容易に固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)までキャリーカート本体を動かすことが困難であるという問題点を解消することができる。
(b)請求項3及び請求項4に記載の考案は、固定支持台の後端部に引掛け式の係合部を有する係止部材を設けたので、又は係止部材として、いわゆるナックル金具を用いているので、固定支持台の初期位置にセットされたキャリーカート本体を確実に固定することができる。また固定支持台に対するキャリーカート本体の脱着操作が極めて楽である。
(c)請求項5に記載の考案は、例えば市販の安価なキャリーカート本体を採用することができる。
(b)請求項2に記載の考案は、固定支持台にキャリーカート本体をセットする時、可動支持台にキャリーカート本体に直接乗載載し、その後にキャリーカート本体を固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)に簡単にセットすることができる。したがって、例えば自転車置き場の混雑状況により、後荷台に設けた固定支持台の中途半端な位置に買物付きキャリーカートを置くと、容易に固定支持台の初期位置(正確な取付け位置)までキャリーカート本体を動かすことが困難であるという問題点を解消することができる。
(b)請求項3及び請求項4に記載の考案は、固定支持台の後端部に引掛け式の係合部を有する係止部材を設けたので、又は係止部材として、いわゆるナックル金具を用いているので、固定支持台の初期位置にセットされたキャリーカート本体を確実に固定することができる。また固定支持台に対するキャリーカート本体の脱着操作が極めて楽である。
(c)請求項5に記載の考案は、例えば市販の安価なキャリーカート本体を採用することができる。
図1乃至図4は本考案の第1実施形態を示す各説明図。図5乃至図12は本考案の第2実施形態を示す各説明図。図13は係止部材の説明図。
本考案の第1実施形態を示し、自転車の後荷台に固定支持台を取付け、前記固定支持台にキャリーカート本体を係止状態にセットした状態の概略説明図。
図1に於いて、固定支持台からキャリーカート本体を外した状態の説明図。
固定支持台の斜視図(固定手段としての複数の取付け板及び固定ボルトは省略)。
キャリーカート本体の荷台の後端部を示す説明図(係合部の一例を示す)。
本考案の第2実施形態を示し、自転車の後荷台と、該後荷台の上面に固定される固定支持台と、該固定支持台から可動支持台を引き出し状態の斜視図。
可動支持台を固定支持台の先端部へと押し込んだ場合の側面視からの概略説明図。
自転車の後荷台に固定支持台を固定的に取付けた状態の概略説明図。
要部(レール部と摺動部)の概略断面図。
買物籠を省略したキャリーカート本体の斜視図。
買物籠の一例を示す斜視図。
キャリーカート本体を可動支持台に乗せて固定支持台の初期位置へと誘導する時の説明図。
係止部材の引掛け式の係合部を、キャリーカート本体の係合部に係止した状態の説明図。
係止部材(31)の一例としてのパチン錠の説明図。
以下、図面を参照にして、本考案の第1実施形態と第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と第2実施形態の違いは、第2実施形態はレール部4、摺動部13及び可動支持台11を含んでいるのに対して、第1実施形態は前記構成4、13、11を含まない単純な構成である点である。したがって、この明細書では、第1実施形態と第2実施形態の共通する構成は同一の符号を用いる。また第1実施形態の説明は簡単にし、詳細な構成は後述の第2実施形態の構成をそのまま援用する。
まず、図1乃至図4に示す第1実施形態の自転車用キャリーカートXは、自転車の後荷台51に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台1と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体21と、前記キャリーカート本体の荷台22に固定された買物籠40との組み合わせから成る。
しかして、前記固定支持台のフレーム本体2は、左右の平行部2aと、この平行部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する水平杆状の先端部2bと、前記先端部とは反対側の水平杆状の後端部2cとから成り、好ましくは、フレーム本体2の強靭性及び後方荷台51に対する固定容易性を図るために、前記フレーム本体2の先端部寄りの部位と後端部寄り部位には、左右の平行部2a、2aと直交するように複数の連結板3が架設されている。そして、前記後端部2cの略中央部には、係止部材31の一方(係合部を有する引掛け部材)が設けられている。なお、連結板3には図示しない固定手段用の取付け小孔が複数個形成されている。
