JP2002300766A - 揺動モータおよびステージ装置 - Google Patents
揺動モータおよびステージ装置Info
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Abstract
を小さくすることができる揺動モータ(θモータ)を提
供する。さらに、トルク減少を防止するとともに、縦方
向寸法を小さくすることができる揺動モータ(θモー
タ)を備えたステージ装置を提供する。 【解決手段】 中心軸9に対して支持摺動部材16θを
介して回動自在にキャリッジ11θとコイル6θを設
け、複数個の永久磁石2θをその磁気空隙に前記コイル
が臨むように設けてコイルへ通電することによりキャリ
ッジを回動させる揺動モータであり、複数個の永久磁石
は中心軸を中心に360°未満の所定の角度に渡り配置
され、コイルへの配線19は前記角度を除く領域に配置
される揺動モータ。
Description
とを相対的に移動させるようにした揺動モータあるいは
リニアモータを使用した、例えば半導体製造装置、測定
装置等の精密機器の駆動機構として利用される揺動モー
タあるいはX―Y―θステージ装置に関する。
れたコイルと前記永久磁石が相対運動するリニアモータ
が知られている。このうち、略10cm乃至略100c
mといったストロークの範囲内で物体の位置決めを行う
ためのものとしては、例えば、特公昭58−49100
号および実開昭63−937833号公報に開示されて
いるような可動コイル型リニアモータが多用されてい
る。このリニアモータは、厚さ方向に着磁した複数の永
久磁石を着磁方向が異なるように対向させて配置し、対
向する永久磁石間(または永久磁石とヨークの間)に形
成された磁気空隙内に、磁束と直角方向に運動する可動
コイル組み立て体を配設した構造を有する。さらにこの
リニアモータでは、磁気空隙内で磁束が複数個の閉ルー
プを構成し、磁路の1部に磁束が集中しないようになっ
ているので、ストロークの全域に亘って一様な磁束密度
を発生させることができる。
8に示す。図8において1はヨークであり、鉄板のよう
な強磁性材料により平板状に形成する。2は永久磁石で
あり、厚さ方向に着磁し、表面にNS磁極が相互に出現
するようにヨーク1の長手方向に配設して固着する。異
なる磁極の極性が対向するように磁気空隙3を介してヨ
ーク1に配置された複数個の永久磁石2を配設する。4
は支持板であり、前記空隙3を確保するためにヨーク1
の長手方向両端部に固着する。なお支持板4は前記ヨー
ク1と同様の強磁性材料によって形成することが好まし
い。これらヨーク1、永久磁石2、支持板4により固定
子5が構成される。
おける磁束と巻線方向が直交するような偏平の多相コイ
ルによって形成する。すなわち複数個のコイルを永久磁
石2の配設方向に若干量宛てずらせて配設(ただし図8
においては、コイル1個のみを図示している)し、磁極
の方向を磁界検出素子等の手段を介して検出し、電流を
流すべきコイルおよびその方向を切換え得るように形成
する。なお上記コイル6はコイルフレーム(図示せず)を
介してキャリッジ(図示せず)に固着されて一体に支持さ
れた可動子を形成し、支持摺動部材(図示せず)を介して
前記固定子5に移動可能に設けられる。
と、コイル6はフレミングの左手の法則により、ヨーク
1の長手方向の推力を受けるから、コイル6を一体に支
持してなる可動子はヨーク1の長手方向に移動する。次
にコイル6に前記と逆方向の電流を流すと、コイル6に
は前記と逆方向の推力が作用するから、可動子は前記と
逆方向に移動する。従ってコイル6への通電およびその
電流の方向を選択することにより、可動子を所定位置に
移動させることができる。なお、上記はコイルを可動
子、永久磁石を固定子とした場合であるが、コイルを固
定子、永久磁石を可動子とすることもできる。
Xリニアモータ上に、運動方向が前記X方向と直角であ
るY方向(略水平)のYリニアモータを搭載し、さらに
前記Yリニアモータ上に回転あるいは揺動運動(回転軸
