JP4222153B2 - 折畳み自在な運搬容器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば物品を収納した状態でフォークリフトなどで取り扱われる折畳み自在な運搬容器に関するものである。
従来、この種の折畳み自在な運搬容器としては、底枠上に起立自在な左右一対の側枠を設け、これら側枠は、その前後縁部から相対向する方向に折曲した折り曲げ部を一体に有している。前部の折り曲げ部間に位置自在な前枠は第1連結具を介して上下に中折れ自在で、その下部を底枠に、第2連結具を介して起立横倒自在に連結し、後部の折り曲げ部間に位置自在な後枠の側縁を後部の折り曲げ部に第3連結具を介して連結して、後枠に対して両側枠を左右揺動自在に構成している。そして、後枠を底枠に第4連結具を介して起立横倒自在に連結している。さらに、底枠の下部に脚体を垂設し、この脚体は、下位運搬容器の底枠上で折畳んだ枠群の両側外方に上位運搬容器の脚体を載置自在として構成している。
この従来構成によると、折畳んだ運搬容器の段積みは、下位の運搬容器における底枠の上に上位の運搬容器の脚体を載置させることで、振動荷重で要部が変形することなく安定して行うことができる。さらに段積み時には、下位の運搬容器の折畳んだ枠群の両側外方に上位の運搬容器の脚体が位置することから、上位の運搬容器の横方向(左右方向)での位置ずれを、枠群に対する脚体の当接により阻止できる。これにより、折畳み状態での段積み時に、上位の運搬容器が横方向で位置ずれすることを防止でき、以て横方向の振動に対しても安定した段積みを維持できることになる(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平6−56190号公報(第1−2頁、第4−9図) 特開2000−53132号公報 特開2000−289742号公報
しかし上記した従来構成によると、上位運搬容器の横方向(左右方向)での位置ずれは好適に防止できるが、前後方向の位置ずれ防止に対しては十分とは言えない。また、底枠に対して側枠を起立、横倒させる構成は複雑になっている。しかも、折畳んだ運搬容器の段積みは、位置合わせなどから容易に行えない。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、簡単な構成でありながら、折畳んだ運搬容器の段積みを、左右方向、前後方向ともに十分な位置ずれ防止状態で行える折畳み自在な運搬容器を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の折畳み自在な運搬容器は、底枠体上に対して左右一対の側枠体を折畳み自在に設けるとともに、底枠体の下部両側には、起立させた側枠体の上部に上方から嵌合自在な脚体を設け、前記側枠体の下部に、内方向へ直角状に伸びる連結体を設けるとともに、この連結体の内端部分を底枠体側に対して回動自在に連結し、前記側枠体の下部から、起立時に底枠体の側面外方に位置しかつ横倒時に脚体の上方から前後にずれて位置する規制体を連設したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、底枠体上に横倒させた状態の側枠体を、連結体を介して起立させて規制体を底枠体の側面外方に位置させることで、使用可能な運搬容器を組み立て得る。そして運搬容器は、脚体を介して着地し得、さらにフォークリフトにより運搬し得る。また、下位の運搬容器における側枠体の上部に、上位の運搬容器における脚体を上方から嵌合させることで、順次複数段に積上げを行える。その際に下位の運搬容器は、側枠体を介して上位の運搬容器の荷重を支持する。
このような運搬容器の折畳みは、連結体の内端部分を支点として両側枠体を内方に回動させて、底枠体上に重ねることで行える。このとき連結体は、内端部分を最外端とした状態になり、以て底枠体の端部上方を開放し得る。また連結体と一体に移動した規制体は、開放された底部材の端部上方に位置している。このようにして折畳んだ運搬容器は、下位の運搬容器における開放された底枠体の端部上に上位の運搬容器における脚体を載置させることで、順次積上げ得る。
その際に、下位の運搬容器における規制体に対して上位の運搬容器における脚体を前後にずれた状態で載置し得る。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が前後方向で位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における規制体に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その前後方向の位置ずれを阻止し得る。さらに、下位の運搬容器における折畳んだ側枠体の左右外側に上位の運搬容器における脚体が位置された状態で載置し得る。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が左右方向での位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における側枠体に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その左右方向の位置ずれを阻止し得る。