前記係止部材31は、バネ33と、該バネに連結され、該バネのバネ力に抗して前記キャリーカート本体1に係合する引掛け式の係合部32を含む。ここで係止部材31の構成について付言すると、第2実施形態の係止部材31と同様に、固定支持台1の後端部2cに回転自在設けられた支持部31aと、この支持部31aに出没自在に嵌合する一対の平行支持杆31bと、前記平行支持杆31bの上端部に設けられた水平棒状、環状或いは鈎状の係合部32と、該係合部32と前記支持部31aに連結されたバネ33とを有るもので、使用時、前記係合部32を前記係合部32のバネ力に抗して上方に引き上げることができる。
ところで、この係止部材31は、例えば図1、図3、図5に図示した単純な機構からなるものだけではなく、図13に示す係止部材31の一例としてのパチン錠も含まれる。
図13に示すパチン錠31は、図面下方の錠本体31Aと、この錠本体31Aの水平棒状或いは環状或いは鈎状の係合部32と係脱する図面上方の係合部分(例えば上向き鈎状の係合片)31Bとから成り、前記錠本体31Aは、プッシュプル式の操作片35、左右対称の複数の連結アーム36、前記連結アームに設けられた左右一対のバネ33を含み、前記各部材の組み合わせにより、いわゆるナックル機構を構成している。
使用に際しては、バネ33の伸広等を考慮して、例えば前記錠本体31Aを固定支持台の後端部(水平杆状の後端部)2cに取付け、一方、前記係合部分31Bをキャリーカート本体1の後端部の適宜箇所に固定する。
したがって、係止部材31が図1で示すような単純構成のものである場合には、係合部32を所要量引き上げた時、キャリーカート本体1の荷台22の後端部に突出して設けた後方係合部30に引っ掛けることができる。また係止部材31が図13に示す公知(市販)のパチン錠31の場合には、一旦、操作片35を手前にプルした状態で、水平棒状(実施形態)の係合部32をキャリーカート本体1側の係合部分(例えば上向き鈎状片)31Bに係合させ、その後、前記操作片35を初期位置へとプッシュ(押圧)すれば良い。
なお、前記係止部材31及び後方係合部30は単数又は複数であっても良く、また前記後方係合部30の取付け位置は、荷台22の後端壁の他に、例えば単数又は複数の支柱23に取付けても良い。また係止部材31には、繰り返しになるが、後述する<付記1>の如く、公知、周知のナックル金具も含まれるので、例えば支軸を中心にして押圧操作片が回転するタイプのパッキン錠であっても良い。
上記構成に於いて、買物者が、前記キャリーカート本体21を固定支持台1にセットする際には、前記固定支持台1の先端部2bに前記キャリーカート本体の荷台22の先端部を嵌め込むように係止させ、一方、前記係止部材31を前記キャリーカート本体21の後方係合部30に係止させる。
一方、前記キャリーカート本体21を固定支持台1から外す時は、前記係止部材31の係合部32を前記後方係合部30から外し、キャリーカート本体21を固定支持台1の後方へと引き出して、その荷台22の先端部を固定支持台1の先端部2bから離れるようにすれば良い。
次に、図5乃至図12に示す第2実施形態の自転車用キャリーカートX1を説明する。この自転車用キャリーカートX1は、第1実施形態と同様に、自転車の後荷台51に略水平状態の態勢で固定的に取付けられると共に、左右一対のレール部4を有する固定支持台1と、左右一対の支持アーム12aの各先端部に設けた摺動部13が前記レール部4を摺動する可動支持台11と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体21と、前記キャリーカート本体21の荷台に固定された買物籠40との組み合わせから成る。
図5は自転車の後荷台51と、該後荷台の上面に固定される固定支持台1と、該固定支持台から可動支持台11を引き出し状態の斜視図である。
まず、後荷台51を簡単に説明する。後荷台51は、棒状体を先端部から後端部へと略矩形枠に折り曲げて形成された外フレーム52を有する。環状の外フレーム52は、普通一般に前後方向に長く、左右方向の幅は小さい。また後荷台51は、前記環状の外フレーム52の先端部寄りの部位と後端部寄りの部位の下部にそれぞれ下向きコ字型の梁53が一体的に設けられている。さらに後荷台51は、前記前後の梁53に支持された状態の横倒れU字形状の内部フレーム54を有し、この内部フレーム54の先端部側の中途部は、下方に折り曲げ形成されて前方を指向する左右一対の取付けアーム54aとなっている。
次に、前記後荷台の上面に固定される固定支持台1の構成を説明する。固定支持台1、第1実施形態と同様に、全体として矩形枠状のフレーム本体2を有する。前述したように、このフレーム本体2は、左右の平行部2a、2aと、該左右の平行部の先端部を上方に適宜に折り曲げ形成して設けた水平杆状の先端部2bと、この先端部とは反対側に位置し、前記左右の平行部の後端部に交差方向に連続する水平杆状の後端部2cとから成る。 また複数の連結板3が架設されている。さらに、前記左右の平行部2a、2aの下端部には、該平行部に沿って左右一対のレール部4が一体的に設けられている。