が前記X方向およびY方向と直角である)をするθモー
タ(揺動モータ)を搭載したX―Y―θステージ装置が
知られている。このようなX―Y―θステージ装置にお
いては、縦方向寸法を小さくしたコンパクトな装置を要
求される。さらに、可動子の重心は低いほうが好まし
い。このため、X―Y―θステージ装置の縦方向寸法を
小さくすることが求められる。このようなX―Y―θス
テージ装置のθモータは従来、ステッピングモータある
いはパルスモータ等を使用していた。しかし、前記ステ
ッピングモータあるいはパルスモータ等を使用したθモ
ータは、略垂直な回転軸に沿って磁気回路が構成される
ため、トルクを大きくするためには軸方向(略垂直方
向、すなわち縦方向)寸法を大きくする必要があり、必
然的に縦方向寸法が大きくなるという問題があった。
来のθモータの縦方向寸法が大きくなるという問題を解
決するため、リニアモータを可動子の移動方向に所定の
曲率を有するようにしたθモータ(駆動ユニット)が示
されている。しかし、特開平7−99766が示すθモ
ータ(駆動ユニット)は磁気回路が相隣る磁極同士での
磁束だけを使用する(磁気空隙内で磁束が閉ループを構
成しない)方式であり、前記、特公昭58−49100
号および実開昭63−93783号公報に開示されてい
るような、対向する永久磁石間(または永久磁石とヨー
クの間)に形成された磁気空隙内に発生する磁束を使用
する方式に比べて磁束量が少なく、トルクが減少してし
まうという問題があった。
前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、トルク減少を防止するとともに高さ
方向寸法を小さくすることができる、揺動モータ(θモ
ータ)を提供することである。さらに、本発明は前記揺
動モータ(θモータ)を備えたステージ装置を提供する
ことである。
心軸に対して支持摺動部材を介して回動自在にキャリッ
ジとコイルを設け、複数個の永久磁石をその磁気空隙に
前記コイルが臨むように設けてコイルへ通電することに
よりキャリッジを回動させる揺動モータであり、複数個
の永久磁石は中心軸を中心に360°未満の所定の角度
に渡り配置され、コイルへの配線は前記角度を除く領域
に配置されることを特徴とする揺動モータである。
摺動部材を介して回動自在にキャリッジと永久磁石を設
け、複数個のコイルを前記永久磁石の磁気空隙に臨むよ
うに設けてコイルへ通電することによりキャリッジを回
動させることを特徴とする揺動モータである。
部材には、クロスローラベアリングを好適に採用するこ
とができる。
ーブルベアを用いて施工することができる。
中空構造にして前記可動子への配線を前記相対揺動の中
心軸の中空部を通して施工することができる。
ドすることができる。
空隙内に配置されるコイルとを有し、コイルに通電する
ことにより永久磁石とコイルとを相対直線運動させるよ
うにしたYリニアモータの可動子に、前記揺動モータが
搭載されていることを特徴とするY―θステージ装置で
ある。
空隙内に配置されるコイルとを有し、コイルに通電する
ことにより永久磁石とコイルとを相対直線運動させるよ
うにしたXリニアモータの可動子に、相対直線運動の方
向が前記Xリニアモータの運動方向と直角となるように
前記のY―θステージ装置が、搭載されていることを特
徴とするX―Y―θステージ装置である。
て、前記XリニアモータおよびYリニアモータの少なく
とも一つのリニアモータのコイルを樹脂モールドするこ
とができる。
を示す全体斜視図である。図2は図1に記載されたθモ
ータ7θの平面図である。図3は図2のA―O―B断面
図である。図4は図2に記載されたケーブルベアの斜視
図である。図5は図1に記載されたYリニアモータ7Y
のY方向断面図である。図6は図1に記載されたXリニ
アモータ7XのX方向断面図である。なお、同一部分は
前記図8と同一の参照符号で示す。以下、図1ないし図
6を参照しながら本実施の形態について説明する。
のXリニアモータ7X上に、運動方向が(前記X方向と
