JP2005137036A - 軸方向空隙型単相ブラシレスモータ - Google Patents

軸方向空隙型単相ブラシレスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】小さなコギングトルク発生手段により、構成が簡単で薄型、小型化を図り、かつ強度を保ちつつ、ロータを安定して所定位置へ停止させる。
【解決手段】ベース(2)上に一対の空心コイル(6A、6B)が配されたステータ(S)に、6磁極のマグネット(20)を有するロータ(R)が回転支持された軸方向空隙型単相ブラシレスモータで、一対のうちの一つの空心コイル(6A)の空心部(6C)内で、基準線(Y)に対しロータ回転方向と反対側に空心部の周方向略半分の長さで磁性を有する磁性材(9)を前記ブラケットと平行に取り付け、ベース(2)上で回転中心を通り基準線と直角をなす他の基準線(X)上にホールセンサ(7)を設けた
【選択図】 図2

Description

本発明は、位置検出素子としてのホールセンサを内蔵した単相のブラシレスモータに関し、薄く小型ながらも簡単な構成で、ロータを確実に自起動可能な位置に停止させることのできる軸方向空隙型単相ブラシレスモータに関する。
単相ブラシレスモータは位置検出素子が一つですみ、駆動回路も比較的簡単で安価に構成されるのでファンモータ等に多く利用され、小型化が進み最近では振動モータへの利用もみられるようになった。
ファンモータに用いられるものとして、実開昭59−138378号及びその分割出願、実開昭62−135568号、実開昭60−177670号、実開昭60−119884号等の各公報にその構成が開示されている。
単相ブラシレスモータの場合、自起動のための構成としてコイルの有効導体部とホールセンサおよびロータを停止させるためのコギングトルクを発生させる部材の位置関係が重要となる。上記公報はいずれもこれら位置関係を開示しており、モータを問題なく自起動するよう各部材を配置した構成となっている。
実開昭59−138378号公報では、コギングトルク発生部材として螺子の頭がステータのコイル側に突出するよう取り付けられ、その螺子はコイル下部のヨークとケースを固定するよう構成されている。
単相のブラシレスモータを振動モータとして用いる構成として、特開2003−88805号、特開2003−88807号等の公報が公開されている。
これら公報には、空心コイルのヨークを兼ねた平板状のコギングトルク発生部材が、樹脂によりステータとして一体となる構成が開示されている。また、駆動回路が集積化されモータ本体へ組み込まれるようになっている。
実開昭59−138378号 実開昭61−7280号 実開昭62−135568号 実開昭60−177670号 実開昭60−119884号 実開昭59−138378号 特開2003−88805号 特開2003−88807号
単相のブラシレスモータを自起動させるため、ロータを所定位置へ確実に停止させるには、上記公報にも記載されているように、停止位置でロータに取り付けられた磁石が磁気的に安定する必要がある。
そのため、例えば特許文献1および2においてはコギングトルク発生部材としての磁性体の突出部を螺子の頭により形成し、コイル下方のヨークとともに磁路を形成する構成となっている。このようにすれば、磁性体の突出部はマグネットの磁束を受け、安定してロータを停止させることができる。
また、その他の引用文献については、コギングトルク発生部材としてのヨーク板の切り欠き部がマグネットの強磁性部からの磁束を受け、安定してロータを停止させるようになっている。
これら構成では、安定してロータを停止させることでは優れているが、コギングトルク発生部材としての各構成が大きなものとなり、モータの小型化が困難になるという問題が生ずる。
引用文献1のような構成では螺子によりヨークとケースを固定し、その螺子をコギングトルク発生手段として利用しているため、部品点数が多くなり厚み方向の小型化が難しくなる。
また、その他の構成でも、コイル下方に設けたヨーク板をコギングトルク発生部材としていることから、比較的大きなコギングトルク発生部材が必要となり、モータの小型化
や低価格化が難しいものであった。