また本発明の請求項2記載の折畳み自在な運搬容器は、上記した請求項1記載の構成において、底枠体の下部両側には、それぞれ前後一対の脚体を設け、規制体を、横倒時に前後の脚体の上方から前後の内側にずれて位置させたことを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、折畳んだ運搬容器を、下位の運搬容器における開放された底枠体の端部上に上位の運搬容器における脚体を載置させることで、順次積上げ得る際に、下位の運搬容器における両規制体の外側に上位の運搬容器における脚体を位置させた状態で載置し得る。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が前後方向で位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における規制体の外面に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その前後方向の位置ずれを阻止し得る。
また折畳んだ運搬容器を順次積上げるに際し、左右の脚体間のスペースにフォークリフトのフォークを作用させ、このフォークを介して上位の運搬容器を、その先行側を上位として傾斜させた状態で、下位の運搬容器の上方で前進させる。すると、先行側の上位の脚体は下位の運搬容器における規制体の上方を通過するが、後続側の下位の脚体は下位の運搬容器における規制体に当接し、以て下位の運搬容器に対して上位の運搬容器を位置決めし得る。この状態でフォークを介して上位の運搬容器を水平状に戻し、そしてフォークを下降させることで、上位の運搬容器を、その脚体を介して積上げ得る。
そして本発明の請求項3記載の折畳み自在な運搬容器は、上記した請求項2記載の構成において、規制体を、前後一対に設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、規制体を簡単かつ容易に配設し得る。
さらに本発明の請求項4記載の折畳み自在な運搬容器は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、連結体を、側枠体の下部に連結される縦板部と、この縦板部の下部から内方向へ直角状に曲げ連設された横板部とにより形成し、横板部の内端部分を底枠体側に対して回動自在に連結したことを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、底枠体上に横倒させた状態の側枠体を、連結体を介して起立させて、横板部の下面を底枠体上に上方から当接させることで、使用可能な運搬容器を組み立て得る。このような組み立て状態において運搬容器は、連結体の横板部を底枠体上に当接させていることで、側枠体の起立姿勢は好適に維持し得る。
しかも本発明の請求項5記載の折畳み自在な運搬容器は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成において、起立させた側枠体の前部間に着脱自在な前枠体と、起立させた側枠体の後部間に着脱自在な後枠体とを設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項5の発明によると、底枠体に対して側枠体を起立させたのち、前枠体と後枠体を側枠体の前後端部間に着装させることで、運搬容器を組み立て得る。また運搬容器の折畳みは、まず側枠体間から前枠体や後枠体を分離させ、次いで、連結体の内端部分を支点として両側枠体を内方に回動させて底枠体上に重ねることで行える。なお、側枠体間から離脱させた前枠体や後枠体は、別個に積上げ得る。
上記した本発明の請求項1によると、底枠体上に横倒させた状態の側枠体を、連結体を介して起立させて規制体を底枠体の側面外方に位置させることで、使用可能な運搬容器を組み立てることができ、このとき規制体は、底枠体の側面外方に位置していることで、見栄えがよく、かつ他物と引っ掛かり難い位置にできる。そして下位の運搬容器における側枠体の上部に、上位の運搬容器における脚体を上方から嵌合させることで、順次複数段に積上げを行うことができ、その際に下位の運搬容器は、側枠体を介して上位の運搬容器の荷重を支持するのであり、このとき側枠体は、連結体の存在により安定した起立姿勢にでき、積上げによる支持は好適に行うことができる。
