JP2525137B2 - 給油器 - Google Patents

給油器

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JP2525137B2
JP2525137B2 JP7042176A JP4217695A JP2525137B2 JP 2525137 B2 JP2525137 B2 JP 2525137B2 JP 7042176 A JP7042176 A JP 7042176A JP 4217695 A JP4217695 A JP 4217695A JP 2525137 B2 JP2525137 B2 JP 2525137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トングレールを受ける
床板のトングレール摺動面に潤滑油を供給する給油器に
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道のトングレールの転換摺動性を向上
させる手段として、トングレールを受ける床板のトング
レール摺動面に特殊な潤滑油を塗油する場合、従来は、
刷毛等によって潤滑油を塗布するか、または給油器を用
いていた。従来の給油器は、例えば繊維質帯状体の一端
を油槽内の潤滑油中に入れると共に、他端を床板のトン
グレール摺動面上に垂らし、毛細管現象により吸い上げ
た潤滑油をトングレール摺動面に塗布するようになって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
給油器は、潤滑油を連続的に供給する、いわば垂れ流し
方式によって塗布する方式であるため、給油過剰となる
傾向にある。このため、トングレール摺動面に残ってい
る潤滑油にゴミ、ホコリ等が付着し、トングレール摺動
面が著しく汚れてしまうこと、このため、トングレール
に対する摺動摩擦が大きくなること等の問題点を回避す
ることができなかった。また、潤滑油が浪費されるた
め、補給等のメンテナンス間隔が短くならざるを得ない
等の問題点もあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、トングレール摺動面に、所定必要量の
潤滑油を必要なときに自動的に確実に供給し得る給油器
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る給油器は、本体部分、油槽、回転弁及
び摺動ローラを含む。前記本体部分は、前記油槽、回転
弁及び摺動ローラを支持する。前記油槽は、前記回転弁
に連なる給油口を有する。前記回転弁は、回転位置に応
じた弁開閉動作を行ない、前記給油口から供給された油
を前記摺動ローラに供給するように、前記油槽と前記摺
動ローラとの間に配置される。前記摺動ローラは、軸回
転できるように支持され、回転運動を前記回転弁に伝達
するように、前記回転弁に結合されている。
【0006】好ましい例では、前記回転弁は、回転弁体
と、前記回転弁体を回転自在に支持する弁受体とを有し
ている。前記回転弁体は、断面円形状であって外周面に
油受溝を有している。前記弁受体は、前記給油口に連な
る油入口部と、前記摺動ローラ側に開口する油出口部と
を有していて、前記油入口部と前記油出口部との間は、
前記回転弁体の外周面に密に接触する円弧状面となって
いる。
【0007】更に好ましい例では、前記摺動ローラは、
回転方向が一方向となるように方向付けられている。
【0008】
【作用】摺動ローラは、軸回転できるように支持され、
回転運動を回転弁に伝達するように、回転弁に結合され
ているから、回転弁は摺動ローラの回転に応じて回転す
る。
【0009】回転弁は、回転位置に応じた弁開閉動作を
行ない、油槽の給油口から供給された潤滑油を摺動ロー
ラに供給するように、油槽と摺動ローラとの間に配置さ
れている。従って、摺動ローラの回転に応じた回転位置
で、回転弁が開弁し、摺動ローラに潤滑油を供給でき
る。
【0010】本発明に係る給油器は、トングレールを受
ける床板のトングレール摺動面に潤滑油を供給するのに
用いられる。この場合、摺動ローラは、トングレールの
移動運動により回転するようにトングレール摺動面に接
触させる。摺動ローラは、回転運動を回転弁に伝達する
ように、回転弁に結合されているから、回転弁は摺動ロ
ーラを介してトングレールの移動回数等に応じて回転す
る。
【0011】回転弁は、回転位置に応じた弁開閉動作を
行ない、油槽の給油口から供給された潤滑油を摺動ロー
ラに供給するように、油槽と摺動ローラとの間に配置さ
れている。従って、トングレールの移動回数等に応じた
