JP2524685B2 - アミド類およびペプチド類の製造方法 - Google Patents

アミド類およびペプチド類の製造方法

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JP2524685B2
JP2524685B2 JP6039301A JP3930194A JP2524685B2 JP 2524685 B2 JP2524685 B2 JP 2524685B2 JP 6039301 A JP6039301 A JP 6039301A JP 3930194 A JP3930194 A JP 3930194A JP 2524685 B2 JP2524685 B2 JP 2524685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルボジイミドおよび
触媒量で存在するN−ヒドロキシ化合物の存在におい
て、カルボン酸と第一級もしくは第二級アミンとの反応
によるアミド類およびペプチド類製造のための新規な方
法に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】ジシクロヘキシルカルボジイ
ミドおよびN−ヒドロキシ化合物の存在下で、カルボン
酸と第一級もしくは第二級アミンとの反応によるアミド
およびペプチドの製造は、文献により既知である。した
がって、“Zeitschrift fuer Naturforschung (B), 426
(1966)”では、N−アシルペプチド、それはカルボキ
シル末端をもつ光学活性なアミノ酸を含有するが、それ
からのペプチド形成は、そのペプチド形成がDCCを使
用して、テトラヒドロフランもしくはジメチルホルムア
ミドへの2モル当量のN−ヒドロキシスクシンイミドの
添加によって、−20℃で実施される場合には、実際上
ラセミ化なしに進行することを、開示している。“Chem
ische Berichte 103 (1970), 788〜798, 2024〜2033, 2
034〜2040”からは、1〜2モル当量の種々の1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−2−オキ
ソインドリン、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−
ジヒドロキナゾリンおよび3−ヒドロキシ−4−オキソ
−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン
が、2モル当量のN−ヒドロキシスクシンイミドの代わ
りに使用された時には、上記の効果が、また観察され得
ることが、知られている。
【0003】“Journal of Organic Chemistry 37, 288
(1972)”によると、1モル当量のN−ヒドロキシスク
シンイミドは、種々のアミノ酸およびペプチドのベンジ
ルエステルと1−(9−アデニル)−2,3−O−イソ
プロピリデン−β−D−リボフランウロン酸との反応に
おいて、N−アシル尿素(DCC活性化における副生
物)の形成を抑制するのに効果があった。“Chemische
Berichte 106, 3626 (1973)”は、電子吸引性の基で置
換されたフェニルエステルのアミノリシスが、極性溶媒
中で、特に、確認されている1モル当量の1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−2(1H)−
ピリドンおよび3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−
ジヒドロキナゾリンの使用とともに、酢酸の酸性を有す
るN−ヒドロキシ化合物によって、非常に促進されるこ
とを、開示している。“Journal of the American Chem
ical Society 94, 3590 (1972)”によれば、N−ヒドロ
キシスクシンイミドは、活性N−ヒドロキシスクシンイ
ミドエステルの作成のために、1.1モル当量の量で使
用される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の範囲において、
今や、カルボン酸と第一級もしくは第二級アミンおよび
カルボジイミドとの反応が、ほんの触媒量のN−ヒドロ
キシ化合物の存在下で行われる場合には、アミドおよび
ペプチドは、反応副生物を相当減少させ、一方高収率を
維持し、実際上ラセミ化なしに製造されることが発見さ
れた。