上記のような運搬容器の折畳みは、連結体の内端部分を支点として両側枠体を内方に回動させて、底枠体上に重ねることで行うことができ、このとき連結体は、内端部分を最外端とした状態になり、以て底枠体の端部上方を開放できる。また連結体と一体に移動した規制体は、開放された底部材の端部上方に位置できる。
このようにして折畳んだ運搬容器は、下位の運搬容器における開放された底枠体の端部上に上位の運搬容器における脚体を載置させることで、順次積上げることができ、その際に、下位の運搬容器における規制体に対して上位の運搬容器における脚体を前後にずれて載置できる。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が前後方向で位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における規制体に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その前後方向の位置ずれを阻止できる。さらに、下位の運搬容器における折畳んだ側枠体の左右外側に上位の運搬容器における脚体が位置された状態に載置できる。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が左右方向での位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における側枠体に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その左右方向の位置ずれを阻止できる。
これらのことにより、連結体と規制体とを設けた簡単な構成でありながら、折畳んだ運搬容器の段積みを、左右方向、前後方向ともに十分な位置ずれ防止状態で安定して行うことができる。
また上記した本発明の請求項2によると、折畳んだ運搬容器を、下位の運搬容器における開放された底枠体の端部上に上位の運搬容器における脚体を載置させることで、順次積上げ得る際に、下位の運搬容器における両規制体の外側に上位の運搬容器における脚体を位置させて載置できる。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器が前後方向で位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器における規制体の外面に対する上位の運搬容器における脚体の当接により、その前後方向の位置ずれを阻止できる。
さらに折畳んだ運搬容器を順次積上げるに際し、左右の脚体間のスペースにフォークリフトのフォークを作用させ、このフォークを介して上位の運搬容器を、その先行側を上位として傾斜させた状態で、下位の運搬容器の上方で前進させることによって、先行側の上位の脚体は下位の運搬容器における規制体の上方を通過するが、後続側の下位の脚体は下位の運搬容器における規制体に当接し、以て下位の運搬容器に対して上位の運搬容器を位置決めできる。この状態でフォークを介して上位の運搬容器を水平状に戻し、そしてフォークを下降させることで、上位の運搬容器を、その脚体を介して積上げることができる。このような操作によって、下位の運搬容器に対して上位の運搬容器を容易に位置決めして積上げることができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、規制体を簡単かつ容易に配設できる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、底枠体上に横倒させた状態の側枠体を、連結体を介して起立させて、横板部の下面を底枠体上に上方から当接させることで、使用可能な運搬容器を組み立てることができる。このような組み立て状態において運搬容器は、連結体の横板部を底枠体上に当接させていることで、側枠体の起立姿勢は好適に維持できる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、底枠体に対して側枠体を起立させたのち、前枠体と後枠体を側枠体の前後端部間に着装させることで、運搬容器を組み立てることができる。また運搬容器の折畳みは、まず側枠体間から前枠体や後枠体を分離させ、次いで、連結体の内端部分を支点として両側枠体を内方に回動させて底枠体上に重ねることで行うことができる。
[実施の形態]