回転弁の回転位置で、回転弁が開弁し、摺動ローラに潤
滑油を供給できる。
【0012】摺動ローラは、トングレールの移動運動に
より回転するようにトングレール摺動面に接触している
から、回転弁から供給された潤滑油をトングレールの移
動に合せてトングレール摺動面に塗布できる。
【0013】このため、所定必要量の潤滑油を、必要な
ときに確実に供給し得るようになる。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る給油器を備えた線路の平
面図、図2は同じく給油器部分の拡大平面部分断面図、
図3は同じくその正面部分断面図、図4は同じく側面部
分破断面図、図5及び図6は同じく側面拡大部分破断面
図である。図において、1、2は対のトングレール、3
は枕木、4は床板、5は給油器、6、7は連結部材、8
〜11は床板4を枕木3に固定するボルトである。トン
グレール1、2は、間隔を隔てて配置され、床板4によ
って受けられており、ポイント転換時に床板4のトング
レール摺動面41の上を矢印aまたはbの方向に移動す
る。
【0015】給油器5は、トングレール1、2を受ける
床板4のトングレール摺動面41に潤滑油を給油する。
実施例の給油器5は、トングレール1、2のそれぞれの
内側に備えられている。給油器5のそれぞれは、トング
レール1、2が矢印aまたはbの方向に移動したとき
に、トングレール1、2によって押されて床板4に沿っ
て往復移動をするように、連結部材6、7により互いに
連結されている。
【0016】図2〜図6を参照すると、給油器5は、本
体部分51、油槽52、回転弁53及び摺動ローラ54
を含んでいる。55は油受板、56は減速器である。本
体部分51は、適当な金属板材を用いて構成されてい
て、上面板511の上に油槽52を配置すると共に、上
面板511の両側に間隔を隔てて折曲げ形成された側面
板512ー513間で、回転弁53及び摺動ローラ54
を支持している。側面板512、513は、トングレー
ル1、2の矢印a、bの方向に移動に追従しながら、床
板4に沿って移動し得るように、床板4を両側から間隔
を隔てて挟むように組合されている。
【0017】油槽52は、潤滑油を貯える部分であっ
て、本体部分51の上面板511に重ねられる底板部5
21に、上面板511及び底板部521を貫通して回転
弁53に連なる給油口522を有している。
【0018】回転弁53は、回転位置に応じた弁開閉動
作を行ない、給油口522から供給された潤滑油を摺動
ローラ54に供給するように、油槽52と摺動ローラ5
4との間に配置されている。図示の回転弁53は、回転
体531と、回転体531を回転自在に支持する弁受5
32とを有している。回転体531は、断面円形状であ
って外周面に油受溝533を有している。油受溝533
は軸方向に沿って設けられている。弁受532は、給油
口522に連なる油入口部534と、摺動ローラ54側
に開口する油出口部535とを有していて、油入口部5
34と油出口部535との間は、回転体531の外周面
に密に接触する円弧状内面536となっている。回転弁
53の回転体531に設けられた油受溝533は、給油
口522の下の位置まで回転したときに潤滑油の供給を
受ける。そして、円弧状内面536に重なる回転位置で
は外部に漏らすことなく潤滑油を搬送し、油出口部53
5の上まで回転したときに、潤滑油を摺動ローラ54側
に供給する。回転体531は図7に示すように、先端側
に向うほど直径が小さくなるようなテーパ外周面とする
ことが望ましい。このような回転体531は弁受532
に密着して装着することができる。
【0019】摺動ローラ54は、トングレール摺動面4
1に接触し、トングレール1、2の移動運動により軸回
転するようになっていて、回転運動を回転弁53の回転
体531に伝達するように、回転弁53に結合されてい
る。摺動ローラ54から回転弁53への回転力は減速器
56を介して伝達される。減速器56は、歯数を適当な
減速比となるように選定した歯車561〜563の組合
せを含み、ポイント転換によるトングレール1、2の移
動回数に応じた摺動ローラ54の回転数を、適当な回転
数まで低下させて回転弁53に伝達する。具体的には、
摺動ローラ54が10回転したときに、回転弁53の回
転体531が1回転するような減速比に設定する。これ
により、トングレール1、2の移動回数に対する潤滑油
の供給タイミングを適切に設定できるようになる。摺動
ローラ5454の回転軸には、ラチエット歯車57及び
ラチエット爪58が結合されている。摺動ローラ54
は、ラチエット歯車57及びラチエット爪58により、
矢印C1の方向にのみ回転し、矢印c2の方向には回転