【0005】本発明による方法は、従って当モルのカル
ボジイミドと触媒量のN−ヒドロキシ化合物の存在下で
の、カルボン酸と第一級もしくは第二級アミンとの反応
を包含する。
【0006】その反応は、通常、その反応条件下で不活
性である一種類の有機溶媒もしくは溶媒混合液中で、温
度約0℃〜50℃、好ましくはほぼ室温で、本質的に既
知の方法において行われる。酢酸エチル、アセトン、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、塩化メチレン、
テトラヒドロフランおよびそれに類するものが、特に溶
媒として考えられる。勿論、固相合成法もまた、第一級
もしくは第二級アミンがカルボキシル基を有する場合に
は、使用できる。これらの方法は、特に、アミドカップ
リングが連続して数回実施される場合のペプチドの製造
には、好適である。適切な出発物質は、上記のα−アミ
ノ酸であり、それらはアミノ基をt−ブトキシカルボニ
ルもしくは9−フルオレニル−メトキシカルボニルによ
って保護されている。好適な支持体は、ポリスチレンも
しくはポリアミド樹脂、例えば、p−ベンジルオキシ−
ベンジルアルコール−ポリスチレン樹脂、p−ヒドロキ
シメチル−フェノキシ−ポリスチレン樹脂、4−
(2’,4’−ジメトキシ−フェニル−ヒドロキシメチ
ル)フェノキシ−ポリスチレン樹脂、ジメチルアクリル
アミド−ポリアミド樹脂、グリシルアクリルアミド−ポ
リアミド樹脂、ケイ酸土/ポリアミド樹脂およびそれに
類するものである。目的のペプチドは、支持体樹脂か
ら、例えば、トリフルオロ酢酸およびそれに類するもの
を用いて、容易に脱離され得る。
【0007】本発明の範囲における“カルボン酸”とし
ては、以下のものが考えられる、すなわち非置換および
置換脂肪族、芳香族、芳香族−脂肪族、ヘテロ芳香族も
しくはヘテロ芳香族−脂肪族カルボン酸またはL−立体
配置をもつ天然のN−アシル化α−アミノ酸、そのよう
なアミノ酸の同族体、例えば、この場合、そのアミノ酸
側鎖が、1ないし2個のメチレン基によって長くされる
か短くされているものおよび/またはメチル基が、水素
によって置換されているもの、置換芳香族N−アシル化
α−アミノ酸、例えば、1ないしそれ以上のアルキル、
例えばメチル、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素も
しくはヨウ素、ヒドロキシ、アルコキシ、例えばメトキ
シ、アルカノイルオキシ、例えばアセトキシ、アミノ、
アルキルアミノ、例えばメチルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、例えば、ジメチルアミノ、アルカノイルアミノ、例
えば、アセチルアミノもしくはピバロイルアミノ、アル
コキシカルボニルアミノ、例えばt−ブトキシカルボニ
ルアミノ、アリールメトキシカルボニルアミノ、例えば
ベンジルオキシカルボニルアミノ、9−フルオレニルメ
トキシカルボニルおよび/またはこの場合、ニトロ置換
体を有する置換フェニルアラニンもしくはフェニルグリ
シン、ベンズ融合フェニルアラニンもしくはフェニルグ
リシン、例えばα−ナフチルアラニン、または、水素化
フェニルアラニンもしくはフェニルグリシン、例えばシ
クロヘキシルアラニンもしくはシクロヘキシルグリシ
ン、5−もしくは6−員環ベンズ融合N−アシル化α−
アミノ酸、例えばインドリン−2−カルボン酸もしくは
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カル
ボン酸、天然もしくは同族N−アシル化α−アミノ酸、
この場合は、その側鎖のカルボキ基がエステル化もしく
はアミド化された形、例えば、アルキルエステル基、例
えばメトキシカルボニルもしくはt−ブトキシカルボニ
ルとして、またはカルバモイル基、アルキルカルバモイ
ル基、例えばメチルカルバモイル基として、またはジア
ルキルカルバモイル基、例えばジメチルカルバモイルと
して存在する場合、その側鎖のアミノ基がアシル化され
た形、例えば、アルカノイルアミノ基、例えばアセチル
アミノもしくはピバロイルアミノとして、アルコキシカ
ルボニルアミノ基、例えばt−ブトキシカルボニルアミ
ノとして、またはアリールメトキシカルボニルアミノ
基、例えばベンジルオキシカルボニルアミノとして存在
する場合、あるいは、その側鎖のヒドロキシ基が、エー
テル化もしくはエステル化された形、例えば、アルコキ
シ基、例えばメトキシとして、アリールアルコキシ基、