直角である)図1のY方向のYリニアモータ7Yを搭載
し、さらに前記Yリニアモータ上に運動方向が図1のθ
方向の揺動運動をするθモータ7θを搭載したX―Y―
θステージ装置である。
参照しながら説明する。このθモータは、前述の従来の
リニアモータにおいて、長手方向にまっすぐだった形状
を円弧状にして、直線運動していた動作を揺動運動する
ようにしたものである。ベース8θは例えばアルミニウ
ム合金により略平板状に形成される。中心軸9は例えば
アルミニウム合金により形成され中空の軸であり、ベー
ス8θの略中央(平面図で)に配設される。中心軸9は
ベース8θにボルト(図示せず)締結されるが、これに限
定されず他の方法でも良く、例えば、ベース8θの穴に
中心軸9を圧入(あるいは焼き嵌め)する方法でも良
く、あるいはベース8θと中心軸9を一体に形成しても
良い。ベース8θの後述する永久磁石の配設される部分
は、中心軸9を中心とする略半円状の平面であり、それ
以外の部分は略矩形の平面である。ベース8θ及び/又
は中心軸9の材質は前記アルミニウム合金以外に例えば
マグネシウム合金、チタン合金あるいはプラスチック樹
脂等にしても良い。なお、中心軸9は中空でなくても良
い。
料により平板状に、且つ平面形状を略扇型に形成され
る。ベース8θを磁性材料にしてベース8θとヨーク1
θとを1つの部材で兼用すると全体の高さ方向の寸法を
低減できる。
ように形成される。そして、厚さ方向に着磁され、表面
にNS磁極が相互に出現するようにヨーク1θの扇型方
向に、前記略台形の長辺を前記扇型の外周側に、短辺を
内周側になるように配設され、永久磁石付ヨークが形成
される。且つ、異なる磁極の極性が対向するように磁気
空隙3θを介して、2組の前記永久磁石付ヨークを図3
の紙面の上下に配設する。
品であり、前記磁気空隙3θを確保するためにヨーク1
θの扇型外周部に配設される。なお支持板4θは前記ヨ
ーク1θと同様の強磁性材料によって形成されることが
好ましい。
持板4θが一体になった磁気回路および中心軸9がベー
ス8θに配設されて、固定子5θが構成される。
に形成される。そして、前記磁気空隙3θにおける磁束
と巻線方向が直交するような偏平の多相コイルによって
形成される。すなわち複数個のコイルを永久磁石2θの
配設方向に若干量宛てずらせて配設され、磁極の方向が
磁界検出素子等の手段(図示せず)を介して検出され、電
流を流すべきコイルおよびその方向を切換え得るように
形成される。且つ、前述した永久磁石2θと同様に前記
略台形の長辺を前記扇型の外周側に、短辺を内周側にな
るように配設される。基板10θは例えばガラスエポキ
シ樹脂製のような薄板により、平面形状を略扇型に形成
される。扇型の広さは前記多相コイルを必要数配設可能
な広さとし、厚さ寸法は前記多相コイルを配設保持可能
で、後述の射出成形時の圧力、温度に耐える範囲ででき
るだけ小さくする。そして、コイル6θが基板10θ上
に、前述のように若干量宛てずらせて配設され、コイル
付基板が形成される。なお図2においては、両端部のコ
イル6θのみを示し、途中のコイル6θは図示を省略し
た。さらに、これらのコイル6θを結線し、その端末線
6tlに端子ピン6pを例えばはんだ付けにより結線処理
する。上記コイル付基板はインサートナット12、端末
線6tl、端子ピン6pとともに成形用金型に位置決めイ
ンサートされる。そして例えばガラス入りポリフェニリ
ンサルファイド樹脂のような熱可塑性樹脂を前記成形用
金型のキャビティ内に例えば射出成形手段によって充填
し、コイル付基板を覆う(前記インサートナット12は
ねじ穴部が前記樹脂の表面に露出する。また、前記端子
ピン6pは頭部が前記樹脂の表面に露出する。)樹脂部
13θを成形する。このようにコイル付基板が樹脂モー
ルドされてモールドコイル14θが形成される。
θは不要であり、加えて磁気空隙3θに臨む部位の樹脂
モールドを省略しコイル6θを露出させることによりコ
イル6θと永久磁石2θとをより接近させ推力を向上さ
