JPS5836698B2 - トレンチヤにおける籾殻とコルゲ−トホ−スの敷設装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は排水効果を向上させるためにトレンチャにて
掘削した構内に籾殻とコルゲートホースを敷設するため
のトレンチャにおける敷設装置に関するものである。

従来のトレンチャにおいては、巻きたばねたコルゲート
ホースと籾殻ホツパーを夫々、並べて設け、トレンチャ
の進行と共に、コルゲートホースを繰出す一方、籾殻ホ
ツパー内に籾袋内の籾殻を順次、あけて籾殻ホツパーか
ら溝に籾殻を流下させて作業を行っていたので、コルゲ
ートホースの繰出しと籾殻の放出に夫々、人手を要し、
又、コルゲートホースと籾袋及び籾殼ホツバーが大きな
場所を占有するなど種々の点で無駄があり、父、籾殻収
納部とコルゲートホースの連通部分附近において籾殻が
詰まってしまうなどの問題がある。

そこでこの発明においては、下端に吐出筒口を備えた籾
穀収納部を回転自在に設け、この籾殻収納部に周回巻着
したコルゲートホースが掘削された溝内に引出される際
に、この籾殻収納部を旋回せしめて吐出筒口から籾殻を
溝内に放出せしめるように構成して、トレンチャの掘削
動作に伴って溝に引出されて敷設されるこのコルゲート
ホースのこの敷設動作に伴って籾殻も溝に放出されるこ
とになって、敷設作業が人手を要することなく行われる
と共に、籾殻収納部が回転するので、コルゲートホース
の入口部附近における籾殻の詰まりが解消されるように
工夫したものである。

そして具体的構造を図示の実施例にもとづいて説明すれ
ば、第２図イ，口に示すようにトレンチャの機枠に取付
けた上端開口の円筒ケース１内に、浅い漏斗状の吐出口
２を、吐出筒口２の周囲に取付けた鍔３と円筒ケース１
の底板との間に設けたベアリング４にて回転自在に支承
し、吐出筒口２の外周に取付けた支柱５，５を吐出筒口
２の上方に立設し、この支柱５，５の上端に設けた吊架
具６，６にて籾殼７を充満している籾袋８を逆さ吊すれ
ば、籾袋８の開口部は吐出筒口２内にのぞき、吐出筒口
２内の籾穀７が、次にのべるように排出されれば籾袋８
同の籾殼７が吐出筒口２内に逐次、流下できるようにし
た籾殻収納部１８を形成する。

又、第２図口に示すような、扇形角が１２００より小さ
い穴９ａ，１０ａを、夫々設けた円板９，１０を、穴９
ａ，１０ａの相互の円周方向の位相角度が異なるよう、
上下に間隔を置いて丸棒状のステ−１１にて固定して吐
出弁座１６とし、上位の円板９は吐出筒口２の首部２ａ
上部に密接せしめ、又、下位の円板１０は吐出筒口２の
首部２ａ下縁に接しながら、円筒ケース１の底板に取付
け、穴１０ａに連通したホース１２はトレンチャにて掘
削された溝１３内にのぞかせる。

そして、第２図ハに示したように、例えば互いに１２０
°を隔てて仕切板１４・・・を円筒１５の外周に放射状
に取付け、上下の円板９，１０間に仕切板１４・・・が
ほぼ隙間無くはさまれるように円筒１５をステ−１１に
遊嵌して、仕切板１４・・・首部２ａの内周面に固着し
て繰出弁１７とし、隣接する仕切板１４．１４にて囲ま
れた空間が吐出筒口２と共に回転して上位の穴９ａに合
致すれば、吐出筒口２内の籾殼７は上記空間に流入し、
引続く繰出弁１７の回転に伴い下位の穴１０ａに籾殼７
を満したこの空間が合致すれば、ホース１２内に籾殼７
が流出するよう形成する。