例えばベンジルオキシとして、または低級アルカノイル
オキシ基、例えばアセトキシとして存在する場合、ある
いはまた、そのようなアミノ酸のエピマー、すなわち天
然にないD−立体配置をもったもの、である。適切なN
−アシル基は、アルカノイル、例えばアセチルもしくは
ピバロイル、アルコキシカルボニル、例えばt−ブトキ
シカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、例えば
ベンジルオキシカルボニル、または、以下に示される芳
香族−脂肪族もしくはヘテロ芳香族カルボン酸の一つ、
例えば(S)−α−[(t−ブチルスルホニル)メチ
ル]−β−フェニルプロピオニル、(S)−α−
[[[1−(モルホリノカルボニル)−1−メチルエチ
ル]スルホニル]メチル]−β−フェニルプロピオニル
もしくは2−キノリルカルボニルのアシル残基、または
前記のアミノ酸もしくは前記アミノ酸の二つよりなるジ
ペプチドの一つのアシル残基である。
【0008】適切な非置換および置換脂肪族、芳香族お
よび芳香族−脂肪族カルボン酸の例は、プロピオン酸、
イソ酪酸、(R)−乳酸、(S)−乳酸、2−フタルイ
ミドイソ酪酸、安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香
酸、サリチル酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、フ
ェニル酢酸、p−ヒドロキシフェニル酢酸、(S)−α
−[(t−ブチルスルフォニル)メチル]ヒドロケイ皮
酸および(S)−α−[[[1−(モルホリノカルボニ
ル)−1−メチルエチル]スルホニル]メチル]ヒドロ
ケイ皮酸である。2−ピリジンカルボン酸、3−ピリジ
ンカルボン酸、4−ピリジンカルボン酸、5−クロロ−
2−ピリジンカルボン酸、2−ピリミジンカルボン酸、
4−ピリミジンカルボン酸、2−キノリンカルボン酸、
3−キノリンカルボン酸、2−ピリジル酢酸、3−イン
ドリル酢酸、3−(3−インドリル)プロピオン酸、イ
ソキノリン−1−カルボン酸および(4−イミダゾリ
ル)酢酸は、適切なヘテロ芳香族もしくはヘテロ芳香族
−脂肪族カルボン酸の例として挙げられる。
【0009】前記の適切なアミノ酸の例は、グリシン、
アラニン、バリン、ノルバリン、ロイシン、イソロイシ
ン、ノルロイシン、セリン、ホモセリン、スレオニン、
メチオニン、システイン、プロリン、トランス−3−お
よびトランス4−ヒドロキシプロリン、フェニルアラニ
ン、チロシン、4−ニトロフェニルアラニン、4−アミ
ノフェニルアラニン、4−クロロフェニルアラニン、β
−フェニルセリン、フェニルグリシン、α−ナフチルア
ラニン、シクロヘキシルアラニン、シクロヘキシルグリ
シン、トリプトファン、インドリン−2−カルボン酸、
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カル
ボン酸、アスパラギン酸、アスパラギン、アミノマロン
酸、アミノマロン酸モノアミド、グルタミン酸、グルタ
ミン酸モノ−t−ブチルエステル、グルタミン、N−ジ
メチルグルタミン、ヒスチジン、アルギニン、リジン、
N−t−ブトキシカルボニルリジン、δ−ヒドロキシリ
ジン、オルニチン、N−ピバロイルオルニチン、α,γ
−ジアミノ酪酸もしくはα,β−ジアミノプロピオン酸
およびその類するものである。
【0010】本発明の範囲における“第一級もしくは第
二級アミン”としては、特に上記のアミノ酸が考えられ
るが、そのアミノ酸は、少なくとも一個の非アシル化ア
ミノ基および例えばエステル化によって保護されている
酸基を有する。さらにまた、アルキルアミン、ジアルキ
ルアミン、アリールアルキルアミンもしくはC3-6−ア
ルキレン−ジ置換アミンが考えられるが、それらは、任
意に酸素、硫黄または任意にアルキル−、フェニルアル
キル−、アルカノイル−もしくはアルカノイルオキシ−
置換窒素原子によって中断されており、そしてさらに、
任意にアルキルもしくはアシルによって置換されたヒド
ラジンと同様に、反応条件下で不活性である基を含有す
ることもできる。
【0011】先に列挙されたアミノ酸類のメチルエステ
ル、例えばヒスチジンメチルエステル、同じく(2−ア
ミノエチル)カルバミン酸t−ブチル、(1S,2R,
3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−1−シクロ
プロピル−ブタン−1,2−ジオール、2−(3(S)
