JP2524795Y2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JP2524795Y2 JP1989115702U JP11570289U JP2524795Y2 JP 2524795 Y2 JP2524795 Y2 JP 2524795Y2 JP 1989115702 U JP1989115702 U JP 1989115702U JP 11570289 U JP11570289 U JP 11570289U JP 2524795 Y2 JP2524795 Y2 JP 2524795Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両の後部車体構造に関する。
(従来の技術) 車両の後部車体構造においては、一般に、例えば実開
昭63−169387号公報に示すように、一対のフレームが所
定間隔をあけて車体前後方向に伸ばされ、該一対のフレ
ーム上にフロアが配設され、該フロアにスペアタイヤ保
持用等の凹所が形成されている。
このような構造においては、一般に、前記一対のフレ
ーム間に、前記凹所側壁に対向するようにしてクロスメ
ンバが跨っている。このクロスメンバは、例えば断面コ
字状等に形成されて開口部を有するようになっており、
その開口部は前記フロア下面に接合されている。これに
より、クロスメンバとフロアとが閉断面を構成すること
になり、フロアの剛性が高められることになる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記構造においては、クロスメンバの開口部
が全長に亘って平坦なフロア下面に接合され、その接合
方向が同じとされており、あらゆる方向からのねじり荷
重に対して、必ずしも全て等しく強剛性を示すことはで
きない。このため、フロアの剛性をより一層高めること
が困難となっている。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、あらゆる方向からのねじり荷重に対して、フロアの
剛性を、より一層向上させる車両の後部車体構造を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) かかる目的を達成するために請求項1の考案にあって
は、 一対のフレームが所定間隔をあけて車体前後方向に延
び、該一対のフレーム上にフロアが配設され、該フロア
に凹所が形成され、前記一対のフレーム間に、前記凹所
側壁に対向するようにしてクロスメンバが跨っている車
両の後部車体構造において、 前記クロスメンバは、断面形状が開口部を有するよう
に形成され、 前記クロスメンバの開口部は、前記凹所側壁に対向す
る領域において該凹所側壁に接合され、該凹所側壁に対
向する領域よりも車体右側外方領域においては、上方側
から下方側への目視状態下で、下部を基準として上部側
が車体左側で且つ車体後方側へ傾倒する右サスペンショ
ンの傾きと略等しい傾きをもって前記フロア下面に接合
され、該凹所側壁に対向する領域よりも車体左側外方領
域においては、上方側から下方側への目視状態下で、下
部を基準として上部側が車体右側で且つ車体後方側へ傾
倒する左サスペンションの傾きと略等しい傾きをもって
前記フロア下面に接合されている、構成としてある。
また、請求項1の好ましい態様としては、請求項2の
記載の通りとなる。
(考案の効果) 請求項1の考案によれば、クロスメンバの開口部が、
フロア面、凹所側壁に対して連続的に接合され、接合方
向が全て同じではなく異なることになる。このため、1
本のクロスメンバを有効に利用して、あらゆる方向から
のねじり荷重に対してフロアの剛性を向上させることが
できることになる。
しかも、クロスメンバを、凹所側壁に対向する領域よ
りも車体右側外方領域においては、上方側から下方側へ
の目視状態下で、下部を基準として上部側が車体左側で
且つ車体後方側へ傾倒する右サスペンションの傾きと略
等しい傾きをもって傾かせ、また、該クロスメンバを、
該凹所側壁に対向する領域よりも車体左側外方領域にお
いては、上方側から下方側への目視状態下で、下部を基
準として上部側が車体右側で且つ車体後方側へ傾倒する
左サスペンションの傾きと略等しい傾きをもって傾かせ
ることから、左右サスペンションの入力荷重を、クロス
メンバが高い突っ張り剛性を示す状態で受止めることが
できることになり、左右サスペンションの入力荷重に対
