JPH08243866A - リニアモータにより駆動される2軸テーブル装置 - Google Patents

リニアモータにより駆動される2軸テーブル装置

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JPH08243866A
JPH08243866A JP7054348A JP5434895A JPH08243866A JP H08243866 A JPH08243866 A JP H08243866A JP 7054348 A JP7054348 A JP 7054348A JP 5434895 A JP5434895 A JP 5434895A JP H08243866 A JPH08243866 A JP H08243866A
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linear motor
table portion
exciting coil
linear
coil element
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JP7054348A
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Susumu Ito
進 伊藤
Kunio Kojima
邦夫 小嶋
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Fanuc Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/44Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
    • B23Q1/56Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
    • B23Q1/60Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
    • B23Q1/62Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides
    • B23Q1/621Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータを用いた2軸テーブル装置のケ
ーブル処理を改善する。 【構成】 固定ベッド38の上方に2つの直線移動要
素、つまり、第1テーブル部40、第2テーブル部42
を有した2軸(X軸、Y軸)テーブル装置のX軸駆動手
段、Y軸駆動手段を構成する2つのリニアモータ48、
50の固定磁石要素48a、50aと励磁コイル要素4
8b、50bとの配設構造を工夫すると共に一つの帯状
可撓ケーブル支持部材60のみを用いてケーブル処理を
行う2軸テーブル装置を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータにより駆
動される2軸テーブル装置に関し、特に、リニアモータ
に対する導電線や冷却媒体の供給ホース等の配線、配管
処理を簡略化を図ることが可能な構造を備えた2軸テー
ブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のワークテーブル等において、
リニアモータを駆動源としたテーブル移動機構は既に提
案されている。駆動源と用いられるリニアモータの一般
的な構成は、図8の斜視図に示す通りであり、リニアモ
ータ10は、N極およびS極の極面を上向きにした固定
磁石片12、13が直線路に沿って例えば、図示例のよ
うに磁性材料(例えば鉄板)から成る機台14上に2列
配置(1列配置とする場合もある)で延設されたステー
タ要素11を備え、このステータ要素11の上方に適正
な作用空隙Gを介して励磁コイル要素15が図示されて
いない周知の直線案内機構によって上記作用空隙Gを維
持しつつ、直線方向に移動可能に設けられている。
【0003】なお、ステータ要素11の上表面は、固定
磁石片12、13のN極面、S極面を包含した略平らな
表面領域として形成され、所要に応じて樹脂モールドの
流し込みにより平滑面に形成されている。他方、上記励
磁コイル要素15は、直方体形状の機枠体の内部に図示
されていない励磁コイルを内蔵し、樹脂モールドによっ
て固化させた構造からなり、内蔵の励磁コイルがステー
タ要素11の固定磁石片12、13と電磁相互作用を行
うことにより、矢印Lで示す直線方向の移動力を得るよ
うに構成されている。そして、この励磁コイル要素15