以下に、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1〜図4において、底枠体1は、左右一対の前後材1Aと、これら前後材1Aの相対向した内面間を連結する前後3本(前後複数本)の左右材1Bとにより枠組状に形成される。前記底枠体1上には網板状の底部材2が敷設されている。そして底枠体1の両側部上で起立・横倒自在(折畳み自在)な左右一対の側枠体3が設けられている。これら側枠体3は網板状であって、その下部でかつ前後一対に設けられた連結体10を介して底枠体1側に対して回動自在に連結されている。
すなわち前記連結体10は板状であって、側枠体3の下部外面に連結される縦板部11と、この縦板部11の下部から内方向へ直角状に曲げ連設された横板部12とにより、正面視においてL字状(逆L字状)に曲げ形成されている。さらに横板部12の内端部分が、底部材2の前後方向線材2aを抱え込む状態の反転曲げ部13に形成されることで、この前後方向線材2aの回りに、すなわち底枠体1側に対して回動自在(起立横倒自在)に連結されている。
そして連結体10は、側枠体3を起立させたときに横板部12の下面が前記底部材2上に上方から当接するように形成され、また側枠体3を横倒させたときに、横板部12の長さに相当して底部材2の端部上方を開放するように形成されている。
前記側枠体3の下部から、起立時に底枠体1の側面外方に位置しかつ横倒時に脚体(後述する。)の上方から前後にずれて位置する規制体15が連設されている。すなわち規制体15はロッドをU字状に曲げることで形成され、前後一対のロッド部分からなる上半部が、前記連結体10における縦板部11の外面に当接して連結されている。そしてU字状の下半部は、側枠体3の下端から下方へ突出されて、側枠体3の起立時に底枠体1の側面外方に位置し、側枠体3の横倒時に底部材2の端部上方に位置するように形成されている。これにより規制体15は、連結体10の縦板部11に連結されて前後一対に設けられる。
前記底枠体1の下部両側には、それぞれ前後一対の脚体17が垂設され、これら脚体17の下部で左右方向の外側には、下面解放でかつ前後方向で溝状の嵌合部18が形成されている。そして側枠体3の起立状態では、嵌合部18を介して側枠体3の上部に上方から嵌合させることで段積み自在としている。
ここで前後一対の脚体17と前後一対の規制体15とは、両脚体17の前後で対向する前後内側面間隔W1が両規制体15の前後の外側面間隔W2よりも大に、すなわちW1>W2に設定されている。さらに規制体15は、側枠体3の横倒時に前後の脚体17の上方から前後の内側にずれて位置されるように配置されている。また脚体17の左右で対向する左右内側面間隔W3は、図6の仮想線で示すように、側枠体3を横倒させたときの連結体10の横倒時外端面間隔W4よりも大に、すなわちW3>W4に設定されている。
前記側枠体3を起立させた状態で、その前部間に着脱自在な前枠体4と、その後部間に着脱自在な後枠体5とが設けられている。そして前枠体4ならびに後枠体5を両側枠体3に着装(連結)させるために、これらの相対向する縁部間に、それぞれ(合計8個)係止具7が設けられる。これら係止具7は、本体7aを前枠体4ならびに後枠体5に配置したカンヌキ形式であって、本体7aに支持案内される作動杆7bが側枠体3側の被係合部7cに対して係脱自在となる。これにより、両側枠体3に対する前枠体4ならびに後枠体5の着装は、それぞれ左右両側でかつ上下一対の係止具7により行える。
そして着装の際には、前枠体4ならびに後枠体5の下部で左右一対に設けられたフック状の位置決め具8が、底部材2における前後端の左右方向線材2bに対して、内側かつ下側から係合されるように構成されている。なお、前枠体4ならびに後枠体5は網板状に形成されている。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図1〜図4は所期の組み立てを行った使用可能な運搬容器20を示している。ここで組み立ては、まず図6の実線や図7で示すように底枠体1上に横倒させた状態の側枠体3を、図5や図6の仮想線で示すように連結体10を介して起立させて、横板部12の下面を前記底部材2上に上方から当接させるとともに、縦板部11に一体化された規制体15の下半部を底枠体1の側面外方に位置させる。
次いで前枠体4と後枠体5における位置決め具8を、底部材2における前後端の左右方向線材2bに対して内側かつ下側から係合させた状態で、これら前枠体4と後枠体5を起立状に位置させる。そして、各係止具7の作動杆7bを側枠体3側の被係合部7cに係合させることで、両側枠体3に対する前枠体4ならびに後枠体5の着装を行え、以て運搬容器20を組み立て得る。
このような組み立て状態において運搬容器20は、連結体10の横板部12を底部材2上に当接させていることで、側枠体3の起立姿勢は好適に維持し得る。また規制体15の下半部を底枠体1の側面外方に位置させていることで、この規制体15を、見栄えがよく、かつ他物と引っ掛かり難い位置にし得る。