してクロスメンバの剛性を効果的に活かすことができる
ことになる。
請求項2の考案によれば、補強部材によって、フレー
ムに対するクロスメンバの取付け強度を高めることがで
きるだけでなく、その両強度部材にサスペンション支持
用ブラケットが支持されることになり、サスペンション
支持用ブラケットの支持強度をも高めることができるこ
とになる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第14図においては、1はリヤフレームで、該
リヤフレーム1は第2図に示すように、一対のフレーム
部1a(1b)が所定間隔をあけて車体前後方向に延びてい
る。この一対のフレーム部1a(1b)の外側にはホイール
ハウス2a(2b)がそれぞれ配設され、各ホイールハウス
2a(2b)からサイドシル3a(3b)が車体前方に向って延
びており、そのサイドシル3a(3b)に前記各フレーム部
1a(1b)の前端部がそれぞれ固定されている。
前記サイドシル3a(3b)及び前記リヤフレーム1(1
a、1b)上には、第1図、第3図に示すように、リヤフ
ロア4が配設されている。リヤフロア4は、床部4aと、
立上り部4bと、リヤパッケージトレイ部4cとからなって
おり、これらは一体的に成形されている。上記床部4a
は、後部座席5が配置できるように水平に配設され、そ
の車幅方向中央部には、プロペラシャフト6等が配設で
きるようにトンネル部7が形成されている。上記立上り
部4bは、第3図に示すように後部座席5背面に沿うよう
に上方に延びており、リヤフロア4は、該リヤフロア4
の立上り部4bの途中からリヤフレーム1に対して離間す
るようになっている。上記リヤパッケージトレイ部4cは
立上り部4bに連続しており、該リヤパッケージトレイ部
4cは、後部座席5上端付近の高さ位置において水平に配
設されている。
前記立上り部4bの車体後方側には、第1図、第3図、
第4図に示すようにトランクフロア8が配設されてい
る。トランクフロア8は、略直角に折曲された板体8a
と、平坦面をなす板体8bとから構成されており、このト
ランクフロア8は、車体下方側に対してトランクルーム
9を画成している。板体8aは前記ホイールハウス2a、2b
間に位置されており、その前端側が前記立上り部4bの背
面に略中間高さ位置において接続され、その板体8aの後
端側は下方に向けられている。これにより、板体8aの下
方側にはホイールハウス2a、2b間において燃料タンク収
容空間10が形成されている。板体8bは、前記一対のフレ
ーム部1a、1b上に水平状態をもって配設されており、そ
の板体8bの前端側は前記板体8aの後端側に接続されてい
る。この板体8bには、車幅方向略中央においてスペアタ
イヤ保持用の凹所11が形成されており、該凹所11内にス
ペアタイヤ12が収容される。
前記燃料タンク収容空間10には、第1図、第3図に示
すように第1の燃料タンクとしての燃料タンク13が配設
されている。この燃料タンク13は比較的大きな容量とさ
れており、該燃料タンク13は、第2図、第3図に示すよ
うに一対の金属バンド14a、14bにより前記燃料タンク収
容空間10内に保持されている。この燃料タンク13の下方
側には、差動機構15が配設されており、この差動機構15
の入力側には前記プロペラシャフト6が連係され、該差
動機構15の出力側はリアアクスル16a(16b)を介して後
輪17a(17b)に連係されている。
前記リヤフロア4の床部4a下方には、第1図〜第3
図、第5図に示すように、前記トンネル部7を基準とし
て車幅方向一方側において、第2の燃料タンクとしての
サブタンク18が配設されている。このサブタンク18は、
前記燃料タンク13よりも容量が小さく、その形状は偏平
形状とされている。このサブタンク18は、その偏平面が
路面に対向するように一対の金属バンド19a、19bをもっ
て前記床部4a下面に支持されており、このとき、サブタ
ンク18は、前記燃料タンク13よりも低い位置に位置する
ようになっている。このサブタンク18と前記燃料タンク
13とは接続管20を介して接続されており、燃料タンク13
の燃料は位置ヘッドによりサブタンク18を介してエンジ
ン側に供給されるようになっている。尚、第1図中、21
は給油口である。
前記リヤフロア4の床部4a下方には、第2図、第5図
に示すように前記トンネル部7を基準として車幅方向他
方側において、プリサイレンサ22が配設されている。こ
のプリサイレンサ22には排気管23が接続されており、排