さらに、これらの構成はロータを停止させることが主な目的のため、コギングトルクが大きいものとなり、大きな起動トルクが必要で起動電流が大きくなるという問題が出てくる。
本願発明はこれら課題を解決したもので、構成が簡単で薄型、小型化を図り、かつ小型ながらも強度を保ちつつ、ロータを安定して所定位置へ停止させることのできる軸方向空隙型単相ブラシレスモータを提供するものである。
上記課題を解決するには、本願発明は請求項1に示すように、単相に接続された一対の空心コイルがモータの回転中心から直径方向へ延びる所定の基準線上に同心に配された印刷配線基板を有するステータと、そのステータに、前記空心コイルに軸方向の空隙を有して対向するロータが回転支持された軸方向空隙型単相ブラシレスモータにおいて、前記ロータは6極の磁極を有する軸方向空隙型マグネットとそのマグネットの磁路を形成してマグネットの磁束を空心コイルへ作用させるヨークからなり、前記一対の空心コイルは有効導体部の開角が60度であり、そのうちの一つの空心コイルの空心部内で前記基準線よりロータ回転方向と反対側に、前記空心部の周方向略半分の長さで磁性を有するコギングトルク発生部材を前記ブラケットと平行に取り付け、前記印刷配線基板上で前記ロータの回転中心を通り前記基準線と直角をなす他の基準線上にホールセンサを設けたことを特徴とする軸方向空隙型単相ブラシレスモータ、のように構成する。
このような構成では、コギングトルク発生部材は、その空心コイルの空心部のほぼ半分にあたる長さを利用して、コイルの有効導体部から必要な角度だけ変位した位置にマグネットのニュートラル部を磁気的に安定した状態で位置させ、ロータを確実に自起動可能な状態で停止させる。また、そのときホールセンサはマグネットのニュートラル部には位置しない。
このようにロータを確実に停止させる構成でも、コギングトルク発生手段は小さいものですみ、そのコギングトルク発生手段が空心コイル内に収納され、かつブラケットには薄い板状のものを用いるので、モータ全体の小型化が可能である。また、全体に小型であるにもかかわらず強度を保つ構造とできる。
さらに、請求項1の構成ではホールセンサとコイルが重畳することがないのでモータとして薄型、小型化が可能となる。
さらに請求項2のように、前記ステータは非磁性あるいは弱磁性の板材で形成されたブラケットの平板部に前記印刷配線基板が取り付けられ、非磁性あるいは弱磁性の板材で形成されたケースがロータを覆うようブラケットに取り付けられ、前記コギングトルク発生手段は前記ブラケットより強磁性を有するようにすれば、モータを小型化、薄型化したにもかかわらず強度の強いモータとすることができる。
請求項3のように、前記コギングトルク発生部材は板状であり、平面が前記ブラケットと平行に取り付けられたようにすれば、マグネットの隣り合った磁極の磁束を確実にとらえて、マグネットのニュートラル部をコギングトルク発生部材の中心へ確実に停止させることができる。
請求項4のように、前記印刷配線基板に開口が設けられ、コギングトルク発生部材がその開口に配されるようにすれば、コギングトルク発生部材を容易に位置決めでき、マグネットとの距離を調節することもできる。
本願発明によれば、コギングトルク発生部材は、ロータマグネットの中立位置で隣り合ったN極からS極、あるいはS極からN強の磁束をうけることでコギングトルクを発生させるため、他に磁路形成のための部材を設ける必要がない。また、ブラケットより磁性の強い薄い板材を用いて隣り合った磁極からの磁束を受ける。
このように本願発明によればモータを小型にでき、構成が簡単で安価に構成することができる。
そしてコギングトルク発生部材は単独でコギングトルクを発生させるため、コイルの内径部に形成される空心部を利用して配置でき、かつコイルの内径部を配置の案内と位置規制に利用できるため、ロータの停止位置をホールセンサやコイルの有効導体部に対して確実に有効な位置とすることができる。
さらに、ブラケットを薄い非磁性或いは弱磁性の金属板で構成でき、コギングトルク発生手段も小さいため、モータ全体として小型化でき、ブラケットと同様な金属板のケースと組み合わせることにより強度も強いものとできる。
図1は本願発明を振動モータに利用した軸方向空隙型単相ブラシレスモータの側面断面図(図2のA−A断面)である。