せることができる。樹脂量をできるだけ少なくし可動子
15θの回転モーメントを小さくした方が応答性を更に
向上させる点で有利である。
金により略環状に形成される。前記キャリッジ11θと
前記インサートナット12がボルト締結されることによ
りによりキャリッジ11θと前記モールドコイル14θ
が一体に固着され可動子15θが構成される。
軸受けである。この支持摺動部材16θの内輪には中心
軸9が挿着され、ボルト(図示せず)により中心軸9に
締結された内輪押さえ板17と中心軸9の段差部とによ
り前記内輪が固定される。この支持摺動部材16θの外
輪はキャリッジ11θに挿着され、ボルト(図示せず)
によりキャリッジ11θに締結された外輪押さえ板18
とキャリッジ11θの段差部とにより前記外輪が固定さ
れる。前記支持摺動部材16θの固定方法はこれに限定
されるものではなく、求められる仕様に応じて最適の方
法とすれば良い。このように支持摺動部材16θは揺動
の中心軸に配設される。そして本実施の形態では、支持
摺動部材16θとしてTHK株式会社製クロスローラベ
アリングRE8016UUCC0P4を使用したが、こ
れに限定されず、求められる仕様に応じて最適のメーカ
あるいは型番のものを使用すれば良い。このクロスロー
ラベアリングはX,Y方向の負荷を受けるラジアル軸受
けとキャリッジ11θとそれに載せた被搬送物の荷重を
受けとめるスラスト軸受けの両方の機能を合わせ持って
いるので本発明に用いる支持摺動部材として好適であ
る。支持摺動部材16θを介して、可動子15θが固定
子5θに対して回転自在に保持される。可動子15θの
回転方向に所定の曲率を有するように前記磁気回路およ
びモールドコイル14θの形状を適切に設定する。本実
施の形態においては可動子15θの回転角度が95°
(すなわち揺動であり、360°回転ではない)である
ので、前記磁気回路およびモールドコイル14θの平面
形状を扇形とした。前記回転角度はこれに限定されるも
のではなく、求められる仕様に応じて最適の角度とすれ
ば良い。
9が、図2および図4に記載されたケーブルベア20を
用いて施工される。ケーブルベア20のベース側端部材
20eはベース8θに固着される。ケーブルベア20の
中心軸側端部材20fは中心軸9に固着される。ケーブ
ルベア20の下(図2の紙面の直交方向の奥側)端はベ
ース8θに接触する(すなわちケーブルベア20はベー
ス8θ上に乗っている)状態とする。図4は図2に記載
されたケーブルベア20の斜視図である。図4の紙面の
上下方向のリンクプレート20aに穴付板20bが橋架
される。穴付板20bに備えられた穴20cに配線19
が通線される。本実施の形態においては2本の配線19
のうち、1本はコイル6θへの動力配線とし、他の1本
は後述する位置検出手段21θの読取ヘッド21θaへ
の信号配線としたが、これに限定されず、求められる仕
様に応じて最適のものを使用すれば良い。配線19は、
Yリニアモータ7Yから立ちあがって、例えばベース8
θのベースケーブル穴8θaを通り、ベース側端部材2
0eから穴20cを通って中心軸側端部材20fを経由
してコイル6θへ接続される。コイル6θが揺動すると
中心軸側端部材20fも揺動し、固定されたベース側端
部材20eからの配線19が穴20cにより保護されな
がら、図2のようにケーブルベア20の曲がりに合わさ
れて曲げられる。本実施の形態ではケーブルベア20と
して、キャプテン社製の型番10.2.075−18L
―102.12P−111のものを使用したが、これに
限定されず、求められる仕様に応じて最適のものを使用
すれば良い。ケーブルベア20に通す配線19は、本実
施の形態ではキャブタイヤケーブルを使用したが、これ
に限定されず、求められる仕様に応じて最適のものを使
用すれば良い。
に、ケーブルベア受け20dが配設される。ケーブルベ
ア受け20dは、前述の中心軸側端部材20fの揺動に
よるケーブルベア20の曲げ動作時、ケーブルベア20
が極度に曲がり図2の紙面の下方向にはみ出すのを防ぐ