しないように、方向付けられている。
【0020】連結部材6、7は、機械的な強度を確保す
るために、金属材料で構成するのが望ましい。この場合
は、中間部に絶縁部材61、71を配置して給油器5ー
5間において、電気絶縁性を確保する。給油器5は列車
制御に用いられる軌道回路の一部を構成するトングレー
ル1、2に電気的に接触する状態で駆動されるから、も
し両者5ー5が電気的に導通すると、軌道回路短絡を招
いてしまう。62、72は連結部材6、7を給油器5に
接続するボルト、ナット等の結合具である。
【0021】上述したように、摺動ローラ54は、トン
グレール1、2の移動運動により回転するようにトング
レール摺動面41に接触させる。摺動ローラ54は、回
転運動を回転弁53に伝達するから、回転弁53は摺動
ローラ54を介してトングレール1、2の移動回数等に
応じて回転する。回転弁53は、回転位置に応じた弁開
閉動作を行ない、油槽52の給油口522から供給され
た油を摺動ローラ54に供給するように、油槽52と摺
動ローラ54との間に配置されている。従って、回転弁
53はトングレール1、2の移動回数等に応じた回転位
置で開弁し、摺動ローラ54に潤滑油を供給できる。
【0022】摺動ローラ54は、トングレール1、2の
移動運動により回転するようにトングレール摺動面41
に接触しているから、回転弁53から供給された潤滑油
をトングレール1、2の移動に合せてトングレール摺動
面41に塗布できる。このため、所定必要量の潤滑油
を、必要なときに確実に自動的に供給し得るようにな
る。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る給油器
は、トングレールを受ける床板のトングレール摺動面に
潤滑油を供給する給油器であって、回転弁が回転位置に
応じた弁開閉動作を行ない、油槽の給油口から供給され
た油を摺動ローラに供給するように、油槽と摺動ローラ
との間に配置され、摺動ローラが、軸回転できるように
支持され、回転運動を回転弁に伝達するように、回転弁
に結合されているから、トングレール摺動面に、所定必
要量の潤滑油を必要なときに自動的に確実に供給し得る
給油器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給油器を備えた線路の平面図であ
る。
【図2】図1に示す給油器部分の拡大平面部分断面図で
ある。
【図3】図1に示す給油器部分の正面部分断面図であ
る。
【図4】図1に示す給油器部分の側面部分断面図であ
る。
【図5】本発明に係る給油器の動作状態を説明する側面
拡大部分断面図である。
【図6】本発明に係る給油器の動作状態を説明する側面
拡大部分断面図である。
【図7】本発明に係る給油器に用いられる回転弁の断面
図である。
【符号の説明】
1、2 トングレール 3 枕木 4 床板 5 給油器 51 本体部分 52 油槽 53 回転弁 54 摺動ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トングレールを受ける床板のトングレー
    ル摺動面に潤滑油を供給する給油器であって、 本体部分、油槽、回転弁及び摺動ローラを含んでおり、 前記本体部分は、前記油槽、回転弁及び摺動ローラを支
    持しており、 前記油槽は、前記回転弁に連なる給油口を有しており、 前記回転弁は、回転位置に応じた弁開閉動作を行ない、
    前記給油口から供給された油を前記摺動ローラに供給す
    るように、前記油槽と前記摺動ローラとの間に配置され
    ており、 前記摺動ローラは、軸回転できるように支持され、回転
    運動を前記回転弁に伝達するように、前記回転弁に結合
    されている給油器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の給油器であって、 前記回転弁は、回転弁体と、前記回転弁体を回転自在に
    支持する弁受体とを有しており、 前記回転弁体は、断面円形状であって外周面に油受溝を
    有しており、 前記弁受体は、前記給油口に連なる油入口部と、前記摺
    動ローラ側に開口する油出口部とを有していて、前記油
    入口部と前記油出口部との間は、前記回転弁体の外周面
    に密に接触する円弧状面となっている給油器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の給油器であって、 前記摺動ローラは、回転方向が一方向となるように方向
    付けられている給油器。
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