図2は図1に示す単相ブラシレスモータの平面図で、ステータを示す。
図3はこの単相ブラシレスモータに用いられるロータの平面図で、ケース側から見たロータを示す。
この軸方向空隙型単相ブラシレスモータは、ステータSとステータSに回転支持されるロータRおよびステータSのブラケット1に取り付けられロータRを覆うカバー3で形成されている。
ブラケット1には印刷配線基板で形成されたベース2が取り付けられ、ベース2上には所定位置に単相に結線された空心コイル6A、6Bとホールセンサ7および駆動用IC8が取り付けられている。
空心コイル6Aの内径部で空心となる空心部6Cには、コギングトルク発生部材である磁性片9がロータRの反回転方向へ偏るよう配置されている。
以下各図を基に詳述する。なお、以下の実施例で示される上下および左右の方向は図1および図2を基にする。
ステータSはブラケット1、ベース2およびベース2上に取り付けられる空心コイル6等で形成されている。
ブラケット1は磁性を有さない薄いステンレス等の板材でほぼ円形に形成され、一端部が半径方向に延長されて端子支持部1aを形成している。材料としては、いわゆる非磁性材のSUS304を用いる。また、モータの厚みを2から3ミリメートル程度にするにはその厚みを0.15から0.2ミリメートル程度の板材を用いる。
ブラケット1は強度を保つため一部アウトサート用開口が設けられる他は平板状に形成される。ただし強度を増すため、あるいはケース3を組み立てる関係上その外周部で環状に絞りによる段部が形成される場合がある。
ブラケットの中央には、焼結含油金属等の軸受5を保持するためアウトサートで形成された樹脂製の軸受ホルダ4が形成される。
ブラケット1の上面にはベース2が接着紙2aあるいは接着剤等で張り付けられる。ベース2はいわゆるガラスエポキシ樹脂あるいはフレキシブル素材等でできた印刷配線基板で、円形状に形成され一端部が半径方向へ給電端子2bとして延長され端子支持部1aに支持される。
ベース2上には、回転中心を通る基準線Y上に空心コイル6A、6Bが基準線Yに対し対称になるよう180度対向して同心位置に取り付けられる。この実施例では、後述のロータRを構成するマグネットの磁極数が6極であるので、その有効導体部6E、6Fの開角は60度となっている。
空心コイル6A、6Bは、長軸が円周方向となる長円形状の空心部6C、6Dを有している。この空心部6C、6Dは線材を巻き付けてコイルを形成する際の心となる部分で、やはり基準軸Yに対し対称に配されることになる。
この空心部の形状は長円形状、楕円、多角形等種々のものがある。
ベース2上にはこの他、基準軸Yと直交する基準軸X上で左方にホールセンサ7が、右方に駆動用IC8が取り付けられる。
空心コイル6A、6B、ホールセンサ7および駆動用IC8は所定のランドおよびパターンにより接続され、給電ランド17から電源供給されるが、それらランドを図2でハッチングで示し詳細な説明は省略する。また、空心コイルの有効導体部6A、6F、ホールセンサ7は同心上に位置するがこれら構成については周知の構成であるので説明は省略する。
空心部6Cの基準軸Y左側には磁性片9を配置する。この磁性片9は強磁性の板材で形成され、その外径は空心部6Cの左側半分とほぼ同形上で、外径をやや小さくしてある。強磁性材としては例えばSUS430系のステンレス板や珪素鋼板等が利用できる。その長さは空心部6Cの長軸半分とほぼ同じとする。
板材の厚みは要求されるコギングトルクの大きさによるが、0.15から0.3ミリメートル程度の厚みが用いられる。
また、上述でブラケット1の材質を非磁性のSUS304とした。このようにすればブラケット1が磁路を形成しないので、磁性片9にるコギングトルク発生カ所が明確となり、ロータRが確実に停止することになる。
ブラケット1を弱磁性材であるSUS304・1/2H・CSP等で形成することもできる。この場合は磁性片9を珪素鋼板等の磁性のより強いものを用いれば良いが、この場合いコギングトルクが増し、その分起動トルクが増すので起動に比較的大きな電流が必要となる。
磁性片9を配置する位置のベース2には磁性片9よりやや大きめの開口2cを開けておく。これは磁性片9を配置する位置を明確にするためのもので、磁性片9はブラケット1に直接置かれることになる。