−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチ
ル)−N−t−ブチル−デカヒドロ−(4aS,8a
S)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミド、(4
−ピペリジニルオキシ)酢酸t−ブチル、ヒドラジン、
メチルヒドラジンおよび3,4−ジヒドロキシ安息香酸
ヒドラジドが、そのようなアミンの例として言及され
る。
【0012】適切なカルボジイミドの例は、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカル
ボジイミド(DIC)、塩酸N−エチル−N’−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)、
p−トルエンスルホン酸N−シクロヘキシル−N’−
(β−[N−メチルモルホリノ]エチル)カルボジイミ
ドおよびそれに類するものである。
【0013】N−ヒドロキシスクシンイミド、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール、3−ヒドロキシ−4−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジ
ン、1−ヒドロキシ−2−オキソ−インドリン、3−ヒ
ドロキシ−4−オキソ−3,4,ジヒドロキナゾリン、
1−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドンおよびそれに類
するものが、N−ヒドロキシ化合物として考えられる。
【0014】
【実施例】本発明を例示するが、いかなる場合もその範
囲の限定を意図しない次の実施例において、すべての温
度は、摂氏度で与えられる。
【0015】(実施例1)ヒスチジンメチルエステル二
塩酸17.9g(74mmol)、アセトニトリル70
mlおよびトリエチルアミン20.6ml(148mm
ol)が、20℃で2時間、撹拌された。(S)−α−
[(t−ブチルスルホニル)メチル]ヒドロケイ皮酸2
0g(70mmol)、1−ヒドロキシ−2(1H)−
ピリドン0.78g(7mmol)および酢酸エチル1
40mlが、続いて添加された。15分後、酢酸エチル
90ml中のジシクロヘキシルカルボジイミド15.2
g(74mmol)溶液が、30分内に添加された。そ
の反応は、20℃、18時間撹拌後終了した。その固形
物(ジシクロヘキシル尿素)が、吸引濾別され、その濾
液は、重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄された。
(S)−α[(t−ブチルスルホニル)メチル]ヒドロ
シンナムアミド]イミダゾール−プロピオン酸メチルエ
ステル32.3gが、白色の発泡体として得られた(H
PLC含量94%;含量補正収率:98%)。
【0016】(実施例2)ヒスチジンメチルエステル二
塩酸2.5g(10.5mmol)、アセトニトリル1
0mlおよびトリエチルアミン2.9ml(148mm
ol)が、20℃で20時間、撹拌された。(S)−α
[[[1−(モルホリノカルボニル)−1−メチルエチ
ル]スルホニル]メチル]ヒドロケイ皮酸3.8g(1
0mmol)、1−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドン
0.11g(1mmol)および酢酸エチル20ml
が、続いて添加された。15分後、酢酸エチル15ml
中のジシクロヘキシルカルボジイミド2.2g(10.
5mmol)溶液が、30分内に添加された。その反応
は、20℃、18時間撹拌後終了した。その固形物(ジ
シクロヘキシル尿素)が、吸引濾別され、その濾液は、
重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄された。N−
[(S)−α−[[[1−メチル−1−(モルホリノカ
ルボニル)エチル]スルホニル]メチル]ヒドロシナモ
イル]−L−ヒスチジン メチルエステル5.4gが得
られた。
【0017】(実施例3)(S)−1−(t−ブトキシ
カルボニル)−α−[(S)−α−[(t−ブチルスル
ホニル)メチル]ヒドロシンナムアミド]イミダゾール
−4−プロピオン酸89g(170mmol)、N−ヒ
ドロキシスクシンイミド1g(8.5mmol)、(1
S,2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル−
1−シクロプロピル−ブタン−1,2−ジオール35.