そして、外周に多数の小孔を穿孔活コルゲートホース１
９を籾袋８が吊架されている支柱５，５の外周に巻付け
て、トレンチャの掘削チェン２０にて掘削された溝１３
内に、このコルゲ゛一トホース１９を引出して敷設する
とき、籾殻収納部１８が回転するよう構成する。

又、上述の第１，２図の籾殻収納部１８のみを、変更し
た実施例として、第３図と第４図に示したように、吐出
筒口２の上部に上端開口した円筒形の籾穀タンク２１を
固着して籾殻収納部２２とし、籾袋８内の籾殻は予めこ
の籾殻収納部２２に移し替えておき、この籾殻収納部２
２の外周に巻付けたコルゲートホース１９を引き出せば
、籾殻収納部２２が回転できるよう構成して、籾殼収納
部２２への籾殼７の補充作業を容易にしている。

したがって、トレンチャの進行に伴って掘削された溝１
３内にこのコルゲ゛一トホース１９が繰出されることに
なり、このため、籾殻収納部はトレンチャの進行速度に
比例した回転速度にて回転することになる。

そして、籾殻収納部の吐出筒口２と共に繰出弁１７が回
転し、仕切板１４．１４にて囲まれた空間内の籾殼７は
穴１０ａからホース１２を経て溝内に流下し、この籾殼
７の流下量は繰出弁１７の回転速度、即ち、トレンチャ
の進行速度に比例して増減することになる。

この発明に係るトレンチャにおける籾殻とコルゲートホ
ースの敷設装置は上述のように構戒したものであって、
トレンチャの進行に伴って溝１３内にはコルゲートホー
ス１９が敷設されると共に、籾殼７が充填されて、人手
を殆んど要しない上、トレンチャの進行速度に比例して
繰出されるコルゲートホース１９と排出される籾穀７は
、溝１３内に均一に敷設し、充填されることになる。

又、コルゲートホース１９は籾殻収納部に巻付けされて
いるので、占有場所は極めて小さくなし得るものであり
、しかもコルゲートホース１９の引出し動作によって籾
殻収納部が旋回するので、この旋回動作によってコルゲ
ートホース１９への入口部附近の籾殻が攪拌されて、こ
の入口部附近に籾穀が詰まること無く、円滑に籾殻がコ
ルゲートホース１９わら排出される利点も得られたので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置を適用したトレンチャの側面図、
第２図イは同上発明装置の要部縦断正面図、同図イと同
図口は同上発明に用いる吐出弁座と回転弁の１実施例を
示す斜視図、第３図はこの発明装置の他の実施例を適用
したトレンチャの側面図、第４図は同上返明装置の要部
縦断正面図である。 符号説明、１・・・・・・円筒ケース、２・・・・・・
吐出筒口、３・・・・・・鍔、２ａ・・・・・・首部、
４・・・・・・ベアリング、５・・・・・・支柱、６・
・・・・・吊架具、７・・・・・・籾殻、８・・・・・
・籾袋、９，１０・・・・・・円板、９ａ，１０ａ・・
・・・・穴、１１・・・・・・ステ− １２・・・・・
・ホース、１３・・・・・・溝、１４・・・・・・仕切
板、１５・・・・・・円筒、１６・・・・・・繰出弁座
、１７・・・・・・繰出弁、１８．２２・・・・・・籾
殻収納部、１９・・・・・・コルゲ゛一トホース、２０
・・・・・・掘削チェン、２１・・・・・・籾殼タンク
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 下端に吐出筒口２を備えた籾殻収納部を回転自在に
   設け、この籾殻収納部に周回巻着したコルゲートホース
   １９が掘削された溝１３内に引出される際に、この籾殻
   収納部を旋回せしめて吐出筒口２から籾殼７を溝１３内
   に放出せしめるよう構成したことを特徴とするトレンチ
   ャにおける籾殻とコルゲートホースの敷設装置。