に破線で図示した、例えば、工作機械や計測機械のテー
ブル等の移動体16をボルト止め等の結合手段で固定す
ると、同移動体16が励磁コイル要素15と一緒に直線
移動するものである。
【0004】なお、励磁コイル要素15には励磁電流が
図示されていない導電線を介して供給され、また、同要
素15の内部には適宜の流入口17a、17bから圧力
空気を導入し、励磁コイル要素15と固定磁石片12、
13との電磁相互作用時に発生する渦電流損等に基づく
発生熱を空冷する構成がとられるのが一般的である。他
方、上述のようなリニアモータ10を直線移動の駆動源
にした2軸テーブル装置の従来から採用されている一般
的な構成は図6の正面図、図7の側面図に示す通りであ
る。
【0005】図6、図7は、工作機械のX,Yテーブル
装置をリニアモータによって駆動するように構成した従
来の1例を示し、ベッド18の上側にY軸方向に直線移
動するサドル20を配設し、このサドル20の上側にワ
ークテーブル22をX軸方向に直線移動可能に設けた2
軸テーブル装置である。このテーブル装置においてはサ
ドル20が左右1対に配置した案内レールと摺動ナット
とから成る周知の直線案内手段24の案内によってY軸
方向に摺動し、ワークテーブル22は同様に左右1対に
配置した直線案内手段26の案内によってX軸方向に摺
動する。ここでベッド18とサドル20との間にはリニ
アモータから成るY軸駆動手段28が設けられており、
同サドル20とワークテーブル22との間にはリニアモ
ータから成るX軸駆動手段30が設けられている。この
場合に、Y軸駆動手段28の固定磁石部28aはベッド
18の上面に固定配置され、この固定磁石部28aと協
動する励磁コイル部28bはサドル20の底面側に取着
されている。
【0006】また、X軸駆動手段30の固定磁石部30
aは、サドル20の上面に配設されており、この固定磁
石部30aと協動する励磁コイル部30bは、ワークテ
ーブル22の底面側に取着されている。このような構成
によれば、サドル20及びワークテーブル22の夫々の
直線移動体に取着されたX軸駆動手段30、Y軸駆動手
段28の励磁コイル部30b、28bに対して励磁電流
の供給および冷却媒体(一般的には冷却用の加圧空気)
の供給が必要とされるために、直線運動体の運動に追従
してケーブル類が移動可能な配線、配管32、34の構
成をとる設計が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような配線、配管
32、34の手段として工作機械や産業用ロボットのロ
ボット機体に多く採用される実用手段としては、例え
ば、周知の導電線や流体供給ホース等を内部に収納して
運動体に追従移動可能なように形成された帯状構造のケ
ーブル支持部材をU字型にして湾曲配設して用いるもの
が典型的であるが、上述した図6、7のようなテーブル
装置の構成では、ワークテーブル22の底面に取着され
たX軸駆動手段30の励磁磁石部30bに対してサドル
20の側面から余裕長を有するように延設する配線、配
管32を周知のケーブル支持部材によって構成すること
は、リニアモータ30の低い高さ構造に対してケーブル
支持部材のU字型構造部の曲率を十分に得ることができ
ないことや直線運動の高速性を考慮すると多くは別途
の、例えば、可撓パイプ等を用いた配線、配管等により
ケーブル処理を行う必要がある等の理由から設計を困難
にすると言う解決すべき課題がある。
【0008】また、上記した帯状ケーブル支持部材によ
って無理に配線、配管32を構成しようとすれば、必然
的にサドル20からワークテーブル22の上面に至る高
さ距離を大きく設計する必要があり、リニアモータを採
用してテーブル装置高さを低減させると言う要請に違背
する結果となり、解決手段にならない不利がある。以上
の問題点に鑑み、本発明の目的は、リニアモータを直線
運動の駆動手段とする有利を確保しつつ、帯状の可撓ケ
ーブル支持部材を有効に活用してケーブル処理を達成す
ることが可能な2軸テーブル装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の発明の目的に鑑み
て、X軸駆動手段、Y軸駆動手段を構成する2つのリニ
アモータの固定磁石部と励磁コイル部との配設構造を工
夫すると共に一つの帯状可撓ケーブル支持部材のみを用
いて2軸テーブル装置を形成し、ケーブル処理の改善を
図った新規な構成としたものである。
【0010】すなわち、本発明によれば、固定ベッドの
上方で第1のリニアモータ手段を介して第1の軸方向に
直線移動する第1のテーブル部と、該第1のテーブル部
の上方で第2のリニアモータを介して前記第1の所定軸