ためのものである。ケーブルベア受け20dは、前述の
ベース8θと同じ材質(あるいは鉄でも良い)の板材を
図2のように円弧状に形成する。ケーブルベア受け20
dの高さ(図2の紙面の直交方向)寸法は、ケーブルベ
ア20の高さ寸法と同じとしたが、これに限定されず、
求められる機能に応じて最適の寸法とすれすれば良い。
ケーブルベア受け20dの形状は図のものに限定され
ず、例えば少なくとも2個所のピンを立てるようにして
も良い。
設された読取ヘッド21θaと固定子5θに配設された
スケール21θbとから構成されている。位置検出手段
21θは、本実施の形態では光学式エンコーダとヘッド
を使用したが、これに限定されず、例えば磁気式等も仕
様可能であり、求められる仕様に応じて最適のものを使
用すれば良い。また、可動子15θにスケール21θb
を配設し、固定子5θに読取ヘッド21θaを配設して
も良い。位置検出手段21θは、可動子15θの位置制
御に用いられる。
る。
性材料により平板状に形成される。
NS磁極が相互に出現するようにヨーク1の長手方向に
配設され、永久磁石付ヨークが形成される。異なる磁極
の極性が対向するように磁気空隙3を介して、2組の前
記永久磁石付ヨークを図5の紙面の上下に配設する。支
持板4は前記磁気空隙3を確保するために、ヨーク1の
図5の紙面の左端部に挟着される。なお支持板4は前記
ヨーク1と同様の強磁性材料によって形成されることが
好ましい。このようにヨーク1、永久磁石2、支持板4
が一体になった磁気回路が固定子5となる。
巻線方向が直交するような偏平の多相コイルによって形
成する。すなわち複数個のコイルが、永久磁石2の配設
方向に若干量宛てずらせて配設され、磁極の方向が磁界
検出素子等の手段(図示せず)を介して検出され、電流
を流すべきコイルおよびその方向を切換え得るように形
成される。基板10は例えばガラスエポキシ樹脂製のよ
うな薄板により、平面形状を矩形に形成される。基板1
0の広さは前記多相コイルを必要数配設可能な広さと
し、厚さ寸法は前記多相コイルを配設保持可能で、後述
の射出成形時の圧力、温度に耐える範囲でできるだけ小
さくする。上記コイル6はインサートナット12ととも
に成形用金型に位置決めインサートされる。そして例え
ばガラス入りポリフェニリンサルファイド樹脂のような
熱可塑性樹脂を前記成形用金型のキャビティ内に例えば
射出成形手段によって充填し、コイル6を覆う(前記イ
ンサートナット12はねじ穴部が前記樹脂の表面に露出
する)樹脂部13を成形する。このようにコイル6が樹
脂モールドされてモールドコイル14が形成される。
により平板状に形成される。前記キャリッジ11と前記
インサートナット12がボルト締結されることによりに
よりキャリッジ11と前記モールドコイル14が一体に
固着され可動子15が構成される。
て可動子15がY方向直線運動自在に保持される。キャ
リッジ11に前記θモータ7θが載置される。キャリッ
ジ11とモータ7θのベース8θとを1つの部材で兼用
すると全体の高さ方向の寸法を低減できる。
れた読取ヘッド21aと固定子5に配設されたスケール
21bとから構成されている。位置検出手段21は、本
実施の形態では光学式エンコーダとヘッドを使用した
が、これに限定されず、例えば磁気式等も仕様可能であ
り、求められる仕様に応じて最適のものを使用すれば良
い。また、可動子15にスケール21bを配設し、固定
子5に読取ヘッド21aを配設しても良い。位置検出手
段21は、可動子15の位置制御に用いられる。
る。
ム合金により形成された略平板状の部品である。ベース
8の材質は前記アルミニウム合金以外に例えばマグネシ
ウム合金、チタン合金、プラスチック樹脂あるいは鉄等
にしても良い。
金により図6に示すような形状に形成される。なお、図
6においては水平部と垂直部が一体のものが示されてい
るが、水平部と垂直部を別々にしてボルト締結等により
一体としても良い。
ドコイル14、位置検出手段21は前記Yリニアモータ
7Yのものと同様である。また、Yリニアモータ7Yと
