JP2525161Y2 - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JP2525161Y2
JP2525161Y2 JP1990025588U JP2558890U JP2525161Y2 JP 2525161 Y2 JP2525161 Y2 JP 2525161Y2 JP 1990025588 U JP1990025588 U JP 1990025588U JP 2558890 U JP2558890 U JP 2558890U JP 2525161 Y2 JP2525161 Y2 JP 2525161Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,例えば磁気ディスク装置における磁気ヘッ
ドの位置決め手段等に使用するボイスコイル型のリニア
モータに関するものであり,特に厚さ寸法の小なる薄型
のリニアモータに関するものである。
〔従来の技術〕
一般にボイスコイル型リニアモータは,構造が簡単で
あると共に,高速直線運動の動力源として優れているた
め多くの用途に使用されている。特に磁気ディスク装置
においては,磁気ヘッドを磁気ディスクの一のトラック
位置から他のトラック位置に,高速かつ高精度で移動さ
せることが必要であるため,磁気ヘッドの位置決め手段
として他のモータよりもアクセスタイムの短いボイスコ
イル型リニアモータが多用されているのが現状である。
第4図は従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッド
移動装置に使用するリニアモータの例を示す要部横断面
図である。第4図において1a,1bは外周ヨークであり,
例えば軟鉄のような磁性材料により平板状に形成して上
下対向して配設する。2は永久磁石であり,平板状にか
つ厚さ方向に着磁して形成すると共に,下側の外周ヨー
ク1aの内面に固着して上側の外周ヨーク1bとの間に磁気
空隙3を形成する。次に4はボビンであり,非磁性絶縁
材料により例えば額縁状に形成し,前記磁気空隙3内に
キャリッジ5を介して紙面と直交する方向に移動自在に
支持する。キャリッジ5は摺動部材6を内蔵し,紙面と
直交する方向に設けたガイド7と係合させてある。次に
8はコイルであり,偏平な額縁状に形成して前記ボビン
4の上面に固着する。
以上の構成により,コイル8に電流を流すと,コイル
8による磁界が永久磁石2による平行磁界と鎖交するた
め,コイル8はフレミングの左手の法則により,ガイド
7の長手方向の駆動力を受けるから,キャリッジ5はガ
イド7に沿って移動する。次にコイル8に前記と逆方向
の電流を流すと,コイル8には前記と逆方向の駆動力が
作用するから,キャリッジ5は前記と逆方向に移動す
る。従ってコイル8への通電およびその電流の方向を選
択することにより,キャリッジ5すなわち情報交換ヘッ
ドをディスク(何れも図示せず)上の任意点に移動させ
ることができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成のリニアモータにおいて,コイル8,ボビン4
およびキャリッジ5からなる可動部材9を形成するに
は,まず細径の被覆導線を所定巻数巻回して額縁状のコ
イル8を形成して,これをボビン4上の所定位置に例え
ば接着剤によって接着する。次にボビン4とキャリッジ
5とを接着剤により,若しくは締結手段を介して一体に
組立て,可動部材9とするのである。このため可動部材
9の形成に多大の工数と時間を要するのみならず,コイ
ル8の位置ずれをも招来し,寸法精度および機能を低下
させるという問題点がある。またボビン4上にコイル8
を載置する構成であるため,磁気空隙3内における可動
部材9の厚さ寸法が大となり,コイル8に作用する磁界
の強さが低下し,推力の低下,エネルギー交換効率を低
減させるという問題点も併存する。また近年この種の磁
気ディスク装置の小型化,薄型化に対する要請が次第に
厳しくなってきており,上記のような構成のものでは到
底対応できない。すなわち上記構成のまま薄型化を図ろ
うとすると,必然的に永久磁石2および/または外周ヨ
ーク1a,1bの厚さ寸法を小にすることになり,コイル8
に作用する推力に寄与すべき磁束量が大幅に低下してし
まうという問題点がある。一方アルミダイカスト手段に
よって可動部材9の組立を行うことも考えられるが,構
成部材を650〜700℃の高熱に曝すことになり,コイル8
および摺動部材6に熱的悪影響を与えるという欠点があ
る。またアルミニウム若しくはアルミニウム合金は本来
的に導電性材料であるため,コイル8と直接接触する態
様では使用できず,絶縁手段を併用しなければならず,
却って煩雑となるという問題点がある。
本考案は上記従来技術に存在する問題点を解決し,可
動部材の形成が極めて容易であると共に,薄型かつ高効
率のリニアモータを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため,本考案においては,平板状
に形成されかつ対向して配設された1対のヨークと、一
方のヨークの内面に固着されて他方のヨークの内面との