方向と直交した第2の軸方向に直線移動する第2のテー
ブル部とを備えたリニアモータにより駆動される2軸テ
ーブル装置において、少なくとも前記第1テーブル部の
上方に配設された第2テーブル部を駆動する前記第2リ
ニアモータにおける固定磁石要素は該第2テーブル部の
底面に設け、かつ、前記第1テーブル部と共に移動可能
に該第1テーブル部に一端を結合した可撓ケーブル支持
部材を設け、前記第2リニアモータにおける励磁コイル
要素を前記第2テーブル部に固定するとき共に該励磁コ
イル要素に前記可撓ケーブル支持部材から導電線、配流
ホースを静止配線、配管した、リニアモータにより駆動
される2軸テーブル装置を提供するものである。
【0011】なお、好ましくは、上記の第1リニアモー
タおよび第2リニアモータの夫々のモータにおける励磁
コイル要素を前記第1テーブル部の表裏両面にそれぞれ
固定し、該表裏面に該第1テーブル部の直線案内手段に
おける摺動子を設け、相手側の固定ベッド及び第2テー
ブル側に該直線案内手段の案内レールを設けた構成を有
する2軸テーブル装置とする。
【0012】また、第1リニアモータの励磁コイル要素
を固定ベッドに設け、第2リニアモータの励磁コイル要
素を中間の第1のテーブル部の上面に設けた構成として
も良く、この場合には、該第1リニアモータの励磁コイ
ル要素が完全に静止要素であることから、この励磁コイ
ル要素に対する導電配線や冷却流体の供給は、独立に固
定配線により配線することができる。
【0013】
【作用】上述した構成によれば、2軸テーブル装置にお
ける最上段要素である第2のテーブル部の直線移動を駆
動する第2のリニアモータにおいて励磁コイル要素に対
して、該第2テーブル部の下方の第1テーブル部と共に
移動可能に該第1テーブル部に一端を結合した単一の可
撓ケーブル支持部材から配設し得ることから、第1、第
2テーブル部の間には何らのケーブル処理手段を設ける
必要が無い結果となった。このために、リニアモータを
テーブル駆動源としてテーブル高さを低く維持する構成
を保持したまま、導電線や配管類等のケーブル類の処理
を簡略化することが可能となった。
【0014】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて更に詳細に説明する。さて、図1は本発明に係る2
軸テーブル装置の第1の実施例の基本的な構成を示す略
示断面図、図2は同装置の略示側面図、図3は本発明に
係る2軸テーブル装置の第2の実施例の基本的な構成を
示す略示断面図、図4は同装置の略示側面図、図5は、
直線案内手段における摺動子の配置の好適な実施例を示
す略示斜視図、図6は従来の2軸テーブル装置の構成を
略示する断面図、図7は、同装置の略示側面図、図8
は、リニアモータの一般的な構成を示す斜視図である。
【0015】図1、図2を参照すると、本発明の実施例
に係る2軸テーブル装置は、固定ベッド部38と、該固
定ベッド部38の上方に配設された第1テーブル部40
と、該第1テーブル部40の上方に配設された第2テー
ブル部42とを有し、第1テーブル部40は固定ベッド
部38に対して案内レール44a、案内摺動子44bか
ら成る直線案内手段44によって1つの直線方向、つま
り図2に図示のY軸方向に直線摺動可能に設けられてい
る。
【0016】また第2テーブル部42は、第1テーブル
部40に対して案内レール46a、案内摺動子46bか
ら成る直線案内手段46によって1つの直線方向、つま
り上記Y軸方向と直交した図1に図示のX軸方向に直線
摺動可能に設けられている。ここで、第1テーブル部4
0をY軸方向に直線移動させる駆動源を構成している第
1のリニアモータ48においては、その固定磁石要素4
8aが固定ベッド38の上面に静止配置で設けられてお
り、この固定磁石要素48aと協動する励磁コイル要素
48bは第1テーブル部40の底面側に取着されてい
る。このために第1テーブル部40に取着された励磁コ
イル要素48bに対して導電線の配線と冷却媒体(通常
は加圧空気流)を供給する配管とが必要となる。
【0017】他方、第2テーブル部42をX軸方向に直
線摺動させる駆動源を構成している第2のリニアモータ
50においては、その固定磁石要素50aが、第1テー
ブル部42の底面に固定されており、該固定磁石要素5
0aと協動する励磁コイル要素50bは第1テーブル部
40の上面側に取着されている。このために、第1テー
ブル部40の上面部に取着された励磁コイル要素50b
に対して導電線の配線と冷却媒体を供給する配管とが必
要になる。
【0018】上述した構成によれば、固定ベッド38と
最上段の第2テーブル部42との間に介在する第1テー