同様に、キャリッジ11と前記モールドコイル14が一
体に固着され可動子15が構成される。そしてヨーク
1、永久磁石2、支持板4が一体になった磁気回路がベ
ース8に配設されて固定子5が構成される。
て可動子15がX方向直線運動自在に保持される。キャ
リッジ11に前記Yリニアモータ7Yが載置される。X
リニアモータ7Xの推力発生部(モールドコイル14)
をYリニアモータ7Yの中央(重心位置)に取付けると
Xリニアモータ7XによるY―θステージ装置の移動が
スムースになる。また、キャリッジ11とYリニアモー
タ7Yのヨーク1とを1つの部材で兼用すると全体の高
さ方向の寸法を低減できる。
摺動部材としてクロスローラベアリングを使用したの
で、支持摺動部材の小型化が可能になり、低コスト化で
きる。本実施の形態においては、磁気空隙3θが横方向
に平行になるようにしたので、θモータの高さ方向寸法
を小さくすることができる。このため、高さ方向寸法が
小さくコンパクトで重心の低いX―Y―θステージ装置
を提供できる。本実施の形態においては、θモータ、Y
リニアモータ、Xリニアモータのコイルを樹脂モールド
したのでコイル剛性が大きく堅牢なX―Y―θステージ
装置を提供できる。本実施の形態においては、θモー
タ、Yリニアモータ、Xリニアモータのコイルを可動子
としたので、大重量の永久磁石を可動子とする方式に比
べて可動子を軽量化することができ、より高速運動可能
なX―Y―θステージ装置を提供できる。本実施の形態
においては、コイルへの配線がケーブルベアを用いて施
工されるので、コイル運動時のケーブルのもつれや蛇行
を防止できる。また、フレキ基板に比べてケーブルはよ
り大電流を通電可能であり、X―Y―θステージ装置の
高性能化に有利である。
タを示す平面図である。そのA―O―B断面図は前述の
図3と同様である。以下、図7を参照しながら本実施の
形態について説明する。なお、同一部分は前記図1ない
し図6あるいは図8と同一の参照符号で示す。
θモータ7θの中心軸9が中空であり、可動子15θへ
の配線が前記中心軸9の中空部を通して施工されている
ものであり、それ以外は実施の第1の形態と同様であ
る。配線19は、Yリニアモータ7Yから立ちあがっ
て、中心軸9の中空部を通り、例えばキャリッジ11θ
のキャリッジケーブル穴11θaを通り、コイル6θへ
接続される。コイル6θが揺動するとキャリッジ11θ
も揺動し、Yリニアモータ7Yからの配線19が固定さ
れた中心軸9の中空部内で前記揺動に対応してよじれ
る。本実施の形態においては、コイルへの配線が中心軸
の中空部を通して施工されるので、コイル運動時のケー
ブルのもつれや蛇行を防止できる。また、フレキ基板に
比べてケーブルはより大電流を通電可能であり、X―Y
―θステージ装置の高性能化に有利である。
たが、本発明は前述の実施の形態に限定されるものでは
なく、要求される仕様に応じて最適のものとすれば良
い。実施の形態においては、θモータの支持摺動部材と
してクロスローラベアリングを使用したが、これに限定
されず、代わりに例えばラジアル軸受けとスラスト軸受
けを組み合わせて使用しても良い。実施の形態において
は、磁気空隙を介して永久磁石同士が対向する磁気回路
としたが、Xリニアモータ7X、Yリニアモータ7Yお
よびθモータ7θの内すくなくとも一つの磁気回路は、
磁気空隙を介して永久磁石と対向ヨークが対向する磁気
回路としても良い。実施の形態においては、コイルが樹
脂モールドされていたが、Xリニアモータ7X、Yリニ
アモータ7Yおよびθモータ7θの内すくなくとも一つ
においては、コイルが樹脂モールドされず、例えばコイ
ルフレームに接着される態様としても良い。実施の形態
においては、コイルを可動子、永久磁石を固定子とした
が、Xリニアモータ7X、Yリニアモータ7Yおよびθ
モータ7θの内すくなくとも一つにおいては、コイル固
定子、永久磁石を可動子としても良い。実施の形態にお
いては、永久磁石およびコイルを横方向(図5、図6の
紙面の左右方向)に配設したが、Xリニアモータ7Xお