しかして、後荷台51の上面に固定支持台1固定する場合には、例えば後荷台51の外フレーム52及び内部フレーム54の上方に、複数の連結板3が乗っかるようにすると共に、左右レール部4が前記後荷台51の外フレーム52の左右部位を跨ぐように位置付け、図示しない固定手段(溶着、接着、紐、ネジ穴を有する取付け板及び前記ネジ穴に螺合するボルト等)を介して適宜に固定する。
次に、前記固定支持台1に対して接続し、該固定支持台の先端部2bと後端部2cの方向へと位置変位可能な可動支持台11の構成を説明する。可動支持台11は、平面視コ字枠状の可動枠本体12を有する。可動枠本体12は固定支持台1の左右の平行部2a、2aよりも外側に位置する左右一対の支持アームとしての平行杆12a、12aと、この平行杆の後端部に交差状態に連続する把手部12bとから成り、前記左右の平行杆12a、12aの先端部には、前述した固定支持台1の左右一対のレール部4をそれぞれ摺動する摺動部13が設けられている。
好ましい実施形態では、支持アームとしての左右の平行杆12a、12aの先端部は摺動部13の中心部に支軸14を介して可動枠本体12を上げ下げできるように軸支する。なお、可動枠本体12の後端部や把手部12bの形状は、可動枠本体12を固定支持台1の先端部2bに押し込んだ時に、可動枠本体12が上下方向に振動しないように任意に設計変更できる事項である。また可動枠本体12の前後方向の長さは、レール部4の長さを考慮して適宜に決めることができると共に、好ましくはレール部4の後端部側の外壁面に、初期位置へと戻ってきた前記可動枠本体12を支持する単数又は複数の支持突起を設けても良いい。
図6は可動支持台11を固定支持台1の先端部へと押し込んだ場場合の側面視からの概略説明図、図7は自転車の後荷台51に固定支持台1を固定的に取付けた状態の概略説明図、そして、図5には前記可動支持台11を前記固定支持台1の後方へと引き出した状態を示している。
次に、図9を参照にして固定支持台1に装着自在に載置されるキャリーカート本体21の一例を具体的に説明する(図示しない複数枚の取付け板と固定ボルトを介してキャリーカート本体21の荷台22に固定される買物籠は省略)。キャリーカート本体21は、安価なキャリーカートが好ましい。例えば実用新案登録第3198970号公報には、荷台の後端部に取付けられた左右一対の支柱が、複数本の伸縮バーをそれぞれ伸縮した状態で前記荷台に形成した収納部に収納できる構成が記載されている。
本実施形態では、荷台22にメッシュ状の買物籠40を固定手段(接着剤、ネジ穴を有する複数枚の取付け板及び前記ネジ穴に螺合する複数のボルト等)を介して一体的に固定するので、荷台22の後端部に取付けた左右一対の支柱23が折り畳み可能である必要はないが、市場(例えばアウトレット)で安価に販売されているキャリーカートであれば、考案の主たる課題を逸脱しない範囲で任意に採用することができる。
しかして、この図9に於いて、符号22は左右一対の支持板部22a、22aを有する荷台で、前記支持板部の下面に合計2個の自在キャスター24が取付けられている。荷台22の左右の幅、すなわち、左右一対の支持板部22a、22aの幅は、その先端部が固定支持台の先端部(先端部)2bの嵌入することを考慮している。
また支持板部22a、22aの先端部には左右一対の伸縮可能な連結紐25の基端部が取付けられている。前記連結紐25の各自由端部には左右一対の係合部26が設けられている。前記係合部26は、買物籠40を支持した状態で固定支持台1の後端部2cに引っ掛けることが可能である。したがって、例えば図9で示すように、伸縮可能な連結紐25を単数又は複数有するキャリーカート本体21を用いた場合には、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台にセットする際には、固定支持台の先端部(2b)に前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部に係止させ、一方、前記伸縮性連結紐(25)の係止部材の自由端部に設けられた係合部26を前記キャリーカート本体(21)の後端部側の係合部分に係止させることもできる。
したがって、このような実施形態では、例えば固定支持台1の後端部2cに単数又は複数個の係脱自在な引掛け式の係合部を有する係止部材(ナックル金具も含む)を設けなくても、前記連結紐25の係合部26を利用することにより、キャリーカート本体21を固定支持台1の取付け位置に安定的に支持することができる。第1実施形態では、荷台22の壁面に設けた後方係合部30に係止部材31の係合部32を引っ掛けることができる。それ故に、第1実施形態では、必ずしも前記連結紐25は本考案の必須要件ではない。
前述した左右一対の支柱23には、それぞれ下部伸縮バー27の下端部が嵌入し、さらに、該下部伸縮バー27の上端部には上部伸縮バー28の下端部がそれぞれ嵌入している。左右一対の上部伸縮バー28にはハンドル29が設けられている。下部伸縮バー27及び上部伸縮バー28は入れ子式に伸縮自在である。なお、符号30はキャリーカートの左右の支柱に架設した連結杆(紐側の係合部26が係合する後方係合部)である。