間に磁気空隙を形成すると共に表面と直交する平行磁界
を発生するように形成された永久磁石と、前記ヨークの
両側にそれらの長手方向に沿って配設された1対のガイ
ドとを備えた固定部材と、前記ガイドに介装された摺動
部材と前記磁気空隙内に配設された偏平型のコイルとを
備えた可動部材とからなり、この可動部材をガイドの長
手方向に移動自在に形成したリニアモータにおいて、 前記可動部材を構成するコイルと摺動部材とを熱可塑
性樹脂により一体に成形して形成されるキャリッジによ
りコイルの外縁部をその厚さ方向に挟持するように構成
する、という技術的手段を採用した。
〔作用〕
上記の構成により,偏平型に形成したコイルへの通電
およびその電流の方向の選択により,可動部材に装着し
た例えば情報交換ヘッドをディスク上の任意点に移動さ
せることができるのである。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す一部破砕断面した要部
平面図,第2図および第3図は各々第1図におけるA−
A線断面図およびB−B線断面図であり,同一部分は前
記第4図と同一の参照符号で示す。第1図ないし第3図
において,永久磁石2は下側の外周ヨーク1aの上面に支
柱10を挟んでガイド7の長手方向に2個配設する。なお
2個の永久磁石2,2は各々磁気空隙3にN,S磁極が臨むよ
うに配設する。次に可動部材9の構成について記述す
る。まず予め所定寸法に形成した摺動部材6および偏平
型に形成したコイル8を成形用金型(図示せず)内の所
定位置にセットする。次に熱可塑性樹脂,例えばABS
(アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン),PBT(ポ
リブチレン・テレフタレート),PPS(ポリフェニレン・
サルファイド),液晶ポリマー等の樹脂に必要に応じて
グラスファイバー等を充填した材料を溶融状態で注入し
てキャリッジ5を成形すると共に,摺動部材6およびコ
イル8を一体化するのである。なおキャリッジ5を鎖線
5aによって示すように平面投影形状を額縁状に形成し
て,コイル8の周囲から抱持するようにしてもよい。
上記構成により,コイル8への通電および電流の方向
を選択すれば可動部材9をガイド7の長手方向に移動さ
せることができる。この場合可動部材9は所謂射出成形
手段によって一体成形することができるため,製作が極
めて容易であると共に,コイル8の位置ずれがなく,寸
法精度を大幅に向上させることができる。また第4図に
示す従来のものにおけるようなボビン4は全く不要であ
るため,可動部材9は勿論のこと,リニアモータ全体の
小型化,薄型化が可能であり,近年における厳しい要請
にも充分に応え得るものである。なお上記射出成形温度
は180〜360℃の比較的低温であるため,摺動部材6およ
びコイル8に及ぼす熱的影響は殆ど無視し得るものであ
る。
本実施例においては,磁気ディスク装置における磁気
ヘッドの位置決め手段用のものについて記述したが,可
動部材に設けるべき機能部材は磁気ヘッドのみでなく,
光ヘッドその他のものであっても作用は同様である。
〔考案の効果〕 本考案は以上記述のような構成および作用であるか
ら,コイル支持用のボビンが不要となる他,接着作業も
省略することができるため,可動部材の組立が極めて容
易となり,作業性が大幅に向上するのみならず,小型
化,薄型化が可能であり,かつ構成部材の位置決め精度
および信頼性が大幅に向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部破砕断面した要部平
面図,第2図および第3図は各々第1図におけるA−A
線断面図およびB−B線断面図,第4図は従来の磁気デ
ィスク装置における磁気ヘッド移動装置に使用するリニ
アモータの例を示す要部横断面図である。 1a,1b:外周ヨーク,2:永久磁石,5:キャリッジ,8:コイ
ル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状に形成されかつ対向して配設された
    1対のヨークと、一方のヨークの内面に固着されて他方
    のヨークの内面との間に磁気空隙を形成すると共に表面
    と直交する平行磁界を発生するように形成された永久磁
    石と、前記ヨークの両側にそれらの長手方向に沿って配
    設された1対のガイドとを備えた固定部材と、前記ガイ
    ドに介装された摺動部材と前記磁気空隙内に配設された
    偏平型のコイルとを備えた可動部材とからなり、この可
    動部材をガイドの長手方向に移動自在に形成したリニア
    モータにおいて、 前記可動部材を構成するコイルと摺動部材とを熱可塑性
    樹脂により一体に成形して形成されるキャリッジにより
    コイルの外縁部をその厚さ方向に挟持するように構成し
    たことを特徴とするリニアモータ。
JP1990025588U 1990-03-13 1990-03-13 リニアモータ Expired - Fee Related JP2525161Y2 (ja)

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