気管23は、第2図に示すように、前記トンネル部7を基
準として車幅方向他方側において、車体前後方向に延び
るように配設されている。
前記一対のフレーム部1a、1bは、第2図、第3図に示
すように、前記燃料タンク13の両側方をそれぞれ横切る
ようにして配設されている。フレーム部1b(1a)は、第
2図、第3図に示すように、サイドシル3b(3a)の後端
側からホイールハウス2b(2a)の前側に至ると、斜め上
方に曲げられて前記燃料タンク13の側方位置にまで持上
げられ、その後、再び曲げられて、車体後方に向って略
水平状態で延ばされており、該フレーム部1b(1a)は、
ホイールハウス2b(2a)領域においては燃料タンク13の
側方を横切り、ホイールハウス2b(2a)領域よりも車体
後方側においては、前記トランクフロア8の板体8bを支
持できるように設定されている。
前記フレーム部1b(1a)は、ホイールハウス2b(2a)
の領域においては該ホイールハウス2b(2a)の側面(内
側側面)に該ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせた
状態で接合されており、該フレーム部1b(1a)は、第6
図、第7図に示すように、板状の複数の構成部材24、2
5、26により構成されている。構成部材24は、第6図に
示すように、ホイールハウス2b(2a)に対応しつつ縦壁
面24aを形成しており、その縦壁面24aはアーチ状に形成
されている。この構成部材24の外側面は、ホイールハウ
ス2b(2a)領域において第8図に示すように該ホイール
ハウス2b(2a)(インナー)に接合され、該ホイールハ
ウス2b(2a)の前側領域においては第6図に示すように
前記サイドシル3b(3a)に接合されている。構成部材25
は、第6図〜第9図に示すように、サイドシル3b(3a)
及び前記構成部材24に沿いつつ、車体前方側から構成部
材24の後端側に延びている。この構成部材25は、第6
図、第9図に示すように、構成部材24よりも車体前方側
においてサイドシル3b(3a)(インナー)に接合され、
構成部材24の前端側において構成部材24に接合されてお
り、この構成部材25の部分において、リヤフロア4の立
上がり部4bの立上がりが案内されている。また、構成部
材25は、構成部材24の前端側から後端側においては、第
6図、第8図に示すように該構成部材24と協働して閉断
面を形成するように該構成部材24に接合されており、該
構成部材25の下部は、構成部材24の後端側において階段
状に湾曲されている。構成部材26は、断面コ字状に形成
されており、該構成部材26は、その開口部を上方に向け
つつ車体後方側から構成部材24と25との閉断面内にやや
湾曲しつつ進入されて、構成部材24の前端側にまで延び
ている。この構成部材26は、第6図〜第8図に示すよう
に、構成部材24と25との閉断面内への進入部分におい
て、構成部材24、25に一体的に接合され、該構成部材24
よりも車体後方側において、第6図、第10図に示すよう
ち、前記トランクフロア8の板体8bを支持するようにな
っている。また、この構成部材26の下部は前記構成部材
25の下部に対応して階段状に形成されており、これによ
り、構成部材25に対する車体前後方向における構成部材
24の位置決めが容易に行えるようになっている。
前記フレーム部1b(1a)には、第11図、第12図に示す
ように、サスペンション27支持用のブラケット28がそれ
ぞれ支持されている。このブラケット28は、前記構成部
材24の下方側に位置するように、一対の支持部28a、28b
によってフレーム部1b(1a)下部に支持されており、そ
の一方の支持部28bは、前記構成部材26の下部に前記構
成部材25よりも車体後方側において支持されている(フ
レーム部1bに対する他方の支持部28aの支持は便宜上、
図示を略す)。
前記一対のフレーム部1a、1b間には、第4図、第11図
〜第14図に示すようにクロスメンバ29が跨っている。こ
のクロスメンバ29は、前記トランクフロア8の板体8b下
において、前記凹所11の側壁11aに対向するように延ば
されており、その端部29aは、前記構成部材26に、前記
ブラケット28の一方の支持部28b位置に対向するように
接続されている。このクロスメンバ29は、第4図、第11
図に示すように断面形状が開口部29bを有するように形
成されており、この開口部29bは、凹所側壁11aに対向す