5g(155mmol)および酢酸エチル800ml
が、20℃で撹拌された。酢酸エチル110ml中のジ
シクロヘキシルカルボジイミド37g(178mmo
l)溶液が、10分内に添加された。その反応は、20
℃、17時間撹拌後終了した。その固形物(ジシクロヘ
キシル尿素)が濾別され、その濾液は、初めに脱イオン
水68mlで、続いてヘキサン1100mlによって撹
拌しながら処理された。0℃で1時間後、その晶出物
が、吸引濾別され、20℃メタノール中で粉砕された。
その懸濁液は−15℃に冷却され、その生成物が濾別さ
れた。4−[(S)−2−[(S)−2−t−ブタンス
ルホニルメチル−3−フェニルプロピオニルアミノ]−
2−[(1S,2R,3S)−1−シクロヘキシルメチ
ル−3−シクロプロピル−2,3−ジヒドロキシプロピ
ル−カルバモイル]エチル]−1H−イミダゾール−1
−カルボン酸t−ブチルエステル98.8g(86%)
が得られた。
【0018】(実施例4)N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−アスパラギン11.7g(44mmo
l)、2−[3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニルブチル]−N−t−ブチル−デカヒドロ
−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カル
ボキサミド16.0g(40mmol)およびN−ヒド
ロキシスクシンイミド0.46g(4mmol)が、テ
トラヒドロフラン160mlおよび酢酸エチル80ml
中に20℃で懸濁された。ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド9.1g(44mmol)および酢酸エチル80m
lの溶液が、15分以内に点滴添加され、その反応混合
液は、20℃で撹拌された。その反応は、18時間後終
了した。その固形物(ジシクロヘキシル尿素)が吸引濾
別された。その濾液は、テトラヒドロフランを除かれ、
その生成物が、酢酸エチル/ヘキサンから結晶化され
た。シス−2−[3(S)−[[N−(ベンジルオキシ
カルボニル)−L−アスパラギニル]アミノ]−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル]−N−t−
ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリ
ン−3(S)−カルボキサミドの収量は、23.0g
(88%)であった。
【0019】(実施例5)N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−チロシン二水和物10.2g(30mmo
l)、(4−ピペジニリルオキシ)酢酸t−ブチル
6.48g(30mmol)およびN−ヒドロキシスク
シンイミド0.17g(1.5mmol)が、酢酸エチ
ル200ml中に、アルゴン下で撹拌しながら溶解され
た。酢酸エチル33ml中に溶解されたジシクロヘキシ
ルカルボジイミド6.5g(31.5mmol)が、1
9分以内にその黄色溶液に点滴添加された。懸濁液が徐
々に形成され、これは22℃で22時間、撹拌された。
その沈殿したジシクロヘキシル尿素が濾別され、その濾
液は、1N塩酸、水および塩化ナトリウム溶液によって
抽出された。その有機相は硫酸ナトリウムで乾燥され、
乾燥剤を除去後、蒸発乾固された。[[1−[N−
[(ベンジルオキシ)カルボニル]−L−チロシル]−
4−ピペリジニル]オキシ]酢酸t−ブチル 13.1
gが、白色の堅い泡状物として得られ、その微量分析は
標準物質のそれと一致していた。
【0020】(実施例6)N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−O−(1,1−ジメチルエチル)−L−チロシ
ン11.14g(30mmol)が、酢酸エチル65m
l中に40℃に加温しながら溶解された。その溶液は、
20℃においてN−ヒドロキシスクシンイミド0.1g
(0.9mmol)によって処理された。続いて、酢酸
エチル40ml中のジシクロヘキシルカルボジイミド
7.5g(36mmol)溶液が、22℃で25分以内
に点滴添加された。添加の間に白色懸濁液が形成され、
これは30分間撹拌された。次いで、酢酸エチル100
ml中の(4−ピペリジニルオキシ)酢酸t−ブチル
7.8g(36mmol)の溶液が、その懸濁液に30
分内に点滴添加された。懸濁液が形成され、これは、2
2℃3時間撹拌された。その沈殿したジシクロヘキシル
尿素が濾別され、その濾液は、2N塩酸、水および半飽
和重炭酸ナトリウム溶液によって洗浄された。その有機
相は硫酸ナトリウムで乾燥され、乾燥剤を除去後、蒸発
乾固された。その残留物は、粘性の油であって、重量1
8.5gであった。その油性物は、酢酸エチル10ml
およびヘキサン60mlの混合液で希釈され、50℃に
加温された。不溶性固形物が吸引濾別され、その濾液
は、ヘキサン20mlで処理されて、30℃で少量の結
晶粉末を種として加えられた。混合液は、1時間内に0
℃まで冷却され、この温度で30分間撹拌された。次い
で、結晶が、吸引濾別され、ヘキサン20mlによって
フィルター上で洗浄された。[(S)−p−t−ブトキ
シ−α−[[4−[(t−ブトキシカルボニル)メトキ
シ]ピペリジノ]カルボニル]フェネチル]カルバミン