したがって、本考案の自転車用キャリーカートX1は、自転車の後荷台51に略水平状態の態勢で固定的に取付けられると共に、左右一対のレール部4を有する固定支持台1と、左右一対の支持アーム12aの各先端部に設けた摺動部13が前記レール部4を摺動する可動支持台11と、前記固定支持台1に装着自在に載置されるキャリーカート本体21と、前記キャリーカート本体の荷台22に固定された買物籠40との組み合わせから成る。
そこで、図11で示すように、買物者が、キャリーカート本体21の荷台22の先端部を、固定支持台1の先端部としての先端部2bに潜り込むようにして係合させる初期位置にセットする時には、一旦、可動支持台11を固定支持台1の後方へと引き出し、かつ、そのままの状態を維持しながら該可動支持台11の上に該キャリーカート本体21を直接乗載し、該可動支持台11を介して該キャリーカート本体21を前記初期位置まで滑らせるように誘導し、該キャリーカート本体21の荷台22の先端部を前記固定支持台1の先端部2bに係合させ(図12を参照)、その後に、例えば連結紐25の係合部26を固定支持台1の後端部2cに引っ掛けることにより、キャリーカート本体21を固定支持台1に安定的に載せることができる。実施形態では、荷台22の壁面に設けた後方係合部30に係止部材31の係合部32を引っ掛ける。なお、係止部材31は第1実施形態と同じなので、それを援用して重複説明を割愛する。
<付記1>
この明細書では、「係止部材」の概念に「ナックル金具」も、当然に含まれるので、市販のナックル金具を採用した場合には、例えば固定支持台1の後端部2cの略中央部又左右部位に雄又は雌の第1係合片が設け、一方、前記第1係合片に自在に係合する雌又は雄の第2係合片をキャリーカート本体21の後方係合部に設ける。この場合は錠本体の可動操作片を押圧又は引くことによって、前記第1係合片と第2係合片が互いに施・解錠する。
この明細書では、「係止部材」の概念に「ナックル金具」も、当然に含まれるので、市販のナックル金具を採用した場合には、例えば固定支持台1の後端部2cの略中央部又左右部位に雄又は雌の第1係合片が設け、一方、前記第1係合片に自在に係合する雌又は雄の第2係合片をキャリーカート本体21の後方係合部に設ける。この場合は錠本体の可動操作片を押圧又は引くことによって、前記第1係合片と第2係合片が互いに施・解錠する。
<付記2>
キャリーカート本体21は、例えば図9で示したように、荷台22の後端部に二本の支柱23を有し、これに入れ子式に嵌入する伸縮バー27、28は全体として下向きコ字型の形態のものであるが、もちろん、キャリーカート本体21は実施形態に限定されるものではなく、荷台22の後端部に1本の支柱23を設け、該支柱23に入れ子式に嵌入する釣竿形式の伸縮バー27、28にしても良い。また荷台22の下面に支板を介して設けた車輪(キャスター)24は後輪のみにし、前輪をスタンドに代えても良いし、実施形態如何によっては4輪形式にしても良い。
キャリーカート本体21は、例えば図9で示したように、荷台22の後端部に二本の支柱23を有し、これに入れ子式に嵌入する伸縮バー27、28は全体として下向きコ字型の形態のものであるが、もちろん、キャリーカート本体21は実施形態に限定されるものではなく、荷台22の後端部に1本の支柱23を設け、該支柱23に入れ子式に嵌入する釣竿形式の伸縮バー27、28にしても良い。また荷台22の下面に支板を介して設けた車輪(キャスター)24は後輪のみにし、前輪をスタンドに代えても良いし、実施形態如何によっては4輪形式にしても良い。
本考案は、主に買物時に使用される自転車用キャリーカートである。
X、X1…自転車用キャリーカート、
1…固定支持台、
2…固定支持台のフレーム本体、
2a…フレーム本体の左右の平行部、
2b…固定支持台の先端部(水平杆状の先端部)、
2c…固定支持台の後端部(水平杆状の後端部)、
3…連結板、
4…レール部、
11…可動支持台、
12…可動枠本体、
12a…支持アーム、
12b…把手部、
13…摺動部、
14…支軸、
21…キャリーカート本体、
22…荷台、
24…車輪、
25…結紐、
26…係合部、
27、28…伸縮バー、
30…連結杆(後方の係合部)、
31、31A、31B…係止部材、
32…引掛け式の係合部、
35…操作片、
40…買物籠、
51…後荷台。
1…固定支持台、
2…固定支持台のフレーム本体、
2a…フレーム本体の左右の平行部、
2b…固定支持台の先端部(水平杆状の先端部)、
2c…固定支持台の後端部(水平杆状の後端部)、
3…連結板、
4…レール部、
11…可動支持台、
12…可動枠本体、
12a…支持アーム、
12b…把手部、
13…摺動部、
14…支軸、
21…キャリーカート本体、
22…荷台、
24…車輪、
25…結紐、
26…係合部、
27、28…伸縮バー、
30…連結杆(後方の係合部)、
31、31A、31B…係止部材、
32…引掛け式の係合部、
35…操作片、
40…買物籠、
51…後荷台。