磁性片9を配置する位置を明確にするには、ベース2上の同位置にレジスト、あるいはダミーパターン等で目印を付けても良い。その場合図1(b)に示すようにベース2上に磁性片9が置かれ、ロータRとの距離が小さくなる。
また、図1(a)に示す開口2cは接着紙2aも含めて開口としているが、印刷配線板の部分だけを開口にすれば、残った接着紙で磁性片9を仮止めすることができる。
このように開口2cは磁性片9の位置決め、高さ調整、あるいは仮止め等に利用できる。
磁性片9は空心部6Cに配置された後、この空心部6Cに紫外線硬化型接着剤10等を充填して固定される。紫外線硬化型接着剤は硬化前には粘度が低いが、空心部に充填されるため他の部位へ流出してしまうことがない。
ロータRは、N極とS極が円周方向で交互に6極着磁された軸方向空隙型マグネット20とヨーク21、マグネット20の半径方向外方でヨーク21に固定された弧状のウエイト23およびロータRの回転中心となりヨーク21に固定された回転軸22で構成されている。
ヨーク21はマグネット20の磁路を形成し、マグネット20で発生する磁束を空心コイル6A、6Bへ作用させる。
着磁極の開角は60度で、隣り合った極の間には若干幅の無着磁部が形成され、ニュートラル部20aを形成している。このニュートラル部20aも開角60度間隔で6カ所形成されている。
図3はロータRをケース3側から見た平面図で、本願発明の構成では矢印T方向に回転する。
ブラケット1の外周辺にはキャップ状に形成されたケース3の下端辺部が溶接等で固定される。ケース3もSUS304等の非磁性ステンレス板材で形成され、モータ全体の強度を保つよう構成されている。
ケース3は円筒キャップ状に形成され、ブラケットと同材料で形成される。その下方開口側を複数カ所でブラケット1の外周と溶接等で固定すると全体の強度が増す。
このように構成された軸方向空隙型単相ブラシレスモータの動作を説明する。
図2からわかるように、コギングトルク発生部材としての磁性片9は、基準軸Yより左側に空心部6Cの半分の長さを有している。その長さはマグネット20のニュートラル部20aより広い。また板状で面方向でブラケット1に平行に配され、それ以外の部材による磁路を形成しない。そのため、ロータに駆動トルクが働かない場合ニュートラル部20aが磁性片9の面積中心部(線Pで示される位置)に安定して停止することになる。 すなわち、隣り合う磁極からの磁束の流れを受けるよう配置されていることになる。
磁性片9の左側端部は空心6Cの左側辺で案内されそこに位置することから、ニュートラル部20aが有効導体部6F上にくることは無い。
また、磁性片9の長さが空心部6Cのほぼ半分なので、ニュートラル部20aが基準線Yと重なることもない。
このとき、ホールセンサ7は基準軸Yと直交する基準軸X上にあるため、図2からもわかるとおりニュートラル部20a(線Qで示される位置)がホールセンサ7の位置にくることが無い。
このような位置関係にあるとき、空心コイル6A、6Bにロータを右方向(矢印T方向)へ回転させるよう電流が流れると、有効導体部6Fおよびホールセンサ7が共に磁束中にあるので、ロータRが回転しモータが自起動可能となる。
また、有効導体部6Fおよびホールセンサ7は回転方向のニュートラル部20aと磁極の最強磁性部分の間に位置でき、自起動が確実となる。
磁性片9の長さを空心部2Cの半分より長くしていくと、ニュートラル部20Aの停止位置は徐々に基準軸Yへ近づくため、磁性片9の長さは空心部2Cの長さの約3/4以下で、ほぼ半分が望ましい。
上述の説明では、図1ないし図3の構成として軸回転型のモータについて説明したが、近年振動モータに利用されている軸固定型のモータにも適用できる。その場合、軸受ホルダ4に軸受でなく軸を固定し、ロータ側に回転軸22のかわりに軸受けを取り付ける。あるいは軸受ホルダ4をブラケットから立ち上げたバーリングとし軸を固定する。
ロータについても上述の実施例はウエイト23を有する振動モータのロータとしたが、ファンモータや通常のブラシレスモータとしても良いことはいうまでもない。
また、磁性片9も板材に限らず、空心部6Cと同じ直径で空心部6Cの幅の半分ほどの長さを有する棒状の形状を用いても良い。この場合棒の軸方向をブラケットと平行に配置する。