酸ベンジル14.5g(85%)が、この方法において
得られた。その含量は、HPLCにより96%であっ
た。
【0021】(実施例7)2−[3(S)−アミノ−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル]−N−t−
ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリ
ン−3(S)−カルボキサミド125.9g(312m
mol)、N−(2−キノリルカルボニル)−L−アス
パラギン94.6g(328mmol)および1−ヒド
ロキシ−2(1H)−ピリドン3.5g(31mmo
l)が、テトラヒドロフラン75mlおよび酢酸エチル
1925mlの混合液により処理された。酢酸エチル5
00ml中のジシクロヘキシルカルボジイミド70.9
g(344mmol)の溶液が、続いて、撹拌しながら
30分以内に25℃で点滴添加された。その反応混合液
は、10時間撹拌された。その後、低イオン含量の水5
0mlが添加され、その懸濁液は、2〜3℃に冷却さ
れ、この温度で1時間撹拌された。次いで、そのジシク
ロヘキシル尿素が濾別され、酢酸エチル500mlを2
回用いて、そのフィルター上で洗浄された。その濾液が
合わされて、メタンスルホン酸32.5g(338mm
ol)および酢酸エチル250mlの溶液により、50
℃で徐々に処理された。その懸濁液は、続いて、20℃
で14時間撹拌された。次いで、その結晶が、吸引濾過
され、酢酸エチル全量600mlで洗浄されてから、4
5℃/2000Paにおいて24時間乾燥された。N−
t−ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニル−3(S)−[[N−(2−キノリルカ
ルボニル)−L−アスパラギニル]アミノ]ブチル]−
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボ
キサミド メタンスルホン酸229.5g(95%)が
得られ、このHPLC含量は、97.1%であった。
【0022】(実施例8)H−Val−Gln−Ala
−Ala−Ile−Asp−Tyr−Ile−Asn−
Gly−OHが、“The Peptides; Analysis, Synthesi
s, Biology”vol.9 (S. Udenfriend and J. Meienhofe
r, Eds.; Academic Press, New York [1987]) において
Atherton and Sheppardにより記載されているように、
塩基に不安定なN−フルオレニル−メトキシカルボニル
−アミノ酸(Fmoc−アミノ酸)、t−ブチル側鎖保
護官能基およびp−ベンジルオキシベンジルアルコール
−ポリスチレン樹脂を用いる固相合成によって作製され
た。その合成は、樹脂グラム当たりFmoc−Gly
0.5mmolの付着を有するFmoc−Gly−OC
264O−CH264−樹脂4g、すなわち基質2
mmolを用いて開始された。半自動“ペプチドシンセ
サイザー”SP640(LabortecAG,CH-4416 Bubendor
f)が使用された。側鎖保護官能基として次の基が使用
された:チロシンに対するt−ブチルエーテルおよびア
スパラギン酸に対するt−ブチルエーテル。樹脂にカッ
プリングされたアミノ成分を基礎に、続くFmoc−ア
ミノ酸の2.5mol当量が、各カップリング段階に対
して使用された。Fmoc−アミノ酸を基礎に、1−ヒ
ドロキシ−2(1H)−ピリドン0.1mol当量の存
在下で、DCCの1mol当量が、カップリング試薬と
して使用された。バリンのグルタミンへのカップリング
のような難しいカップリング段階においては、ジメチル
ホルムアミド(DMF)と1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンの1:1溶媒混合液が使用された。
【0023】 1サイクルのプログラム操作 溶媒/試薬 反復/時間 洗浄 DMF 2x1分 脱保護 DMF中20%ピペリジン 1x3分 脱保護 DMF中20%ピペリジン 1x10分 洗浄 DMF 4x0.5分 洗浄 イソプロパノール 2x0.5分 停止 ニンヒドリン試験(要陽性) 洗浄 DMF 2x1分 停止 次のFmoc−アミノ酸および DMF中0.1モル当量の 1−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドンの添加 平衡 1分 停止 DCCの添加 カップリング 30分 洗浄 DMF 1x1分 洗浄 イソプロパノール 2x1分 停止 カップリング後のニンヒドリン試験(要陰性) 合成の完結後、デカペプチド樹脂0.5gが、トリフル
オロ酢酸/水(4:1)とともに2時間振盪された。そ
の樹脂は濾別され、その濾液が濃縮されて、その残留物
がエーテルによって分解され、そして生成物(エーテル
不溶)が、水から凍結乾燥された。その生成物は重量1
25mgであり、質量分析(FAB)において期待され
た1063のモル質量であった。
【0024】(実施例9)(2−アミノエチル)カルバ
ミン酸t−ブチル16g(0.1mol)、5−クロロ
−2−ピリジンカルボン酸17.3g(0.11mo
l)および1−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドン1.