上記の運搬容器20は、各枠体1,3,4,5により形成される収納空間を利用して物品などの被運搬物を収納し得る。その際に収納空間に対する被運搬物の出し入れは、上面の開放部を利用して、または係止具7の離脱によって、前枠体4や後枠体5を位置決め具8の部分を支点として外方へ横倒させるか、前枠体4や後枠体5を完全に分離させることで、前後の開放部を利用して行える。このとき、各枠体1,3,4,5が網板状(メッシュ状)であることから、収納した被運搬物が見えて容易に確認し得、また水捌けのよいものにし得る。
そして運搬容器20は、脚体17を介して着地し得、さらに脚体17間のスペースにフォークを作用させることで、フォークリフトにより運搬し得る。また図2の仮想線や図3の仮想線で示すように、下位の運搬容器20における側枠体3の上縁に、上位の運搬容器20における脚体17の嵌合部18を上方から嵌合させることで、順次複数段に積上げを行える。その際に下位の運搬容器20は、側枠体3を介して上位の運搬容器20の荷重を支持するのであり、このとき側枠体3は、連結体10の存在により安定した起立姿勢となり、積上げによる支持は好適に行える。
上記のような運搬容器20を折畳むとき、まず係止具7を外し、図5や図6の実線に示すように、側枠体3間から前枠体4や後枠体5を分離させる。次いで図6の実線や図7に示すように、連結体10の反転曲げ部13を支点として両側枠体3を内方に折畳んで、底部材2の上に重ねることで所期の折畳みを終える。
このような側枠体3の折畳み(横倒)によって連結体10は、反転曲げ部13を最外端として横倒時外端面間隔W4が脚体17の左右内側面間隔W3内に納まる状態になり、以て横板部12の長さに相当して底部材2の端部上方を開放し得る。また連結体10と一体に折畳み移動した規制体15は、そのU字状の下半部が、開放された底部材2の端部上方に位置している。
このようにして折畳んだ運搬容器20は図8〜図12に示すように、下位の運搬容器20における開放された底部材2の端部上に上位の運搬容器20における脚体17を載置させることで、順次積上げて保管し得る。その際に、両脚体17の前後内側面間隔W1が両規制体15の外側面間隔W2よりも大であることから、下位の運搬容器20における両規制体15の外側に上位の運搬容器20における脚体17が位置された状態で載置し得る。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器20に対して上位の運搬容器20が前後方向での位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器20における両規制体15の外面に対する上位の運搬容器20における脚体17の当接により、その前後方向の位置ずれを阻止し得る。
さらに、脚体17の左右内側面間隔W3が連結体10の横倒時外端面間隔W4よりも大であることから、下位の運搬容器20における折畳んだ側枠体3の外側に上位の運搬容器20における脚体17が位置された状態で載置し得る。したがって積上げ状態において、下位の運搬容器20に対して上位の運搬容器20が左右方向での位置ずれしようとしたとき、下位の運搬容器20における側枠体3(連結体10)の外面に対する上位の運搬容器20における脚体17の当接により、その左右方向の位置ずれを阻止し得る。
これらのことにより、折畳んだ運搬容器20の積上げは、左右方向や前後方向に位置ずれすることなく安定して行える。なお、側枠体3間から離脱させた前枠体4や後枠体5は、別個に積上げて保管し得る。ここで前枠体4と後枠体5は同一状の構成であることから、再び運搬容器20を組み立てる際には、その前後を入れ替えたとしても何ら支障ないものとなる。
上述したように折畳んだ運搬容器20を順次積上げるに際し、図10の仮想線に示すように、左右の脚体17間のスペースにフォークリフトのフォークFを作用させ、このフォークFを介して上位の運搬容器20を、その先行側を上位として傾斜させた状態で、下位の運搬容器20の上方で前進Aさせる。
すると、先行側の上位の脚体17aは下位の運搬容器20における規制体15の上方を通過するが、後続側の下位の脚体17bは下位の運搬容器20における規制体15に当接し、以て下位の運搬容器20に対して上位の運搬容器20を位置決めし得る。この状態でフォークFを介して上位の運搬容器20を水平状に戻し、そしてフォークFを下降させることで、上位の運搬容器20を、その脚体17a,17bを介して積上げ得る。このような操作によって、下位の運搬容器20に対して上位の運搬容器20を容易に位置決めして積上げ得る。