る領域よりも車幅方向外方領域においては第4図、第12
図、第13図に示すように、従来通り、板体8b下面に接合
され、凹所側壁11aに対向する領域においては第4図、
第14図に示すように凹所側壁11aに接合されている。こ
のため、クロスメンバ29は、第4図、第11図に示すよう
に、該クロスメンバ29が凹所側壁11aに対向する領域と
該領域よりも車幅方向外方領域との間においてねじられ
ている。このクロスメンバ29のねじりに伴って、該クロ
スメンバ29は、第4図に示すように、フレーム部1b(1
a)から凹所側壁11aにかけて、やや車体後方側に傾けら
れており、そのクロスメンバ29の左右各側の傾き(上方
側から下方側への目視状態下での角度)は、荷重に対し
て剛性を効果的に活す観点から、左右サスペンション27
の車幅方向内方側への傾斜に伴う車体後方側への傾き
(第2図中、上側の一点鎖線は、上方側から下方側への
目視状態下で、下部を基準として上部側が車体左側で且
つ車体後方側へ傾倒する右サスペンション27の傾斜状態
を示しており、その一点鎖線の車幅方向内方側が右サス
ペンション27の上部側を示し、その一点鎖線の車幅方向
外方側が右サスペンション27の下部側を示している。ま
た、第2図中、下側の一点鎖線は、上方側から下方側へ
の目視状態下で、下部を基準として上部側が車体右側で
且つ車体後方側へ傾倒する左サスペンション27の傾倒状
態を示し、その一点鎖線の車幅方向内方側が左サスペン
ション27の上部側を示し、その一点鎖線の車幅方向外方
側が左サスペンション27の下部側を示している。)と略
等しくされている。
尚、30は、フレーム部1b(1a)の構成部材26とクロス
メンバ29とに支持される補強用ステーである。
したがって、上記構成によれば、リヤフロア4の立上
り部4bとリヤパッケージトレイ部4cとが一体的に成形さ
れていることから、この立上り部4b、リヤパッケージト
レイ部4cが構成する遮蔽板としての剛性は著しく向上す
ることになる。このため、衝突時に、燃料タンク13内の
燃料が車室R内に漏れ込むことをより一層確実に防止で
きることになる。
また同時に、リヤフロア4の立上り部4bとリヤパッケ
ージトレイ部4cとが一体的に成形されることから、リヤ
パッケージトレイ部4cを別個に組付ける必要はなくな
り、組付け性を向上させることができることになる。
また、サブタンク18の配設においては、どのような車
両にも存在するリヤフロア4の床部4a下方の有効スペー
スを利用することになっており、これにより、小型車両
であっても、サブタンク18を配設できることになる。こ
のため、燃料タンク13だけでなくサブタンク18によって
も容量が得られることになり、小型車両であっても、所
望の大容量を確保できることになる。この結果、車両の
大きさがどのようなものであろうとも、要求容量に対し
て応えることができることになり、燃料タンクの共通化
を図ることができることになる。
また、この場合、本実施例においては、燃料タンク13
によって容量をできるだけ確保し、サブタンク18によっ
て容量を補うことになっており、サブタンク18を特別に
大きくする必要はない。しかも、サブタンク18は偏平形
状とされている。このため、サブタンク18をリヤフロア
4の床部4a下方に配設しても、路面からの必要最小限の
高さを確保できることになる。
さらに、この場合、サブタンク18の配設において、床
部4a下方の車幅方向一方側だけを利用し、床部4a下方の
車幅方向他方側には、プリサイレンサ22、排気管23が配
設されることになっており、従来のスペース使用を阻害
することにはならない。
さらに、本実施例においては、燃料タンク13の両側方
をフレーム部1a、1bがそれぞれ横切っており、車体の側
方から衝突されたとしても、比較的強固なホイールハウ
ス2a、2bだけでなく、上記フレーム部1a、1bによって
も、その衝突荷重を支えることになる。これにより、車
体側方からの衝突に対して燃料タンク13をより一層確実
に保護できることになる。
さらにまた、上記フレーム部1a、1bの配設において
は、ホイールハウス2b(2a)に対してフレーム部1b(1
a)が該ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせた状態
接合されており、フレーム部1b(1a)を利用してホイー
ルハウス2b(2a)の剛性を一層高めることができること
になる。このため、サスペンション27等による荷重に対