1g(0.01mol)が、アセトニトリル170ml
中で撹拌される。アセトニトリル200ml中のジシク
ロヘキシルカルボジイミド22.7g(0.11mo
l)の溶液が、その反応混合溶液に30分以内に点滴添
加される。その反応混合液は、20℃で一夜撹拌され
る。続いて、その固形物が、吸引濾別され、その濾液が
水流ポンプで減圧蒸発される。その残留物は塩化メチレ
ン90mlに溶解され、その溶液はヘキサン120ml
により徐々に処理され、それによって、[2−(5−ク
ロロ−2−ピリジンカルボキサミド)エチル]カルバミ
ン酸t−ブチルが晶出する。その懸濁液が、−10℃で
90分間撹拌されてから、その[2−(5−クロロ−2
−ピリジンカルボキサミド)エチル]カルバミン酸t−
ブチルが濾別され、真空乾燥オーブン中で35℃で乾燥
される。
【0025】(実施例10)テトラヒドロフラン170
ml中の3,4−ジヒドロキシ安息香酸16.9g
(0.11mol)が,ヒドラジン水和物5g(0.1
mol)および1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリド
ン1.1g(0.01mol)とともに処理される。テ
トラヒドロフラン200ml中のジシクロヘキシルカル
ボジイミド22.7g(0.11mol)の溶液が、そ
の反応混合溶液に15分以内に20℃で添加される。そ
の反応混合液は、20℃で16時間撹拌される。得られ
たジシクロヘキシル尿素が濾別され、その濾液が蒸発さ
れる。その残留物はエタノール60mlとともに20℃
で2時間撹拌され、次いで、その結晶粗生成物が吸引濾
別され、始めに水流ポンプによって、続いて、40℃の
高真空下で乾燥され、その結果、3,4−ジヒドロキシ
安息香酸ヒドラジドが、ベージュ色の粉末として得られ
る。
【0026】(実施例11)3,4−ジヒドロキシ安息
香酸ヒドラジド16.8g(0.1mol),2−フタ
ルイミドキシイソ酪酸27.4g(0.11mol)お
よびN−ヒドロキシスクシンイミド1.1g(0.01
mol)が、テトラヒドロフラン400ml中に懸濁さ
れ、その反応混合液は、テトラヒドロフラン200ml
中のジイソプロピルカルボジイミド13.9g(0.1
1mol)溶液により、25℃で1時間内に処理され
る。その反応混合液は、25℃で24時間撹拌される。
続いて、その固形物は、吸引濾別され、イソプロパノー
ル40mlおよびt−ブチルメチルエーテル200ml
によって20℃で2時間、激しく撹拌される。その粗生
成物が吸引濾別され、水流ポンプによって40℃で15
時間真空乾燥され、それによって、1−(3,4−ジヒ
ドロキシベンゾイル)−2−[2−メチル−2−(フタ
ルイミドキシ)プロピオニル]ヒドラジンが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 213/81 C07D 215/48 215/48 217/26 217/26 233/64 106 233/64 106 295/18 Z 295/18 401/12 215 401/12 215 8517−4H C07K 1/10 C07K 1/10 8517−4H 7/06 ZNA 7/06 ZNA C07D 209/48 Z

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボジイミドおよびN−ヒドロキシ化合
    物の存在において、カルボン酸と第一級もしくは第二級
    アミンとの反応によるアミド類およびペプチド類の製造
    方法であって、そのN−ヒドロキシ化合物が触媒量で存
    在することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法であって、この場
    合、N−ヒドロキシ化合物として、N−ヒドロキシスク
    シンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、3−
    ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,
    3−ベンゾトリアジン、1−ヒドロキシ−2−オキソイ
    ンドリン、3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4,ジヒ
    ドロキナゾリンもしくは1−ヒドロキシ−2(1H)−
    ピリドン、特にN−ヒドロキシスクシンイミドもしくは
    1−ヒドロキシ−2(1H)−ピリドンが、使用される
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の方法であって、
    この場合、カルボジイミドとして、ジシクロヘキシルカ
    ルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、塩酸N
    −エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
    ボジイミド、もしくはp−トルエンスルホン酸N−シク
    ロヘキシル−N’−(β−[N−メチルモルホリノ]エ
    チル)カルボジイミド、特にジシクロカルボジイミド