上記した実施の形態では、底枠体1の下部両側に、それぞれ前後一対の脚体17を設け、規制体15を、横倒時に前後の脚体17の上方から前後の内側にずれて位置させた形式が示されているが、これは前後の脚体間に亘って嵌合部を形成し、そして規制体を前後の脚体の上方から前後の外側にずれて位置させた形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、規制体15を前後一対に設けた形式が示されているが、これは前後方向に長い1個の規制体を設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、連結体10を、側枠体3の下部に連結される縦板部11と、この縦板部11の下部から内方向へ直角状に曲げ連設された横板部12とにより形成した形式が示されているが、これは連結体を横板状として、側枠体の下部から内方向へ直角状に連設し、その内端部分を底枠体側に対して回動自在に連結した形式などであってもよい。また側枠体3の下部を内方向へ直角状に曲げ連設して、この曲げ連設部分を連結体とし、その内端部分を底枠体側に対してコイル状の連結具により回動自在に連結した形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、一枚物の前枠体4と後枠体5とを設けた形式が示されているが、これは前枠体と後枠体との少なくとも一方を中折れ形状とした形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、起立させた側枠体3の前部間に着脱自在な一枚物の前枠体4と、起立させた側枠体3の後部間に着脱自在な一枚物の後枠体5とを設けた形式が示されているが、これは前枠体4や後枠体5の少なくとも一方を、コイル状の連結具によって側枠体3や底枠体1に折畳み自在に連結した形式などであってもよい。
本発明の実施の形態を示し、折畳み自在な運搬容器の組み立て時の一部切り欠き斜視図である。 同折畳み自在な運搬容器の組み立て時の正面図である。 同折畳み自在な運搬容器の組み立て時の側面図である。 同折畳み自在な運搬容器の組み立て時の平面図である。 同折畳み自在な運搬容器の前、後枠体取り外し時の一部切り欠き斜視図である。 同折畳み自在な運搬容器の前、後枠体取り外し時の正面図である。 同折畳み自在な運搬容器を折畳んだ時の一部切り欠き斜視図である。 同折畳み自在な運搬容器の段積み状態を示す一部切り欠き斜視図である。 同折畳み自在な運搬容器の段積み状態を示す正面図である。 同折畳み自在な運搬容器の段積み状態を示す側面図である。 同折畳み自在な運搬容器の段積み状態における要部の一部切り欠き正面図である。 同折畳み自在な運搬容器の段積み状態における要部の一部切り欠き平面図である。
符号の説明
1 底枠体
2 底部材
2a 前後方向線材
2b 左右方向線材
3 側枠体
4 前枠体
5 後枠体
7 係止具
8 位置決め具
10 連結体
11 縦板部
12 横板部
13 反転曲げ部(内端部分)
15 規制体
17 脚体
18 嵌合部
20 運搬容器
F フォーク
W1 両脚体17の前後内側面間隔
W2 両規制体15の外側面間隔
W3 脚体17の左右内側面間隔
W4 連結体10の横倒時外端面間隔

Claims (5)

  1. 底枠体上に対して左右一対の側枠体を折畳み自在に設けるとともに、底枠体の下部両側には、起立させた側枠体の上部に上方から嵌合自在な脚体を設け、前記側枠体の下部に、内方向へ直角状に伸びる連結体を設けるとともに、この連結体の内端部分を底枠体側に対して回動自在に連結し、前記側枠体の下部から、起立時に底枠体の側面外方に位置しかつ横倒時に脚体の上方から前後にずれて位置する規制体を連設したことを特徴とする折畳み自在な運搬容器。
  2. 底枠体の下部両側には、それぞれ前後一対の脚体を設け、規制体を、横倒時に前後の脚体の上方から前後の内側にずれて位置させたことを特徴とする請求項1記載の折畳み自在な運搬容器。
  3. 規制体を、前後一対に設けたことを特徴とする請求項2記載の折畳み自在な運搬容器。
  4. 連結体を、側枠体の下部に連結される縦板部と、この縦板部の下部から内方向へ直角状に曲げ連設された横板部とにより形成し、横板部の内端部分を底枠体側に対して回動自在に連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の折畳み自在な運搬容器。
  5. 起立させた側枠体の前部間に着脱自在な前枠体と、起立させた側枠体の後部間に着脱自在な後枠体とを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の折畳み自在な運搬容器。
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