ブル部40に集中的に第1、第2リニアモータ48、5
0の励磁コイル要素48b、50bが取着されているこ
とから、これらに対する導電線および冷却流体供給ホー
スは、該第1テーブル部40に一端を固定した可撓ケー
ブル支持部材60に収納した導電線62および流体供給
ホース64を配線、配管することによって達成する。
【0019】なお、上記可撓ケーブル支持部材60の他
の一端は、図2に示すように、固定ベッド38の側面部
を通過して適宜の固定位置に結合し、その結合点で、内
部に収納した導電線62、流体供給ホース64を外部の
導電線や流体供給源からの配管に接続すれば良いのであ
る。上記可撓ケーブル支持部材60は固定ベッド38側
から第1のテーブル部40にU字型を形成するように余
裕長を有して配設され、第1テーブル部40の直線移動
に従って従動する構成を有している。
【0020】上述した本発明の1実施例では、第1、第
2のリニアモータ48、50の両リニアモータにおい
て、上段側の第2リニアモータ50に対する配線、配管
等のケーブル処理も第1テーブル部40と固定ベッド3
8との間に配設した可撓ケーブル支持部材60を用いて
遂行することができることから、リニアモータが有する
高さの低い駆動源の特徴を有効に発揮せしめることがで
きる。勿論、第1テーブル部40と固定ベッド38との
間に介挿される第1のリニアモータ48に関しても可撓
ケーブル支持部材60を静止要素である固定ベッド38
の側面を迂回して配置できるので、該可撓ケーブル支持
手段60のU字型配置に何らの支障を来すことなく、ケ
ーブル処理を遂行し得るのである。
【0021】次に、図3、図4を参照すると、同図には
本発明の他の実施例に係る2軸テーブル装置の構成が示
されている。この実施例によれば、固定テーブル38、
第1テーブル部40、第2テーブル部42の三者に付い
ては、上述した第1の実施例の場合と不変である。ま
た、第1テーブル部40、第2テーブル部42の直線移
動を案内する直線案内手段44、46に付いても構造的
には全く同じ構成を有しているが、固定ベッド38に対
してY軸方向に直線摺動する第1テーブル40の直線案
内手段44に関し、その案内レール44aが第1テーブ
ル部40の底面に止着され、摺動子44bは、固定ベッ
ド38の上面に止着されている。このように僅かに構成
を変更した理由に関しては後述する。
【0022】さて、本第2実施例では、第1テーブル部
40を駆動する第1のリニアモータにおいて、その固定
磁石要素48aは第1テーブル部40の底面に取着した
構成を取り、該固定磁石要素48aと協動する励磁コイ
ル要素48bは固定ベッド38の上面に不動配置で設け
られている。そして、この励磁コイル要素48bは、上
述のように、固定構造体である固定ベッド38に不動に
配置されていることから、その励磁コイル要素48bに
対する導電線や冷却流体ホースの配線、配管には移動可
能な要件がない。このために、外部から延長した敷設配
線63、64を直接、該励磁コイル要素48bの一端に
設けた適宜のコネクタ手段やホース継手へ接続すれば良
いのである。
【0023】他方、最上段の第2テーブル部42をX軸
方向に駆動する第2リニアモータ50は既述した第1実
施例の第1リニアモータ50と全く同一構造、同一配置
で設けられているので、第1テーブル部40の上面に取
着された励磁コイル要素50bに対して単一の可撓ケー
ブル支持部材60に収納した導電線62、冷却媒体供給
用のホース64を同励磁コイル要素50bに配線、配管
するケーブル処理が行われている。なお、励磁コイル要
素50bと協動する固定磁石要素50aは、第2テーブ
ル部42の裏面側に取着されている。
【0024】上述した本発明の第2実施例では、可撓ケ
ーブル支持部材60中には、第2リニアモータ50に対
する電流、冷却媒体の供給を行う導電線62、流体供給
ホース64が収納されるのみであることから、ケーブル
処理は既述した第1実施例の場合のケーブル処理よりも
更に簡単化される。なお、図5に示すように、第1実施
例における第1テーブル部40や第2実施例における固
定ベッド38のように、駆動用リニアモータの励磁コイ
ル80aを内蔵した励磁コイル要素80が取着された構
造体、移動体82に取着される直線案内手段の要素は、
案内レールよりも案内摺動子84aを設ける構成とする
ことが好ましい。これは、リニアモータの電磁相互作用
による直線運動の駆動に置いては固定磁石要素と励磁コ
イル要素との間で大きな磁気吸引力が作用し、特に励磁
コイル要素80は移動体82の中央域に取付けられるた
めに、この部分に局部的な磁気吸引力が作用する。この
ような磁気吸引力は、移動体82において局部的な変形