図4に、ステータを軸固定型とし、またステータを樹脂で形成した本願発明の実施例を示す。
実施例1と同一の構成で同一の作用を示すものについては同一の符号を付けてその説明を省略する。
ステータS1はベース2、空心コイル6A、6B、ホールセンサ7および駆動用IC8が樹脂30により一体成型されたものである。
軸22aはやはり樹脂30によりステータS1として一体成型されたもので、ロータR1のヨーク41に固定された軸受5aを介して、ロータR1をステータS1に対して回転支持している。
磁性片9はベース2の開口部2cの位置で樹脂30の上に配置され、紫外線硬化樹脂10で固定される。
磁性片9はそれ自体でディテントトルクを発生させるため、ステータが樹脂で形成されていてもロータを所定位置に停止させることができる。
さらに、上述の説明ではロータRの回転方向を右方向(矢印T方向)としたが、左方向(反矢印T方向)にする場合は、磁性片9を空心部6Cの基準軸Yの右側に配置すればよい。
そして、磁性片9を空心コイル6B側、空心部6Dへ配置するときは上述の説明に対し回転軸を中心に点対称位置に配置すればよい。
前述の実施例では板状のコギングトルク発生部材をブラケットと面で平行になる場合を示したが、同様の部材をブラケットの面に対し立てた状態で空心部へ配することも考えられる。
この場合、マグネットのニュートラル部でなく最強磁化部分がコギングトルク発生手段の位置になるよう停止する。これはコギングトルク発生手段のマグネットに対向する面積が小さく、マグネットの面に対し直角の方向が長いため、強磁束の方向に対して安定するからである。
この場合、コギングトルク発生手段を基準軸Yの回転方向側、すなわちロータが矢印方向Tへ回転する場合空心部6Cの右側に配置する。配置位置を基準軸Yに対し逆にすることで前述と同様の作用が得られることになる。
図1は本願発明を振動モータに利用した軸方向空隙型単相ブラシレスモータの第1の実施例の側面断面図(図2のA−A断面)である。 図2は図1に示す単相ブラシレスモータの平面図で、ステータを示す。 図3はこの単相ブラシレスモータに用いられるロータの平面図で、ステータ側から見たロータを示す。 図4は本願発明を振動モータに利用した軸方向空隙型単相ブラシレスモータの第2の実施例の側面断面図である。
符号の説明
S ステータ
R ロータ
1 ブラケット
2 ベース
6A、6B 空心コイル
6C、6D 空心部
7 ホールセンサ
9 磁性片
20 マグネット
21 ヨーク

Claims (4)

  1. 印刷配線基板上に単相に接続された一対の空心コイルが配されたステータに、前記空心コイルに軸方向の空隙を有して対向するロータが回転支持された軸方向空隙型単相ブラシレスモータにおいて、前記ロータは6極の磁極を有する軸方向空隙型マグネットとそのマグネットの磁束を空心コイルへ作用させるヨークからなり、前記一対の空心コイルは有効導体部の開角が60度であり、前記ロータの回転中心から直径方向へ延びる所定の基準線上に配されると共に、そのうちの一つの空心コイルの空心部内で、前記基準線に対しロータ回転方向と反対側に前記空心部の周方向略半分の長さで磁性を有するコギングトルク発生部材を前記ブラケットと平行に取り付け、前記印刷配線基板上で前記回転中心を通り前記基準線と直角をなす他の基準線上にホールセンサを設けたことを特徴とする軸方向空隙型単相ブラシレスモータ。
  2. 前記ステータは、非磁性あるいは弱磁性の板材で形成されたブラケットの平板部に前記印刷配線基板が取り付けられ、非磁性あるいは弱磁性の板材で形成されたケースがロータを覆うようブラケットに取り付けられ、前記コギングトルク発生手段は前記ブラケットより強磁性を有することを特徴とする請求項1記載の軸方向空隙型単相ブラシレスモータ。
  3. 前記コギングトルク発生部材は板状であり、平面が前記ブラケットと平行に取り付けられたことを特徴とする請求項1または2記載の軸方向空隙型単相ブラシレスモータ。
  4. 前記印刷配線基板に開口が設けられ、コギングトルク発生部材がその開口に配されることを特徴とする請求項1ないし3記載の軸方向空隙型単相ブラシレスモータ。
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