JPS62502176A - 折り畳み可能車椅子のシャ−シ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 計り畳み可能車椅子のシャーシ 本発明は、一対の交差プレースにより結合された２個の側部フレームを含み、交 差プレースの中央部にピッホトジヨイントを設けた型式の折り畳み可能車椅子の シャーシに関する。

車椅子に身を委ねる人がより活動的な生活様式をより広範囲に取り入れるに及ん で、車椅子の運搬性に対する要望が高まっている。一般に近代の車椅子は、容易 に除去可能なホイールを備えている。また、使用者自身が車椅子を自分の耳まで 容易に持ち上げて運転席の近傍に載置できるように、安定性の要件を断念するこ となく、車椅子を出来るだけ軽量にかつ簡潔（コンパクト）にすることが追及さ れている。而して、近代の車椅子には大きい要望が寄せられている。

垂直安定性を確保するために、一般に車椅子には垂直平面内に配置されかつ側部 フレームを結合する一対の交差プレースが設けられている。折り畳み可能でない 車椅子では、水平安定性が横方向プレースにより確保される。

輸送時の簡潔性を増すために、車椅子のシャーシを折り畳み可能にすることは技 術上周知である。交差プレースを有する周知の構造体を以てするのが極めて当然 であり、交差プレースはその中央部にピッホトジヨイントを備え、その下端は側 部フレームへ枢接続されている。プレースの上端は、水平安定性を確保するため に側部フレームの上方部分へ接続されている。

かかる構造体の一例がＤＥ−＾−３２３９４７２に示され、プレース端へ強固に 接続されたフレーム部分は、側部フレームへ滑動可能に接続されている。かかる 構造体の他の周知例では、交差プレースの縦方向フレーム部分は、側部フレーム へ枢動可能リンクによりへ接続されている。

本発明は、折り畳み可能車椅子の簡潔性を増し、その重量と部品の数を少なくし 、安定な折り畳み可能車椅子を得ることを目的とする。

これは、本発明によれば車椅子に対して従来見られない態様で達成される。即ち 、交差プレースを水平面内に配置し、接続手段を側部フレームへ固定して水平に 枢動可能とし、プレースの一端を関連する接続手段へ軸方向に変位可能に接続し 、プレースのこの端の軸方向運動を車椅子の直立状態において錠止する錠止装置 を設ける。これを実施することにより、周知の折り畳み可能シャーシにおけるご と（、シャーシの部品がシャーシの折り畳み時に側部フレームの上方部分の外へ 突出することが回避される。

背もたれを前方へ揺動するように構成することにより、かかる突出部分がなくな るから、最大の簡潔性が得られる。

即ち、シャーシの必要な全スペースは、含まれた最大の構造部品（側部フレーム ）と実質的に同程度の大きさである。

本発明は、シャーシおよび背もたれを直立状態に錠止する錠止または掛止手段お よび装置を更に含み、この手段および装置は錠止位置または掛止位置からまたは この位置へ容易に操作できる。

本発明の他の特徴は添付図面に関する以下の記載から明らかになろう。

第１図は本発明によるシャーシを有する完全な車椅子の直立状態を示す： 第２図は斜め後ろから見た本発明によるシャーシの斜面図である。

第３図は第２図のシャーシの折り畳み状態を示す側面図である。

第４図は一交差プレースの後端の入れ千成接続部の断片斜面図である。

第５図は第４図のＶ−ｖ線に沿う横断面図である。

完全な車椅子が第１図に示され、これは駆動ホイールＨおよびキャスタＬを有す る。座席クッションＤはシャーシの側部フレームの上方部分へ固着された繊維材 料の可撓性基部上に緩く載置されている。

第２−５図に示された本発明の車椅子シャーシは、鋼管製の２個の垂直な側部フ レーム１．２を含み、各フレームは、ホイールおよびキャスタの懸垂部３．３゛ および４．４゛を担持している。側部フレームは、交差プレース５により結合さ れ、プレースはピボットジヨイント６を備えている。このジヨイントは、各プレ ースに垂直に設けられた孔を貫通するボルトでありでもよい。プレースの前端は 、側部フレームの前方スタッド７．７′に枢着された横方向に変位不能なスリー ブ８．８°へ例えば溶接により強固に接続されている。プレースの後端は水平な 案内スリーブ９．９゛内で入れ千秋に変位可能であり、一方、スリーブ９．９° は、スリーブ１Ｏ１１０’上に枢着された軸方向に変位不能なスリーブ１１，１ １′へ強固に接続されている。

シャーシを折り畳むとき、プレースの後端は、スリーブＩｆ、ＩＩ’を介して枢 着された案内スリーブ内で後方へ変位する。同時に、ピボットジヨイント６が側 部フレームに関して後方へ動く。プレースおよび案内スリーブの長さは、シャー シの折り畳み状態において、交差プレースの後端がスリーブを越えて突出しない ように、従って案内スリーブの輪郭を越えて突出しないように、調節される。

直立状態において、各プレースは、後で詳述するように、錠止装置１２または１ ２゛によりその案内スリーブ内で変位しないよう錠止される。

垂直に置かれたプレースのオーツドックスな設計原理に反するにも拘わらず、本 発明の車椅子は、非常に良好な安定性を有する。垂直方向の安定性は、シャーシ の直立錠止状態において得られるが、その理由は、交差プレースは水平軸線の回 りのモーメントを吸収するスリーブ８．８°お、［Ｆｌ　１Ｓ　１１’へ強固に 接続されているからである。水平方向の安定性は、交差プレース自体により与え られる。