現象を誘起するため、直線案内手段84の要素として
は、むしろ長尺な案内レールよりも単体要素である摺動
子84側を移動体82の面に励磁コイル要素80と共に
取着する構成をとった方が上記の局部変形の影響を受け
ないこととなり、直線案内手段の機械的な剛性と使用寿
命との観点から好ましいのである。
【0025】以上、本発明を2つの実施例に基づいて説
明したが、これらは、最も好ましい実施例であり、本発
明の範囲内で種々改変、変更が可能であることは言うま
でもない。例えば、可撓ケーブル支持部材60の配置に
付いては、図示例の配置と異なる配置も可能である。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば、2つの直線移動
要素、つまり、第1テーブル部、第2テーブル部を有し
た2軸テーブル装置において、X軸駆動手段、Y軸駆動
手段を構成する2つのリニアモータの固定磁石部と励磁
コイル部との配設構造を工夫すると共に一つの帯状可撓
ケーブル支持部材のみを用いてケーブル処理を行う2軸
テーブル装置を形成したものであるから、2軸テーブル
装置の高さ規模はリニアモータの利用により、嵩高とな
るのを回避し、かつ、単一の可撓ケーブル支持部材を使
用するだけで導電線および流体供給用ホースの両者のケ
ーブル処理を行うことができるので、テーブル回りの簡
素化を図り、テーブルの設計をより容易化して製造コス
トの低減を図りえると共に、使用上でも複雑なケーブル
の匍匐、配線等が無いことから、適用性能の高い2軸テ
ーブル装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2軸テーブル装置の第1の実施例
の基本的な構成を示す略示断面図である。
【図2】同装置の略示側面図である。
【図3】本発明に係る2軸テーブル装置の第2の実施例
の基本的な構成を示す略示断面図である。
【図4】同装置の略示側面図である。
【図5】直線案内手段における摺動子の配置の好適な実
施例を示す略示斜視図である。
【図6】従来の2軸テーブル装置の構成を略示する断面
図である。
【図7】同装置の略示側面図である。
【図8】リニアモータの一般的な構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
38…固定ベッド 40…第1テーブル部 42…第2テーブル部 44…直線案内手段 46…直線案内手段 48…第1リニアモータ 50…第2リニアモータ 48a…固定磁石要素 48b…励磁コイル要素 50a…固定磁石要素 50b…励磁コイル要素 60…可撓ケーブル支持部材 62…流体供給ホース 64…導電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ベッドの上方で第1のリニアモータ
    手段を介して第1の軸方向に直線移動する第1のテーブ
    ル部と、該第1のテーブル部の上方で第2のリニアモー
    タを介して前記第1の所定軸方向と直交した第2の軸方
    向に直線移動する第2のテーブル部とを備えたリニアモ
    ータにより駆動される2軸テーブル装置において、 少なくとも前記第1テーブル部の上方に配設された第2
    テーブル部を駆動する前記第2リニアモータにおける固
    定磁石要素は該第2テーブル部の底面に設け、 かつ、前記第1テーブル部と共に移動可能に該第1テー
    ブル部に一端を結合した可撓ケーブル支持部材を設け、 前記第2リニアモータにおける励磁コイル要素を前記第
    2テーブル部に固定すると共に該励磁コイル要素に前記
    可撓ケーブル支持部材から導電線、配流ホースを静止配
    線、配管した、ことを特徴とするリニアモータにより駆
    動される2軸テーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記第1リニアモータおよび第2リニア
    モータの夫々のモータにおける励磁コイル要素を前記第
    1テーブル部の表裏面に固定し、該表裏面に該第1テー
    ブル部の直線案内手段における摺動子を設け、相手側の
    固定ベッドおよび第2テーブル部に該直線案内手段の案
    内レールを設けた構成を特徴とする請求項1に記載のリ
    ニアモータにより駆動される2軸テーブル装置。
JP7054348A 1995-03-14 1995-03-14 リニアモータにより駆動される2軸テーブル装置 Pending JPH08243866A (ja)

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