よびYリニアモータ7Yの内すくなくとも一つにおいて
は、永久磁石およびコイルを縦方向(図5、図6の紙面
の上下方向)に配設しても良い。
とともに、高さ方向寸法を小さくすることができる揺動
モータ(θモータ)を提供することができる。さらに本
発明によれば、トルク減少を防止するとともに、高さ方
向寸法を小さくすることができる揺動モータ(θモー
タ)を備えたステージ装置を提供することができる。
ある。
る。
る。
断面図である。
断面図である。
モータを示す平面図である。
磁気空隙、4、4θ 支持板、5、5θ 固定子、6、
6θ コイル、6tl 端末線、6p 端子ピン、7X
Xリニアモータ、7Y Yリニアモータ、7θ θモー
タ、8、8θ ベース、8θa ベースケーブル穴、9
中心軸、10、10θ 基板、11、11θ キャリ
ッジ、11θa キャリッジケーブル穴、12 インサ
ートナット、13、13θ 樹脂部、14、14θ モ
ールドコイル、15、15θ 可動子、16、16θ
支持摺動部材、17 内輪押さえ板、18 外輪押さえ
板、19 配線、20 ケーブルベア、20a リンク
プレート、20b 穴付板、20c 穴、20d ケー
ブルベア受け、21、21θ 位置検出手段、21a、
21θa 読取ヘッド、21b、21θb スケール、
Claims (9)
- 【請求項1】 中心軸に対して支持摺動部材を介して回
動自在にキャリッジとコイルを設け、複数個の永久磁石
をその磁気空隙に前記コイルが臨むように設けてコイル
へ通電することによりキャリッジを回動させる揺動モー
タであり、複数個の永久磁石は中心軸を中心に360°
未満の所定の角度に渡り配置され、コイルへの配線は前
記角度を除く領域に配置されることを特徴とする揺動モ
ータ。 - 【請求項2】 中心軸に対して支持摺動部材を介して回
動自在にキャリッジと永久磁石を設け、複数個のコイル
を前記永久磁石の磁気空隙に臨むように設けてコイルへ
通電することによりキャリッジを回動させることを特徴
とする揺動モータ。 - 【請求項3】 前記支持摺動部材がクロスローラベアリ
ングであることを特徴とする、請求項1または2記載の
揺動モータ。 - 【請求項4】 前記可動子への配線がケーブルベアを用
いて施工されていることを特徴とする請求項1記載の揺
動モータ。 - 【請求項5】 前記相対揺動の中心軸が中空であり、前
記可動子への配線が前記相対揺動の中心軸の中空部を通
して施工されていることを特徴とする請求項1記載の揺
動モータ。 - 【請求項6】 前記コイルが樹脂モールドされているこ
とを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の揺動
モータ。 - 【請求項7】 永久磁石とその磁気空隙内に配置される
コイルとを有し、コイルに通電することにより永久磁石
とコイルとを相対直線運動させるようにしたYリニアモ
ータの可動子に、請求項1ないし6のいずれかに記載の
前記揺動モータが搭載されていることを特徴とするY―
θステージ装置。 - 【請求項8】 永久磁石とその磁気空隙内に配置される
コイルとを有し、コイルに通電することにより永久磁石
とコイルとを相対直線運動させるようにしたXリニアモ
ータの可動子に、前記相対直線運動の方向が前記Xリニ
アモータの運動方向と直角となるように請求項7記載の
前記Y―θステージ装置が搭載されていることを特徴と
するX―Y―θステージ装置。 - 【請求項9】 前記XリニアモータおよびYリニアモー
タの少なくとも一つのリニアモータのコイルが、樹脂モ
ールドされていることを特徴とする請求項8記載のX―
Y―θステージ装置。
Priority Applications (1)
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JP (1) | JP2002300766A (ja) |
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