図示の交差プレースは、変化した安定特性を得るためにその高さを変化できるこ とは勿論である。同様に、スリーブ自体の延出程度および剛直性を同じ目的で変 化でき、またスリーブ上の交差プレースの相対的取り付は点も同様に変化できる 。

シャーシの直立状態においてプレースの後端がスリーブ９．９°内で変位しない よう錠止する前記錠止装置１２．１２’は、スリーブを経てプレースの後方部分 の番孔に入るようばね１４により偏倚された錠止ピン１３を含む。かかる孔は第 ３図に示されている。特に第５図から判るごとく、錠止ピンは、案内スリーブ上 の管内で案内され、ピンの前端は、錠止位置から出た両ピンを受け入れる操作手 段を構成するプラスチック被覆された鋼製ケーブル１５または同類物へ取り付け られる。ビンは、ばねにより偏倚されているから、シャーシをその直立状態にお いて自動的に錠止し、この状態においては、案内管の孔とプレースの孔とは互い に対向する。錠止装置１２．１２°は、而して自動的に作用するが、このことは 安全性の面から重要である。

水平な交差プレースを用いる実施例の目的は、シャーシの折り畳み状態において 最大の簡潔性を持つように側部フレームと交差プレースとから成るユニットを作 るだけでなく、側部フレームの上方部分を通過して突出する部分からの折り畳み 状態における干渉なしに背もたれ支持部１６．１６’を前方へ揺動するのを優美 かつ簡単な態様で可能にすることである。目的は、使用位置における大きい安定 性を得ることでもある。

而して支持部１６、Ｉ６°は、本発明に従って前方へ揺動できる。支持部は、側 部フレームへ取り付けられたブラッケト１７．１７′に担持され、その下端には 、ばねにより偏倚された掛止ピンが変位可能かつ回転可能に装着されており、こ れらのビンの一本が第３図に示され、これらの掛止ビンはブラッケトの掛正面と 協働する。各掛止ピンは、ビンの後端から直角に突出したベツグを備えている。

ベツグは、支持部の後端面に形成された内向きに傾斜したスロット内で案内され 、ベツグの端部はプラスチックで被覆された鋼製のケーブルへ接続され、このケ ーブルは、掛止位置からの両掛止ビンを受け入れるための操作手段を構成する。

記述された実施例は非限定的な例としてのみ考えられるべきものであり、本発明 の思想の範囲内で複数の改変例が可能である。例えば、入れ子継手は、プレース の端部を、入れ千成に収容する案内部材として作り、また入れ子接続部を、側部 フレームの後端に配置する代わりにその前端に配置できる。構造体も管状に限定 されず、また軸方向変位は既述の態様以外の態様で達成でき、このことは錠止手 段についても言える。而して本発明は、専ら添付の請求範囲の記載により限定さ れる。

而して、本発明は、従来の実施例における車椅子シャーシよりも嵩がかなり小さ い、折り畳み状態において最大の簡潔性の車椅子を提供するものであることが理 解されよう。

本発明によるシャーシの簡単かつ巧妙な構造により、従来用いられた構造原理と 全く異なる、頑丈で信頼性に富む熟考された設計のものが提供される。この設計 により、先行技術のかかるシャーシに比べて、折り畳み可能車椅子の部品の数を 少なくでき、本発明のシャーシは、重量の面からも有利になっている。最後に、 本発明はまた、折り畳み状態から直立状頼へ、また直立状態から折り畳み状態へ 変更する操作が簡単なことにおいても卓越している。

ＦＩｏ、１

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．一対の交差ブレースにより結合される２個の側部フレームを含み、ブレース の中央部にピボットジョイントを設けた型式の折り量み可能車椅子シャーシにお いて、交差ブレース（５）を水平面内に配置し、接続手段（８、１１）を側部フ レーム（１、２）へ水平に枢動可能に接続し、ブレースの一端を関連する接続手 段（８、１１）へ軸方向に変位可能に接続し、シャーシの直立状態におけるこれ らの端の軸方向運動を錠止装置（１２）により錠止することを特徴とするシャー シ。
2. ２．ブレースの後端を後方の接続部材（１１）へ入れ子状に接続し、ブレースの 前端を前方の接続部材（８）へ強固に接続したことを特徴とする請求の範囲第１ 項記載のシャーシ。
3. ３．各ブレースの後端は、後方の接続部材（１１）へ強固に接続された水平な案 内スリーブ（９）に変位可能に収容されたことを特徴とする請求の範囲第２項記 載のシャーシ。
4. ４．各案内スリーブ上の錠止装置（１２）は、案内スリーブの孔を経て各ブレー スの後端の孔へ押し込まれるようにばね（１４）により偏倚された錠止ピンから 成り、ブレース後端の前記孔はシャーシの直立状態において案内スリーブ孔に対 向して配置されたことを特徴とする請求の範囲第３項記載のシャーシ。
5. ５．錠止装置（１２）の錠止ピン（１３）は、共通の操作手段（１５）の助けに より錠止位置から操作されうるようにしたことを特徴とする請求の範囲第４項記 載のシャーシ。
6. ６．操作手段は、錠止ピンの端を接続する細長い可撓性手段（１５）から成るこ とを特徴とする請求の範囲第５項記載のシャーシ。
7. ７．側部フレームへ取り付けられた背もたれ支持部（１６）は、前方へ揺動でき ることを特徴とする請求の範囲第１項記載のシャーシ。
8. ８．背もたれ支持部（１６）は、細長い可撓性手段の助けにより掛止位置から操 作可能な掛止手段により前方へ揺動しないまうに掛止されることを特徴とする請 求の範囲第７項記載のシャーシ。