    が、使用される方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法
    であって、この場合、カルボン酸として、非置換もしく
    は置換芳香族−脂肪族またはヘテロ芳香族カルボン酸、
    またはN−アシル化α−アミノ酸、特に、(S)−α−
    [(t−ブチルスルホニル)メチル]ヒドロケイ皮酸、
    (S)−α−[[[1−(モルホリノカルボニル)−1
    −メチルエチル]スルホニル]メチル]ヒドロケイ皮
    酸、2−キノリンカルボン酸、(S)−(t−ブトキシ
    カルボニル)−α−[(S)−α−[(t−ブチルスル
    ホニル)メチル]ヒドロシンナムアミド]イミダゾール
    −4−プロピオン酸、(S)−(t−ブトキシカルボニ
    ル)−α−[(S)−α−[[[1−(モルホリノカル
    ボニル)−1−メチルエチル]スルホニル]メチル]ヒ
    ドロシンナムアミド]イミダゾール−4−プロピオン
    酸、N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アスパラ
    ギン、N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−チロシ
    ンもしくはN−(2−キノリルカルボニル)−L−アス
    パラギンが、使用される方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法
    であって、この場合、第一級もしくは第二級アミンとし
    て、α−アミノ酸、アルキルアミン、アリールアルキル
    アミンもしくはC3-6−アルキレン−ジ置換アミン、特
    にヒスチジンメチルエステル、(1S,2R,3S)−
    3−アミノ−4−シクロヘキシル−1−シクロプロピル
    −ブテン−1,2−ジオール、2−(3(S)−アミノ
    −2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル)−N−
    t−ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキ
    ノリン−3(S)−カルボキサミド、もしくは(4−ピ
    ペリジニルオキシ)酢酸t−ブチルが、使用される方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法
    であって、この場合、反応は、一種類の不活性有機溶媒
    もしくは溶媒混合液中、特に酢酸エチル、アセトン、テ
    トラヒドロフラン中で実施される方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法
    であって、この場合、反応は、温度0℃〜50℃、好ま
    しくは室温で、実施される方法。
  8. 【請求項8】(S)−α−[(t−ブチルスルホニル)
    メチル]ヒドロシンナムアミド]イミダゾールプロピオ
    ン酸メチルエステルの製造のための、請求項1〜7のい
    ずれか一つに記載の方法であって、この場合、(S)−
    α−[(t−ブチルスルホニル)メチル]ヒドロケイ皮
    酸が、カルボン酸として使用され、ヒスチジンメチルエ
    ステルが、第1級アミンとして使用される方法。
  9. 【請求項9】N−[(S)−α−[[[1−メチル−1
    −(モルホリノカルボニル)−エチル]スルホニル]メ
    チル]ヒドロシンナモイル]−L−ヒスチジンメチルエ
    ステルの製造のための、請求項1〜7のいずれか一つに
    記載の方法であって、この場合、(S)−α−[[[1
    −(モルホリノカルボニル)−1−メチルエチル]スル
    ホニル]メチル]ヒドロケイ皮酸が、カルボン酸として
    使用され、ヒスチジンメチルエステルが、第1級アミン
    として使用される方法。
  10. 【請求項10】シス−2−[3(S)−[[N−(ベン
    ジルオキシカルボニル)−L−アスパラギニル]アミ
    ノ]−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル]−
    N−t−ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イ
    ソキノリン−3(S)−カルボキサミドの製造のため
    の、請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法であっ
    て、この場合、N−(ベンジルオキシカルボニル)−L
    −アスパラギンが、カルボン酸として使用され、2−
    [3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェ
    ニルブチル]−N−t−ブチル−デカヒドロ−(4a
    S,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミ
    ドが、第1級アミンとして使用される方法。
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