して十分な強度を確保できることになる。
また、この場合、フレーム部1b(1a)が複数の構成部
材24〜26により構成されており、フレーム部1b(1a)を
ホイールハウス2b(2a)の側面に沿わせるに際しては、
フレーム部1b(1a)の複雑な曲り形状を上記複数の構成
部材24〜26を組合わせることによって簡単に得ることが
できることになる。
しかも、本実施例においては、フレーム部1b(1a)の
上記配設により、フレーム部1b(1a)がサスペンション
27支持用のブラケット28の取付位置を通ることになるた
め、該フレーム部1b(1a)に該ブラケット28が支持され
ている。これにより、取付部材として強固なフレーム部
1b(1a)を利用できることになり、ブラケット28の支持
剛性を高めることができることになる。この結果、サス
ペンション27の荷重等をいままで以上に確実に受止める
ことができることになる。
また、本実施例においては、クロスメンバ29は、凹所
側壁11aに対向する領域において開口部29bが該凹所側壁
11aに接合され、該凹所側壁11aよりも車幅方向外方領域
において開口部29bが板体8b下面に接合されており、該
開口部29bは板体8b下面、凹所側壁11aに対して連続的に
接合されている。このため、開口部29bの接合方向を、
全て同じではなく異ならせることができることになり、
あらゆる方向のねじり荷重に対して板体8bの剛性を向上
させることができる。これにより、サスペンション27の
荷重等に対する強度を、より一層向上させることができ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る構造を示す斜視図、 第2図はリヤフロアを除いた状態をもって実施例に係る
構造を示す平面図、 第3図は第2図の構造を側方から説明する説明図、 第4図は車体後方側の車体構造を示す斜視図、 第5図は車体後方側から見た状態をもって車体構造を説
明する説明図、 第6図は車体前方側から見た状態をもってフレーム部
(リヤフレーム)を説明する斜視図、 第7図は車体後方側から見た状態をもってフレーム部を
説明する斜視図、 第8図は第6図のVIII−VIII線断面図、 第9図は第6図のIX−IX線断面図、 第10図は第6図のX−X線断面図、 第11図は車体内方側から見た状態をもってフレーム部
(リヤフレーム)とサスペンション支持用のブラケット
との関係を説明する説明図、 第12図は車体外方側から見た状態をもってフレーム部と
サスペンション支持用のブラケットとの関係を説明する
説明図、 第13図は第4図のXIII−XIII線断面図、 第14図は第4図のXIV−XIV線断面図である。 1a,1b……フレーム部 8b……板体 11……凹所 11a……凹所側壁 29……クロスメンバ 29b……開口部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフレームが所定間隔をあけて車体前
    後方向に延び、該一対のフレーム上にフロアが配設さ
    れ、該フロアに凹所が形成され、前記一対のフレーム間
    に、前記凹所側壁に対向するようにしてクロスメンバが
    跨っている車両の後部車体構造において、 前記クロスメンバは、断面形状が開口部を有するように
    形成され、 前記クロスメンバの開口部は、前記凹所側壁に対向する
    領域において該凹所側壁に接合され、該凹所側壁に対向
    する領域よりも車体右側外方領域においては、上方側か
    ら下方側への目視状態下で、下部を基準として上部側が
    車体左側で且つ車体後方側へ傾倒する右サスペンション
    の傾きと略等しい傾きをもって前記フロア下面に接合さ
    れ、該凹所側壁に対向する領域よりも車体左側外方領域
    においては、上方側から下方側への目視状態下で、下部
    を基準として上部側が車体右側で且つ車体後方側へ傾倒
    する左サスペンションの傾きと略等しい傾きをもって前
    記フロア下面に接合されている、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 一端部が前記クロスメンバに取り付けられ、他端部がサ
    スペンション支持用ブラケットを介して前記フレームに
    取り付けられる補強部材が備えられている、 ことを特徴とする車両の後部車体構造。
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