Claims (6)
- 自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台(1)と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体(21)と、前記キャリーカート本体の荷台(22)に固定された買物籠(40)との組み合わせから成る自転車用キャリーカート(X)であって、前記固定支持台のフレーム本体(2)は、左右の平行部(2a)と、この平行部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部(2b)と、前記先端部(2b)とは反対側の後端部(2c)とから成り、前記後端部には係止部材(31)が設けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台にセットする際には、
前記固定支持台の先端部(2b)に前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部に係止させ、一方、前記係止部材(31)を前記キャリーカート本体(21)に係止させることを特徴とする自転車用キャリーカート。 - 請求項1の自転車用キャリーカートに於いて、前記フレーム本体(2)の左右の平行部(2a)には、左右一対のレール部(4)が設けられ、前記レール部には、左右一対の支持アームの各先端部に設けた摺動部(13)が摺動する可動支持台(11)が設けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台の先端部(2b)に係合する初期位置にセットする時には、一旦、前記可動支持台を前記固定支持台の後方へと引き出し、かつ、そのままの状態を維持しながら該前記可動支持台に前記キャリーカート本体を直接乗載し、該可動支持台を介して該キャリーカート本体を前記初期位置まで滑らせるように誘導し、該キャリーカート本体の荷台(22)の先端部を前記先端部(2b)に係止させることを特徴とする自転車用キャリーカート。
- 請求項1の自転車用キャリーカートに於いて、前記係止部材(31)は、バネを含み、該バネのバネ力に抗して前記キャリーカート本体に係合する引掛け式の係合部(32)を有することを特徴とする自転車用キャリーカート。
- 請求項1の自転車用キャリーカートに於いて、前記係止部材(31)は、ナックル機構を有するパッキン錠であることを特徴とする自転車用キャリーカート。
- 請求項1の自転車用キャリーカートに於いて、前記キャリーカート本体(21)は、少なくとも荷台の後方部に左右一対の車輪(24)を有すると共に、前記荷台に設けた支柱に伸縮バーが設けられていることを特徴とする自転車用キャリーカート。
- 自転車の後荷台に略水平状態の態勢で取付けられる固定支持台(1)と、前記固定支持台に装着自在に載置されるキャリーカート本体(21)と、前記キャリーカート本体の荷台(22)に固定された買物籠(40)との組み合わせから成る自転車用キャリーカート(X)であって、前記固定支持台のフレーム本体(2)は、左右の平行部(2a)と、この平行部と交差しかつ該平行部よりも高い箇所に位置する先端部(2b)と、前記先端部(2b)とは反対側の後端部(2c)とから成り、一方、前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部には、少なくとも一本以上の伸縮性連結紐(25)の基端部が取付けられ、買物者が前記キャリーカート本体を前記固定支持台にセットする際には、
前記固定支持台の先端部(2b)に前記キャリーカート本体の荷台(22)の先端部に係止させ、一方、前記伸縮性連結紐(25)の係止部材の自由端部に設けられた係合部26を前記キャリーカート本体(21)の後端部側の係合部分に係止させることを特徴とする自転車用キャリーカート。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT202000028067A1 (it) * | 2020-11-23 | 2022-05-23 | Tendertee S R L | Bauletto amovibile per veicoli a due ruote o simili |
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-
2020
- 2020-06-11 JP JP2020002263U patent/JP3227762U/ja active Active
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EP4001075A1 (en) | 2020-11-23 | 2022-05-25 | Candelo, Carolina | Box for two-wheeled vehicles or the like |
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